令和 3年 9月 定例会 令和3年
郡山市議会9月
定例会会議録--------------------------------------- 令和3年9月2日(木曜日
)---------------------------------------議事日程第1号 令和3年9月2日(木曜日) 午前10時開議 第1
会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 (
委員長報告から採決まで) 第3 諸般の報告 第4 議案第110号 令和3年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)から 議案第137号 専決処分の承認を求めることについてまで (市長の
提案理由説明) 第5 議案第138号 郡山市副市長の選任について (市長の
提案理由説明から採決まで
)---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 (
委員長報告から採決まで) 日程第3 諸般の報告 日程第4 議案第110号 令和3年度郡山市
一般会計補正予算(第7号) 議案第111号 令和3年度郡山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 議案第112号 令和3年度郡山市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 議案第113号 令和3年度郡山市
介護保険特別会計補正予算(第2号) 議案第114号 令和3年度郡山市県中
都市計画富田第二
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 議案第115号 令和3年度郡山市
工業団地開発事業特別会計補正予算(第1号) 議案第116号 令和3年度郡山市
熱海温泉事業特別会計補正予算(第1号) 議案第117号 令和3年度郡山市
母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第2号) 議案第118号 令和3年度郡山市
湖南簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 議案第119号 令和3年度郡山市
中田簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 議案第120号 令和3年度郡山市多田野財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第121号 令和3年度郡山市河内財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第122号 令和3年度郡山市片平財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第123号 令和3年度郡山市月形財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第124号 令和3年度郡山市舟津財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第125号 令和3年度郡山市舘財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第126号 令和3年度郡山市浜路財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第127号 令和3年度郡山市横沢財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第128号 令和3年度郡山市中野財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第129号 令和3年度郡山市後田財産区
特別会計補正予算(第1号) 議案第130号 郡山市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 議案第131号 郡山市
保育所条例の一部を改正する条例 議案第132号 道路
法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例 議案第133号
郡山市立公民館条例の一部を改正する条例 議案第134号
工事請負契約について 議案第135号
工事請負契約について 議案第136号 財産の取得について 議案第137号 専決処分の承認を求めることについて (市長の
提案理由説明) 日程第5 議案第138号 郡山市副市長の選任について (市長の
提案理由説明から採決まで) 日程追加 議長辞職の件 日程追加 議長の選挙 日程追加 副議長辞職の件 日程追加 副議長の選挙 日程追加 諸般の報告 日程追加 議長の
総務財政常任委員会委員の辞任 日程追加 諸般の報告 日程追加
郡山地方広域消防組合議会議員の選挙 日程追加 議案第139号 郡山市監査委員の選任について 議案第140号 郡山市監査委員の選任について (市長の
提案理由説明から採決まで
)---------------------------------------出席議員(37名) 1番
吉田公男議員 2番
渡部龍治議員 3番
七海喜久雄議員 4番
村上晃一議員 5番
森合秀行議員 6番
箭内好彦議員 7番
