南相馬市議会 > 2004-09-08 >
09月08日-02号

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  1. 南相馬市議会 2004-09-08
    09月08日-02号


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    平成16年 9月 旧鹿島町定例会(第3回)         平成16年第3回鹿島町議会定例会議事日程(第2号)               平成16年9月8日(水)午前10時開議日程第 1 一般質問出席議員(18名)   1番  鈴木貞正 君     2番  牛渡康光 君   3番  佐藤英彦 君     4番  早川孝雄 君   5番  但野武光 君     6番  寺内安規 君   7番  小林吉久 君     8番  細田 広 君   9番  幾世橋初男君    10番  遠藤良一 君  11番  西 一信 君    12番  鈴木清教 君  13番  西 銑治 君    14番  長澤初男 君  15番  高野晴雄 君    16番  郡 俊彦 君  17番  五賀和雄 君    18番  但野安俊 君欠席議員(なし)─────────────────────────────────地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名      町長        中野一徳 君      助役        高荒昌展 君      収入役       石橋紀元 君      総務部門参事    多田穣治 君      総務財政グループ      統括        鎌田一正 君      税務グループ      統括        但野成美 君      企画情報グループ      統括        五賀 計 君      民生部門参事    福島正一 君      住民生活グループ      統括        天野 朗 君      健康づくりグループ      統括        梅田栄一 君      福祉支援グループ      統括        西浦武義 君      事業部門参事    鈴木幸治 君      地域産業振興      グループ統括    上谷地一弘君      建設整備グループ      統括        佐藤洋光 君      都市環境グループ      統括        小林澄雄 君      農業委員会事務局長 阿部直英 君      教育委員長     舘内利重 君      教育長       青木紀男 君      教育部門参事    山田耕二 君      教育総務グループ      統括        米倉純良 君      生涯学習グループ      統括        鈴木直門 君      監査委員      田沢敬市 君─────────────────────────────────職務のため出席した者の職氏名      議会事務局長    佐藤和夫 君      書記        佐藤元彦 君          開 議  (午前10時18分) △開議の宣告 ○議長(但野安俊君) 皆さんおはようございます。ただいまの出席議員は17名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 なお、9番、幾世橋初男君は、通院のため本日午前中欠席する旨の届け出がありますのでご了承願います。───────────────────────────────── △議事日程の報告 ○議長(但野安俊君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付いたしましたとおりであります。───────────────────────────────── △一般町政報告の訂正 ○議長(但野安俊君) 日程第1、一般質問を行うところでございますが、過日6日の日に一般町政報告が行われたわけでありますが、7ページ、農林整備事業関係についての報告の中で、この部分が古いものであったということでありまして、ぜひ差し替えを願いたいということでございますので、ただいまからご説明をいただきますので、ご了承方願いたいと思います。          [「議事進行」と言う人あり] ○議長(但野安俊君) 16番、議事進行。 ◆16番(郡俊彦君) 本会議でもって取り扱われた経過については、その内容を変更するに当たっては、その説明したと同じ権威ある取り扱いで進まなければならない。単に議案を配付したのみではなくて、町長が登壇をしていわば演説しているわけですから、だから町長から内容についての変更申し出があってそれを承認するという形で、事務的な説明ですませる問題ではないと思います。 ○議長(但野安俊君) ただいま16番から議事進行がありました。 7ページから10ページまで全部差し替えをしたいという申し出があります。ただいま7ページの部分について町長より・・・。          [「議事進行」と言う人あり] ○議長(但野安俊君) 15番、議事進行。 ◆15番(高野晴雄君) 今説明あるわけですが、昨日も一部先の資料だったということありました。一昨日ですね。やっぱりそのことは、事務当局があまりに機械に頼って、前に入力したものをそのまま出してるという研鑽のなさだと思うんだ、結果的に。あまりに機械に頼って自分たちがそのことに対することがこういう結果になっているんではなかろうかというふうに感じるわけですから、こういうことについてはやっぱり町長が責任を持って今改訂するわけですが、そこら辺も含めてきちっとしてほしいと思います。 ○議長(但野安俊君) あと議長のほうから申し上げます。 町長。          [町長(中野一徳君)登壇] ◎町長(中野一徳君) 大変申し訳ないことでありますが、一般町政報告の記述の中で改めて皆様にお認めいただき、削除、追加、訂正をお願いしたいところがございます。このことにつきましては、6日当日もそのとおりでございましたが、大変申し訳なく存じますが、過年度の資料をそのまま記載をしたことによりまして、記述の間違いがあるわけであります。その辺を大変申し訳なく思いながらご了解いただき訂正方お願いをいたしたいと存じます。 それでは、一般町政報告の中で農林整備事業関係についてというご報告の内容の差し替えでございます。 それでは、ご報告を改めてさせていただきます。 農林整備事業関係について。県営農村活性化住環境整備事業につきましては、小池字原畑地内の揚水ポンプ設置工事を384万3,000円で三栄商工(株)が完了させております。また、小池字善徳地内の橋梁上部工事を3,360万円で株式会社ピーエス三菱が、小池地内の舗装工事を1,680万円で庄司建設工業(株)が施工中であります。県営治山事業では、上栃窪字瀬ノ沢地内の谷止め工事を1,228万5,000円で米倉建設(株)が、同じく橲原字新地平地内を3,318万円で後藤建設工業が施工中であります。 以上、改めてご報告申し上げ、かつ差し替えに至りました点につきましては、今後十分チェック体制を行い、こういうことのないよう一層厳重な対応をいたしてまいりたいと思いますのでご了承いただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(但野安俊君) ただいま差し替え部分について、町長よりご説明がありました。差し替えについて、このことでご異議ありませんか。 14番。 ◆14番(長澤初男君) 差し替えには異議がありませんけども、今15番もおっしゃいましたけども、少なくとも議会開会に当たっての町政報告については、各統括サイドに配付されていると思うのね。それをそれぞれが確認をして提案しているということでありますので、少なくとも町長が報告してから町長に訂正をさせるなんていう形の対応については、非常に緊張感がない、このように思われます。したがって、それぞれの統括については報告をする時点で既にそのことはわかっているはずでありますので、今後合併を捉えてそういうことのないように真剣にやっぱり対応していただくということを申し上げておきたいと思います。 ○議長(但野安俊君) ただいま14番、あるいはまた先ほど15番から申し上げられましたとおりであります。少なくとも議案書につきましては、3日前にそれぞれ配付をしておるわけであります。そういうことで、やはり統括の皆さん方も報告については、すべてでございますが、自らの関わりの持つものについては確認をしながらやっていただきたい。そうでないと、どうも先ほど機械に頼りすぎるという部分もあったわけでありますが、そのようなことのないように、ともども緊張感を持って、そして町長が改めて提案をしなおすというようなことのないように十分気を付けて、今後とも職務に精励願いたいとこのように議長からも申し上げたいと思います。───────────────────────────────── △一般質問 ○議長(但野安俊君) それでは、ただいまより日程第1、一般質問を行います。今定例会では8人の方の一般質問が通告されております。 それでは最初に6番、寺内安規君に発言を許します。          [6番(寺内安規君)登壇] ◆6番(寺内安規君) 皆さんおはようございます。6番、寺内安規であります。議長より発言のお許しをいただきましたので登壇いたしたところであります。昨日、南相馬合併協議会より飯舘村が離脱というニュースにびっくりするやら、やっぱりそうかと思った次第であります。合併については通告にしたがいまして質問させていただきたいと思います。 さて、今年の夏は、東北、北海道勢で初の高校野球の真紅の優勝旗が津軽海峡を越え、駒大苫小牧に輝き、感動を覚えたところであります。そしてアテネオリンピックにおきましては、多くのメダルを獲得し、すばらしい成績を残され、多くの国民に対し何事も努力をすれば実現するのだという自信と勇気を与えていただいた熱い夏でありました。 また、我が鹿島町では昨年10月1日より組織の機構改革が行われ各課をグループ制にいたし、フラット化を実施され、早いもので2年目を迎えようとしております。名称だけ長くなり担当の名前を呼ぶのに議長も大変苦労されているようであります。役場に電話をかけますと、何々グループの誰々です。電話の応対はすばらしいと思っておるところであります。しかしながら、フラット化、横断的な対応、町民サービスはどうでしょう。町民の皆様の声を聞いてみたいと思っているところであります。 今年は、町村合併50周年の節目の年でありまして、中野町政3期10年目に入り、新たな市町村合併に向けて努力をされておりますことに対し、敬意と感謝を申し上げたいと思っておるところであります。 それでは、前段はこの辺にして、早速通告いたしました5問14点について質問いたしますので、執行部の誠意ある答弁お願い申し上げます。 まず、第1問、町長の政治姿勢についてであります。今や国の厳しい財政状況、そして少子高齢化の進行や地方分権の進展などに対応し、住民福祉の向上と新たな地域社会を構築すべく昭和29年の合併より50年が過ぎ、そして平成の合併へ向けて第9回までの協議を重ねられ、先日万葉センターにおいて、合併協議会の会長であります原町市長渡辺一成氏より中間報告がありました。新市名称も発表されたようでありますが、南相馬合併協議会の現況について、対等合併と進んでおりますかどうか。 また、飯舘村の離脱問題経緯について、合併協議会の副会長としてではなく、地元鹿島町の町長としてどのように認識をされておりますか。また、新市名称などの協議内容について本音の考えを伺いたいと思っております。 次に第2点でありますが、鹿島町第4次振興計画にもあります三大プロジェクトの大型事業についての優先順位と、タラソテラピーパークゴルフサービスエリア、ふる里の森整備などの進め方と財源について、特にパークゴルフ場については3コースで早く着工し、町民の健康増進を図るべきと考えております。また、サービスエリアの決定はいつ、どのような方法で誰から通知がきたのか、町当局に伺います。 3点として、中野町政10年目に入ったわけでありますが、よく町長の女房役と言われます助役については、中野町長にとって高荒助役は4人目であります。県より加藤県議のお骨折りによりすばらしい方においでいただき、7月で2年目を迎えられ、合併、タラソテラピーなど大変忙しい毎日を過ごされておりまして、夜も遅く、健康管理も大事だと思っておるところであります。そこで1年を振り返って、特に組織機構改革、フラット化、またタラソテラピーについて町長、助役より、まちづくりについての自己評価を伺いたいと思っております。 次に、第2問、環境問題について。第1点として地球温暖化などによる環境の変化は激しいものがあります。そこで21世紀のエネルギーとして、我が鹿島町でも最近、環境にやさしい太陽光発電が利用されておりますが、現在鹿島町には何軒ありまして、どのくらいの価格なのか。また、普及促進のため町として設備の助成に補助金を出す考えはないか。併せて近隣市町村の例なども伺います。 次に、発電所の事故について。先日、関西電力美浜原発3号機の死傷事故、そして8月15日には相馬共同火力発電所新地発電所2号機の配管破裂事故が起きました。県としては再発防止を正式要請されたようでありますが、相互の信頼関係が何よりも大事であります。そこで、地元原町火力発電所や東北電力に対し、鹿島町として火力発電設備で減肉が起きる可能性がある配管について、安全が確認されるまで作業員を近づけないなどの注意要請の対応をしたのかどうか伺います。 次に3点として、自動車ポイ捨て時代に入り、来年1月1日より自動車リサイクル法が施行されるような状態であります。ちなみに全国の自治体で放置自転車ワースト3は1位が大阪市の年間2,600台、2位が名古屋市の2,100台、3位が横浜市の1,700台という順でありまして、実際の数はまだ多いのではないかと言われておるところであります。そこで、我が町でも最近放置自転車、放置自動車が多く見られますが、現在どのくらいの台数ありますか。また、環境美化の観点から今後の対策はどのように考えておりますか伺います。 次に、情報化時代の対応についてであります。地上デジタルテレビ放送が関東地区など三大広域圏で開始され、2006年には全国に拡大されます。2011年7月に現行のアナログ放送は終了するわけで、白黒からカラーへ、そして衛星中継からBS、CS放送へと発展してきましたテレビ放送は、今後数年以内にまったく新しい段階に突入するわけでありますが、我が鹿島町での地形的に条件不利な地域はどの辺か。また難視聴の戸数はどのくらいか。その影響による自治体への押しつけはこないかどうか伺います。 次に、教育問題について。子どもは国の宝と申しますが、私は常に地域の宝として教育最優先に考えております。教育の充実が大きな課題となっている中で、教員の資質の向上はもとより、教育の専門家としての役割を積極的に果たせる環境づくりも大切と思っているところであります。早いもので教育長も4年目になりますが、すばらしい教育長のおかげで子どもはもとより、鹿島町で教員をしたい、鹿島町で働きたいという先生が最近多いと聞くところであります。そこで、質問を3点伺います。 まず1点として、鹿島中学校での心の教室相談が昨年度で廃止されたが、今までの経過と、廃止されたその後について問題はありませんか伺います。 次に、食物アレルギーの対応は、我が町給食センターではどのような扱いを行っておりますか。食物アレルギーの子どもはおりませんかどうか伺います。 次に、3点目の禁煙について。平成15年5月1日施行の健康増進法第25条で、公共施設での受動喫煙の防止に努めなければならなくなりました。特に成長過程の子どもの健康を考え、全国的に多くの学校が敷地内全面禁煙をされておるようであります。他人のたばこを嫌でも吸わされるという受動喫煙の防止対策には、厚生労働省、日本学校保健学会からも通知やお願いが県教育庁にもきていると思います。子どもの健康維持のため、教育現場、学校敷地内での全面禁煙を実施してはどうか。町内学校での現状はどのようになっておりますか伺います。 次に、環境緑化について。身近な質問になりますがよろしくお願い申し上げます。朝早く「おはよう」と隣近所の人たちが集まっての草むしりや清掃活動など、地域コミュニケーション事業も大切であります。しかし、早朝のため、出てくる人、来ない人、いつも決まっているようであります。そこで、全体の環境緑化についてボランティア活動にも限界があるように見受けられますが、都市計画地区内の環境美化と委託事業の現状と対応はどのようになっておりますか伺います。 次に、桜平山にありますタマゴ屋さんより寄附を受けた土地の管理と今後の利用目的について伺います。 次に、字町に整備されたポケットパークは大変多くの方が利用されております。残り半分の緑化整備はどのように考えておりますかお聞かせ願います。 最後の質問になりますが、保健センターの桜の木についてであります。移植は難しいのでしょうか。昨年、教育民生常任委員会の町内の保健施設を研修された際に、毛虫がいるので桜の木を切るという話になっておるようでありますが、今後の対応について伺いまして私の質問といたします。
    ○議長(但野安俊君) 6番議員の一般質問に対する答弁。 町長。          [町長(中野一徳君)登壇] ◎町長(中野一徳君) それでは、寺内安規議員からご通告をいただきました以下の点についてご答弁を申し上げたいと思います。 私からは、第1点の町長の政治姿勢につきまして、(1)、(2)、(3)、ご答弁を申し上げたいと存じます。 第2問、環境問題について、第3問、情報化時代の対応について、第4問、教育問題について、第5問、環境緑化につきましては、それぞれ担当部局よりご答弁を申し上げたいと存じます。 それでは、私から政治姿勢について申し上げたいと思います。南相馬合併協の現状について、対等合併と認識されているのかと。あるいはまた、新市名称の協議内容について、町長の率直な考え、飯舘村の離脱についてということも加えておられますが、私は南相馬合併協議会、これまで皆様とともに新市の理念として対等合併、そして新設、新しい市をつくっていこうと。これを私ども第一に掲げまして、その理念の中でご案内のとおり分権分散型の合併を目指そう。そしてお互いにこれまでの歴史、伝統、文化、地域特性というものを生かした、そしてまたそれぞれのいいところをお互い伸ばす、そうしたこれからの合併であってほしい。また、3つにはお互いに足らざるを補い合おうと。そしてこれからの新しい未来に向けてお互いに貢献していこうではないか。このこれまで申し上げたことがきちっとその中に目線としてうたわれ、そのことについて私どもは皆様とともに懸命に協議を重ねてまいりました。そのことについて、対等合併に向けて努力をさせていただきました。 飯舘村の急に離脱の問題が出てまいりましたけれども、今回の飯舘村の離脱につきましては、私ども多くのこれまでの経過の中でお考えいただいて、最終的に離脱を決意されたという、首長として飯舘村の運命をともにする大変重い重いの苦悩の結果の決断であるのかと、こういうふうに改めて敬意を表したいと思います。今後、飯舘村議会あるいは飯舘村民の皆様とともに、これらのご判断をいただいて今後の村政に間違いなきようご期待を申し上げるものであります。あくまでも、私どもはこれまでも望んでまいりました相馬地方の中で今回の4つの姿はあくまでも私どもは次なるステップへの第1段階であるとこのように受け止めながら、ともに生活圏を共有する南相馬地区として合併を目指してまいったわけでありまして、今後もそのような方向への期待を申し上げておきたいと思います。 さて、新市名称でございますが、これらにつきましては予め皆様から募集をいただいた中から、選定方法というものをどのようにしていくか、選定方法をあらかじめ決めてございました。したがいまして、まずは小委員会の皆様が全体の中から5つに絞られ、その5つをいわゆる協議会メンバーとしての48名でございますが、協議会委員出席者の投票によってそれらを選ばさせていただきました。その結果、今回のような形の中にその5点は今さら申し上げるまでもなく、ご承知のとおり、漢字の「行方」、それから平仮名の「なめかた」、「ひばり野市」、漢字の「南相馬市」、そして平仮名の「みなみそうま市」という形でそれぞれ選ばれたわけでありますが、いずれも3分の2には達しないということから、さらに上位2位の名前をもちまして再度投票に付したわけであります。その結果、ひばり野市27名、南相馬市20名という結果、1名は欠席でありましたので27という数字になったわけでありますが、そういう結果になりました。このことをもって協議会の中でご相談を申し上げた結果、原案どおり出席者全員で47名をもってこれを選定しようとこういう結果に相成ったわけであります。 本音を言えということでなかなか難しいんでありますが、本音は申し上げておきたいと思います。5つの名称を決めるにあたりまして、やはりそれぞれの協議委員の皆様の思いというものがそこに段差があったのかと、段差という言葉は適当ではありませんが、それぞれの思い入れがあったんだろうとこのように考えます。確実にアンケートの中では「南相馬」というものが多かったわけでありますから、そういう中ではそれぞれ皆さんご判断する過程の中で「相馬」という名前、やがて私どもは近い将来と申しますか、相馬一円を合併するというお互いの潜在的な意識というものをお互いに持ちながら、あるいはむしろそれを将来の方向をお互いに確認をしあっているわけでありますから、そういった中ではここで改めて「相馬」という名前を使うには、次の段階との考え方の中でかなり重いものに受け止められたんではなかったのかと思います。したがいまして、それぞれのお気持ちの中でそこまで一気に「南相馬」という姿から「相馬」という名前との考えをすぐ直接的に結びつけることに、ひとつのやっぱり気持ちの上での思い入れの違いが出てきたのかなと、こんなふうにあえて申し上げておきたいと思います。 さて、(2)に移らせていただきます。第4次振興計画の中で三大プロジェクトは、私どものこれからの地域未来の中で、私どもは積極的に取り上げてまいりたいということで、これまで意欲的に取り組まさせていただきました。その中で、新市建設計画の中では一体的に行う広域的事業という表現で牛島開発が位置付けされております。これはタラソパーク健康スポーツ施設整備事業という説明付きであります。 さらに地域枠事業ということになりますが、失礼しました。その前にサービスエリアにつきましても、同様に高速道路関連ということでSA拠点事業を最重点施策として入れることができました。