大分市議会 > 2021-11-30 >
令和 3年第4回定例会(第1号11月30日)

  • "議事課参事補"(/)
ツイート シェア
  1. 大分市議会 2021-11-30
    令和 3年第4回定例会(第1号11月30日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年第4回定例会(第1号11月30日)   第4回大分市議会定例会会議録 (第1号) ───―────―──────────── 令和3年11月30日 午前10時0分開会 ───―────―──────────── 出席議員   1番    牧   貴 宏   2番    進   義 和   3番    長 野 辰 生   4番    穴 見 憲 昭   5番    倉 掛 賢 裕   6番    田 島 寛 信   7番    二 宮   博   8番    藤 田 敬 治   9番    永 松 弘 基  10番    板 倉 永 紀  11番    足 立 義 弘  12番    仲 道 俊 寿  13番    長 田 教 雄
     14番    秦 野 恭 義  15番    阿 部 剛四郎  16番    福 間 健 治  17番    斉 藤 由美子  18番    松 本 充 浩  19番    スカルリーパー・エイジ  20番    宇都宮 陽 子  21番    馬見塚   剛  22番    甲 斐 高 之  23番    帆 秋 誠 悟  24番    松 下 清 高  25番    宮 邉 和 弘  26番    髙 野 博 幸  27番    安 東 房 吉  28番    日小田 良 二  29番    堤   英 貴  30番    岩 川 義 枝  31番    高 松 大 樹  32番    衛 藤 延 洋  33番    野 尻 哲 雄  34番    井手口 良 一  35番    佐 藤 睦 夫  36番    大 石 祥 一  37番    仲 家 孝 治  38番    高 橋 弘 巳  39番    橋 本 敬 広  40番    川 邉 浩 子  41番    国 宗   浩  42番    泥 谷   郁  43番    佐 藤 和 彦  44番    今 山 裕 之 ───────────────────── 欠席議員  な し ───―────―──────────── 出席した事務局職員 局長  板 井  隆 総務課長  佐 藤 祐 一 議事課長  牧   浩 司 議事課政策監  水 田 美 幸 議事課政策調査室長  島 谷 幸 恵 議事課参事補  椎 原 進 介 ───―────―──────────── 説明のため出席した者の職氏名 市長  佐 藤 樹一郎 副市長  久 渡  晃 副市長  木 原 正 智 教育長  佐 藤 光 好 上下水道事業管理者  佐 藤 耕 三 消防局長  後 藤 能 秀 総務部長  永 松   薫 企画部長  伊 藤 英 樹 企画部審議監  高 橋 賢 次 財務部長  西 田 充 男 市民部長  佐 藤 善 信 福祉保健部長  斉 藤 修 造 子どもすこやか部長  藤 田 恵 子 環境部長  大 石   晃 商工労働観光部長  佐々木 英 治 農林水産部長  加 藤 典 臣 土木建築部長  吉 田 健 二 都市計画部長  姫 野 正 浩 監査事務局長  佐 藤 雅 昭 教育部長  末 松 広 之 教育部教育監  高 橋 芳 江 上下水道部長  佐 藤 敏 明 市長室長  井 原 正 文 財務部次長兼財政課長  吉 良 昌 昭 ───―────―────────────   議  事  日  程  第1号     令和3年11月30日午前10時開会 第1 会期の決定 第2 議第126号から議第173号まで一括上程    (市長の提案理由説明) 第3 議第173号審議(委員会付託省略) ───―────―────────────   本日の会議に付した事件 日程第1 会期の決定 日程第2 議第126号から議第173号まで一括上程      (市長の提案理由説明) 日程第3 議第173号審議(委員会付託省略)  ◇─────────────────◇ ○議長(藤田敬治) ただいまから令和3年第4回定例会を開会いたします。           午前10時0分開会 ○議長(藤田敬治) これより本日の会議を開きます。           午前10時0分開議 ○議長(藤田敬治) 日程に先立ちまして、諸般の報告を行います。  諸般の報告は、お手元に報告書を配付しておりますので、これにより御了承をお願いいたします。  本日の議事は、お手元に配付の議事日程第1号により行います。  ◇─────────────────◇ ◎日程第1 会期の決定 ○議長(藤田敬治) 日程第1、会期の決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から12月14日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤田敬治) 御異議なしと認めます。