蛇石郁子議員 8番
柳田尚一議員 9番 名木敬一議員 10番 山根 悟議員 11番
三瓶宗盛議員 12番
福田文子議員 13番
會田一男議員 14番
佐藤栄作議員 15番
佐藤徹哉議員 17番
岡田哲夫議員 18番
飯塚裕一議員 19番 大木 進議員 20番
但野光夫議員 21番 折笠 正議員 22番
良田金次郎議員 23番 栗原 晃議員 24番
廣田耕一議員 25番
塩田義智議員 26番
近内利男議員 27番
久野三男議員 28番
高橋善治議員 29番
八重樫小代子議員 30番 諸越 裕議員 31番
今村剛司議員 32番
田川正治議員 33番
小島寛子議員 34番
石川義和議員 35番
遠藤敏郎議員 36番
佐藤政喜議員 37番
大城宏之議員 38番
鈴木祐治議員欠席議員(なし)欠員(1名)
---------------------------------------説明のため出席した者 市長 品川萬里 副市長 吉崎賢介 副市長 菅野利和 総務部長 野崎弘志
政策開発部長 塚原 馨 財務部長 柳沼英行 税務部長 古川明彦 市民部長 佐藤直浩
文化スポーツ 橋本裕樹 環境部長 吉田徳久 部長
保健福祉部長 本田文男 こども部長 国分義之 農林部長 山口 勇
産業観光部長 藤橋桂市
建設交通部長 柏木忠之
都市整備部長 緑川光博
上下水道事業 会計
管理者 馬場章光 村上一郎
管理者
上下水道局長 安藤 博 教育長 小野義明
教育総務部長 朝倉陽一
学校教育部長 小山健幸
代表監査委員 山本邦雄---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局次長 議会事務局長 清野 浩 薄 正博 兼
総務議事課長 総務議事 総務議事 井上高志 鈴木美香 課長補佐 課長補佐
総務議事課主任 鈴木孝治 主任 伊藤広喜 主査兼議事係長 主査 柳沼弘和 主査
遠藤慶一郎--------------------------------------- 午前10時00分 開会・開議
○
七海喜久雄議長 これより令和3年
郡山市議会9月定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。 会議規則第2条による欠席等の届出者は皆無であります。 地方自治
法第121条第1項の規定により、市長をはじめ他の執行機関に出席を求めましたところ、出席通知がありましたので、説明員の職氏名は
タブレット端末へ配信しております。 本日の議事は、議事日程第1号により運営いたします。
---------------------------------------
△日程第1
会議録署名議員の指名
○
七海喜久雄議長 日程第1に従い、
会議録署名議員の指名をいたします。
会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、議長において、
柳田尚一議員、名木敬一議員、
山根悟議員を指名いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
---------------------------------------
△日程第2 会期の決定(
委員長報告から採決まで)
○
七海喜久雄議長 日程第2に従い、会期の決定を議題といたします。 本定例会の運営については、
議会運営委員会において協議され、その方向づけがなされた旨連絡がありましたので、
議会運営委員会の
委員長報告を求めます。
佐藤徹哉委員長。 〔
佐藤徹哉議会運営委員会委員長 登壇〕
◆
佐藤徹哉議会運営委員会委員長 おはようございます。
議会運営委員会の
委員長報告を申し上げます。 本委員会を去る8月26日及び先刻開催し、本日招集の9月定例会の運営について協議いたしましたところ、次のような方向づけがなされましたので、ご報告いたします。 初めに、会期について申し上げます。 会期は、本日から9月30日までの29日間といたします。 次に、会議日程について申し上げます。 本日は、
タブレット端末へ配信してあります議事日程第1号により運営いたします。3日は議案調査のため休会といたします。4日、5日は土曜日、日曜日のため休会といたします。6日は議案調査のため休会といたします。7日は
事務整理日のため休会といたします。8日、9日、10日は
市政一般質問を行います。11日、12日は土曜日、日曜日のため休会といたします。13日は
市政一般質問を行います。14日、15日は
常任委員会を行います。16日は
事務整理日のため休会といたします。17日は本会議を開き、各
常任委員会の
委員長報告を徴し、令和3年度
補正予算等議案及び請願を審議いたします。18日、19日、20日は土曜日、日曜日、祝日のため休会といたします。21日、22日は
決算議案書熟読日のため休会といたします。23日は祝日のため休会といたします。24日は
決算議案書熟読日のため休会といたします。25日、26日は土曜日、日曜日のため休会といたします。27日、28日、29日は
決算特別委員会を行います。最終日の30日は午前10時から
決算特別委員会を行い、その後、午後1時30分から本会議を開き、本定例会に係る全ての案件を議了することといたします。 次に、
市政一般質問について申し上げます。 発言の通告者は、志翔会2名、新政会3名、
郡山市議会公明党2名、緑風会1名、虹とみどりの会1名、無所属の会1名、立憲民主党1名、国民民主党1名、立憲・
社民フォーラム2名、
自由民主党郡山市議団1名、