またふる里の森整備事業でありますが、これは地域重点事業枠として組み込むことができました。これはそれぞれ今後新市の中で私どもが地域づくりの中心に据えて進めていくことが可能であると考えておりまして、この財源等につきましては、ご案内のとおりいわゆる合併特例債、本町枠が現在のところ示されておりますのは、総枠として110億円内の事業、これらをそれぞれ重点事業と地域事業にそれぞれ半々に分けて今後の事業の具体化に向けて努力をしていかなければなりません。 タラソについては早く、そのうちパークゴルフについては少しでも早くというお話であります。全体像はタラソパークという表現をさせていただいておりますが、いわゆる全体としての健康づくり一連の施設でありますが、その中のゴルフ場、計画的にはご案内のとおり平成17年から19年ということで今進めさせていただいております。いずれにしても、早い実現に向けての最大の努力をいたしてまいりたいと考えております。 それからSAについて、いつ連絡あったんだと、どういう経過なんだというお話でありますが、このことは実は相馬地方の野馬追期間の7月23日でございます。7月23日にJH相馬工事事務所渡辺所長ほか1名が本町に来町いたしまして報告を受けたところであります。私もみんな野馬追姿でおりましたんで、いい結果であればいいけども、反対の結果であれば腹切りもんだというぐらいなつもりで実は応対いたしたわけでありますが、幸いにして今回の変更計画の中に鹿島町が位置付けされたと。今日になって申し訳ないがという前置きをしながら報告をいただいたところでございます。 それでは次に移ります。町長の女房役(助役)、7月で2年目を迎えということで一連のおただしであります。そしてどういうふうに評価しているのかということでございますが、結論から申し上げまして、高荒助役には私はイコールパートナーという表現がありますが、本当に女房役として積極的にこれまでの重要政策課題に取り組んでいただきました。中野町政3期目は前提に合併というものが控えております。自治体の新たな再編の大変な時期を迎えておりましたので、その中で今私どもが進めようとしております第3期目の地域戦略事業として第4次振興計画を、確実に新しい合併の新市計画の中に位置付けをしていかなければならない課題など、こういうことはふるさとの未来を展望し、一定の道筋をつけていくことにありました。就任と同時に助役には戦略室長という任務を併任いただきまして、中野町政の命を実は預けたと申し上げても過言ではございませんが、まさにイコールパートナーとして山積する行政課題に敏腕を発揮していただいたと評価をさせていただいております。 以上、私からは政治姿勢として答弁を申し上げたいと思います。 ○議長(但野安俊君) 助役。          [助役(高荒昌展君)登壇] ◎助役(高荒昌展君) 寺内議員の1番の(3)につきまして、ただいま町長から過分なご答弁をいただきましたが、助役からもというふうな話があったかと思いますので、特におただしのありました組織改革、機構改革及び牛島開発についてという点に絞りまして、私なりの反省点を踏まえましてご答弁申し上げたいと思います。 機構改革につきましては、まもなく1年という時期にまいってございますが、町民の皆様からは種々いろいろとご指摘等もございますかと思いますが、内部的に行政組織の中での成果について、私なりにご答弁させていただきますと、一つは懸案事項に対します意思決定、あるいは対応能力という意味で組織的に強化されたと認識してございます。これは機構改革以降、部門間調整会議というものを持たせていただきまして、必要に応じて部門参事を中心に私ともども協議調整をする状況をつくってございまして、そんな中でそういう幅広い部門にまたがる案件についての対応をするシステムがございまして、何回か機能させているところでございます。 さらにもう一つ、個別重要案件に対します全庁的な取り組みということで、横断的な対応という意味でございますが、一つは、例えば牛島開発につきましてもワーキンググループがかなりの回数、それぞれ健康づくりなり、地域振興なり、ハード面なり、分科会をつくって討議調整して現在に至っておりますし、あるいはこれから始まる地域福祉計画づくり、あるいは西町の販売等についても、全庁的な対応の中でやっていこうという考え方も持ってございますので、そういう意味で内部的には一定のいい方向が見えてきていると認識でございます。まだ1年でございまして、検証結果を踏まえまして今後とも町民のためになるような形で運営していきたいと考えてございます。 さらにもう一つ、牛島開発でございます。これにつきまして、一つは大きなプロジェクト展開の中では事業手法といいますか、これが種々ご意見があってPFI等も検討いたしましたが、昨年末、公設民営でという方向で整理をさせていただきまして、議会の皆様のご理解をいただいたという点が大きな、まずワンステップでございまして、その後、今年度当初予算の中で、いわゆる実施計画予算をいただきながら、今年度本格的な事業にいわば着手しているということが大きな点かと思います。その間、住民の皆様の理解を深めるということで、モニターツアー等々、説明会等々の中で一定の理解が広がってきている。ただ、まだ不十分な点もございますので、今後はまだまだ我々の努力が必要な事項かと思います。 最後にもう1点、地元行政区からの強い要望、議会の皆様の採択もあった温泉へ向けての対応につきましても探査というのに着手いたして、道筋をつけてスタートしたという点で、実現に向けて歩みが始まったというふうに認識してございます。いずれにしましても議会の皆様のこれまでのご指導、ご鞭撻に感謝申し上げまして答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) 企画情報グループ統括。          [企画情報グループ統括(五賀計君)登壇] ◎企画情報グループ統括(五賀計君) 6番、寺内議員の2問の(1)と3問の(1)について答弁いたします。 本町における太陽光発電システムの設置件数は、平成16年6月末現在で28件であります。設置経費につきましては、一般家庭で約250万円程度といわれております。また、新エネルギーの普及促進については、安全でクリーンなエネルギーとして地球環境の保全や、化石資源に特化したエネルギーの多様化を図る面からも重要な課題であると考えております。今後町といたしましても普及啓蒙を図るとともに、導入状況を見極めるとともに関係機関と十分協議し検討してまいりたいと考えております。 また、近隣市町村の設置状況については新地町が20件、相馬市が75件、原町市が81件、小高町が37件となっております。 次に、3問の(1)でありますが、現在の地上アナログ放送において地形的に条件の不利な難視聴地域としては、上真野地区の上栃窪、栃窪、御山、橲原、小池、山下の一部の地域が挙げられます。地上デジタル放送においても、デジタル波の電波特性として非常に直進性が強いことから、現時点ではわかりかねますが、これらの地域が難視聴地域となることが想定されます。難視聴地域の戸数についてでありますが、受信状況は受信場所によってさまざまな状況にあります。概算の数字となりますが、上栃窪34戸、栃窪28戸、御山10戸、橲原19戸、小池24戸、山下10戸の計134戸程度が難視聴地域に当たると考えております。 また、地上デジタル放送が開始され、全国に拡大する見通しでありますが、現在のところその影響による押しつけはないものと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) 地域産業振興グループ統括。          [地域産業振興グループ統括(上谷地一弘君)登壇] ◎地域産業振興グループ統括(上谷地一弘君) 6番、寺内議員の2の(2)についてお答えいたします。8月4日の福井県美浜町美浜原発3号機、蒸気噴出事故並びに8月15日の相馬共同火力発電所新地発電所2号機の事故に関連し、東北電力原町火力発電所から8月18日付で町にトラブルに係る対応と配管肉厚測定結果についての報告をいただいており、その内容につきましては減肉はほとんど見られず健全である旨、また点検等に当たっては8月17日付で、経済産業省より作業員等への被害防止にかかる安全確保について万全を期すことの指示があった旨の報告であります。町といたしましては、文書を受け取った際に口頭で事故防止、そして作業員等への安全確保に努めるよう申し入れをしたところであります。 以上、答弁いたします。 ○議長(但野安俊君) 住民生活グループ統括。          [住民生活グループ統括(天野朗君)登壇] ◎住民生活グループ統括(天野朗君) 寺内議員の2問、第3点目について答弁をさせていただきます。放置自転車、放置自動車については現在何台あるのかは正確な数を把握してございません。昨年度に放置自転車の撤去作業を原町警察署防犯指導隊の協力をいただいたところ、25台の放置自転車を確認し処分したところであります。その7、8割は盗難車でありました。所有者を確認しながら作業に当たったところであります。昨年同様の台数があるものと考えております。放置自動車についても、土地の所有者や管理者に放置しないよう広報や直接指導する必要があると考えます。また平成17年1月1日から自動車リサイクル法が施行されますので、併せて環境の整備に努めてまいりたいと考えます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(但野安俊君) 教育部門参事。          [教育部門参事(山田耕二君)登壇] ◎教育部門参事(山田耕二君) おただしの第4問、教育問題につきましての第1点及び第3点につきまして、私のほうから、第2点の給食センターの食物アレルギーに関しましては、米倉統括よりお答えをいたします。 まず、第1点目の心の教室に関してでございますが、鹿島中学校に設置されておりました心の教室相談員活用調査研究事業は、生徒が抱えるさまざまな悩みを気楽に話させ、ストレスを和らげることができる第三者的な存在としての相談員を中学校に配置し、相談活動を行い、生徒の心の安定に努め、ゆとりが持てるような環境を提供するのが目的で、県の補助事業といたしまして平成10年度から平成15年度まで実施した事業でございます。 相談員といたしまして、平成10年度には元教員の田野入キヨ氏、平成11年度が町青少年補導連絡協議会長の丹野常昭氏、平成12、13年度が元教員の加賀谷恵子氏、平成14、15年度が丹野常昭氏にそれぞれお願いをしてきた経過がございます。平成15年度におきます主な内容は、友人関係に関する相談件数が75件、学習面に関しての相談が43件、家庭生活に関した件での相談が28件、合計146件となっております。先生方と異なりまして、気楽に相談できたこともあり、多くの成果を上げることができたと考えておりますが、県の補助事業廃止に伴いまして、平成16年度から本事業に代わるものとし、スクールカウンセラー活用事業をお願いし、その充実に努めているところでございます。 現在、校長先生を中心に全職員一丸となり、相談活動や生徒指導に努めておりまして、特段問題は起きてございませんが、相談活動の充実になお一層努めるよう指導を深めてまいりたいと思います。 次、第3点目の校内全面禁煙についてお答えをいたします。議員ご指摘のとおり、他人のたばこの煙を吸わされるいわゆる受動喫煙の防止を義務付けました健康増進法が、昨年5月1日に施行されたことに伴いまして、県内の学校等、公共施設でも敷地内全面禁煙の動きが広がってきております。平成15年度の県教育委員会の調査によりますと、県内市町村公立小中学校で喫煙所設置などによる分煙化が図られておりますのが94.9%で、おただしの敷地内全面禁煙が3.9%という状況になっております。本町小中学校におきましても、八沢小学校がPTAの皆様方と協議の結果、平成15年9月から校内全面禁煙となっておりますが、他の小中学校につきましては現在分煙化を行っている状況でございます。今後は、県内の学校や公共施設などの動向を十分に踏まえながら対応してまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(但野安俊君) 教育総務グループ統括。          [教育総務グループ統括(米倉純良君)登壇] ◎教育総務グループ統括(米倉純良君) 寺内議員おただしの第2点目、学校給食センターにおける食物アレルギー対応と子どもの現状についてお答えを申し上げます。 本町の学校給食における食物アレルギー、過敏症のある児童生徒数につきまして、小学校では、真野、八沢、上真野の3校には該当児童はございません。ただし、鹿島小学校で卵に対して3名、山芋に対して1名、ヨモギ1名、果物の桃1名の計6名。また、中学校では生海老に対して1名、果物の桃1名、卵2名、アスパラガス1名の計5名のアレルギー症状を引き起こす生徒がございます。この11名の児童生徒の保護者からそれぞれ症状をお伺いし、その対応について話し合いを持ちまして、その結果として特別扱いはしないことで給食を行っております。つまり、それぞれの児童生徒のその日の体調に合わせ、具合の悪いときには自ら食べないようにしております。したがいまして、本町学校給食センターでは代替食品や取り除き、除去等は行ってございません。 食物アレルギー症状を引き起こす場合は、通常医師の判断を求めるようにしておりますが、幸いにしまして、本町ではこのような医師の判断をお願いしなければならないという児童生徒はおりません。 また、毎月の献立表にはすべて食材を明記してありますので、保護者や学級担任の先生からも配慮をした給食の指導をしているといったお話をいただいているところでございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) 都市環境グループ統括。          [都市環境グループ統括(小林澄雄君)登壇] ◎都市環境グループ統括(小林澄雄君) それでは、6番議員の第5問、第1点から3点までお答えいたします。 第1点目、都市計画地域内の環境美化と委託事業の現状と対応についてという点についてご答弁いたします。現在、秩序ある市街地形成を目指し、鹿島町都市計画用途地域として124.5ヘクタールを設定し、さらに都市施設として街路6路線、都市公園3カ所を決定しています。 都市公園の3カ所は、平成12年度より多くの人が利用できる地域の公園、住民に親しまれる公園として各行政区に除草の管理委託をしております。また、街路の植樹帯の除草についても同様に各行政区に委託しております。公園内のごみや空き缶などの収集、及びトイレの清掃については清掃業者に、樹木の剪定や防除、その他の維持管理については造園業者に委託しております。また、真野川の堤防の除草については、各種団体に委託しているほか、緊急雇用、それから造園業者等にお願いして管理しているところであります。 しかし、近年樹木に多くの毛虫や病気等が発生し、住民にご迷惑をおかけしておりますが、良好な環境を守るためさらなる早期の防除態勢を確立するよう努力いたします。 第2点目の桜平山にあるタマゴ屋さんより寄附を受けた土地の管理と今後の利用目的についてお答えをいたします。平成13年に菅野様ご夫妻により、公園用地として寺内字迎田地内の土地3,953平方メートルをご寄附していただき、現在迎田公園として利用、維持管理を行っています。 江垂字天沼地内の土地については、生涯学習センター南側斜面を万葉植物園として町民に親しまれる公園整備のため、町の有識者と町の職員による桜平山周辺公園整備計画委員会を立ち上げ、昨年の10月に桜平山周辺の公園整備基本構想を策定しました。この構想は、生涯学習センター南側斜面を万葉植物園とし、菅野さんからご寄附をいただいた土地を含めて既存のこならの林を森林浴公園、都市公園である桜平山公園を桜と遊具を配置した児童公園、ほかこの地区全体を公園としてポテンシャルを高め、町内外から多くの人が訪れる桜平山公園とするものであります。 この構想を受けて、関係職員による基本計画作成に向けた検討を行い、先月桜平山公園整備計画委員会に報告したところであります。また、この基本計画に基づいて6月の植樹祭にて一部の地区に植樹を行い、関係職員により周辺の草刈りを行っています。現在、基本計画を実施するための準備作業を行っておりますことをご理解いただくようお願いいたします。 3点目の字町ポケットパークの緑化と整備はどのように考えているのかについてお答えいたします。字町ポケットパークは、平成14年度に一部整備され供用開始されていて、地域住民を問わず当町を訪れる方々にも利用されているものと考えています。今年の当初に整備します予算を確保していますが、県指定文化財の御子神社のケヤキの保存を優先的に考えて、土壌改良と敷き砂利等を行う計画を行っています。今後は維持管理について行政区長、または近隣の住民との協議を行う予定であります。 以上、答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) 健康づくりグループ統括。          [健康づくりグループ統括(梅田栄一君)登壇] ◎健康づくりグループ統括(梅田栄一君) 寺内議員の最後の環境緑化の保健センターの桜の木の移植は難しいのかと、どのように考えているのかというおただしについてでございますが、保健センター開設されて5年経過しましたけども、桜の木の花が咲いている間は非常によいわけですが、その後、近年付近に異常発生しておりますモンクロシャチホコと思われる桜毛虫に悩まされて困っております。昨年の秋には消毒をしまして、そのおかげてこの春には発生はしませんでしたが、8月の中ごろからまた発生しまして自分で急遽消毒をしましたけれども、それで今はございませんが、桜の木そのものも植栽の間隔が非常に狭くて、街路灯とか、あるいはイントラネットの配線などに触れ始めましたので、そういう障害も出ておるということで、通常桜の木は剪定に向かないというのが常識ですので、一つの案として間隔を広くするために間引いてしまうか、あるいは思いきって別な管理の容易な木に植え替えてしまうかなども含めて検討したいと思います。 なお、ほかの土地に移植となりますとあれだけの大きさの木ですから、よほど慎重に扱わないと難しいかと思います。むしろそちらには幼木を植えたほうが効率的なのだと私は思いますが、その辺のことは専門家に委ねることになります。 以上、答弁とします。 ○議長(但野安俊君) 再質問は1項目ごと、一問一答方式により質問を質問席で行います。 6番、再質問を許します。 ◆6番(寺内安規君) それぞれ答弁をいただいたところでありますが、もう少し理解を深めたいと思いますので、質問いたします。 まず、南相馬合併協議会の件について、1点として名称の決め方についてでありますが、「南相馬市」の応募者が圧倒的に多いのでこれで「南相馬」に決まったのかと私は理解しておったわけでありますが、14点だった「ひばり野市」に決まったようでありまして、東北訛でこれを読むと、「ひばりのす」と読むというような新地のほうの議員がおっしゃっておったわけでありますが、そこで8月21日合併協議会の委員会があったわけでありますが、その名称が決まる前に、「ひばり野市」だけがマーカーで色染めてあった資料を配付したり、なんか結果が出たあとに小高と原町が談合していたわけではないのかどうかわかりませんが拍手をしたと。それ以外の人はむすっとしていたというような状況も伺うわけでありますが、この委員一人一人の考えというのが尊重されなかったのではないかというような心配するところもあるわけでありますが、その辺の経過を当事者として町長も出席しておりますので、その辺の経過などについて再度伺いたいと思います。 それから、応募者が473と圧倒的に多かった相馬野馬追で有名な相馬地方なんでありますが、相馬との第二の合併を考えたときに適当な名称だと私個人では思っておったところでありますが、先ほどの町長の答弁でありますと、相馬とは一気になかなか難しかったのかという話で「ひばり野」に決まったんではないかというふうな答弁のように私理解したわけでありますが、この相馬市と原町市は対抗意識を持っているんじゃないかという感じを私するわけでありますが、そういう関係で原町は相馬というような字を使いたくなかったのかというふうな人も結構おるわけでありますが、町長としてはそうは思わないかどうかお伺いします。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 資料についてのマークという話がありましたが、これは幾つかの資料に全部打ち込む作業をする原案の作成の段階で、ちょっとそれが出てきたのかと思っております。このことについては、それ以上私ども特別な指摘はしませんでした。談合があったのではないかと、談合という言葉はいろいろわかりませんが、気持ちの上で原町市、あるいは本町以外の皆さんの中に、先ほど私のひとつの捉え方の中で申し上げましたように、それぞれ思いがあって、そしてそのことにやはり名前が挙がったことに対する結果、そういう光景は確かにありました。しかし私はそのことよりも、先ほど申し上げましたように片や相馬、片や南相馬というひとつの並列した形で、南相馬合併協、アンケートの中には相馬市の南だから「南相馬」という非常にストレートな表現でいいんでないかというご意見等も相当ありましたし、また相馬地方というものを考えた場合にやっぱりいずれ相馬地方という形になる。相馬ということを考えたときには、やはり相馬と南相馬でいいんじゃないかという非常に客観的に捉えたそういうご意見もあったりして、大変私もアンケートの皆様の「南相馬」、あるいは平仮名の「みなみそうま」と書いた方々のご意見等を拝聴いたしましたが、そういう形の中でやっぱり合併協委員の皆様も、先ほど申しましたように、相馬というものはいかに大きな私どもの歴史の中に位置付けに気持ちの上でなっているかということをやっぱりお考えに皆さんなったと思うのであります。しかし、今そこにすぐ南相馬から相馬というものについて対抗意識というふうには私はとりませんでしたけども、一気にそこまでやはり気持ちとして結びついていくには、やっぱり気持ちの中で先ほど思いの違いという表現をいたしましたが、そこまでは皆さん思いきれていなかったのかとそれぞれ、そんなふうには感じとった次第であります。 しかしながら、そこを私どもが寺内議員ご指摘のように、これまでの歴史の中で私どもはやはりその2つの局というものを私どもの狭間の中で多くのマイナス点をこれまで私どもも実は地域政策の中で実は苦い思いをしてきてございます。これらをやっぱり払拭して、そしてそれを越えていかなければ本当の合併には実はならないと。