     よって、会期は、本日から12月14日までの15日間と決定いたしました。  ◇─────────────────◇ ◎日程第2 議第126号から議第173号まで一括上程(市長の提案理由説明) ○議長(藤田敬治) 次に参ります。 日程第2、本日提出されました議第126号から議第173号までを一括上程いたします。 ───────────────── 議 案 番号  件名 議第126号  令和3年度大分市一般会計補正予算(第4号) 議第127号  令和3年度大分市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 議第128号  令和3年度大分市財産区特別会計補正予算(第1号) 議第129号  令和3年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号) 議第130号  令和3年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議第131号  令和3年度大分市介護保険特別会計補正予算(第1号) 議第132号  令和3年度大分市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 議第133号  令和3年度大分市水道事業会計補正予算(第2号) 議第134号  令和3年度大分市公共下水道事業会計補正予算(第2号) 議第135号  大分市開発行為の許可の基準に関する条例の制定について 議第136号  大分市ふれあい交流宿舎のつはる西部の楽校条例の制定について 議第137号  大分市支所設置条例の一部改正について 議第138号  大分市職員の退職手当支給条例の一部改正について 議第139号  大分市手数料条例の一部改正について 議第140号  大分市児童福祉施設等に関する条例の一部改正について 議第141号  大分市公衆浴場法施行条例の一部改正について 議第142号  大分市国民健康保険条例の一部改正について 議第143号  大分市国民健康保険税条例の一部改正について 議第144号  大分市高崎山自然動物園条例の一部改正について 議第145号  大分市立小学校設置条例の一部改正について 議第146号  公の施設に係る指定管理者の指定について 議第147号  公の施設に係る指定管理者の指定について 議第148号  公の施設に係る指定管理者の指定について 議第149号  公の施設に係る指定管理者の指定について 議第150号  公の施設に係る指定管理者の指定について 議第151号  事務の受託の協議について 議第152号  事務の受託の協議について 議第153号  事務の受託の協議について 議第154号  事務の受託の協議について 議第155号  事務の受託の協議について 議第156号  事務の受託の協議について 議第157号  事務の受託の協議について 議第158号  事務の受託の協議について 議第159号  事務の受託の協議について 議第160号  事務の受託の協議について 議第161号  事務の受託の協議について 議第162号  事務の受託の協議について 議第163号  事務の受託の協議について 議第164号  事務の受託の協議について 議第165号  住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について 議第166号  工事委託契約の締結について 議第167号  工事請負契約の締結について 議第168号  工事請負契約の締結について 議第169号  工事委託契約の変更について 議第170号  市道路線の認定及び廃止について 議第171号  損害賠償請求事件に関する和解について 議第172号  損害賠償の額の決定並びに示談について 議第173号  令和3年度大分市一般会計補正予算(第5号) ──────────── ○議長(藤田敬治) この際、提案理由の説明を求めます。  佐藤市長。 ○市長(佐藤樹一郎)(登壇) おはようございます。  令和3年第4回大分市議会定例会が開会されるに当たりまして、提出いたしました諸議案の概要を御説明申し上げます。  まずその前に、去る10月31日に行われました第49回衆議院議員総選挙についてであります。  選挙の結果、引き続き、岸田文雄内閣総理大臣による内閣が発足をいたしました。国においては、新型コロナウイルス感染症への対応をはじめ、経済の活性化や少子化への対応、社会保障の充実などに引き続きしっかりと取り組んでいただきたいと考えております。  次に、新型コロナウイルス感染症についてであります。  全国の新規陽性確認の件数は低い状況が続いており、大分県は、10月14日から感染状況を示すステージを1に引き下げました。本市においても、10月24日に1名の陽性者が確認されて以降、36日間、新たな陽性者は確認されておりません。  本市では、イベント会場において、にぎわいと安全・安心を両立し、新型コロナウイルスワクチンの接種を促進するため、従来の感染症対策に加え、独自の対策として、ワクチンの接種や抗原検査の実施の有無について任意で確認する大分市ワクチン・検査チェックを、OITAサイクルフェス!!!2021やスポーツ・オブ・ハート2021in大分などで導入するとともに、各会場ではワクチン接種の呼びかけに取り組んでまいりました。  