日本共産党郡山市議団2名、計17名であります。 質問の順序は、1番、
村上晃一議員、2番、
箭内好彦議員、3番、
大城宏之議員、4番、
飯塚裕一議員、5番、
吉田公男議員、6番、
八重樫小代子議員、7番、
田川正治議員、8番、
岡田哲夫議員、9番、
福田文子議員、10番、
高橋善治議員、11番、
久野三男議員、12番、
小島寛子議員、13番、名木敬一議員、14番、
渡部龍治議員、15番、
栗原晃議員、16番、
石川義和議員、17番、
蛇石郁子議員、以上であります。 なお、
市政一般質問の日程は、9月8日は5名、9日、10日、13日はいずれも4名といたします。 次に、議案の審議方法について申し上げます。 議案第110号 令和3年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)から議案第137号 専決処分の承認を求めることについてまでの議案28件について一括して議題に供し、
市政一般質問終了後、各
常任委員会に分割付託の上、9月17日の本会議で先議することといたします。 また、議案第138号 郡山市副市長の選任についての議案1件を議題に供し、市長の提案理由の説明を受け、本日先議することといたします。 また、9月13日の
市政一般質問最終日に提出される予定の令和2年度決算議案については、
市政一般質問終了後、
決算特別委員会を設置し、これに付託の上、最終日の30日に議決することといたします。 次に、追加議案及び
議会案並びに請願があった場合の取扱いについては、
市政一般質問最終日、
補正予算等議案及び請願先議日または
定例会最終日に協議することといたします。 なお、議会案及び
補正予算等議案、請願の討論の締切りについては、9月15日午後5時といたします。 また、令和2年度決算議案の討論締切りについては、9月30日の
決算特別委員会終了後、10分といたします。 次に、請願の締切りについては、9月8日午後5時といたします。 以上、ご報告申し上げます。
○
七海喜久雄議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
七海喜久雄議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本定例会の会期については、
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
七海喜久雄議長 ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は、
委員長報告のとおり、本日から9月30日までの29日間と決定いたしました。
---------------------------------------
△日程第3 諸般の報告
○
七海喜久雄議長 日程第3に従い、諸般の報告をいたします。 初めに、令和3年6月定例会において可決された意見書については、
内閣総理大臣をはじめ関係機関に提出しております。 次に、
議会運営委員会委員の辞任許可についてご報告をいたします。
佐藤栄作議員から、7月1日付で
委員辞任願が提出されましたので、
委員会条例第17条の規定により、7月1日付をもって議長において辞任を許可いたしました。 次に、市長から、地方自治
法第180条第2項の規定により、報告第19号
専決処分事項の報告がありました。これについては、既に
タブレット端末に配信しておりますので、ご了承願います。 次に、監査委員から、地方自治
法第199条第9項の規定により、令和3年度第1回定期監査の結果に関する報告がありました。また、地方自治
法第235条の2第3項の規定により、令和3年3月分から7月分までの
例月現金出納検査の結果について報告がありました。これらについては、いずれも既に
タブレット端末に配信しておりますので、ご了承願います。 次に、
教育委員会から、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、令和2年度
対象教育委員会事務点検・
評価報告書の提出がありました。これについては、既に
タブレット端末に配信しておりますので、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
---------------------------------------
△日程第4 議案第110号から議案第137号まで(市長の
提案理由説明)
○
七海喜久雄議長 日程第4に従い、議案第110号 令和3年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)から議案第137号 専決処分の承認を求めることについてまでの議案28件を、件名の朗読を省略し、一括して議題といたします。 市長に提案理由の説明を求めます。品川市長。 〔
品川萬里市長 登壇〕
◎
品川萬里市長 令和3年
郡山市議会9月定例会の提案理由の説明に先立ちまして、職員の
事務処理等の誤りについてご報告申し上げます。 本年5月に発送した
熱海町中山地区の
農業集落排水施設使用料の徴収事務において、算定基礎となる水道使用量の入力を誤り、過小請求16件、過大請求8件、合計24件の請求額に誤りがありました。 また、
後期高齢者医療保険料の算出に必要な
住民異動情報について、福島県
後期高齢者医療広域連合への一部データの送信漏れにより、対象者1名の平成31年度及び令和2年度保険料の還付が生じる事案が発生いたしました。 7月には、