つまり同じ思いで進めていかなければ合併というものは成立は難しいわけでありますから、しかしこの段に来てもまだそういうような少し気持ちの上での思いの違いというものがそこへ出たとすれば、これはやっぱりこの際、私どもとしましてはそれを乗り越えて、そして合併というものを進めていく必要があるだろうとこのように思うところであります。 今後もお互いに皆さんおわかりのとおり、今回の合併は私ども次への第一段階、今回は第一段階として次へのやっぱり合併というものを視野に入れてやっていきたいということでスタートしたわけでありますので、そういった形でのそれぞれの思いはさらに深いものがあるだろうというふうに確信はいたしてございます。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) この色づけしてあったのに対して事務局の事務的な途中でのミスだということの答弁でありますが、やはり先ほどもあったように、やはり事務職員として緊張感を持ちながら進めるべきだと私思うんですが、私ここに2通持ってんです。ちゃんとこれ色染まっているんです。こういうものをやはり合併協の決定する前に出しておくというそもそもが、緊張感の薄れているだけであって、鹿島を馬鹿にしているのかと私も思うわけでありますが、これ原町でつくった資料になってますが、見てください。 そういうことで、それはそれとして、「ひばり野市」ということで名前が決まったことにより新市将来構想のあいさつ文の中で原町市長、渡辺一成氏は今回の3市町の合併には相馬地方一体的な合併のワンステップとしての先行的な合併の位置付けであるというふうな最初のあいさつ文でありまして、今回の中間報告の住民説明会の資料ここにありますが、これの中に相馬地方の一体化を見据え、その第一段階として今年2月13日云々となっておりますが、この最初の資料を見ますと、相馬地方一体化を見据えて、その第一段階としてという文言が削除された資料が出たんで、中野町長も大変困って、中野町長の力でここに資料に挿入させたというふうな話を伺うわけでありますが、この文章を割愛したということは、原町市は第二の合併はしばらく考えないんだよというふうな考えを持ってこういうふうな資料をつくったのかと私思うんでありますが、やはり町長として相馬との大同合併、先ほども答弁しておりますが、大同合併には自信はあるのでしょうか。また、あるとすれば何年後ぐらいに合併されると考えておりますか伺います。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 私どもの4つの組み立てといいますのは、お互いに6つから4つになるときに今回やむを得ないと。しかし、次なる合併に向けては、お互いにこれまでの生活圏を共有してきた広域圏、相馬地方一帯の合併を目指していこうという将来の方向性を2市3町1村はそれぞれ今は土俵にはのれる準備はそれぞれできなかった。しかし、必ずそれはやっていこうじゃないかというふうなお互いの確認をして、そこで2市3町1村合併は実は解散をしたわけであります。第一段階ですね。 第二段階では、任意合併協の中でお互いに今回はワンステップとしてやはりベストではないけども、ベターと考えて、次なる合併のワンステップとして任意協を立ち上げていくんだとこういう確認をしてございます。今回、この「ひばり野市」に入るに当たりまして、私としてはこのことは基本としてきたことなんで、きちっと確認したいとこのように申し上げて、そうだなということでこの文言が入ったわけでありまして、確かに指摘はいたしました。このことを私ども合併の中でもしばしば私も申し上げてきたことでありまして、今回の合併が次なる合併のベースになるように、そしてそのことを分権分散型の新しい新市像として将来にきちっと生かされるように、そうすれば相馬市にしても新地町にしてもあとから追いかけてくる場合、追いかけてと言っては失礼ですが、新市合併に向けての考え方を整理して来られる場合に、それぞれご自身の地域というものをきちっと尊重した上で合併に入ろうという基本的な理念が生かされるだろうということを考えまして、今回の表現についてはむしろステップと言うのではなくて次の第一段階に入ったと、こんな思いで第一段階という表現をお互いみんなで確認して入れさせていただいたという経過でございます。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) そういうことで、今町長の答弁で理解をするわけでありますが、今回の一番新しい資料、この中間報告の資料の前段として原町市長が1人で写真に写っているやつで最初資料つくってあるようなわけであって、原町主導型というか原町市長はもう自分でばんばん、資料をつくる人が悪いのかどうかわかりませんが、こういう資料が多く出ていることで鹿島なんか無視されるんじゃないかと思ってこれを見ると私もむっとするわけですが、その辺やはり代表の皆さん方にもう少し頑張ってもらいたかったと思うわけでありますが、最終的にはこういうふうな4人で並んだ写真で「ひばり野市」で気分良く写真をとっているから安心するわけでありますが、こういう資料がたびたび出てくることについて私は大変不満を感じている一人であります。 それで、昨日、飯舘村が南相馬協より離脱するというふうなことで大変大きく報道されておるようでもありますが、今後3市町で進めるんだということで中野町長もコメントした記事が新聞に載っておりますが、やはり今後状況を見ながら進めていきたいとか、その程度で私は良かったのではないかと思いますが、やはり飯舘が離脱したことによって南相馬合併協議会というのは枠組みが変わってくるんではないかと私は思うんでありますが、その辺いかがでしょう。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) どうしてもマスコミの書き方は、ぼんぼんと一行ぐらいの中にすぽっと入れることをひとつのマスコミの出し方なんでありますが、私はそうではなくて、私どもはこれまで進めてきた中で、途中で今回離脱という表明をされましたけども、今までどおり私どもは3市町はお互いにこの合併については確認していこうということでありまして、3つでやっていこうと言ったんではなくて、お互いに合併の方向については確認していくということでありまして、記者団に対するコメントも飯舘村の動向には係わらず、3市町の合併への意思は変わらないというふうにコメントしているわけでありまして、3つでやっていくのだ、こういう決定的な表現にとられたとすればなかなか難しいもんだというふうに思います。先ほど言いましたように、これからの議会の皆様の懸命なご努力を経た上で、さらに村民の皆様方のこれに対する意思表示がなされるわけでありまして、そういったことを十分私どもも冷静に見極めながら、今後について進めていきたいということで申し上げたわけでございます。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) 私も今朝、飯舘村の村長のコメントが新聞にいろいろ報道されていたんで、いろいろ新聞買ってきて読んでみました。5、6部読んでみましたんですが、その中で朝日新聞の後段に渡辺市長は飯舘が抜けてもこれまでの合意はそのまま生かすとしているが、飯舘村にあまり譲りすぎていたと。原町市議会では、地域自治組織などは白紙に戻して議論すべきだというような、もう飯舘が離脱したというふうなコメントをしたらば、そういうふうにすぐ議員の中でも言っているということで、今回の合併については我々は原町、小高、飯舘、対等だと思って進めてきたわけでありますが、この辺で飯舘が抜けたことによって原町はもう対等だという認識は薄れているような感じがするんですが、町長も読んでいると思いますが、この辺見ていかがでしょうか。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 今、実は朝日は今手元に見たわけでありますが、かりにそういう発言が議員の中にあるとすれば、私は非常に遺憾な話でありまして、本当に合併というものに水を差す話であります。そもそも合併はお互いに自らのふるさとに対する、私どもはこれからの方向をきちっと希望のあるものとして繋いでいくために、当面する合併については私は手段としてこれを受け入れていこうというふうに決意をしたわけでありまして、それぞれの考えがありましょうとも、大局的に私どもが今何を求めてこの合併というものに踏み切ったか。こういうことを考えるときに、相手様があるわけですね。これからもいろいろな形で多くの課題に私どもはまだまだそれに対して対応していかなければなりませんが、こういった発言があるとすれば残念ながら非常に軽率なお考えであろうし、仮に自分がそう思ったとしても公の場で言うには責任を持たなくてはいけない。そういうことから、やはり今後も皆さんのそれぞれのお気持ちの中できちっとそれは消化をしていただいて、合併へのお互いの約束事はきちっと守っていくようにしていただかないと今後の合併については非常にさらに多くの皆さんの誤解を受けるであろうと思いますので、その辺はさらに冷静沈着に対応してほしいものだというふうに思います。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) そういうことからして、当地方は地理的にやっぱり新地から相馬まで一体感をもって広域的に今までやってきたわけであるんで、やはりこれからへそを北に向けるというわけではありませんが、やはり相馬大同合併を考えた場合に、この辺で一時立ち止まって、やはり合併を白紙に戻し考えてみるべきだと私は思うわけであります。今後、やはり相馬広域圏で見た場合に、私も水道議会で相馬に出してもらってますが、やはり新地、相馬、鹿島、同じ水を飲んでいるわけでありまして、相馬にはやはり太平洋を控えた相馬港があるわけであります。やはり相馬は、これから大変発展する地域かと私も期待をするわけでありますが、そういうことでやはり何年か後に相馬と合併できるかわからない状況のところに、原町といそいそとそういうふうな状況の中で合併するのはちょっと如何なものかと思うわけでありまして、ここで立ち止まるなり、解散するなり、そういうふうな腹をくくる時期があってもいいんじゃないかと思いますが、町長はぜひとも南相馬3市町で進めたいという考えはおありでしょうか。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 大変重いご質問であります。今この段階で何がそうさせたのかということも考えてみる必要がありますが、私は合併は自らのふるさとを、いつも申し上げることであります。いかに守り未来へつないでいけるかという本町の基本的な選択でなければならないと思っております。今回、私どもが合併に踏み切る背景の中には、確かに相馬一円というものをお互いに近い将来の目標として描いておりますが、そのためには一つ一つ私どもはやはりクリアをしていかなくてはならない問題が実は山積しておりますが、やはりそういった条件整備のひとつに、合併という今回の特例債というものを私どもがこれを活用して与えられた環境の中でそれを組み立てて進むことが、私は今選択できるひとつの方策であろうとこのように考えておりまして、はっきり申し上げますと大変苦しい私どもの未来を描くことになるわけであります。 そこで、この合併が私はベストだとは申しません、確かにね。ベストだとは申しませんが、今私どもが選択しうる中でベターな地域の未来を描く手段であろうとこのように判断をいたして合併についてこれまで進めさせていただきました。今ここでそれまで立ち止まれということになりますと、今それぞれの申し上げましたような要素が、ではどうなるのかということをお互いに確認しなければならないわけでありますが、それだけの事由はいまのところ私はないのではないかと。むしろ先ほど申しましたように、このことを乗り越えて、そして合併特例債の期限の中で一歩踏み出すことが私どものさらに次なる地域へのステップになっていくだろうと考えておりますので、今のご質問に対しましては、直接的な答弁は控えさせていただきたいと思います。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) この合併については、のちほど皆さん方も質問しておりますので、この辺にいたします。 2番目の第4次振興計画のタラソテラピーについてでありますが、先日小高の合併説明会のときに町長は臨んでいると思いますが、その中で前小高の議長、元小高の組合長、現町会議員の3名か4名からの質問があったそうで、その中でタラソテラピー全体事業でやるわけでありますが、お荷物であるというような質問があったそうでありますが、私達鹿島町の人間からすると大変不名誉なことでありますが、実際そういうふうな質問があって町長はどのように答弁いたしましたか。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 今回の合併協の中に持ち込んだいわゆる広域的一体的事業という位置付け、重点事業の中にSAと牛島開発が入っております。しばしばSAもそうですし、牛島開発も実はそのように周辺町村の皆さんからすれば、これは地元で地域枠で考えていくものではないのかと。これを健康づくりといいながらも、重点事業の中に入ってくることについては重荷という表現をなさいましたが、あの時に重荷と言ったかどうかわかりませんが、これは一体事業に入っているのはどういうことかと質問があったわけでありますが、私はこれは本町のみならずこれから健康づくりというものの中でいつも皆様とご議論申し上げますように、健康づくりから交流人口増、そして地域をその中にどう取り込んでいけるかという、これは私どもの時代の捉え方と、これから地域自らが地域振興に取り組んでいこうという考え方としてこれを振興計画の中に早くから準備をさせていただいて今回の合併に持ち込んだものであると。これは地域のみならず、多くの方々に一層の波及効果をさらにこれからもたらしていく事業の一つであるとこのように申し上げて、それに対して反論はなかったわけです。説明を求められてそういうふうに申し上げました。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) タラソテラピーは広域的な事業に重荷だというふうな質問があったというから聞いたわけでありまして、事実大した批判がなかったならば良いわけでありまして、次に進みます。 サービスエリアについては23日、野馬追の日に連絡があったということで、たぶんこれだけの認可されるわけだから文書で入っていると思うわけでありますが、私も文書など見たことないけども見たいものでありますが、文書でしょうか口頭でしょうかどんなもので連絡来ているのでしょうか。 それから、パークゴルフについては平成17年から19年までだという答弁でありますが、やはり今鹿島も会員が192名もあって毎月程度に例会をやっているようでありますが、やはりこの前、新地でも手づくりといいながらもすばらしいパークゴルフ場ができたということで、この浜通りにも広野、楢葉、富岡、浪江、相馬、原町、新地ということで方々にできてきておるわけでありますが、やはり鹿島も今回何年パークゴルフの人気が続くかどうかわかりませんが、やはり今非常にお年寄りから若者までパークゴルフを通じながら交流を図られて健康維持を図られているということで、やはりタラソには大した期待はしておりませんが、パークゴルフにはかなりの人間が期待をしているわけでありますので、パークゴルフについてはタラソはいつでもいいからパークについては急いでやるべきだと思っているわけでありまして、これも補助事業だからいろいろ金の問題で難しいという問題もたぶんあるでありましょうけども、その辺をできるだけ早めに進めるようにお願いしていくようにできないものでしょうか、答弁をお願い申し上げます。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) まず、先ほどの文書できたのかと。これは実は国から公団に対する認可でありまして、その中に本町の位置が文言として入っているということは私どもは写しではもらっていますが、これは町にきたものではないんです。あくまでも国から公団が認可を受けたものです。以前の名称から鹿島という文言が入っているということであります。本町への直接的な文書ではありません。このことは県の土木部のほうでむしろきちっと確認させていただいております。 それから、パークゴルフ場につきましては平成17年1月には一部造成に入れるだろうとこんなふうに、造成に着手できるという段取りで進めたいと思っております。 ○議長(但野安俊君) ここで休議喫飯、午後の再開は午後1時といたします。 6番、寺内議員の再質問については再開後といたします。          休 憩  (午後 0時02分)─────────────────────────────────          再 開  (午後 1時00分) ○議長(但野安俊君) それでは、再開いたします。午前中に引き続き会議を開きます。 6番、寺内安規君の再質問を許します。発言を許します。 ◆6番(寺内安規君) (3)助役のまちづくりに対する評価についての件で先ほど縷々答弁ありましたのでそれはよしとして、先ほど町長のほうから助役はイコールパートナー、命を預けているんだというふうな大変信頼した答弁があったわけでありますが、信頼いただいたすばらしい助役に2、3お伺いいたします。 まず、私達議会としては、組織機構改革について町長は昨年6月よりスタートさせたいという話があったわけでありますが、議会としては新助役が来てからということで10月1日よりスタート、始めたわけでありますが、新助役としての我々町民の評価としては100点満点だと高く評価をしながら、今年はオリンピックの年なので金メダルを与えたいと私は思うところであります。 そこで、助役として組織機構改革、フラット化、横断的な対応についてはどうでありましょう。職員の皆さんと一緒に町民サービス、まちづくりをするんだということ最近忘れがちではないかというような見方をしているところであります。何を言いたいのかというと、最近端はしに命令的な面が多くなってきたような状況があるのではないかというふうな感じがするわけでありますが、当然、助役、執行者のイコールパートナーでありますから、それは当然でありましょうけれども、もう少しやっぱりフラット化を推進するのであれば、その辺の助役としてのみんなでやるんだという意気込みも必要なのかと思うところであります。我々議会としては4年間の任期が当然あるわけでありますが、今回の場合、助役においては県から出向というふうなことで2年限定ということでたぶん鹿島町に奉職していることと思うわけでありますが、2年という任期の中で一生懸命のあまりそういうふうな行動も出るのかと思いますが、夜も遅くタラソテラピー、合併等々で大変助役も疲れているんだという感じをするわけでありまして、心から敬意とご労苦に感謝を申し上げるところであります。 そういうことでイコールパートナー、中野町長の高く評価された中でやはり福島にお住まいもあるようでありますが、鹿島町も西町、三里という今団地造成をしながら、宅地造成をしながら人口増を図っているところであります。やはり助役にちょこちょこお会いすると、鹿島はいいところだなというふうなお話をいつも伺うわけでありますが、そういう観点から三里か西町など土地を買い求めて、鹿島の住民として永住してみたいなんていう気持ちはおありでしょうかないでしょうか。 ○議長(但野安俊君) 助役。 ◎助役(高荒昌展君) ただいま寺内議員からのご質問、過分なお言葉もいただきまして感謝を申し上げます。私としてはまだまだ努力不足かと思っておりますので、今後ともさらなる精進を積んでまいりたいと思ってございます。 その中で、組織機構改革関係の中で、職員とともにという部分で近頃忘れているのではないかという厳しいご指摘ございました。昨年7月にまいりまして、当然町長の補佐役として責任あるポジションで仕事をするわけでございますが、7月早々さまざまなことを吸収しながら業務をやっていくという時期がある程度続いたんだと思います。初めて会う職員の皆様、議員の皆様、町民の皆様とそれぞれ心を通い合う努力をしながら仕事をすると。これは今後とも、まだまだ1年ちょっとでございますから今後とも必要なことではございます。その中で組織で仕事をやるわけですから、議員おただしのとおり職員ともどもやっていくという姿勢は、今後とも続けてまいりたいと思います。 やや命令的な口調があるのではないかというおただしでございます。どの部分かは定かに思い返すことはできませんが、業務の中で、時として、特に幹部職員と相対する場面が多ございますので、私なりの判断で適切でない判断なり業務なりがあった場合においては、組織人として厳しいことも申し上げることもございます。その辺が真意が伝わらないで結果、業務の遂行に至っていないということがあれば私の力不足でございますので、今後とも精進しながらそのようなことのないよう努めてまいりたいと思います。 次に、最後のご質問でございますが、本当に西町いいところでございますが・・・。 ○議長(但野安俊君) それは答弁なしでいいです。 6番。 ◆6番(寺内安規君) 今の件については通告しておりませんので、取り下げたいと思います。 それでは、環境問題に進みます。太陽光発電についてでありますが、各自治体、新地から原町までの設置件数などお知らせいただいたわけでありますが、この近隣の市町村で助成の件について設置者に補助金を出すことはいかがなものかという質問をしておったわけでありますが、私ちょっと聞き違いだったかどうかわかりませんがその辺の答弁がなかったような気がしますけれども、隣の原町市におきましては、対象者について1キロワット当たり6万円の助成をしているようでありますが、今回合併が仮にされた場合には、鹿島も一緒の対応を受けるのかというふうな感じもするわけでありますが、その辺今後1年先、何年か先までなりますので、鹿島町としての補助金を出す考えがあるかないかお伺いいたします。 ○議長(但野安俊君) 企画情報グループ統括。 ◎企画情報グループ統括(五賀計君) 先ほどの答弁の中では関係機関、要するに財政関係もございますので、協議をしながら今後検討していきたいという答弁でございました。 それと今おただしの件の原町市については、平成16年から1キロワット3万円、4キロワット上限ということになっております。この原町独自の補助についてはですが、鹿島町でも地域新エネルギービジョン策定を義務付けられておりまして、この策定を本年度平成16年度中に行わないとこの補助の適用にならないということでございまして、関係機関と十分協議をしましたが、平成17年2月までにこの新エネルギープロジェクト構想を決めなければならないと。