また、10月23日からは、ワクチンを接種された方やPCR検査または抗原検査で陰性の方について、高崎山自然動物園の入園料や歴史資料館の観覧料を無料とするワクチン接種キャンペーンを実施し、ワクチン接種の促進に努めてまいりました。  あわせて、日常生活の回復と社会経済活動の再開に向けた取組として、民間事業者の皆様の感染症対策の参考となるように、市内飲食店宿泊施設等で行われている施設改修やイベントにおいて実際に行われた感染リスクを抑えるための取組などを掲載した事例集を作成し、公表したところであります。  今後は、来年1月9日に開催する令和4年大分市成人記念集会におきまして、新成人の皆様に安心して参加していただけるように、大分市ワクチン・検査チェックを実施することとしております。  こうした中、本市の新型コロナウイルスワクチンの接種状況につきまして、2回目の接種を終えた方の割合は、11月29日時点で全人口の73%、12歳以上の82%に達しております。これまで接種体制の構築に御協力いただいた関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。  今後は、2回目の接種から8か月が経過した医療従事者や高齢者等の3回目の接種などにつきましても取り組んでまいります。  海外では、新たな変異株による感染拡大が報じられております。感染症の再拡大に備え市民の皆様には、日常生活において、不織布マスクの着用や手洗い、換気の励行など、基本的な感染予防の徹底に引き続き御協力をよろしくお願いを申し上げます。  それでは、予算議案について御説明申し上げます。  まず、議第126号、令和3年度大分市一般会計補正予算第4号についてでありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策に引き続き取り組むための経費や、障害福祉サービスに係る介護・訓練等給付費をはじめとする扶助費の追加計上、退職手当等の人件費の調整のほか、令和2年度の事業費の確定に伴う国庫負担金等精算返還金を中心に編成いたしました。  また、債務負担行為として、指定期間満了に伴うコンパルホール等5施設の指定管理業務委託料のほか、令和4年度からの実施に向け、学校給食費の公会計化に伴う学校給食用食材購入費や、高齢者等世帯に対するごみ出し支援事業に伴う収集運搬業務委託料などを計上いたしております。  その結果、補正額は38億7,600万円となったところであります。  まず、歳出についてでありますが、初めに、新型コロナウイルス感染症関連として、13億5,500万円を計上いたしております。  その主なものは、3回目のワクチン接種に係る経費のほか、JR大分駅府内中央口広場に設置しております大分市抗原検査センターを運営するための経費や、入院患者の治療費の追加計上であります。  次に、扶助費として11億8,676万5,000円を計上いたしております。  その主なものは、施設利用者の増加に伴う介護・訓練等給付費や、障がい児通所支援費などの扶助費の追加計上であります。  次に、人件費として1,902万5,000円を計上いたしております。  これは、定年前早期退職等に伴う退職手当の追加計上のほか、支給実績に伴う人件費の調整であります。  次に、これら以外の経費として、13億1,521万円を計上いたしております。  その主なものは、自立支援医療費給付事業などの国庫負担金等精算返還金や、市有地売買契約の解除に係る訴訟の和解に伴う損害賠償金の計上のほか、本年8月の集中豪雨等により被害を受けた農地や道路、河川などの復旧工事費の計上であります。  また、戸籍証明や税証明などの各種証明書等交付手数料キャッシュレス決済システム導入に係る経費を計上いたしております。  次に、歳入についてでありますが、主な財源といたしましては、国庫支出金16億4,605万9,000円、県支出金2億8,850万2,000円、市債6,850万円、繰越金18億1,950万7,000円を計上いたしております。  続きまして、議第173号、令和3年度大分市一般会計補正予算第5号についてでありますが、子育て世帯への臨時特別給付金の支給に係る経費として、歳出に43億3,000万円を計上いたしております。  これは、国の予備費を活用した経済対策として実施するもので、18歳以下の児童1人当たり5万円を支給するための経費の計上であります。  歳入につきましては、主な財源といたしまして、国庫支出金として43億2,999万6,000円を計上いたしております。  両議案による補正後の一般会計予算総額は、1,985億7,700万円となったところであります。  続きまして、特別会計補正予算についてでありますが、国民健康保険特別会計及び介護保険特別会計につきましては、主に県補助金などの精算返還金として、4億1,100万円を計上いたしております。  また、後期高齢者医療特別会計等その他の特別会計につきましては、令和2年度決算の確定に伴う事業費の調整等で、その補正額は5,200万円となっております。  このほか、水道事業会計には、債務負担行為として、給水管等の漏水調査や改修に係る経費などを計上いたしております。  また、公共下水道事業会計には、管渠建設事業水資源再生センターの改築に係る経費として8億5,500万円を計上するとともに、債務負担行為として、公共下水道事業基本設計業務委託料マンホール改築に係る経費などを計上いたしております。  次に、一般議案の主なものについて御説明を申し上げます。  まず、議第135号は、大分市開発行為の許可の基準に関する条例の制定についてであります。これは、公園整備の適正化を図るため、都市計画法及び都市計画法施行令の規定に基づき、開発行為の許可の基準に関し必要な事項を定めようとするものであります。