PCR検査で採取した15名の検体について、誤って運搬業者から空の容器を受け取り、検体が入ったままの容器を返却したことにより常温で保管されたため、再度検体を採取する事態に至りました。 8月には、市民12名分の個人情報が記載された名簿を、誤って市内の個人宅へ
ファクス送信をする事態が生じました。なお、当該個人からの情報流出がないことを確認しております。 今回ご迷惑をおかけした皆様には、それぞれおわびと事実経過の説明を行いご了承いただいているところであります。 市民の皆様に大変ご心配をおかけし、改めておわびを申し上げますとともに、今後は、事務における
チェック体制の
強化等改善を図り、信頼性を高める適正な事務処理に努めてまいります。 次に、
新型コロナウイルス感染症の対応等について申し上げます。 市民の命と健康を守るため、
医療従事者の皆様をはじめ、感染症の対応に最前線で懸命にご尽力いただいております関係の皆様に、深く敬意と感謝の意を表します。また、議員各位はじめ、
感染拡大防止に向け、様々なご対応をいただいております市民の皆様、事業者の皆様に対しまして、心から御礼を申し上げます。 県内においては、飲食等を由来とするクラスターが、これまで147件発生し、加えて、県外から帰省した家族や友人からの感染等により、10代、20代の若い世代を中心に感染が広がりを見せ、全県的な
医療提供体制の逼迫により
自宅療養者が急増するなど、極めて深刻な状況が続いております。 このような状況におきまして、本市では、
ドライブスルー方式による
飲食店従業員に対する
PCR検査100件を実施したほか、7月26日からは、福島県と協力し、市内全域の飲食店等約2,200店舗を対象に直接訪問し、営業時間短縮などの協力要請を行っております。また、8月5日には、
内堀福島県知事、福島市長及びいわき市長とのウェブ会談に出席し、不要不急の外出や県境を越える移動、大人数、長時間の会食を控えていただくことなど、
感染拡大防止に向けた
共同メッセージを発出したところであります。 しかしながら、本市の感染者数は、9月1日現在、入院中が44人、宿泊療養中が43人、自宅療養中が65人、退院された方が1,796人で、累計では1,948人となっており、特に、8月には592人と2か月連続で過去最多を更新するなど、
新規感染者数の高止まりが続いております。 罹患された方々、ご家族様並びに関係者の皆様に謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。 こうした状況を踏まえまして、市内の感染拡大を早期に食い止めるため、去る8月20日、県知事に対し、
まん延防止等重点措置の適用を要請し、同日、8月23日から9月12日までを措置期間とする決定がなされたところであります。 現在、第5波が猛威を振るい、県内中核市3市全てが
まん延防止等重点措置の適用を受けるという極めて厳しい状況に思いをいたし、引き続き、関係機関との連携の下、
感染症対策に最善を尽くしてまいりますので、既にワクチンを接種された方々も含め、お一人おひとりの心がけとたゆまぬ取組について、市民の皆様のご理解と相互協力をお願い申し上げます。 かかる状況に鑑み、本定例会には、感染者の急増に対応する
市内医療機関への支援と
社会経済活動を支える追加予算を提出しております。 次に、
新型コロナウイルスワクチンの接種状況について申し上げます。 4月12日から開始しました65歳以上の高齢者9万377人については、8月31日現在で、2回目の接種を完了された方が7万5,898人、接種率は、84.0%となり、希望された高齢者の方の接種についておおむね完了したところであります。 一般の方々につきましては、高齢者への
ワクチン接種がおおむね順調に進んだことから、当初の予定を前倒しし、6月28日に60歳から64歳の方に接種券の発送を開始した後、7月21日までに12歳以上の全ての対象者20万2,611人に接種券を発送いたしました。 また、優先的に接種を実施した
居宅介護サービス事業所の従事者については7月18日に、窓口業務や
災害対応業務に従事する市職員については8月6日に、保育士や
幼稚園教諭等については8月11日に、小中学校の教職員等については9月1日に、合計7,091人の接種を完了いたしました。 さらに、
ワクチン接種を推進するため、
郡山商工会議所及び
郡山地区商工会広域協議会との連携の下、国の職域接種の対象とならない中小企業の従業員等を対象とした
郡山版職域接種を、7月26日から市内42か所の
協力医療機関において開始いたしました。8月31日現在、申込みのあった1,150事業所、1万486人について、医療機関と調整を図りながら11月中旬の完了を目指し接種を進めているところであります。 これらの取組により、8月31日現在で、対象者29万2,988人に対して、1回目の接種を終えた方が16万9,322人で接種率57.8%、2回目を終えた方が13万3,826人で45.7%となっており、現時点では、11月末までには、約80%の方が接種を完了する予定であります。 なお、妊婦の方々につきましては、先月23日、
ワクチン接種を実施している市内11の
産婦人科医療機関に対して、希望により優先的な対応を取っていただくよう通知したところであります。加えて、感染した場合、リスクが高いとされている妊娠後期を迎える方々331人とその配偶者等を対象に、今月13日から
集団接種会場において優先接種を実施することといたしました。 今後におきましても、