そういった厳しいスケジュールの中、また合併等の会議等の中で、この新エネルギービジョンを策定することは困難であると判断しまして、我が町については新エネルギービジョン策定の申請を取りやめた経過がございます。合併等については今後の課題となっておりますので、推移を見守っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) ただいまの答弁でありますと、原町では1キロワット3万円で上限が4キロワットまでだというふうな答弁でありますが、私原町の資料今持っておるわけでありますが、この補助金額の対象については1キロワット6万円、ただし4キロワットを上限といたします。これ3万円ということは県からなんぼ市からなんぼということで合算になって6万円ということなんでしょうか。 ○議長(但野安俊君) 企画情報グループ統括。 ◎企画情報グループ統括(五賀計君) おただしのとおり市が3万円と県が上乗せ3万円で6万円でございます。 以上です。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) それでは時間もありませんので前に進みます。 共同火力についてはそれなりの報告があって、それなりの要請をしたということなんでありますが、鹿島町役場の玄関ロビーですか、あそこに行くと大きな画面、テレビがあるわけでありますが、火発が過去に設置されたときには環境調査か何かのあれで毎日テレビに映っていたようでありますが、最近は選挙の不在者投票どうのこうので端のほうに今あるわけでありますが、あれはやっぱり24時間体制で監視をしているために映っていたのかどうかわかりませんが、最近は映っておりませんが、その対応はする必要がないのかどうか。ある程度年数が経ったのでいいんだ。ただそれだけが10年過ぎたからこそ、全然映ってないところで監視していないところで何か問題ができたということで心配するわけでありますが、やはりあの辺の対応はどのようになっておりましょうか。 ○議長(但野安俊君) 住民生活グループ統括。 ◎住民生活グループ統括(天野朗君) ただいまのおただしの件でございますが、モニターの件でございますが、県のほうで切り替えするということでございまして、県のホームページに今度載せるようになりまして、9月からはあれは使わないで、ホームページに入れるような方向になっております。町のほうには専用のパソコンで見てもらうようにというような話がきております。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) そういうことであれば邪魔になるからテレビはすぐに撤去したほうがいいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(但野安俊君) 住民生活グループ統括。 ◎住民生活グループ統括(天野朗君) 撤去の件は、まだ県のほうからあとで指示がくると思いますので、その指示どおりに撤去になるのかということになります。 以上です。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) 車の不法投棄についてでありますが、先ほど統括のほうで何台か把握していないということでありますが、町有地、町の土地にも何台かなげてあるわけでありますが、町の土地の管理者としてどういうふうな把握をしておりますか。 ○議長(但野安俊君) 住民生活グループ統括。 ◎住民生活グループ統括(天野朗君) 私のほうではちょっと詳しくはわかりませんが、私の手元にある資料によりますと大河内住宅に1台、北畑住宅のそばに2台、駅周辺に2台あるというような情報は警察のほうからいただいております。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) 過去に飯舘で村の金を使って美観を損ねるということで撤去した経過もありますが、鹿島町として今言うように町の中にでも6台ほどあります。やはり景観を考えた場合にすぐ撤去するべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(但野安俊君) 建設整備グループ統括。 ◎建設整備グループ統括(佐藤洋光君) 公営住宅地に放置されている車両であれば、至急調査というかそこに置かれたというか、前所有者等を調査しながら至急撤去するような指導をしてまいりたいと考えております。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) それでは、時間もありませんので前に進みます。 先ほど教育問題で教育長の質問要請を提出しておったわけでありますが、教育長の出番がなかったんで教育長にひとつ、今いろいろな推進事業がありますが、文部科学省では地域子ども推進事業で4月から4,000の小学校や公民館で指定をはじめて地域づくり子ども教室推進事業を展開しておりますが、鹿島町のさくらスクールはその指定だと思いますが、そういう観点から、また各学校区において子育てのできる地域の中で、子どもの主体的な育ちを支援する子育て支援として子どもの居場所づくりを必要と考えておりますが、教育長としてはどのようなお考えでしょうか。 ○議長(但野安俊君) 教育長。 ◎教育長(青木紀男君) 文部科学省の補助事業としまして子育て支援、並びに地域づくり、そして子どもの居場所づくりプランというふうなことで、平成16年度より県をとおして補助事業がスタートしましたので、本町といたしましても手を挙げまして初年度からやっていただくようになりました。鹿島町の居場所づくりプランの実践にあたりましては、教育委員会でいろいろ審議をしまして、学校単位でやるか、つまり4つの小学校ありますので、それぞれの小学校単位でやるか、あるいはその子どもたちが土曜日、1カ所に集まって、そして体育なら体育、あるいは中でやるような読書なら読書、あるいは映画を見るなら映画を見るような場所で。そういったようなことで考えましたところ、さくらスクールという名前をつけまして、そして1カ所に集まってやったほうがいいんでないかと。そういうふうなことで、主にさくらホール、生涯学習センターのほうに土曜日集まりましてやっております。場合によっては、前の公民館とか、あるいは千倉のグラウンドや千倉の体育館と。そういったようなところで展開しておるわけでございます。このさくらスクールは、そういったところで1カ所に集まって小学校の児童が集まってやっておるもんですから、今のおただしですと、それぞれの学校単位でもできるんでないかとこういうことですので、今後子どもたちや保護者の要望を承りながら、まだ始まったばかりですので、改善を加えながら進めたいと思っております。 なお、八沢小学校の改築に伴いまして、八沢小学校では新しい校舎の中に食堂兼地域の人たちが集まれるような場所をつくりますので、そういったところで早く終わった低学年の児童など、午後地域の方々と交流を深めたりあるいは昔話を聞いたり、あるいはコマ回しをしたり、そういう活動ができるような方向で今話し合いを進めてますので、そういったことが展開できれば1カ所に集まらない場合のスタイルも平日にできるのではないかと、こんなふうに思ってますので、まだ始まったばかりですので、今言ったようなおただしの件を改善などを加えて、地域に根ざしたものにもっていきたいとこんなふうに思っているところであります。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) 時間がありませんので、5番の2、桜平山運動公園は迎田公園として利用しているというような答弁でありますが、現在行ってみないと思いますが、公園といえるような状況でありましょうか。 ○議長(但野安俊君) 都市環境グループ統括。 ◎都市環境グループ統括(小林澄雄君) ただいま迎田公園かなり草が生い茂っておりまして、管理の面ではかなり不備な点がございます。早急に今、2、3日中には草刈りを行うように指示をしておるところでございます。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) それに関連しまして、桜平山周辺公園整備事業を今準備作業中だという答弁がありましたが、桜平山についての公園構想のあらましの考えをお伺いいたします。 ○議長(但野安俊君) 都市環境グループ統括。 ◎都市環境グループ統括(小林澄雄君) 桜平山周辺公園整備計画委員会というのは、生涯学習センターが中心となって委員会を立ち上げてございます。その構想を都市環境グループが主体となって今度基本計画づくりを今行っているところであります。全体的な内容を雑ぱくではございますけども、簡単に述べたいと思います。 まず、万葉植物園というのが生涯学習センターの東側にある農村環境改善センターの南側の斜面のところを万葉植物園として考えてございます。それから、生涯学習センターの前の現在のコナラの林、この周辺を森林浴公園という形を考えまして、今のコナラの林を利用した中で常緑樹を植えて遊歩道をつけて森林浴を楽しんでいただけるというふうな考えをもってございます。さらに、コナラの林のまだ西側は花の道というふうな形をもちまして、今のところ花桃をあそこに植えて一面花桃にして、来町される皆さん、それから町民の皆さんが利用できるような公園としたいというふうに考えてます。 あと、先ほどもお話したとおり、今都市公園になっている桜平山公園というのがあるんですけれども、この辺の公園あまり利用が少ないということで、もっと利用を高めたいという観点から児童公園として遊具等を設置しながら多目的な芝生の広場を設けまして、親子が楽しめる場所をつくっていきたいというふうに考えてもおります。 あと場所が少し動きますけども、さらに東側にいきますと、田のあったところなんですけども、ため池の下に町有地がございますので、その辺を水芭蕉とか、あやめを植えて散策をしていただこうと。全体的に散策しながらいろんな公園を見て回れるようなそういう公園を考えていきたいというふうに今のところ考えてございます。 以上でございます。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) ただいまの統括の答弁でおおよそわかりますが、私ここに図面持っておりますんで、皆さん方持ってないと思いますが。それでこの中を見ますと平成17年から整備を始めるんだと。総工費が8,000万円だということで、案の案ではありましょうが、これすばらしいものができておりますが、やはりこういうふうに平成17年度から20年までかけて1億円近くの金でやるんであれば、町長もやはり議会と執行者との全員協議会というものをもっていろいろ話し合いながら進めているわけでありますが、そういう話し合いの中で、これほどのものができているのであれば提出してもよかったのではないかと思いますが、町長いかがでしょう。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) あくまでもまだ私どものほうの政策決定までには直接的に持ち込まれてございませんので、構想から企画段階に今事務局のほうで教育部局から現場のほうにお出しして、そういったものを計画を練り上げている段階だということでありまして、我々としてもそれらを受けまして全体構想との妥当性等を見ながら、今後最終的な判断をしてまいりたい。 まだ、そこまでいっておりませんので、今聞かれるままに担当課が答弁したようでありますが、これらについてはさらに詰めた段階で皆さんにもご提案を申し上げ、ご意見を拝聴したいと思っております。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) 私も案であるのでそれほど言いたくありませんが、あそこで寺内の近辺の方々が、お年寄りがグラウンドゴルフを楽しんでおります。その中に、役場関係者だかどうだかわかりませんが、近々使えなくなるんだと言われて私が調査をした結果、こういう図面が出てきたんで私が心配しているところでありますが、その中においてゲートボールやっているお年寄りの皆さん方に、あそこの公園が児童公園に、ベンチとか何とか芝生を植えて変わるんだということに対しての理解をしていただけるかどうか心配なんで、その辺のことをもう一度伺います。 ○議長(但野安俊君) 都市環境グループ統括。 ◎都市環境グループ統括(小林澄雄君) 先ほど私のお答えした点は、まだ皆様に報告できる段階までは至っておりません。桜平山公園整備計画委員会に、私らのほうのこういう考えで今ありますということだけの報告だけですので、委員会のほうからまだ完全に了承ももらっておりませんので、私のほうではこれをすべて良いとは考えておりません。ゲートボール等やられている方については、今後案が煮詰まりましたら、生涯学習グループと協議しながら説明を行わなければいけないと考えております。 ○議長(但野安俊君) 6番。 ◆6番(寺内安規君) それで、1番最後の保健センターの桜の木の件でありますが、21本ほど今あるようでありますが、やはり間隔が狭くどうかしなくてはならないのかと思うわけでありますが、やっぱり桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿という昔からの譬えもあるように、やはりいい桜なので、今回桜平山にそういうふうな計画を持っているのであれば桜何百本と植えるようでありますので、その辺に移植をしながら、町民の皆さん方に憩いの場として利用していただきたいと考えますんでよろしくお願い申し上げます。 以上であります。 ○議長(但野安俊君) 以上で、6番、寺内安規君の一般質問を終了いたします。 次、7番、小林吉久君に一般質問の発言を許します。          [7番(小林吉久君)登壇] ◆7番(小林吉久君) 皆さんこんにちは。先ほど6番議員のほうからもありましたように、今朝ほどの飯舘村の合併離脱表明につきましては、これはどういうことなのかとこんなふうにも思いながら、しかし飯舘村につきましては、自立を目指して頑張るんだということについては評価をしたいと思います。そんなことを思いながら、9月の定例会において一般質問の通告をお願いしたところお許しをいただきましたので、順を追って質問をしたいと思います。 今年は例年になく酷暑が続いて、台風の被害がない限り豊作の年になるのかとこんなふうに思うところでございます。オリンピック発祥の地で開催されましたアテネ大会での日本選手の活躍は見事なものでございました。また、全国高等学校野球大会での県代表の聖光学院のサヨナラのシーン、そしてまた、北海道代表の駒大苫小牧高校の優勝は長く歴史に残る大会でもありました。そのことは努力は人を裏切らないという教訓を国民に示した大会でもありました。また、過日行われました少年の主張大会も、また時代の動きを鋭く謳い上げた見事な大会で、発表者もとより関係者の努力に感謝するものであります。 今年は昭和29年の合併から50周年の節目の年に当たり、記念の行事も予定されているところであります。来年3月31日の合併に向けて、全国の市町村が合併でどのようなまちづくりをするのかでしのぎをけずっている昨今でもございます。国で進めている3,200の市町村を1,000にするという狙いを明らかにしないままに合併が進んでおるため、県内でも解散に追いやられている自治体もあるようでございます。南相馬合併もそうならないことを期待しながら、3件の15点について質問するものであります。 1番の町長の政治姿勢について。4市町村それぞれまちづくりの基本構想を掲げ、行政運営を執行してきたところでありますが、本町のいきいきと心豊かなふる里、健康と福祉のまちづくりの理念等、南相馬合併にどのように生かそうとしているのか。その辺についてお尋ねするものであります。 次に、国と地方の財政運営の柱となる税財源移譲の三位一体改革で、地方交付税補助金が大幅に削減され、平成17年度以降も交付税などは削減が続くものと考えられます。このことについてどのような見解をお持ちですかお尋ねするものであります。 次に、まちづくりの基本は、人口増を図ることが挙げられております。少子化対策についてはさまざまな意見が出ております。マスコミから広く報道されているように、女性が産む出生率は1.29人に低下し、与党が断行した年金改革を前提にされていた予想を下回ったことにより、住民生活あるいは国民生活に大きな不安を抱いています。町としてこの対策についてどのように考えているかお尋ねするものであります。 次に、国の進めている3,200の自治体を1,000までにするという狙いは、3割ぐらいに落ちつきそうであります。分権分散型の合併を標榜した地域自治組織が基礎的自治体として成果を上げるためには、権限と財源の付与が欠かせないと思います。財政枠の中で順調な行政改革は可能としているが、合併で舵をとるためのいわゆる区長になられる方はどういう方を考えているのかお尋ねします。そしてまた、財源の確保について伺うものであります。 次に、合併協議会では、新市の将来をイメージする名称は、「ひばり野市」と決まったところだが、合併はその地域に希望と喜びを与えるものでなければなりません。当地方には歴史的、あるいは地理的な背景、あるいは財政構築からして相馬、新地の将来合併を想定した場合、地域住民の理解は得られないと思いますが、見解を伺うものであります。 次に、合併特例債の新市建設計画については、さまざまな財政措置が講じられております。4市町村の枠内ではそれぞれ45%にとどめた案が示されておるところであります。この計画は改正は可能なことから、残っている分の考え方について、電子自治体あるいは基幹産業の施設などについての考えについてお尋ねするものであります。 次に、2番の農業振興について。戦後の農政については、昭和36年に制定された農業基本法があります。40年以上経って新たに食料、農業、農村法が制定され、食の安全と農業農村の美化を守るとしたセーフティネットが示されたところであります。次の点について伺うものであります。 平成22年度までに、農業構造の方向性と米づくりの本来あるべき姿実現のために地域水田農業ビジョンの策定について取り組むことになっております。行政と農業団体の役割分担がどうも明確になっていないように見えますが、この辺についてお尋ねするものであります。 次に、生産調整のあり方については、さまざまな問題の指摘があり、国が配分を行い、副作用の緩和をしながら、農業団体が配分の主役の交代となるわけだが、この先農業団体の配分も不安となり、生産者を必要としない状態を描くことになるが、このことについては早目早目の対策を考えるべきと思いますがいかがでしょうか。 次に、遊休農地再生促進については、集落単位で検討する時代がきていると思います。生産調整なきあとの水田農業推進協議会では水田利用型として麦、大豆、飼料作物ほかブロッコリーなどの作付で産地化を図る計画になっております。今後は、全国的に産地づくりが要求される時代がくると思われますので、このことについても早急な対策を立てるべきだと思いますので、考え方についてお尋ねするものであります。 次に、全国的に健康づくりが叫ばれている。特に健康食品がブームになっています。その中でも食用油が注目をされていて、健康の町づくりの意義からも需要が多く見込まれることから、エゴマ栽培の奨励をする考えはないかお尋ねするものであります。 次に、鹿島地域水田農業ビジョン推進策は、何といっても認定農業者が中心となって、ほかの農業者をリードする役割が大きくなってくるとこんなふうに思います。中山間地域の農業者に対する直接支払は行われておりますけれども、農産物への直接支払については今のところ確立されておりません。食料自給率向上からも国に強く訴えるべきだと思いますので、この辺の考え方について町長の見解をお尋ねするものであります。 次に、福祉について。介護保険については、介護保険法附則第2条において施行後5年以内に制度の全般に関して検討を加え、その結果に基づいて必要な事項について見直しをするということになっておりますが、国のほうでは1年前に前倒しをしたいというふうな声もあることから、以下についてお尋ねするものであります。 介護事業については県内の自治体でも赤字の町村が増え、制度維持に悪影響が懸念されることから、本町では他の市町村からして保険料が安いほうにランクされている本町にとって不安はないかどうかお尋ねするものであります。 次に、介護保険の理念は、自立支援、在宅重視が基本理念としています。ですが、介護給付費用は年々増大し、制度維持が問われていることについてもお尋ねするものであります。 次に、要支援、要介護1の軽度の認定者が年々増加した反面、軽度の人でも重度化したことにより、介護予防について大変な状況が発生しているようでございますけれども、この件についてもお尋ねしておきます。 終わりに、本町では第2特老建設が予定され、表面化しているように見られます。施設をつくることについては異論はないのでありますが、寝たきり老人を出さないための方法を考えるべき、こんなふうにも思いますので、福祉の町についてを標榜するのであれば、この辺について十分に検討し、そしてまたヘルパーを少しでも多くしながら、この件について検討する課題が多いとこんなふうに思いますのでお尋ねしておくものでございます。 以上、通告の順序により質問いたしました。よろしく答弁のほどお願いします。 ○議長(但野安俊君) 7番、小林吉久君の一般質問に対する答弁。 町長。          [町長(中野一徳君)登壇]