     議第136号は、大分市ふれあい交流宿舎のつはる西部の楽校条例の制定についてであります。これは、自然に囲まれた美しい景観を生かした人々が触れ合う交流の場を提供することにより、社会教育の推進を図るため、旧野津原西部小学校跡地に整備する宿泊型社会教育施設の設置及び管理について、必要な事項を定めようとするものであります。  議第138号及び議第144号は、大分市職員の退職手当支給条例及び大分市高崎山自然動物園条例の一部改正についてであります。これは、大分市高崎山自然動物園について、運営体制の見直しに伴い、指定管理者制度を廃止する等の改正をするとともに、一般財団法人高崎山管理公社を退職して大分市職員となった者に係る退職手当の算定について、経過措置を定めようとするものであります。  議第145号は、大分市立小学校設置条例の一部改正についてであります。これは、人口の増加が見込まれる大在中学校区において適正な学校規模を保持するため、大在東小学校を設置しようとするものであります。  議第151号から議第164号までは、いずれも事務の受託の協議についてであります。これは、旧荷揚町小学校跡地に整備する高機能消防指令センターにおいて、全県下で消防指令業務を共同運用するため、消防指令業務に係る事務を別府市、中津市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、姫島村、杵築速見消防組合及び日田玖珠広域消防組合から、それぞれ受託しようとするものであります。  その他の議案につきましては、その都度担当者から説明をいたさせます。  何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようにお願いを申し上げます。  ◇─────────────────◇ ◎日程第3 議第173号審議(委員会付託省略) ○議長(藤田敬治) 次に参ります。  日程第3、ただいま上程いたしました議案のうち、議第173号については先議を要しますので、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに審議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤田敬治) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略し、直ちに審議することに決定いたしました。  本案に対する質疑はありませんか。 17番、斉藤議員。 ○17番(斉藤由美子)(登壇) おはようございます。17番、日本共産党斉藤由美子です。  それでは、議第173号についての議案質疑を行います。  5点の質問を行います。  初めに、18歳以下の子供に対し10万円相当の給付などを行うため、政府は2021年度の新型コロナウイルス対策予備費から7,311億円を支出するとし、先週金曜日26日に閣議決定がされました。  今回の予備費の支出は、経済対策として盛り込まれた18歳以下の子供への給付のうち中学生以下への1人5万円の現金給付に充てるものです。  この経済対策には、年収960万円の所得制限が設けられ、18歳以下の子供1人当たり5万円の現金とクーポン5万円相当を支給するとされており、このうち中学生以下への5万円の現金給付は、児童手当の仕組みを活用し、年内に支給するとされています。ただし、16歳から18歳の高校生世代は申請が必要となるため、年明け以降となることが見込まれております。  この給付を新型コロナウイルスに対する子育て支援とするのなら、中学生までではなく、教育費が高い大学生がいる家庭も本来は対象に加えるべきです。今回の条件では、どんなに世帯年収が低くても、18歳を過ぎると全て支給対象外になってしまいます。  また、所得制限の条件については、世帯で年収の多いほうが960万円を1万円でも超え、例えば世帯収入が961万円でも不支給となる一方で、共働き世帯でどちらも年収が950万円以内なら、世帯年収が例えば1,900万円でも支給対象になるという不公正な問題が生じます。不支給となる世帯の納得が得られるものとは思えません。  加えて、今回の給付は、先に5万円を支給し、残り半分をクーポンにするとされています。10万円の一括給付なら300億円の事務費が、2回に分けクーポンにすることで900億円も事務費が上乗せになることは大問題ですが、それ以外にも、支給までに時間を要すること、地域の対応に違いが生じること、自治体の事務も煩雑になることなど、早急な対応にも逆行してしまいます。