佐藤昌保郡山医師会副会長が座長を務め18人で構成される郡山市
新型コロナウイルスワクチン接種専門委員会のご指導の下、希望される方が、可能な限り早い時期に
ワクチン接種を受けられるよう、取り組んでまいります。 次に、市政を取り巻く情勢について申し上げます。 初めに、国の動向についてであります。 去る7月7日に閣議了解された2022年度予算の
概算要求基準においては、
新型コロナウイルス対策関連予算は別枠とした上で、
グリーン社会の実現、デジタル化の加速、地方創生、子ども・子育て支援の4分野に予算を重点配分するため、4兆4,000億円規模の新たな成長推進枠が設けられました。これら国の政策動向を注視し、時機を逸することなく市民生活、地域経済に即連動させるため、引き続き、本市の来年度予算編成を見据え、迅速な情報収集と的確な対応に努めてまいります。 また、今月1日には、
デジタル社会の形成に向け主導的な役割を果たすデジタル庁が設置されました。今後、
デジタル改革関連6
法の下、DXの推進が見込まれる中、本市においても、
内閣官房IT総合戦略室参事官浦上哲朗氏による
オンライン講演会を7月19日に開催し、受講したこおりやま
広域圏職員を含む116名が、国の施策等について理解を深めたところでございます。 次に、最近の景気動向と雇用情勢について申し上げます。 我が国の経済について、内閣府は、8月の
月例経済報告において、「景気は、
新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している。」として基調判断を据え置いております。 また、
日銀福島支店は6月の
金融経済概況において、県内景気は、感染症や半導体不足の影響から、持ち直しの動きが鈍化しているとしております。 雇用情勢については、
郡山公共職業安定所管内の7月の
有効求人倍率は1.43倍となっており、前月比で0.03ポイント上回り、県全体の倍率と比較しますと、0.09ポイント上回っております。引き続き、情報の収集、分析、提供に努めてまいります。 次に、農作物の生育状況について申し上げます。 7月は、平年よりも早く梅雨明けとなり、8月も比較的天候は良好で、水稲、野菜、果樹類の生育は、平年よりも早く推移しております。なお、先月、東北農政局が発表した8月15日現在の福島県の水稲の作柄概況は「平年並み」となっております。 今後とも、気象変動等に十分注意しながら、関係機関及び農業団体等と連携を密にし、農家の生産支援に最善を尽くしてまいります。 続きまして、当面する市政の課題及び提出議案の概要について申し上げます。 初めに、こおりやま広域連携中枢都市圏については、8月11日開催のこおりやま広域連携中枢都市圏連携推進協議会において、磐梯町の佐藤淳一町長から本圏域への加入意向が示されました。今後、議会にも適宜ご報告しながら、年度内の加入手続を進めてまいります。 コロナ禍においても、引き続き、交信、交易、交通を活性化させ、長期的視野に立った持続可能な圏域の創生に向け、公民協奏型パートナーシップを一層深化させてまいります。 次に、東京2020オリンピック・パラリンピックについては、52名のハンガリーオリンピック水泳代表チームが、7月9日から25日、9名のパラリンピック水泳代表チームが、8月14日から22日まで、本市において事前キャンプを実施いたしました。受入れに当たりましては、コロナ禍において制約がある中、郡山ビューホテル株式会社様、株式会社報徳観光バス様をはじめ、多くの関係者のご協力の下、安全・安心な充実したキャンプとすることができました。関係者の皆様に改めて心から感謝を申し上げます。 オリンピック・パラリンピックにおいては、キャンプでの順調な調整により実力を発揮し、見事メダルを獲得するなど、多くの選手が入賞を果たし、選手、スタッフの皆様から、市民の皆様に対し、多くの感謝の言葉をいただいております。 今後も、交流を通じ友好親善と国際理解の深化を図り、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とした両国の友好関係のレガシー創出に努めてまいります。 それでは、提出いたしました議案の概要について申し上げます。 初めに、
新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。
感染症対策については、検体採取や診療に当たる医療機関への切れ目ない支援に要する経費のほか、
ワクチン接種年齢拡大に伴う接種体制の強化に要する予算を追加計上しております。 事業者の支援については、中小企業等応援プロジェクトとして、
まん延防止等重点措置適用等の状況を踏まえ、特に影響が大きい宿泊、飲食サービス業等の売上げ減少事業者の支援に要する予算を計上しております。また、ウェブ会議システム導入等による
感染拡大防止やデジタル技術を活用した生産性の向上など、産業DX、事業者DXによる経営体質の強化支援に要する予算を計上しております。 雇用維持支援については、国の雇用調整助成金等の特例措置期間の延長に伴い、雇用継続支援補助金の対象期間を延長し、雇用の安定と事業運営の継続を図ります。 農業分野への支援については、外出自粛要請等に伴う米価下落による米農家の経営安定を図るため、主食用米から飼料用米への緊急転換に係る支援拡充に要する予算を計上しております。 小中義務教育学校の