    ◎町長(中野一徳君) それでは、小林吉久議員からご通告のありました一般質問につきましてご答弁を申し上げたいと思います。 第1点の町長の政治姿勢につきましては、私からご答弁を申し上げたいと思いますが、町長姿勢の(1)、(2)、(3)、(5)を私から答弁を申し上げたいと思います。(4)、(6)、また農業振興並びに福祉につきましてはそれぞれ統括をして答弁を申し上げたいと思います。それではご答弁を申し上げます。 第1点の町づくりの基本理念、いきいきと心豊かなふる里健康と福祉のまちづくり。新市、南相馬合併の中でどう生かしていくのかということでありますが、基本的には新市にまいりましても同じでありますが、現在少子高齢化社会の受け皿づくり、これが21世紀日本社会にとって最も急務な政策課題であります。子どもたちが健康で明るく健やかに育ち、有能な人材として将来にはばたいていくために、養育から教育、そうした地域の環境整備をしてまいりたいと思います。 そしてまた、高齢化社会の現実の中で、元気な高齢者社会の実現こそがこれからの日本社会にとってもまた本町の地方、国を問わずこれからの最大の課題であると考え、これまでのように各種高齢者、自らの老後をお互いに支え合っていける、そうした支援対策を継続してまいりたいと思います。 殊に、今回第4次振興計画の中で持ち込みました地域戦略プランのタラソ事業につきましては、健康と福祉という壮大な課題に正面から取り組んでいこうとする市町村の試みであります。豊かな人生、活力ある高齢者社会の実現、そして地域の活力の再生を目指してまいりたいとこのように考えております。 第2点であります。地方分権と三位一体改革、その中でまさに今地方交付税や補助金が大幅に削減されてこれからも続くであろう。その中で町長の所見をということでありますが、国の三位一体改革の下で2006年、平成18年までを最終年度として地方交付税、大幅な削減を求めてきております。平成17年以降もより厳しい現実に私どもは対処していかなければならないとこのように考えております。県もこうした動きに合わせまして、2005年には予算編成に新たな枠配分方式などを進めようとしておりますが、本町といたしましても、今後の予算の有効な効率的な運営を図るためにも大いに参考にいたしながら、今後の重点事業に備えて財政の効率化を図ってまいりたいとこのように考えております。 第3点でありますが、少子化対策について、町としての対応はどうこれから進めていくのだということでありますが、これこそ大きな課題であります。やはり活力は人口にあるわけでありますから、今出生率の低下の原因として女性の晩婚化、あるいはまた結婚をしないで独立していかれるといいましょうか、非婚化というのでしょうか結婚しない方、女性の結婚観が、やはり価値観が変わってきたという見方もございますが、せっかく結婚され、そしてそういった意思を持ちながらも、今日的な社会状況いわゆる核家族化やあるいは勤務地などの関係などで、どうしてもせいぜい1人から2人ということで厳しい状況の中でご苦労されているそういう方々に大きな負担になっている原因に、いわゆる子育てと就労の両立ができるような対策。これらについて私ども地域社会として取り組んでいくことは当然でありましょう。先ほど文部省の政策の中で、いよいよ地域支援対策として平成16年度から取り組み始めておりますが、そうしたこれからの地域社会の中で私どもは子どもさんたちを支援していける、いわば協働のまちづくりの中でそういった子どもさんたちの環境づくりを進めていきたいとこのような考えを持ちまして、今後もまちづくりの中あるいは新市の中でも積極的にこれを進めていくつもりであります。 (5)でありますが、「ひばり野市」の件でありますが、地域の理解を得られるのかと、将来の合併を考えた場合というおただしでありますが、先ほどの寺内安規議員のご質問の中でもご答弁申し上げましたように、「ひばり野市」という名称の中には私どもとして未だ意識のひとつの隔たりと申しましょうか、言わばそれぞれの思いの中で未だ差があるのかということを申し上げましたが、そうした意識の壁と申しましょうか、これまでも私もしばしば行政の垣根というものを取り除きたいと、このようなことを基本としてこれまでも進めさせていただきましたが、今回の合併に当たりましてもそうした意識の垣根、あるいは意識の壁というものを私どもはそれを乗り越えて、そして新しい合併の姿を構築していかなければならないとこのように敢えて申し上げて、今後将来の合併に対しましてはそうした今なぜ合併が必要なのか。これは自分たちのこれからのふるさとを未来につなぐ、そうした節目、それを乗り越えていく手段として合併を求めているんだということをさらに申し上げて今後努力をいたし、合併への確実な一歩を進めさせていただきたいとこのように思います。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(但野安俊君) 総務部門参事。          [総務部門参事(多田穣治君)登壇] ◎総務部門参事(多田穣治君) 私からは第1問の4点及び6点について答弁いたします。 まず、4点目でございますが、地区の代表となる人物についてのご質問でございますが、地域自治組織の区長についてはその役割として、市長を補佐し、担任する地域の事務を総理し、かつ新市の運営方針、重要施策の決定に参画することが求められており、行政運営に優れた見識を持ち、その役割を十分に果たしていくことができることが基本的な条件であるというふうに考えております。 2点目の活動財源の確保についてでございますが、地域自治組織の区役所では、地域振興に向けた施策の展開と住民の身近なところで地域のニーズにより行う行政サービスを担うことといたしております。地域のことは地域でできる一定の予算配分と、必要な職員を確保するというような内容で調整方針が決定されております。そういったことで確保されるというふうに考えております。 なお、予算枠につきましては、現段階で新市建設計画の投資的事業の地域枠、約50億円が10年間で配分されるというふうに考えております。その他の予算枠につきましては、今後の検討事項ということでございますのでご理解をいただきたいというふうに思います。 第6点でございますが、新市建設計画についてでございますが、新市建設計画事業費の645億円の10%を予備費として確保いたしておりますが、これにつきましては今後10年間の新市建設計画を進めていく上で計画には挙がっていなかったものの、どうしても必要な事業が出てきた場合、また事業計画に挙げてある事業の中で事業費が増嵩した場合、そういった場合に対処するためのものであります。新たな必要が出てきた場合には、おただしのような使い方も可能かというふうに考えております。 ○議長(但野安俊君) 地域産業振興グループ統括。          [地域産業振興グループ統括(上谷地一弘君)登壇] ◎地域産業振興グループ統括(上谷地一弘君) 7番、小林議員の2問農業振興についてご答弁をいたします。 まず(1)についてでありますが、平成14年12月、国は米政策改革大綱を決定し、平成22年度までに米づくりの本来あるべき姿を実現することを目標とし、第一段階として平成16年から18年までの鹿島町地域水田農業ビジョンを町、農協等の生産出荷団体、農業共済組合、土地改良区、担い手農家、消費者団体からなる鹿島町水田農業推進協議会で作成し、現在進行中であります。国の改革スケジュールでは、平成20年度に農業者、農業者団体が主役となる需給調整システムへ移行することとしておりますが、平成18年度に移行が可能かどうかを検討し、可能と判断した場合には平成19年度に移行することとしています。現在は移行期間となっておりますので、行政と農業者団体との連携で進めている部分もありますが、基本的には農業者団体は各農家への指導連絡体制を強化し、行政はそのサポートをするといった形に明確化されております。 次に、(2)について答弁いたします。現在農業者への配分は、生産目標数量と面積で町と農協の両者で通知しております。特に平成16年度は、前年度の収穫量なども加味されまして71.4%の配分率となっております。反面、近年の食文化の変化によりまして米の消費量は年々減少しております。この現実から生産調整は避けてはとおれないものと思われますので、農業者団体とともに普及に努めてまいります。 次に(3)について答弁いたします。遊休農地や転作田に対する土地利用型作物の栽培については、年々さまざまな取り組みがなされ、鹿島町の特産品といったものはまだ確立されていない現状にあります。売れる米づくりとともに、米以外の作物につきましても産地づくりと市場開拓を農協と連携し、また地産地消の推進も進めてまいります。 次に(4)について答弁いたします。エゴマは当地方でも古くから栽培されてきた作物であり比較的栽培は容易でありますが、収穫に手間を要するもので、年輩者向けの作物ではないかと思われます。家庭で消費するには良い作物であると思われます。また全国的には先進地が各地にあるのが現状であります。町でも地域経済活性化支援事業で、食用油脂製造施設を計画中の方もございますので、積極的に応援していきたいと思っております。 次に(5)について答弁いたします。平成22年度までに認定農業者を中心とした担い手が水田の6割を効率的、かつ安定的な経営体として担うビジョンとなっておるところでありまして、農作業の受委託を含め担い手に着実に集積されてきております。ビジョンで取り組む担い手加算や担い手経営安定対策等の検証を行い、国の動向を見ながら検討していきます。 以上、答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) 福祉支援グループ統括。          [福祉支援グループ統括(西浦武義君)登壇] ◎福祉支援グループ統括(西浦武義君) 第3問、福祉についての(1)から(4)についてご答弁申し上げます。介護保険制度は平成12年度施行以来順調に推移しておりまして、認定者、サービス利用者、ともに増加しており、制度と介護保険の基本理念が町民に定着してきているところであります。平成15年度からは、第二期事業運営期間が始まりまして、鹿島町においてもゴールドプラン21、介護保険料減額の見直しを行ったところであります。介護保険制度につきましては法施行後5年を目途としまして全般に関して検討を加え、その結果に基づき必要な見直し等の措置が講じられるべきものとされておりまして、現在国の社会保障審議会等で検討されております。 (1)の介護保険事業運営についてでありますが、運営につきましては各市町村が運営主体となり進めておるところであります。ご承知のように平成14年度におきまして4町村、さらに平成15年度には18市町村が収入不足になっております。これらの原因は、予想を上回る給付費の増加や保険料の未納が挙げられます。鹿島町におきましては、計画どおり進められておりまして、また町民のご協力も得られまして安定した健全経営を行っているところであります。 次に、(2)についてご答弁申し上げます。介護問題は切実なものとして、誰にでも起こりうる事柄であり、自己責任の原則と社会連帯の精神に基づき40歳以上の保険料により公平に支えられております。また、できうる限り自宅で自立した日常生活を営まれるように必要なサービスを提供することを目的としております。 介護保険制度の順調な推移とともに介護給付費も年々増加しております。介護保険制度は、公費50%、保険料50%の負担割合に基づき運営されており、給付費が増加すれば保険料にも影響しますので、給付の健全な執行が必要になってきております。国ベースで比較しますと、発足の平成12年度の介護保険予算は3兆2,000億円でありましたが、平成15年度は4兆8,000億円と1兆6,000億円の伸びとなっております。今後少子高齢化の伸展に伴い財源が危惧されることから、被保険者の拡大と在宅と施設の給付のバランス、介護予防のあり方等、平成17年度を目標に全般的な見直しを検討中であります。 続きまして(3)についてご答弁申し上げます。介護保険が普及定着しサービス量が増えている中で、要支援や軽度の要介護状態がその後、中度から重度に進んでおり、現在のサービス提供が要介護状態の改善や重度化予防に十分な効果を上げていないことが指摘されております。予防、改善、回復を図るためにリハビリテーションが有効と位置付けられてきておりますが、鹿島町におきましては、介護保険制度にあります訪問リハビリテーションは0であり、また通所リハビリテーションについても利用が少ない状態であることから、この部門の報酬見直し等の制度見直しとともに普及推進を図り、要介護状態の軽減、また悪化防止に努めてまいりたいと思います。 続きまして、(4)についてご答弁申し上げます。現在鹿島町には、在宅で寝たきり状態の方は74名おります。そのほか福祉施設や老人保健施設、病院等での寝たきりの方を含めますと100名を超えるものと認識しております。寝たきり状態になる主な原因は脳血管疾患等病気によるもの、また転倒による骨折によるものが挙げられます。これらの主な原因を取り除くことが寝たきり予防につながることでありますから、さまざまな事業を進めることが重要であります。 1つとして、生活習慣病を予防することであります。2点目は、骨折予防のためのバリアフリー化や日ごろからの運動であります。3点目は、要介護状態になってもできる限り自立し、閉じこもらないことにあります。 このような観点から保健、医療、福祉がともに連携を取り、さらに早いうちからの健康に対する認識の高揚に努め、自分の健康は自分で守ることを啓蒙し、各種施策を積極的に進め、寝たきり0を目指してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) ここで暫時休憩をいたします。再質問は休憩後といたします。          休 憩  (午後 2時10分)─────────────────────────────────          再 開  (午後 2時25分) ○議長(但野安俊君) 再開をいたします。 7番、小林吉久君に再質問の発言を許します。 ◆7番(小林吉久君) 何件か再質問させていただきたいと思います。 三位一体改革のことで町長からの見解を伺いました。ご承知のとおり三位一体改革の問題は、地方交付税、国庫負担金を総合的に検討しようということでスタートしたことが三位一体改革だとこんなふうに思っています。国の予算案にみる三位一体改革は、私からみるとつぎはぎだらけのパッチワークみたいな、そういうふうな上向き加減の景気の灰色の中で、公共事業の補助金カットは中途半端で所得税、譲与税という中身の中で税源移譲しようということで進んでいるわけでございますけれども、譲与税は言葉に述べただけで本当に進んでいないのが現状なのかなとこんなふうに思います。 国の税収の一部の配当だけの話です。安定した税源移譲とは言えないと思います。多少税源の移譲をしたとしても、交付税がどんどん下げていかれるのであれば、何ら三位一体のいわゆる税源移譲にはならないとこんなふうに思います。 このことについては、国というか県知事などの会では積極的に運動展開して、この問題について改革しようと、変えてくださいと積極的に対応しろと、こういうふうな要請が盛んに言われております。この件についての町としての見解をお尋ねしたいと思います。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 大変課題の大きな実は内容であります。まさに三位一体改革、その中で地方が本当に地方分権にふさわしい税財源、財源を確保しなければ地方分権は成り立たないわけであります。 そういった意味で、まず交付税を年々減らしてくる、このことを少なくとも2006年までの中で徹底して行うという基本的なことがまず前段にあるわけでありまして、今回、国がそれでは3兆円相当についてというふうなこと、あるいはそれまでにどのぐらいの税財源の移譲を求めているのかと、自らそういったいわゆる補助金等あるいは交付金等についての実際上の自ら改革を行って提示しろというふうな国のそういった呼び掛けによって、全国知事会あるいは全国市町村会等がそれらについて先ほど出されたようでありますが、しかし、その中で言っていることは、基本的に移譲財源が自由に使える財源でなければならないわけでありまして、それが言われているような財源程度ではお話のように、本当にあちこちつぎ合わせしているような姿にしか見えないのは当然でありまして、やはり基本的には自由裁量のある一般財源にきちっと裏打ちされなければならないわけであります。しかしながら、現実には、まだそこまではっきりした方針が示されないままにあるということは事実でありまして、おおいに所得税あるいは譲与税あたりでとってくださいというふうなことを言われましても、現実には地方のこうした厳しい農村地帯といいましょうか、非常に厳しい第一次産業を中心として組み立ててきました地方の姿の中では税財源の客体が非常に微弱であって、そんな中では今理想としておられる姿そのものも、私どもでは非常にそのことに対して不十分である提言でもありますし、そのことについては現実に自由裁量権の持った財源として確保をさらに求めていかなければならないと考えているところであります。 ○議長(但野安俊君) 7番。 ◆7番(小林吉久君) 合併について、少しずつついていくわけでありますけれども、特例債につきましては、合併後10年あるいは15年後にはこの税源の移譲が確立しないと、10年15年後には再び今のような状況が繰り返されるというふうな心配があります。このことについては大変幅の広い問題でございますので、この件についてはとどめておきます。 それから、3番目の少子化対策の問題についてでございますけれども、この問題については、国では少子化対策として法律あるいは大綱を閣議で決定して、新たなエンゼルプランを発表したわけでございますけれども、子供は全く増えるどころか減る一方で、国では具体的になると仕事あるいは家庭の支援、あるいは結婚しても出産育児をしない、そういう問題についてだけ、例えば保育所待機の解消とか、あるいは男女共同参画にかかわることだけを住民に説明しているわけでございます。 先ほどもお話ありましたけれども、この出生率1.29になったゆえんは、私は今の女性は社会で活躍できる世の中だから、子供を持ってキャリアを持つために、キャリアにはどうしてもマイナスになるということで子供を産まないと、こういうふうな一般的なキャリアウーマンの内容、話のようでございます。 最大の原因は、若い女性は自己実現をすることや人生を楽しむことだけを考えて、結婚や子供を産むということを全く考えていないというふうな状況が最大の少子化の原因ではないのかなとこんなふうに思います。 子供を産まないということについては、やはり教育にかけて、どうも例えば4年大学までいきますと、最低でも1,000万円から1,500万円の経費がかかるというふうな教育費の問題からも子供を産まないというふうな状況があるようにみられます。 この問題については、やはり教育の中でこの問題について指導するというふうなことが大事になってくるのかなと思いますけれども、この件についてお尋ねするものであります。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 私なりに大変大きなテーマとして私どもも取り上げざるを得ないわけでありますが、先ほども答弁の冒頭にも申しましたように、非常に個人主義と申しましょうか、あるいはまた女性の就労機会の拡大によりまして、今若いうちはとにかく楽しむということで、お子さんはいらないとまではなかなか決意がつかないのでしょうが、結果としてやはり晩婚化になりまして、最終的にはなかなか折角の組み合わせができても、正直申し上げてお一人、二人はなかなか難しいということ。さらにそういった結婚されない年代がだんだん多くなっていく、そういった現象の中では、まさに将来が非常に私も日本の将来の姿は本当に厳しいものであるとこんなふうに考えます。 そういう意味では、そのことをこれからの国の最大の実は施策として掲げていってもおかしくはないわけでありまして、太鼓を叩いてということではなくて、そういった社会から今私どもが抱えている社会の厳しさをお互いに認識しながら、価値観というものをそういうふうに私どもとしては変えていかなければならないのではないかというふうな思いをいたしております。 さて、今ご指摘のように、キャリアウーマンに対するいろいろないわゆる就労上の条件等確かにございます。そういった点では地域企業ともにそういったやはり会社の中で保障をしてあげるとこういう、そして就労の機会をいつでも社会復帰が保障されると。そしてやはりまた、ある一定の期間を終えてのちに、そうした社会がそれを受け入れていけるようなそうした就労の裾野を広げていく。システムを実はこれから私どももつくり上げていかなければならないと、そういったことをしばしばいわれておりますが、現実には非常に厳しい中で、非常に恵まれた企業の中では、当然そうした子育てであるとか、あるいは自らそういった社会復帰ができるようなシステムを持っている企業もあるわけでありますが、やはり厳しい地方の中小企業をはじめとして、そういったものであればこそ、地域の中でそうした意識を持って企業にも協力を求め、あるいはまた社会復帰ができるような、あるいはまたそういう職業としての裾野を広げていくような、そういった考え方を政策としてたてていかなければならないとこんなふうに考えて、いわば社会全体がそれを支えていける、そうした地域の価値観といいましょうか、そういったものをつくり上げて行く必要があるのではないかとこんなふうに考えております。 ○議長(但野安俊君) 7番。 ◆7番(小林吉久君) 少子化対策について、いわゆる人口増をいかにするかということで、頑張っている東京都江戸川区、23区ですがその状況をちょっとお話ししますけれども、東京都の23区の出生率というのは0.97のようでございます。江戸川区では1.34を誇ると。これは子育て家庭をさまざまな面でサポートしているという結果であるということなんですけれども、まず、公共施設いわゆる公共の保育所では0歳児を預からないということと、家庭の中でなるべく子育てをするということで、子育ての経験者にその子供を持ったお母さんが預けるというふうなことで、保育所には頼らない家庭の雰囲気の中で子育てをしているというふうな事例がありまして、実際に預けているお母さんたちの話だと、9割のお母さんたちが満足しているというふうなことです。 ですから、本当に国の話で大変申し訳ないのですけれども、国では仕事と家庭の両立支援といって保育所の建設を止めて、家庭育児を推進しながら、それに沿ってその経済支援や教育啓蒙活動を行っていくということが、この東京江戸川区の手法についてわかるわけですけれども、教育の啓蒙この辺について教育長どのように考えているのでしょうか。 ○議長(但野安俊君) 教育長。 ◎教育長(青木紀男君) 少子化の我が国の大きな要因は様々ではないかとこんなふうに受け止めております。女子だけに限って考えていいいのかどうか、それも大事な要因だと思います。やはり家庭は男女でつくっていくし。そんなようなことがありまして、特に企業内や職場内での生まれた子供をいかにして養育するかということは、女の方にとっては重要な課題だと思います。 非婚化、高学歴化、それから晩婚化、そういった女性に伴う様々な問題もありますが、男性とか、国を挙げてとか、県とかそういった様々な要因を考えていかないといけないのかなとこんなふうに思っておりまして、江戸川区の例で子育ての経験のあるお年寄りとか経験者にお預けしてやると、そういうようなことも決め手のあるいい方法かとは思いますけれども、高学歴化すなわち少子化というふうなことは、なかなか学問の自由というようなこともありますので難しい判断かと思いますが、現実的に鹿島町は鹿島町の中で、幅広く多くの地域でやっているようなものを取り上げながらベストなものをやっていかなければならないのかなとこんなふうに受け止めておるところでありまして、女子だけに限ってしぼっていくというようなことだけには様々な課題もあるのかなとこんなふうに思っております。 ○議長(但野安俊君) 7番。 ◆7番(小林吉久君) 次に5番について。先ほど6番議員のほうから詳しく質問がありました。私はこの「ひばり野市」の名称の考え方なんですけれども、どうも相馬郡という地名の偉大さ、その辺がどうも理解はしていないのかなとこんなふうに思います。 それで、相馬地方はご存じのとおり相馬野馬追で代表されております。相馬一族は12世紀の鎌倉時代の初期から19世紀の後半まで明治維新までほぼ800年間、奥州街道3郡ということで宇多、行方、標葉6万石の領主の中で現在に至っております。 相馬一族の件についてですけれども、歴史的な背景ということなんですけれども、どうも相馬のその野馬追にかかわる、あるいは新地から富岡までのエリアのその辺の歴史的な知名度ですか、その辺がどうも理解されていないままに、何というか安易に「ひばり野市」になってしまったのかなとこんなふうに思います。 是非これは、結果をいろいろ言ってもしようがないのでありますけれども、町長については、あるいは先ほどもお話があったとおり、原町市長については、将来とも2市3町1村の合併が望ましいとこういうことでありましたものですからどうしようもないということなんですけれども、とにかく相馬の名称、南相馬でも新相馬でも、とにかく相馬をイメージした地名が残らなかったということについては、私ども相馬一族の子孫して残念だというふうに思っているものですから、相馬の歴史についてどんなふうな議論があったのかなというふうなこと1点だけお尋ねしたいと思います。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 相馬というものに対して、今回の新市指名の中で議論があったのかという点につきましては、小委員会から選定にあたっての、それぞれのおもいおもいのこれまでの、名称にふさわしいそれぞれの各公募された方々の思いは、それぞれ大体このような傾向だと、このような理由だということではそれぞれ記載してございましたが、小委員会そのものがそのことによって今お話のような観点から、そのことの判断基準というものを話し合ったかということだと思うのですけれども、その事実については直接私聞き及んでおりません。 鹿島の場合は、はっきりここで申し上げて、やはり基本的な考え方は南相馬という考え方がふさわしいのではないかというふうな当然議会の皆様方のご意見も拝聴した上ででありましたけれども、こういった考え方の中で今回の新市に対する思いで臨んだわけであります。 こういったことでありましたけれども、今前段で申し上げましたように、それぞれの委員会とそれから各協議会の経過につきましては、前段でもご説明したような経過の中で今回選定が行われたということを繰り返し申し上げてお答えにしたいと思います。 ○議長(但野安俊君) 7番。 ◆7番(小林吉久君) 6番の特例債関係についてでございますけれども、新市計画の計画書を見ているわけでございますけれども、この新市計画の中に新しい項目を加入できる、参加できるそういうふうな説明がありました。 この鹿島町を見た場合ですが、基幹産業としての農業振興を図っていくためにまず施設の整備として私考えているのですけれども、このまちづくりの計画書案の中に、いわゆる育苗センター的なそういう施設がどうもなかったのではないかと思っています。 もう一つは、住環境整備、環境関係の衛生関係の問題で、堆肥センターのいわゆる計画が町にあるのですけれども、この辺の堆肥センターあるいは苗センターそういったものを新たに加える、そういう検討はしていただけないものがどうかお尋ねするものであります。 ○議長(但野安俊君) 総務部門参事。 ◎総務部門参事(多田穣治君) 現在のところ協議されている内容の地域枠の中に、堆肥等の施設についての計画は上がっております。ただ育苗関係のものについては、枠の中での協議の中には載っておりません。 そういったことで、今後自治組織等ができた中で、必要性が高まり、事業評価の中で評価をいただいて必要だというようなことになれば、そういったことも可能になるというふうに理解をいたしております。 ○議長(但野安俊君) 7番。 ◆7番(小林吉久君) それでは、堆肥センターの問題点について少しお尋ねしますけれども、どうも汚泥を有機物の中に入れてしまうことによって、せっかくできあがった堆肥が処理できないのではないかというふうな問題があります。先進地をいろいろ見ておりますけれども、情報の中では汚泥を堆肥の中に入れることについては、どうも農家は使わないであろうというふうな問題もありますので、この点1点だけお尋ねします。 ○議長(但野安俊君) 地域産業振興グループ統括。 ◎地域産業振興グループ統括(上谷地一弘君) 今おただしの肥料の中に汚泥が入るということについての使う利用者がいないのではないかという件につきましては、肥料法の中では汚泥が入っていても何ら問題でないという形になっております。 ただ、先進地視察等を行った場合に、やはり各施設とも現在検討中というような形で、これから試行錯誤をしていくというような形で取り組んでおられるのが現状でありまして、我が町でも現在検討しているところであります。 ○議長(但野安俊君) 7番。 ◆7番(小林吉久君) それでは、農業振興についてお尋ねしたいと思います。 1番の件につきましては、いろいろな角度から検討しながら進めているんだよとこんなふうにお話がありました。 それで、3番目の遊休農地の活用について3番と4番に関係するわけでございますけれどもお尋ねしておきたいと思います。4番のエゴマについては、今ほど答弁の中では積極的に取り上げると答弁がありました。具体的にもっと煮詰めてまいりますと、鹿島町の水田の面積2,133.7ヘクタールのうち、作付け面積が1,509.1ヘクタールということで、624.6ヘクタールの面積が生産調整または調整水田としてあります。そのほか、かつての養蚕が盛んなりしころの桑園の跡地利用についても活用するべきだというふうな考えもあります。 この遊休農地の活用についてでございますけれども、全国的に健康食品の消費が伸びているということで、遊休農地を活用しながら、あるいは健康増進を図りながらということの両方の意味を兼ねて、なんとかエゴマの生産に取り組みたいというふうな思いから質問しているわけでございますけれども、このエゴマについては県内でも船引あるいは東和町、最近では鮫川村でもエゴマの生産に取り組もうというふうになっております。 エゴマについての中身というか内容というか、健康的にどういうふうに効能があるのかということなのですけれども、これはごまに含まれているリノレン酸ですか、この酸がいわゆる脳血栓あるいは脳梗塞、あるいはコレステロールというものにすごく有効であるということです。船引町では現在、今年になって5年目なんですけれども、12ヘクタールほどの畑にエゴマをつくるというふうなことになっております。また、東和町のある業者なんですけれども、年間10トンのエゴマを外国から輸入しているということでありますけれども、東和町のいわゆる物産として販売しているというふうな状況があります。 このエゴマを商品化していくためには、エゴマ自身をいかにきれいに洗濯する洗うかというふうな作業が出てくるものですから、この洗うことについての多少なりの経費がかかるというふうなことが発生してきます。この機械設備についての考え方、そういうことがあるのであればお答えいただきたいと思います。 ○議長(但野安俊君) 地域産業振興グループ統括。 ◎地域産業振興グループ統括(上谷地一弘君) 先ほどの答弁でも申し上げましたのですが、現在機械設備等の補助等は特段設けてあるわけではありません。ただ、地域経済活性化支援事業等がございまして、もちろん予算枠も決まっております。それで、今回食用油の製造施設等を計画している方もございまして、補正予算等に絡むことから正式には申し上げられない形でありますけれども、先ほど積極的に支援していきたいという形で答弁申し上げましたが、これなどを使って整備されてはと思う次第であります。 ○議長(但野安俊君) 7番。 ◆7番(小林吉久君) それでは、農業振興の5番についてでございますけれども、鳴り物入りで制定された食料農業基本法の食料の自給率は40%であります。この基本法の中では45%に引き上げるというふうなことで5年が経ったわけでございますけれども、依然自給率は高まっていない状況でございます。これは、外国の農産物がどんどん輸入されているゆえ自給率が不足しているからだとこんなふうに思っております。 この問題として申し上げたいのは、中山間地に対する直接の支払は設けられてありますけれども、直接担い手として関わる農産物の生産についての補償としての考え方については何ら補償されてない状況も見られますけれども、この件についてはやはり運動として展開していくべきだと思いますけれども、この点についてお尋ねしておきます。 ○議長(但野安俊君) 地域産業振興グループ統括。 ◎地域産業振興グループ統括(上谷地一弘君) 農作物に対する対策についてですけれども、かなり国との関係でありまして、この段階で私らが答弁できますことは、積極的に取り組んでいくという答弁しかできないという形でご理解いただきたいと思います。 ○議長(但野安俊君) 7番。 ◆7番(小林吉久君) 時間も時間ですので、最後の福祉について1点だけ質問させていただきたいと思います。 この一番最後の第二の介護保険、いわゆる特別養護老人ホームをつくる計画がありますけれども、この件についていわゆる合併特例債で整備をする内容でございますけれども、特例債に関係しないで、独自で特別養護老人ホームを立ち上げる場合の財政的な考え方、いわゆる南相馬、あるいは飯舘、あるいは鹿島町についての補助体系については6割から7割の補助でやった経過があるようでございます。 今の小高町の「梅の香」につきましては、4分の1ぐらいの補助がなかったということなんですけれども、特例債に関わらない状況の中で特老を建設するための費用の考え方についてお尋ねをしておきます。 ○議長(但野安俊君) 民生部門参事。 ◎民生部門参事(福島正一君) この特老につきましては、常時の介護が必要であるというような方を入れるわけですけれども、地域事業分といたしまして平成19年あるいは22年というようなことで町で計画しております。 これについても、南相馬で1本になりまして、現在おっしゃったように前倒しで小高がつくりましたので、もう一度相談しながら進めるというような考えでおります。 ○議長(但野安俊君) 以上で7番、小林吉久君の一般質問を終了いたします。 次に、12番、鈴木清教君に一般質問の発言を許します。          [12番(鈴木清教君)登壇] ◆12番(鈴木清教君) それでは一般質問の機会を得ましたので一般質問をいたしたいと思います。 今年は鹿島町の先人たちが着々と苦労を重ねまして、歩み続けまして町誕生いたしまして50年の節目に入ったわけであります。この50年の節目を記念しまして、商工会の青年部の皆さん方がボランティアで素晴らしい事業をあげたようでございまして、鹿島町始まって以来のいわゆる夏祭りだったというふうに見ております。若い方々の情熱に深く感謝をするものでございます。 またオリンピック、先ほどもありましたように、オリンピック発祥の地で108年ぶりのアテネオリンピックが開催されまして、アテネへの切符をいただきました日本の選手団、各分野において素晴らしい成績を上げられ、世界の人々にあるいはまた日本の方々に大きくPRし、日本のみならず世界の方々に大きなスリルと素晴らしい感動を与えてくれた。そして各選手の皆さん方が力のある限り素晴らしいプレーをし、そして史上最多のメダルを獲得されたようでございます。各選手の方々や大会に関係されました方々に対しまして、深甚なる感謝を申し上げるところでございます。 一方、先ほども今朝ほどございましたように、飯舘村長が突然の自立の最善の道として法定の南相馬合併協議会より離脱をする発表をされまして、私も大変驚いておるわけであります。来年9月新市誕生するまで進行してきた今日でありまして、新市1市2町1村の合併協議は枠組みの変更もあり得る事態となってまいりました。この17日の飯舘村の議会に注目をしなければなりません。合併により地域住民づくりに取り組む情熱は大変なものでありまして、活力が失われ、また合併に伴う財政的援助に強い疑念を持っているものと思われます。私も通告しておりますように、対等からかけ離れてきたというふうに私は見ざるをえません。そして、村長選もこの10月12日の告示17日の投票日として目前に控えておる時期だけあって、村長は断腸の思いの決断だったというふうに思います。 ここに至って法定協議会からの離脱された桑折町に続きまして、今回の飯舘、そしてまた国見町も元議員の皆さん方の合併協議会を白紙に求める陳情が出されているなど、大きく福島県下においても動きをしている現実でありまして、今後動向を見守っていきたいと考える一人であります。 一方、鹿島町にとりまして、異常気象によりまして連続の猛暑であります。夏産業にとりましては大変良い年であったものと思われます。本町の基幹産業であります稲作でございますけれども、大変昨年をばん回するように素晴らしい黄金の秋を迎えることができました。しかしながら、一方で米の米価が大変下がるのではないかと懸念される今日この頃であります。 日本全体見ましても、度重なる台風の影響によりまして、大変大きな被害をお受けになった地区がございます。幸い太平洋側は被害を免れたものの、日本海側は大変でございまして、いち早く災害復旧されまして、より安全安心な町に戻っていただきたいとこいねがう一人でございます。 さて、日本全体の国の施策の大きな一つであります、今日も2人目それぞれ合併問題、そしてそれぞれの皆さんも合併問題に触れておりますように、平成の合併は大変大きな節目であるわけであります。 原町市を含む1市2町1村の合併が日に日に進行中でありましても、飯舘のような協議会離脱の発表もあるわけでありまして、本当に政治は一寸先は闇であるというふうに思っておるところであります。 しかしながら、今日までそれぞれの協議会の皆様方ご苦労されまして今日までありますことを、心からまず感謝と敬意を申し上げるところでございます。 それで、質問に入っていきたいと思いますけれども、まず私が先ほど申し上げましたように、あくまでも対等合併であったはずでありまして対等の理念を忘れている部分を聞かされます。あくまでも原町市主導型の合併のように思えてなりません。対等で分権分散型で進むべきでありまして、たとえ合併しても中心市街地ばかり伸びて、本町のような町は過疎になるような合併であってはならないわけであります。特例債によって大型事業ばかりが優先されまして、末端の目が届かない合併であってはならないわけでありまして、本当に末端の部落が特例債によって大変改善されてよかったといわれるような、生活に密着した特例債の使い道をぜひ考えて合併に進行していくべきと思いますがいかがでしょうか。 相馬地方広域圏管理者の鹿島町町長としてこれからどのように努力をしていくかご期待を申し上げたいと思っているところでございます。 それから、合併間近に控えてまいりましたので、合併前にぜひやっておくことは一体何なんでしょうか。 それから、相馬市、新地ようやく合併に向けてスタートしたようでありますけれども、先ほどもお話がありますように、やがては相馬郡は一つであるというようにそれぞれの首長さん方もお話を申し上げているようでございます。2市3町1村の合併は2眼レフといわれておりまして、大変難しいものがあると私も見ております。しかしながら、是非相馬地方広域圏の管理者としてどう進め、13万都市を築き上げていくのか、考え方を示していただきたいと思います。 また、今回相馬地方の一つの合併は無理といたしましても、一部事務組合の統合や国保、介護保険、老人保健あるいはまた知的障害など、広域連合や広域連携によって、組織、財政面での強化、保険料の水準の平準化やコストの削減に力を入れていくべきと考えますがいかがでしょうか。 先ほども申し上げましたように、今回の合併基本理念ではあくまでも対等合併だったと思いますが、進行するにつれて対等を忘れている部分が大きく今日あるように感じます。いかがでしょうか。 次、本町の助役としてでありますけれども、高荒助役も本町に平成15年7月に就任されまして1年以上経過したわけであります。今日まで数多くのご苦労に感謝を申し上げる一人であります。 中野一徳町長の女房役として課からグループ制への新設や、あるいは地域戦略推進室長も兼務され、新しく90市町村でも珍しい新たな発想、地域の顔づくりを掲げた中野一徳町長の第4次振興計画の実現に向けて努力に努力をされておりますし、職員のトップとしてご活躍をされ1年有余経過したわけでありますので、率直な助役としての感想をお聞かせいただきたいと思います。そして本町の町民の皆さんの印象はいかかでしょうか。 次に、県政から県職員時代から見て、末端の自治体のあり方と末端の助役に就任されてみて、県の立場や国の立場をどう受け止めておられますかお尋ねしたいと思います。 助役は町の女房役ともいわれておりますが、町政に対してあるときはブレーキをかけたり、あるときはアクセルを踏んだり、大変重要な立場だというふうに理解しております。本町において注意を払わなければならない改善策はいかがでしょうか。 本町も記念すべき合併50周年、先人たちが幾多の困難を乗り越えて今日あるわけであります。平成の合併の進行や本町の地域の顔づくりの大きな3本柱とした第4次振興計画に向け着々と進行しておりますけれども、助役としてこれからの重要課題と難問はどうでしょうか。 やがて、助役は県職員として戻られるやにお聞きしております。短い期間の本町の助役を経験され、県職員として県政にタッチされたとき、末端自治体に指導したいこと、また県職員の方々に指導していきたいことがあればお聞かせをいただきたいと思います。 次に、テレビ放送の難視聴地域の改善策でありますが、これは先ほど6番も触れておりましたけれども、私なりにお尋ねをしたいというふうに思います。 本町は海あり、川あり、山ありのキャッチフレーズ、108.08平方キロメートルの面積を持つ東西に広い鹿島町であるわけであります。この難視聴については、私平成11年9月10日の一般質問でも取り上げてきた問題がありまして、当時は周波数が近い将来変更されるということでありまして、もうすでに5年経過したわけであります。今、時まさにデジタル時代に入ってまいりました。地上放送のデジタル化は国の方針により行われ、デジタル化で家庭のテレビはより見やすく、誰でもいつでも簡単な操作で使える情報社会の窓口になっておりまして、国のIT戦略の柱として家電産業の振興と電波の有効利用のために地上デジタル放送アナログより変更される放送であるわけであります。 周波数を変えてよりきれいな画像、そしてよりきれいな音質、地域と密着したデータ放送、いつでも天気が見れる、あるいはまたいつでもニュースが見れる、電子番組ガイド視聴者も直接番組に参加できる双方番組、皆さんもNHK番組昨年度紅白歌合戦見たと思いますけれども、あれは典型的な双方番組の放送であったというふうに思います。お茶の間が映画館やホールに変身できるサラウンド等々、二重写りのないゴーストのない鮮明な映像で受信可能な時代に入ったわけであります。BSデジタル放送、CS放送、地上デジタル放送、そして従来のアナログ放送のVHF、UHFであります。 そこでBSデジタル放送は全国どこでも大体が入るといわれておりますけれども、大雨にちょっと弱いというふうにいわれております。しかし問題は、2003年の12月より放送開始されておりますデジタル放送の受信でありまして、世界ではもう既に11カ国放送開始されております。日本では、東京、名古屋、大阪で放送が開始され、視聴者の方々にも大変好評であるようであります。 それで現在のアナログ放送は2011年7月24日で放送中止というふうに発表されておりまして、現在のテレビで地上デジタル放送を見る場合は、デジタルチューナーをつけて見ないと見られなくなる今回の改正でありまして、東北地方においても地上デジタル時代に入ってくることとされております。 それで当地方において、現在、先ほどもお尋ねの中にありましたけれども、私はUHFの48、58、50そしてVHFの10チャンネルの受信不可能な地域は、現在地上デジタル放送は不可能とされておりますので、行政として地上デジタル放送についてどのように受け止めておりますかお尋ねしたいと思います。 それから、先ほどの現在難視聴区域でありますが、大体先ほどお尋ねありましたけれども、それらの補助事業はあるでしょうかお尋ねしたいと思います。 それから、原町火力発電所共同アンテナ進めて海岸周辺の皆さん方が共同でアンテナを受信されておりますけれども、これらの共同アンテナはどのようにこれから対応してくれるでしょうか。 本町のみならず、山岳地帯を持つ相馬地方でありますので2市3町1村一丸となって各関係機関にお願いをして、難視聴を改善してくれる考えはないでしょうか。 このデジタル放送については特性がございまして、完全に映るか、あるいは映らないかそれだけでありますから、きちっとした整備が必要というふうに思ってございます。ただ、NHKについてはそれぞれ国の施策でありますから、完全にNHKは映るものというふうにみております。しかし民間については、大変な財政難から先ほど申し上げましたように2011年4月26日まで完成するまでには大変厳しいものがあるというふうに民間はいっておられます。これに対してどのように行政として受け止めておりますかお尋ねをしたいと思います。 次に、さくらホールの設備充実についてであります。町民の方々の要望の多かった集会施設さくらホールでございますが、オープンセレモニーも終わりまして、無料開放され、それぞれの利用者の方の声がいろいろと聞かさせている昨今であります。本町にとって最大限の予算の執行で完成させておりますことは私も十分わきまえております。ホールの借りる立場の方々はそれぞれご感想をお持ちであります。 まず第一に、利用する側の考えを考えていないのではないかというふうに言われております。いわゆるクラシックの発表会とか、あるいはまたコーラスの発表会、あるいはまたそれぞれの意見発表というだけのさくらホールの利用ではないはずでありまして、生涯学習の場として多くの団体の方々が利用しやすい設備の充実が必要というふうにいわれております。 