迅速な子育て支援のための給付というのなら、現金10万円を一括で支給すべきです。  新型コロナで仕事が減り、減収となったり、事業継続が困難になったりして、生活にかかる負担が重くなっており、国民世論に押されて実施される現金給付は大変重要なものであり、賛同するものです。  しかし、税金を使った経済対策ならば、多くの国民の要求に沿う形で実施すべきと考えます。  そこで、1点目の質問ですが、今回の給付に関する制度の問題点について、市としての認識をお聞かせください。  次に、DVをはじめ世帯から分離している保護者への対応、支援についてです。  さきの全国民に対する10万円の特別給付の際、様々な事由から世帯から離れ、現状では独り親の状態にある保護者、居場所を知られてはいけないDV当事者などへの対応が、重要な課題となりました。受給対象であるにもかかわらず、受給を諦めたり、拒否をしなければならなかったり、こうした事案が生じないよう、相談、支援については、個々の状況にしっかりと対応できる体制が不可欠です。  そこで、お聞きします。配慮や支援が必要な保護者に対し、十分な対応が取れる体制となっているか、お聞かせください。  3点目に、相談業務の体制についてです。  申請が必要な世帯は共働き世帯も多く含まれます。先ほどの支援体制を保障するためにも、コールセンターなどの相談業務は重要です。市の窓口は平日が基本とされていますが、対応が求められます。  そこで、お聞きします。相談業務については、土日の対応も必要だと考えますが、見解をお聞かせください。  4点目に、人件費も含めた事務費についてです。  先ほども述べたとおり、中学生以下への現金支給については、児童手当の登録口座を使い、申請をしなくても5万円が振り込まれることになっていますが、16歳から18歳の高校生世代については申請が必要です。給付の手続に係る事務費は全体で約300億円とされ、今回の給付に対し大分市の予算は8,000万円となっています。先ほど述べた支援体制をしっかりと機能させ、新型コロナに対応する市の業務に影響が及ばないことは重要です。  そこで、質問です。今回の財政措置について、早急な給付の実施、個々の状況に丁寧に対応できる人的配置が可能となるよう、それらを踏まえた予算となっているか、お聞かせください。  5点目に、申請期間についてです。  給付については、事業の詳細がいまだに分からないままの予算計上となっています。申請の事務などについては今後対応が決まるわけですが、給付の支給対象は来年3月31日までに出生した児童が含まれることになっており、申請期間の猶予は当然必須です。  そこで、質問します。国に対し早急な具体化を求めるとともに、支給申請については柔軟な対応を求めるべきと考えます。見解を求めます。 ○議長(藤田敬治) 藤田子どもすこやか部長。 ○子どもすこやか部長(藤田恵子)(登壇) 斉藤議員の子育て世帯への臨時特別給付金について、5点の御質問にお答えいたします。  まず、制度の問題点についてですが、本給付金については、国において制度設計されたものであり、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策として、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯への支援策の一つとして一時金を支給するもので、国から示された要領等に従って対応しております。今後も国の動向を注視してまいります。  次に、DV等の対応、支援についてですが、DV被害を訴えている場合は、配偶者への特別給付金の支給決定前であれば、避難先の市町村へ児童手当の認定請求等を行うことで、基準日後であっても児童と避難している者へ特別給付金を支給することが可能です。  一方で、DVが関係しない別居の場合は、児童手当の受給者へ給付金を支給することになります。  次に、相談業務の体制についてですが、現段階で土日の対応は考えておりません。  次に、人件費も含めた事務費についてですが、これは、国において全額予算措置されることになっており、現段階で想定される経費については、予算の範囲で対応できるものと考えております。  次に、申請期間についてですが、子育て世帯への臨時特別給付金事業は、令和3年度の事業であり、原則として本年度内に実施することとなっております。対象児童は、令和4年3月31日までに出生した児童となっており、今後、国において支給実施期限の詳細が示される予定となっております。 ○議長(藤田敬治) 17番、斉藤議員。 ○17番(斉藤由美子)(登壇) それでは、ただいまの御答弁に対して、何点かの要望と再質問を1点させていただきたいと思います。  まず、国の制度に基づくということで、コロナ克服のための子育て支援という御答弁でしたが、そうであるならば、やはり所得制限を設けず、全ての子供たちに対応して、一括で10万円を支給するというのが本来のやり方だと思います。この点については、国の制度設計ですので、今現在この議案に対してどうこうということにはなりませんけれども、やはりそのことは必要だと思います。  残念ながらこの支給については、先ほどの御答弁で、DVや一定の方々には避難先への支給が可能とされましたけれども、別居の状態についてはまだ対応ができておりません。