感染症対策等については、コロナ禍における保護者負担の軽減を図る学校給食費の支援継続に加えまして、学校トイレ清掃業務委託を3学期も継続し、児童生徒が安心して学べる教育環境の整備に努めてまいります。 なお、保育所、認定こども園等を含め、小中学校等には、既定予算による不織布マスクや手指消毒液など、衛生用品の十分な確保に加え、必要に応じて、予備費活用による時宜にかなった
感染症対策を講じてまいります。 子ども・若者・子育て世代への支援については、子ども食堂の
感染拡大防止対策費用を補助するほか、コロナ禍で出会いの場が制限されている若者の婚活支援、
医療従事者やひとり親家庭などの病児保育利用者への支援延長に要する予算を計上しております。 続きまして、懸案事項の早期解決と行政課題への対応についてでございます。 初めに、地球温暖化対策については、水素社会の実現に向けて公民協奏による燃料電池自動車の普及促進を図るため、公用車FCV更新に要する予算を計上しております。 次に、流域治水対策の推進については、浸水被害軽減に向けた雨水貯留機能の向上を図るため、農業用ため池の
管理及び保全に関する法律並びに防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置
法の趣旨を踏まえ、逢瀬川流域のため池実態調査と田んぼダム普及促進等に要する予算を計上しております。 次に、保育環境の充実については、待機児童ゼロの継続と特別な配慮が必要な児童への支援体制を強化するため、開成保育所を増築する予算を計上しております。 次に、介護保険施設の充実については、第八次郡山市介護保険事業計画に基づき、特別養護老人ホームの整備を促進するため、債務負担行為予算を計上しております。 次に、(仮称)歴史情報・
公文書館施設整備事業については、今後の事業費に充てるため、文化施設整備基金への積立金を計上するほか、来年度予定の麓山地区立体駐車場工事に伴う臨時駐車場の整備に要する予算を計上しております。 次に、道路等の整備については、安全・安心で快適な生活環境を維持するため、舗装補修や水路側溝の改修等に要する予算を追加計上しております。 次に、災害復旧関連事業については、本年4月の降霜により被害を受けた農家に対し、安定生産、品質確保を図るため、さらなる支援強化を要する予算を計上しております。また、福島県沖地震関連では、建物調査の進捗による申請件数の増加等に対応するため、被災家屋等の解体、撤去等に要する予算を追加計上するほか、被災した開成館について、有識者の意見等を踏まえた復旧、維持、改善方針の策定と建物構造調査等に要する予算を計上しております。 以上が提出議案等の概要であり、この結果、
一般会計補正予算案は、82億6,511万5,000円、累計では、1,390億755万8,000円となり、前年度同期に比較しまして、26.9%の減となります。 また、
特別会計補正予算案は、前年度繰越金の確定に伴い補正する国民健康保険特別会計など、19の特別会計において、それぞれの目的に沿った経費を計上しております。 この結果、
特別会計補正予算総額は、8億1,373万7,000円、累計では、1,022億5,949万4,000円、前年度同期に比較し、3.0%の増となります。 したがいまして、一般及び特別両会計の補正予算額は、90億7,885万2,000円、累計額では、2,412億6,705万2,000円となり、前年度同期に比較し、16.6%の減となります。 次に、条例及びその他の議案としては、郡山市
保育所条例の一部を改正する条例など、条例議案4件、
工事請負契約についてなど、その他の議案4件を提出しております。 よろしくご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。 なお、本会期中に令和2年度の各会計歳入歳出決算認定議案、並びに人事案件を追加提出いたしますので、あらかじめご了承をお願い申し上げます。 以上。
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七海喜久雄議長 提案理由につきましては、後ほど
タブレット端末へ配信いたします。
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△日程第5 議案第138号(市長の
提案理由説明から採決まで)
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七海喜久雄議長 日程第5に従い、議案第138号 郡山市副市長の選任についてを議題といたします。 市長に提案理由の説明を求めます。品川市長。 〔
品川萬里市長 登壇〕
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品川萬里市長 本日提出いたしました人事案件1件についてご説明を申し上げます。 議案第138号は、9月3日付で任期満了となります副市長1名の後任者を選任しようとするものであります。 この方は、人格、識見ともに優れ、その職に最適任であると信じますので、ご同意を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由といたします。 以上。
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七海喜久雄議長 お諮りいたします。ただいま議題となっております案件は人事案件であります。 この際、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)