極端にいって、ステージがあって、マイク施設があって、冷暖施設だけといっても過言ではありません。これらを補うために民間から借りますと、ホールの使用料プラスリース代ということで、大変高くついてしまうそうであります。利用する方々はちょっとスター気分で、そして特別な衣装を着て、そしてあそこでやってみたいと、演出してみたい、歌ってみたい、あるいはまた踊ってみたい、これを実現されるのがこの生涯学習センターさくらホールの一部であろうというふうに私は思ってございます。 サンライフあるいはまた浮舟会館よりも広くて、さくらホールは是非本町のみならず、原町、小高、飯舘、相馬、新地からもぜひ利用してみたいと言われるような設備充実であってほしいというふうに思っております。これらの考え方についてお尋ねをしたいと思うわけであります。 集会施設はさくらホールとしていろいろこれから利用されるというふうに思っております。一つ見ても裏のバックスクリーン1枚ぐらいであります。照明はただ舞台照明だけだと、そして、雰囲気を変えてくれるようなものは何ひとつないと。ただ暗くして真っ暗にした照明で舞台で歌ったり踊ったりということだろうというふうに私は思っております。 見る側は大変椅子の配置もよくて冷房も効いて本当にいいなと思っていると思います。しかしやる側をよく考えていただきたいと。そして、投光器だってカラーの投光器も何もない。そのままであります。したがいまして、極端に言うと、この議事堂をステージにして歌っているようなものであろうというふうに思います。 したがいまして、これら町民要望に応えるべくステージのつくり方も、それからそうした雰囲気のつくり方も十分考えていただいて、そして利用率の向上に努めていただいたほうがいいのではないかというふうに思っております。それで今日まで利用された立場の要望、あるいは見る立場の要望はいかがだったでしょうか。 それから音響システムでありますが、大変高価なものが入っているというふうに、まだ実際行って見ていませんけれども、入っているようであります。しかしながら、これを100%引き出せません。今もって引き出せないと思っております。したがいまして、こうした音響システムの鹿島町にも結構なマニアがございます。したがいまして、こうした皆さん方にお集まりいただいて、メーカーからせめて1週間ぐらいの講習をいただけば、完全に消化できるものと思ってございます。 ただ、それぞれ説明会2、3時間ぐらいあったそうでありますけれども、これでやれっていったってできるはずがありませんよ。車だって1カ月もかかって勉強してそして運転なさるということでありますから、やはりせめてなんぼマニアでも1週間ぐらい夜指導いただいて、そしてご利用いただくと、そしてコストを下げていく一つのきっけかけになるというふうに思っております。 今みますと、それぞれの機械の持ち運びをしてそしてそれぞれの皆さん方が音響をやっておるようでありまして、これらリース料を含めますと大変だというようなお話があります。 せっかく公費を使って構築した音響システムを100%使えるようなやはり体制づくりも大切であろうというふうに思いますので、この点についてお伺いをして一般質問といたします。 ○議長(但野安俊君) ここで暫時休憩をいたします。 12番、鈴木清教議員の一般質問に対する答弁は再開後といたします。          休 憩  (午後 3時31分)─────────────────────────────────          再 開  (午後 3時44分) ○議長(但野安俊君) 再開をいたします。 12番、鈴木清教議員の一般質問に対する答弁。 大変申し訳ないんですが、執行部のほうの答弁もできるだけ簡潔にひとつお願いします。 町長。          [町長(中野一徳君)登壇] ◎町長(中野一徳君) それでは、鈴木清教議員からご通告のありました件について、私からは町長の政治姿勢についてをご答弁申し上げ、後段の件につきましてはそれぞれの担当部局をもって答弁をいたさせます。 合併特例債の大型ばかりを優先させるのではなくて、町民の皆さんの生活に密着した整備が必要ではないかというおただしであります。まさにそのとおりであります。ハードはいわば手段でありまして、その中で何を行政効果として私どもはそこに期待をするか。あるいはまた、その効果を導き出すかということにあるわけでありまして、仰せのとおりでありまして、今後、名実共に本町の顔づくりであります三大プロジェクトそれにどのように私どもが地域振興のために地域の皆様とともに力を合わせて、そして地域の活力を引き出すかということでありまして、健康づくり産業そういったこれからの地域の心に挑戦として進めてまいりたい。これまで求められておりますように、グリーンツーリズムあるいは農村民宿の取り組みなど、あるいは地場特産の開発など、これに絡めながらこれら施設の有効な今後の利活用、地域振興に結びつけてまいりたいとこのように思います。 第2点、合併前に行っておかなくてはならない政治課題これはご質問の広がりがありますが、私なりに理解をいたしまして、これからはすべて新市への私ども姿をつくり出していくわけでありますが、まずは旧態依然という意識から脱皮していかなければなりません。そして、住民の皆さんと力を合わせてこれからのまちづくりを進めていくとこのように考えております。 そんな中では、いよいよそういう段階に来ていることをお互いに再認識をして、新しい新市へ向けての意識を切り替えていってほしいとこのように思うところでございます。 新市の中では、ご案内のとおり、地域自治区そしてその中で地域評議会としてのこれから地域づくりのセンターと申しましょうか、そこが主体となってお互いに協働のまちづくりを進めていくわけであります。 さて3点であります。広域管理者としてどう考えるのだとこういうおただしでありますが、広域圏組合は事実上これまでの歴史の中で、それぞれの事業部門において、生活圏の重要な役割を果たしてきているわけでありまして、そのことにつきましては、これらからも変わらずスクラムを組んでこれからの、特にご指摘のように相馬地方一円の合併に向けてのそういった媒介といいましょうか、あるいはまたお互いのチャンネルと申しましょうか、そういった意味での役割を果たしていけるものとこのように考えております。今後、そういった役割の中で努めてまいりたいと思います。 第4点でありますが、ご指摘のように、相馬地方それぞれ2市3町1村の中で、それぞれの中で新市へ向けての合併の動き等を踏まえておりますが、いずれにいたしましても、圏域内の皆さんが、それぞれのサービスが地域内でお互いに十分享受できるような、そういった地域内のサービスの平準化、あるいはまた今後共通の広域的なテーマに向けて、新市計画の中でも指摘、一体化事業としてメニューとして上がっておりますような、いわばごみの広域化などの整備事業も踏まえまして、地域全体の共通の認識の中で進めていかなければならない事業があるわけでありまして、そういったことも踏まえまして、今後これらの事業の可能な限り合理化、組織化、そして住民にできるだけ低コストのサービスを提供できるように努めてまいりたいと思います。 最後に、第5点でありますが、対等合併の件につきましては、先ほどもそれぞれご答弁申し上げましたとおりであります。次なる合併へのステップベースとなるよう、この「ひばり野市」の名前を乗り越えて前へ前進してまいりたいと思っております。 以上、答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) 助役。          [助役(高荒昌展君)登壇] ◎助役(高荒昌展君) 鈴木議員の2番目の質問にお答え申し上げます。 昨年7月就任以来1年2カ月を経過させていただきまして、この間、町議会の皆様のご指導ご鞭撻をいただきながら何とか努めることができましたことに感謝申し上げながらご質問にお答えいたしたいと思います。 まず①の助役1年間の感想と町民の皆さんの印象ということでございます。就任以来、合併協議、牛島開発、あるいはサービスエリア拠点整備事業の推進、機構改革等々ありまして、その間もちろん予算編成や議会対応等どれも町民の皆様の生活に直結した重要な仕事でございまして、それを助役という重責の中で携わることができますことは、まさに公務員冥利につきると感じております。皆様に感謝いたしますとともに、今後さらに誠心誠意勤めてまいります考えでございます。 次に、町の皆様の印象ということでございますが、率直に非常に実にまじめな方々が多く、様々な分野で力のある方が多いという印象でございます。まじめさという点では、皆様ものごとを真摯に受け止め、きちんと議論し、ものごとを決めていっていただいておりますし、また様々な分野で、例えば長年奉仕活動を続けていらっしゃる方々も多く拝見したところでございます。また、文化活動、社会的奉仕活動、さらには経済活動等を含め、それぞれの分野でお力のある方が多いと感じております。 次に、②の県職員時代から見てきた住民に一番近い自治体である市町村のあり方と、町の助役に就任して県、国の立場をどう受け止めるかとそういうご質問でございましたが、県と異なり市町村は常に住民の方々に直接接し行政を行っているため、行政の質が住民生活に直接影響が及ぶことになり、厳しくもあるが、やりがいがあるのであろうというふうに感じてみてございましたが、助役就任以来、まさしくそのとおりであると感じております。 一方、国や県の立場でございますが、国、県、市町村は本来それぞれの役割分担がなされ、国は外交・防衛のほか制度の大枠をつくり、県は指針策定や技術的指導、広域調整とか先進的取り組みを行いますが、市町村は地域に即して住民ニーズにあった具体的な施策の展開を行うというのが基本かと思ってございます。そういった意味では、基本的な関係はそのように機能していると思っておりますが、現在様々な分野で齟齬も見受けられておりまして、そうした不都合を是正するため、地方分権あるいは規制緩和を推進しております。 このような状況の中で、今まで以上に市町村は住民の福祉の向上という視点から、国や県に具体的な提案をしていくことが重要と考えてございます。 3番目に、助役として職員の教育、あるいは町政に対するブレーキやアクセルということの実態改善策ということでございますが、公務という組織の中で仕事をする上で、大いに意見を出し議論し、しかる後に決定したら、その決定したことの実現のために全力を尽くすというのが大切であろうと考えてございます。町長の補佐役として、必要な意見は述べさせていただいております。それが結果的にはアクセルにもブレーキにもなるのでしょうが、アクセルとかブレーキとか意識してはございませんで、何が正しく、何が適切かを考えるように努めているところでございます。 また、職員の教育という面では、助役は幹部職員に接する機会が多いわけでございますが、町民のための業務を実現するということを通じて職員の皆様にも研鑽を積んでいただいております。 改善点とということでございますが、これは私自身が助役としてまだまだ未熟でございますので、経験不足の面が多ございます。また、町内や相馬地方全体のことで経験すべきこと、知っておくべきことがまだたくさんあると思いますので、今後とも努力をしてまいりたいと考えてございます。 4番目、町政の重要課題、難問ということでございます。これにつきましては、何といっても市町村合併でございます。全国的に進む平成の合併の中でも、モデルとなるような分権分散型の合併がほぼ7割以上協議が進んでいると認識しております。 そんな中、残念ながら飯舘村長のほうから離脱表明があったという事態になりましたが、飯舘村の動向を冷静に見守りながら、最終的には現在の、そして将来の町民の幸せのために、何としてもこの合併を成立させたいと私も強く思っているところでございます。 さらに合併に向けての対応として、あるいはまた健康と福祉のまちづくりの土台づくりとして、今進めております地域保健計画と地域福祉計画の策定も大変重要と考えてございます。住民の皆様とともに策定し、新市の中でも鹿島自治区で生かしていくことが重要であると考えておりますし、牛島開発、サービスエリアこれらも合併前にそれぞれの事業の信条に応じてきちんと推進していくことが重要でございます。 さらに西町保留地、三里の宅地販売、これらについても課題であり、なおかつ難問であると認識しております。全職員一丸となって販売に向け頑張りますので、議員の皆さんのご支援をお願いしたいと考えてこざいます。 加えて、新市へ向け職員の意識改革と公務員としての必要な能力の再認識と習得も重要でございますが、今後具体的な方法を検討してまいりたいと考えてこざいます。 最後に、本町の助役の経験から県に戻ったときの点でございますが、県と市町村はイコールパートナーでございまして、市町村にも様々な事情がございますので、一概にこう指導するということは言えないのでありますが、市町村の職員の方々が住民のことを第一に考えていなかったり、住民ニーズを適格に把握していないと感じた場合には、住民第一の視点で助言をしていきたいと思います。 また、県職員には現場に立つこと、現場がどのように動いているのか、最終的に当該事業が住民福祉にどのように役立つのかを考え、見極め事業を企画、実施するよう指導したいと思いますし、私自身もそのようにしていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) 企画情報グループ統括。          [企画情報グループ統括(五賀 計君)登壇] ◎企画情報グループ統括(五賀計君) 12番、鈴木議員の3問の1から5について答弁いたします。 まず①デジタル放送受信機には双方向性とともに、インターネットとの接続機能がほぼ標準装備されており、放送と通信が連携する新しいサービスが可能になります。地上デジタル放送では、地域密着型の放送を行うことができることから、各地方公共団体によるデータ放送の活用も考えられます。各地方公共団体ではすでにインターネットによる情報提供や施設予約などを進めていますが、多くの人が視聴する地上放送にはメリットがあります。特に、高齢者への情報提供の手段としてはインターネットよりも向いており、情報格差の問題の解決にもなるとと考えます。このように放送のデジタル化や放送とインターネットの連携によって様々な可能性が広がってくるものと考えています。したがいまして、今後の普及に伴って難視聴地域対策がより重要になってくるものと思っております。 次に②でございますが、難視聴地域の地区と戸数については、上栃窪43戸、栃窪28戸、御山10戸、橲原19戸、小池24戸、山下10戸の計134戸程度が難視聴地域であると考えています。 次に③について、現時点では何も情報が入っておりませんので、想定されるという状況での答えになります。福島県内の地上テレビジョン放送のデジタル化への円滑な移行、普及発展を図る目的に平成13年4月に設立された福島県地上デジタル放送推進協議会において検討が進められている状況であります。 関係機関に問い合わせいたしましたところ、地上デジタル放送は、国の政策であり、この事業については国と地方公共団体が進めていくことになると思われます。現在、国からの指示といったものは何もないのでわかりかねるという答えでありましたが、難視聴対策については、行政が何らかの形で関与し、整備を推進する必要があると考えております。 また、補助事業についてでありますが、加入者の負担もあり、今後どのように対応すべきか検討する課題であると認識しております。 次に、④について、原町火力発電所が設置した共同アンテナについては、原町火力発電所建設に伴って、発電所周辺地でテレビ電波障害が予想されるため、地元住民の受信状態を現状に復帰する対策として、共同受信による機能回復措置が東北電力によってなされた経過があります。原町火力発電所建設に関わる電波障害対策工事は、その対象範囲が原町市にも及んで、共同受信による対策がされておりますので、今後原町市と連携をとりながら東北電力と協議していきたいと考えております。 次に⑤でありますが、2006年に開始される地上はデジタル放送の状況をみながら、各自治体の声を聞き、必要に応じ、一体となって難視聴対策に対応していきたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) 生涯学習グループ統括。          [生涯学習グループ統括(鈴木直門君)登壇] ◎生涯学習グループ統括(鈴木直門君) 12番、鈴木清教議員の4点目、さくらホールの設備の充実についてご答弁いたします。 ①の利用される方々のための設備の充実策をどう受け止めているか、この点については、ご承知のとおりさくらホールは音響効果のよい施設で、多目的な文化、芸術、芸能といいますか、施設として完成されたものであります。利用者の要望等十分聞きながら今後充実を図ってまいりたいと考えております。 ②番の利用率を上げる対策についてでございますが、広域的なPRを積極的に行い、当然ながら使ってもらう努力をしなければならないと思っております。文化講演事業として、魅力ある自主事業を開催することが重要と考えております。費用対効果等も総合的に判断し推進しなければなりません。広域的な会議、特に各種の総会並びに講演会等、場所が相馬地方の中心であり交通の便がよろしいので、積極的に利活用していただきたいと思っております。 それから、③の利用された立場の要望、それから見る立場の方々の意見でございますが、要望としては先ほどもご指摘ありましたとおり、音響効果は素晴らしいのですが、若干備品の不足分もあります。そういう面も今後検討していきたいと思っております。それから、照明設備の不足、要するにライトです。それも今後検討してまいりたいと思っております。 要望より意見としまして、非常に構造上音響の素晴らしい建物であることから、音の響きがよいという評判があります。それから、椅子の配置がよくて舞台がうんと見やすいと。それから椅子の前面、前の椅子との関係で余裕がありますので、非常に素晴らしいです。それから、床面が木をふんだんに使っておりますので、木の香りが今しまして素晴らしいという評判でございます。また、固定椅子でありまして疲れないというようなことで、そのようなご意見が多いのが実情でございます。 それから、④番のメーカーによる音響システム、照明操作の指導会等、各種操作のボランティア育成はということになりますが、この点については当然音響、照明等のボランティア育成は必要でございますので、メーカーと相談し、また関係課とも相談しながら研修の場を検討していきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(但野安俊君) 12番、鈴木清教君に再質問の発言を許します。 ◆12番(鈴木清教君) それぞれご回答いただいたわけであります。順序よく進めていきたいと思っております。 合併特例債による大型事業ばかり優先、生活に密着したと、それは町長も当然というお話をされました。その中に、一番身近な生活道路の整備はお聞きにならなかったと私は思っております。この生活道路の整備については、それぞれ毎回定例会でお話がありますように、鹿島町においても64カ所、これ3月議会の資料だと思いますけど64カ所あって、20数億かかるのだというお話を聞いております。今回の新市構想の中にも、要望の第5位が道路整備であります。 したがいまして、鹿島町にとりまして、新市になってしまえば極端な話、なかなか末端の道路はできなくなってしまうのではないかという懸念を私はするわけでありまして、こうしたものは地域住民の一番切なる願いの第1位であるというふうに理解しております。 交付税の中で、道路関係の交付税はだいぶきておるわけでありますけれども、それぞれに按分してしまう関係で道路予算は3,000万円、よくて5,000万円でいきますと相当の年数がかかるというふうに前から議会でも指摘されておりますとおりでありまして、これらをまず整備するような考えをやはり合併特例債を利用して、そしてそれぞれの道路をきちっと整備するのだというくらいの姿勢がほしいというふうに思っております。 それと付随して、今もって土側溝の部分もずいぶんあると思います。そしてまた、少し雨が降るごとに洪水の常習地あるはずであります。こうしたことを、やはりこうした特例債を利用できれば利用していただいて、そして町民の付託に応えていくというのが今回合併の一番大きな、末端の皆さんの要望の多いのはこれだというふうに思っております。 それで、私の部落を見ても10戸ぐらいはまだ砂利道です。砂利道に附属しながら常口がある。70戸ですけれども、1割を超える皆さん方がまだ砂利道です。私どもは山間地でありましてそんな現況にあるということも、私は地元の議会議員として、何回とお話をいただいてございます関係からここでこういうふうに申し上げるわけでありまして、それぞれの皆さん方、それぞれ税金を完納されておりまして、なぜ税金とられているにもかかわらず私のところ砂利道なんだというお話を切々と聞くわけであります。 したがいまして、この生活に完全密着した道路関係、あるいは水路整備あるいはまた常習地のいわゆる洪水対策ですか、こうしたものを改善する考えはないでしょうか。 ○議長(但野安俊君) 総務部門参事。 ◎総務部門参事(多田穣治君) 特例債の考え方ですが、特例債が使える事業というのは、合併をするために地域間の連携とかそういった大きな道路でございまして、この生活道路等についての合併特例債というのは適用にならないというふうになっております。 ただ鹿島の場合は、地域特定道路整備事業とかそういった内容で地域枠の中でそういった生活道路を整備するというふうなことで計画の中には盛り込んでいるというふうなことで、特例債をすべて使ってということにはなりませんので、その辺はご理解をいただきたいと思います。 ○議長(但野安俊君) 12番。 ◆12番(鈴木清教君) 私は、特例債全部使えというわけではありませんし、特例債が並行してくるわけでありますから、一般財源の中でも結構だと思います。特例債に並行させながら一般生活道路も整備していくという考え方が必要であろうというふうに私は思うんです。 鹿島町は、電源交付金事業によって30億8,000万円、相当数の事業をされまして、町民の皆さんから非常に喜ばれているという実績があるわけであります。今回も特例債によって大型事業、鹿島の目玉でありますものがだいぶ入っておりまして、これらの期待感もあると思います。 しかしながら、一方では先ほど何回も言うように生活道路については、そういうふうに64カ所もぶん投げてあるというような関係もありまして、これらをやはり特例債使えとはいいませんから、何らかの方法、補助事業で対応していただけないものかというふうに私は思うんですがいかがですか。