ただ、離婚調停中の方々とか、今、様々な事情を抱えて世帯が分離している方々、私も様々な御相談を受けていますが、そういう方々にはやはり敷居の高い制度になってしまうのではないかと危惧しています。  そういった意味では、先ほど、土日の対応は考えていないということでしたけれども、それではやはり十分な対応ができる予算措置ではないと私は考えます。  そういった意味では、今後、ぜひ国に対して、こうした対応ができるようにと声を上げていただきたい、その点は強く要望しておきたいと思います。  それから、今回のように、事業の詳細がまだ来ていないにもかかわらず予算措置をしてしまうということは、非常に自治体については、先ほど、想定できる範囲でという御答弁でしたけれども、やはりそれは想定を超えることもあり得ると思いますので、人的な配置以外にも不備があった場合は、国に対して、制度の問題点はもちろんですけれども、事務を行う上で不備があった場合は、しっかりと意見、要望を行うように求めておきたいと思います。  申請期間については、本年度内にということですが、3月31日までに出生した児童ということになれば、これはもう年度を越えるということが当然予想されますので、この点はしっかりと猶予を求めていただきたいと思います。  それでは、1点、再質問です。  今回の給付のポイントは、迅速な支給が求められているという点だと思います。自治体でもやはりこの支給を早急に完了させるため、それなりの工夫をすべきです。児童手当の対象者は、今回申請なしでも登録口座に5万円が振り込まれるわけです。それで年内の支給が可能ということになっています。ところが、16歳から18歳の高校生世代は、申請手続が必要になるのですが、せっかく申請手続を踏むのであれば、この点を生かすべきではないかと思います。  11月27日付のしんぶん赤旗で、今回の予算委員会の内容が掲載をされました。財務省の主計局によれば、今回のクーポン給付についても、この今回の支給についてはしっかりと説明を行っております。今後のクーポン支給については、自治体の実情に応じて現金支給も可能だというふうに説明がされておりますので、自治体裁量であるならば、それを想定した取組を行えるのではないかと思います。  今回の申請手続の機会を、今後の事務作業につなげる、生かすことが有効ではないかというふうに考えます。  つまり、2回目の支給でクーポンを希望するか、現金を希望するか、意向調査の欄を設けてチェックを入れていただく。その結果によっては、現金給付を基本にして進めることができるのではないかと思うんです。2回目支給の際は、クーポンに変更を希望する世帯のみを申込み制にすれば、事務作業が軽減されて、迅速な支給につながるのではないかと考えます。  今回、事務の詳細もいまだ明確ではありませんので、今後の対応はしっかりと検討できるのかどうかはちょっと分かりませんけれども、ぜひ、今回この申請を受け付けるに当たっては、こうした迅速な支援を基本にした市独自の対応をぜひ検討していただきたいというふうに考えますが、これについての見解をお聞かせください。 ○議長(藤田敬治) 藤田子どもすこやか部長。 ○子どもすこやか部長(藤田恵子)(登壇) 本給付金は、国が制度設計し支給方式等を決定するものであり、今後も国の動向を注視しながら、示された手順に従っていくものでございますが、市単独の動き等々につきましては、検討できる部分については検討を重ねたいと考えております。 ○議長(藤田敬治) ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤田敬治) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤田敬治) 討論なしと認めます。  これより採決をいたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤田敬治) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  ───―────―────────────  議決結果  議案  番号  件名  結果  議第173号  令和3年度大分市一般会計補正予算(第5号) 原案可決  ───―────―────────────  ◇─────────────────◇ ○議長(藤田敬治) 以上で、本日の日程を終了いたしました。  お諮りいたします。  明日12月1日から5日までの5日間は、議案考案等のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤田敬治) 御異議なしと認めます。  よって、明日から12月5日までの5日間は、本会議を休会することに決定いたしました。  次の会議は、12月6日午前10時に開きます。  本日は、これにて散会いたします。           午前10時30分散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  令和3年11月30日
    大分市議会  議  長  藤 田 敬 治        署名議員  斉 藤 由美子        署名議員  橋 本 敬 広...