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 今参事のほうで答弁いたしましたが、基本的には今おっしゃるのは、いわゆる小字の中でそれぞれ生活道路の中で枝線になっているところ、そういったものにつきましては特例債を改めて使うまでもなく、いわゆる投資的経費の中で代表的なものについては特例債の中でやりますが、それ以外については当然のことながら取捨選択をしながら、道路財源として、やはり私ども地域の中である程度のいわゆる一般財源等の絡みも十分その比率で地域に下ろしてくるわけでありますから、そういったものを踏まえながら生活道路については、お互いに地域協議会の中でどうだろうと皆さんで相談をしていただいて、そして応分なそれぞれの地域の中で協議した中で整備を図っていくということになろうと思いますし、今まで以上に皆さんご自身の中でご判断をいただく、そういう地域づくりになっていくだろうと思います。 さらにまた、いろいろなこれから国県事業の中でもいろんな関連するような道路につきましては、今後やはり農道であるとか町道であるとかというものについてのいろんな工夫、そういったものを一体的に判断していってもよろしいですよ。地方にある程度任せていきますよと、こういうふうな方向でもあるようでありますから、それらについて活用いたしながら、場合によっては周辺の農道整備と併せてやっていくような方向が出てくるだろうと考えます。その辺は、今後地域の中で十分に皆さんとご相談をして進めてまいりたいと思っております。 ○議長(但野安俊君) 12番。 ◆12番(鈴木清教君) ご期待をしたいというふうに思います。 それで2市3町1村合併でありますけれども、この前文化センターでお話ありましたように、18年までに合併しなければ相馬地方2市3町1村合併したって何のメリットもなくなるのだというような講師の先生のお話あったようであります。 したがいまして、ここに来て小高町はこれから住民投票をやるのだ、飯舘は例のお話になりました。それで2市3町1村合併というのは本当にほど遠いなと考えますがいかがでしょうか。二眼レフの中でのいわゆる合併、なかなか大変だと、管理者としても大変だというふうに思いますがいかがですか。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) タイミング的には、合併特例債の改正前の現状の中で進めていくということを基本としている今の特例債の中でそれに参加できるという可能性は非常に難しいのではないか、これは当然だと思います。 したがいまして、法改正後の合併促進改正法ですか、この中では大いにご検討いただいて、そしてその過程の中で組み立てが可能であればと思っておりますが、今の段階ではまずそれぞれの市の今の合併の姿を確実なものにまずすることが基本でありまして、その上でこの際という形がその中で出てくれば、これ当然可能になるわけであります。 ただ、特例債として使われる範囲というのは、今回の平成17年度における合併協議に伴って、県のほうに申請ができるかできないかとそれをもってそこを区切りとしてやるわけでありますから、その辺は十分新市の中でもあるいはまた相馬、新地の今の合併の今後の動き、お互いにその辺はそれぞれ認識をした上で進んで行く必要があるだろうとこんなふうに思っております。 小西先生のことは、これは非常に冷たくお話になりましたので、私どもとしてはそれは多分現実として、そういうきちっとした考え方を持って臨まなければいけないと思っておりまして、大変厳しい方向ではあるだろうと思っております。 ○議長(但野安俊君) 12番。 ◆12番(鈴木清教君) それで、この4番に入るわけでありますけれども、やはり合併は私は無理だろうというふうに現在みておりますけれども、それで、ここで可能なのはやはり一部事務組合の統合や広域の連合や連携だというふうに思っております。 したがって、相馬地方でも、私も広域議員の一人でありますけれども、看護学校、消防、広域観光ぐらいが主な広域圏の仕事でありますけれども、他の町村に行ってみますと、いろいろと取り組みをしてございます。できればこうした広域連合などによって、いわゆる国保あるいは老人保健、介護保険、それからあと知的障害者施設等の連合はこれ可能だというふうに思うのですが、その辺の取り組みはいかがでしょうか。そして組織的にもあるいは財政的にも強化をしていくというシステムは、これは私できるものだというふうに思いますがいかがですか。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 地域内には、それぞれ公設あるいは民間いろいろございますが、特に広域の中でも一部事務組合がひとつの形として続けていくために調整をしなければならないものがあるわけであります。今お話のような形にまで進めていくとすれば、それはいわゆる特定の事業目的によって組合の事業を立ち上げたわけでありますから、そうした必要性が相互に認め合うことができれば、そういう形も可能かと思うのでありますが、今現在持っている中での課題解決を基本といたしながら、その延長線の中でこの分野までも一緒にはとりあえずすぐにはなれないけれども、せめてこの事業部門というものを広域の中で立ち上げてはどうかということもできるだろうとは思っております。 しかしながら、広域圏事業全体もこれからできるだけ広域の中でやれるもの以外には、やはりいろんな形で民間活用等を進めていく作業も実はこれから行われていくであろうというふうに推測できるわけでありまして、例えば環境衛生組合の中で、今いろいろ議論いただいているその10年先の姿の中で、やはりこれは必ずしも行政でなくてもできるのではないかというふうな分野については、いわば外部委託方式に切り替えていく部門も出てきます。 そしてまた、いよいよどうしても行政でなければできないものについては、これはむしろ買い取っても行政の中で行うべきものだというようなことの分野なんかは、これからの課題の中では出てくる分野もあろうかなと思いますが、今のところまだそこまでいくには今申し上げますように、それぞれの市の中の構成町村の中で抱えている課題の解決を図って、その上でいわゆる広域圏の中の事業としてみんなで共通の認識で持ち込むことが必要であろうというふうに考えております。 今私申し上げた延長線の中では、さらに一層のごみの広域化を図る、あるいはまた今大きな課題となっておりますいろいろな産業廃棄物等の課題なんかありますが、これらについては、されば自分たちの地域内における産業廃棄物はどうするのだという問題は実は棚上げにしている問題もありまして、こういった課題がこれからの新しい大きな課題として出てくる課題だろうと思いますので、それらを踏まえてひとつまずそれぞれの自治体の中で整理をした上で、広域圏事業というものを再認識して、必要があればお互いに一緒にやっていこうということになるだろうと考えております。 ○議長(但野安俊君) 12番。 ◆12番(鈴木清教君) 合併を控え、さらにまたこうした広域連合あるいは一部事務組合の統合ということで、大変だというふうに思います。しかしながら、可能なものについては統廃合しながらコスト低減を図っていく。そして強化を図っていく時代に入ってきているというふうに思います。 北海道に行きますと、小さな町村でありますけれども、ほとんどの町村は合併しないで、この広域連合なり連携、あるいは一部事務組合で行って、そしてやっておるようであります。私ども教育民生で研修した経過がございまして、なぜあなた方合併するのですかというような町長のお話もありまして驚いているわけです。私どもは、広域連携あるいは連合一部事務組合でできるものは全部やって、あとは末端自治は末端自治でやるのだと。7,000、8,000ぐらいの人口でありますけれども、そうしたことでまかなって、合併をしないで生きていくのだというようなお話を聞かされておりまして、今取り上げたところでございます。 そんなことで、私どもは北海道の東川町に行ったのでありますけれども、東川町長研修の御礼をよこすぐらいの町長でありまして大したもので、私ども研修して初めてです東川町長からの御礼、私ばっかり来たのかなと思ったのですけれども違ったのです。そんなことで御礼の手紙よこすぐらいの町長でありまして、引っ張りだこのようであります。そんなことを参考にしていただいて、できるものについては広域連合ですか、そして連携、一部事務組合の統合を図っていただきたい。 時間の関係がありますので5番目であります。          [何事か言う人あり] ◆12番(鈴木清教君) それから、対等でないというお話しましたけれども、先ほどお二人からありましたように、名称については鹿島の住民のおそらくほとんどは不服であろうと私見ておりまして、この前改善センターでありました協議会においても、大元老の皆さん方が声を張り上げてお話したとおりであります。私どももこの名称については驚いているわけであります。 そこで、先ほど寺内議員から資料をもらって驚いたのですが、新市名称を決める小委員会の中で、もうすでにローマ字でHIBARINOSHIと入っているのです。私初めて見たのですから。そしてそれからクレームがついて「ひばり野市」を除いたこの新市まちづくり理念というものを提出なさってございます。したがいまして、最初から「ひばり野市」になっていたのではないかというふうに思います。ここなぜこういう「ひばり野市」、先ほどから何回もありますように、たった14名の皆さん方で24位でしたかの地域の皆さんの声でしたよ。したがって、地域づくりは町民の声あるいは地域の声だというふうにおっしゃりますけれども、こうした意見は無視されたものというふうに思っております。したがいまして、あくまでも私は原町主導型の合併であるというふうに言わざるを得ません。その点いかがでしょうか、ここに私資料ありまして、見せてもいいですけれども、HIBARINOSHIとすでにローマ字で入っていたのですよ。これなぜHIBARINOSHIと入れなくちゃならなかったのかということが第1点。 それから、原町の市議会の皆さん批判するわけではありませんけれども、協議会さなかにおいて外部においてばかすかやっているというそのものも私は対等合併からほど遠いと言わざるを得ません。したがいまして、私どもは協議会の中で、あんまりこのぐらい対等でなければ離脱するぐらいの意思表示しながら、これから対抗していただきたいというふうに私は思わざるを得ません。 だれしもが「ひばり野市」、それぞれのアンケート見ますけれども、原町市でもどこでもダントツひらがなを含めて「南相馬市」がダントツだったはずであります。なぜ24位の「ひばり野市」を挙げなくてはならなかったのかということが第1点でありまして、小委員会前に何回も言うようにHIBARINOSHIとローマ字で入っていたのですこれ。このようにHIBARINOSHIと入っていたのです。それで小委員会で指摘されて、別に今度消して持ってきて、そして現在の印刷して、今度決まってからひらがなの「ひばり野市」と入っているということなんです。だから私はおかしいというふうに言わざるを得ません。この辺についてどのようにお考えになっているかまずお尋ねしたいと思います。時間の関係もありますので、そんなことでちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(但野安俊君) 助役。 ◎助役(高荒昌展君) パンフレットのゲラ刷りの件につきましては、私事務局に確認した点がございますので、まずは私のほうからその点だけまずはお答えしたいと思います。 第9回の8月21日の合併協議会の午前中に私ども合併の委員で事前の打ち合わせ勉強会をしたおりに、途中でファックスが入ってきて、午後からこのパンフレットが出ますということで入った。委員の皆様ご存じのとおりだと思います。そこにご存じのとおり小さくHIBARINOSHIとローマ字で入っていました。その後、私も不思議に思って事務局の職員に確認をしましたところ、候補名が5つございまして、「行方」と「南相馬」は漢字とひらがなございましたので、表現的には3つですね。それで、住民説明会のパンフレットを株式会社「ぎょうせい」に作成もこれは委託の中でやってございますので、名前が実質3つあるので、それに応じたデザインレイアウトをたぶん3本つくらせておったようでございます。その中からたまたまデザイン的に今のやつを採択して一応挙げたのだと思います。 当然、委託会社のほうは、名称は当然入れるべきではないし、全体の名称は載っていませんでしたが、デザイン的に入れたローマ字のやつはたまたま残ったまま出てきたと。事務局もどたばたと大変忙しい中でやっておりましたので目がとおらなく、午前中の我々の会議に出ていってしまったのが真相というふうに承ってございます。 実務的な流れを想定しますれば、十分に説得力のある内容かなと私は思ってございます。一応経過についてだけ私のほうから報告いたしました。 ○議長(但野安俊君) 町長。 ◎町長(中野一徳君) 先ほどの答弁で申し上げたとおりでありまして、私自身も今回の非常に軽率な一連の事務処理にしても、中身であることは私も感じておりますが、先ほどのように、それぞれ予め選定についてということで協議題として掲げて、そして5つをしぼって、その5つの中からそれぞれ協議によって投票によってそれを決しましょうと。その場合はということで先ほど申し上げたとおりであります。その後の経過については、淡々と進めてきたということでありまして、正直申し上げて私どももその協議選定方法まで自ら決めてかかったものですから、それについては新たな異議を唱えることもできなかったということが事実であります。そのようにご理解をいただきたいと思います。原町主導型であるとかということは、私はないとこんなふうに思います。私どもはまさに対等合併という、それぞれのお互いの誇りをもって真摯に協議に臨んでいるわけであります。そのように答弁を申し上げておきたい。 ○議長(但野安俊君) 12番。 ◆12番(鈴木清教君) まずこの「ひばり野市」には私も驚いておるわけでありまして、今後こうした原町主導型が見える場合に、協議会を離脱するぐらいのやはりお話をしておかないと、いつまで経ったってこの原町主導型でくるというふうに私は懸念せざるを得ませんので、そうしたことをやはり協議会の中ではっきりとしていただきたいというしかありません。 時間の関係で、助役問題いっぱいあったんですが、あと5分しかなくなりましたので、助役についてはそれぞれおやりいただいておりまして、大変だなというふうに思ってございます。今後、鹿島町民のために大いに頑張っていただきたいというふうに、時間の関係がありますのでその辺ぐらいにしておきたいと思います。 次に、デジタル放送関係でありますが難視聴、先ほどお話をいただきました134戸ぐらいだと私も思っておりますが、ただ、このデジタル放送さっきお話申し上げましたように、NHKはそれぞれクリアしてくるものというふうに私は思っております。 ただ、先ほども申し上げましたように、民間のいわゆるデジタルでございます。先ほどお話いたしましたように、ゴーストも何もないわけですから、ぱっときれいに映るか、あるいは全然映らないかの二通りしかございません。そういうシステムの放送でありますから、十分に民間のいわゆる相当数民間流しておりますが、これらの周波数も全部完全に決まっておりまして、それぞれUの放送で流されるわけであります。小さなUのアンテナで受信することができるというのが地上デジタルの良い点であります。衛星デジタルはご覧のように皿アンテナ、皿アンテナと言っていますけれども、皿アンテナは上からくるからほとんどの家庭で受信できるということであります。 したがって、いかにこの民間の放送を地元の皆さん方に提供してくれるかが、やはり行政とはいえ、やはりタッチしてくれなければならないのではないかというふうに私思うんです。 ご案内のように、今先ほど134戸だというお話でありますけれども、こうした皆さん方の受信、皆さん見たことあると思いますけれども、大変本当にお粗末な映像を見てますよ。こうしたもの。皆さんはきれいな映像を見ている皆さん方だと思います。私は商売柄行ってみますと、大変であります。 私も5年前にやったことありますけれども、その後もそのままになっておりまして、NHKはそれぞれUチャンネルに入って、それぞれの山間部入っております。ただ、民間の48、50、58それからあと10チャンネル、こうしたものについては、先ほど言いましたように2011年の7月の何日で終わるわけですから、これらの対応はやはり行政としてきちっと受け止めておかないとまずいというふうに思っております。 したがって、これらの対応をこれからやはり我が町だけではどうにもならないと思います。関係機関をあげて対応していただくと、それしかないというふうに思いますがいかがですか。 ○議長(但野安俊君) 企画情報グループ統括。 ◎企画情報グループ統括(五賀計君) 議員おただしのとおりでございまして、過去にもそういった活動をしようという動きがあったわけでございますけれども、今言われるようにアナログから地上デジタルという放送予定がございまして、その活動が中止されているということでございます。 それと今言われている民間放送についても、NHK福島放送局、総務省東北総合通信局が中心となって推進協議会が進められているということでございまして、実際に電波がフルパワーされて、どれぐらい改善するかということは明らかになっていないという状態でございまして、そういうその問題が起これば、当然我が町としても近隣市町村とタイアップして対応していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(但野安俊君) 12番。 ◆12番(鈴木清教君) 電波は今高倉の二ツ森という山にアンテナが立っておりまして、あそこから送信されるということであります。 したがって、業界の皆さん方もさっき言ったチャンネルについて入らないところは入らないだろうと言われておりますので、是非皆さんが本当に海のほうも山のほうもみんな平らに見れるようなシステム作りを考えていただきたいというふうに要望しておくしかありません。 さくらホール関係に進みたいと思いますけれども、さくらホール先ほど言ったように、確かに見る側は大変評判いいようです。ごもっともだと思います。いままでああいう施設なかったわけでありますから、いかに使う皆さんの立場を考えてくれるかであります。 私は前、緞帳つけるときお話しいたしましたけれども、緞帳ある程度カットしてやればよかったなと私は思っております。あの緞帳は、緞帳がいいからといって利用率が上がるわけは絶対ありません。したがって、あれらを附帯設備につければこんなことはなかったなと私は考えております。 ご案内のように、あのステージは本当に皆さんも頭の中で浮かべてもらうとわかるように、開口はこの3倍ぐらいあって、照明がいわゆる舞台照明がごろごろでしょう。あんなのあるものでないというのがほとんどだと私は思っておりますよ。あれが当然だなんていったらちょっとおかしい。音質の関係、音質の関係といいますけれども、あんなの間接照明にしたってなんら私は問題ないと思うよ。NHKホールあたり行って見てください。全然あんなことになっていませんから、そういったことも十分研鑽され、そして発注していただきたかったなと、私は7億の中でできたと思いますよ。そういう要望さえだしてあれば。 したがって、フロントスピーカーもない、いわゆる舞台の中でお話ししてもなかなか聞き取れなかったり、音楽聞こえないためにフロントスピーカー使うわけですよ。フロントスピーカーさえも埋め込みになっていないのですよ。今つくるステージ今ほとんどなってますよ。それで皆さんこんな箱前に2つもってきてやっているのです。だからそういったシステムについてもきちっとやってくれないと、やはり設備によって利用率が上がるものだと私は思っておりますし、サイド幕についても、あるいはまた上の幕についても、やはりきちっと整備していただきたいと思いますがいかがですか。 ○議長(但野安俊君) 生涯学習グループ統括。 ◎生涯学習グループ統括(鈴木直門君) ご指摘の点はありますが、まずは利用していただくということで、データ的なことで若干お答えしたいのですが、おかげさまでホールは大きな事業は日曜日で1カ月に4回あるわけで、そのうち2回とか3回とかいろんな行事に利用されております。 また、この辺では小学校、中学校の吹奏楽、金管、合唱部など舞台を利用して勉強の場、檜舞台で練習の場として使っております。そういう関係で、月に平均しますとホールは10回ほど使っています。 それから、そのほかリハーサル室というか鏡の間なんですが、カラオケの方々中心に使っていますが、約2日に1回使っています。15日使っていますので、利用率は十二分に、まだ満足とはいえませんが、努力して使っていただきたいと思っております。 あと先月の末にですが、原町の「ゆめはっと」で県の合唱の大きな大会がありました。その前3日間ほど、さくらホールを利活用していただいて、収入にもなりました。そういうことで、県内の観光バス会社が来て、時間刻みで練習をして、素晴らしいハーモニーなど聞かせていただいて、その中で優勝して全国大会に行く学校などもあったようですので、そういうことでも鹿島のさくらホールの存在というのは着々と理解されているかと思っております。そういうことで、なお一層PRに努めて利活用していただきたいと思っております。 また、高齢者学級でも各行政区で5人ぐらいずつ来て、約200人ホールで毎月定例勉強会やっています。そういうことで、公民館の大会議室に入れなかった人も来て勉強しておりますので、そういう点も学級講座で活用していきたいと思っております。 以上、答弁とします。 ○議長(但野安俊君) 以上で12番鈴木清教君の一般質問を終了いたします。───────────────────────────────── △延会の宣告 ○議長(但野安俊君) お諮りするのですが、時間は5時までは15分程度しかありませんけれども、どうしますかいま1人やりますか、これで終わりますか。          [「終わり」と言う人あり] ○議長(但野安俊君) それでは、お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          [「異議なし」と言う人あり] ○議長(但野安俊君) 異議ないものと認めます。 よって、本日の会議はこの程度にとどめ延会することに決定いたしました。 本日の会議はこれで延会いたします。 ご苦労様でした。          延 会  (午後 4時44分)...