中津市議会 > 2010-03-19 >
03月19日-08号

  • 夫婦別姓(/)
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  1. 中津市議会 2010-03-19
    03月19日-08号


    取得元: 中津市議会公式サイト
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    平成 22年 3月定例会(第1回)平成22年3月19日 午前10時00分招集出席議員 (28名) 1番 荒木ひろ子   2番 川内八千代   3番 福元義    4番 松葉民雄 5番 清水勝彦    6番 今吉次郎    7番 恒賀愼太郎  8番 古森三千年 9番 嶋澤司郎   11番 小倉喜八郎  12番 武下英二  13番 草野修一14番 江渕稔    15番 藤野英司   16番 古江信一  17番 山影智一18番 須賀瑠美子  19番 今井義人   20番 馬場林   21番 安藤豊治22番 奥山裕子   23番 井ノ口邦彦  24番 中村詔治  25番 中西伸之26番 池田勝一   27番 綿内一弘   28番 松田安人  30番 村上猛欠席議員 (なし)地方自治法第121条による出席者(なし)出席した議会事務局職員(3名)局長           大塚秀勝     次長          末棟洋議事係長         広池治雄議事日程 第1.追加議案上程    議第58号 中津市議会議員定数条例の一部改正について    議第59号 中津市議会議員定数条例の一部改正について    以上、2件一括上程提案理由説明~質疑~委員会付託省略~討論~採決    意見書第1号 WTO農業交渉等に関する意見書    意見書第2号 核兵器の廃絶と恒久平和実現に関する意見書    意見書第3号 選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書    以上、3件一括上程提案理由説明~質疑~委員会付託省略~討論~採決本日の会議に付した事件議事日程に同じ─────────────────────────────────────────────── ○議長嶋澤司郎)  ただいまより第1回中津市議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。午前10時00分 日程第1、追加議案上程に入ります。 議第58号及び議第59号の2件を一括上程いたします。 提案者から、提案理由説明を求めます。 20番 馬場議員。 ◎20番(馬場林)  おはようございます。提案者を代表して、提案理由説明を申し上げます。 議第58号 中津市議会議員定数条例の一部改正につきましては、議員定数は、平成17年の合併時77人から現在の30人へと削減されている。また議会では、議会行財政改革調査特別委員会を設置し、政務調査費の凍結、出前講座の開催、1日2委員会の開催などに取り組んできた。ただし、議会基本条例の制定については、今後の課題となっている。 合併後の議員定数削減や今までの議会改革の取り組みを踏まえた上で、さまざまな市民の声を反映させるためには、議員定数削減すべきではないと考える。削減を進めていけば、議員としてだれもが立候補できる可能性をなくしていくことも考えられる。しかし、議員定数の問題を議論していくときに、現実的には中津市と人口面積等がほぼ同じ他市の状況を考慮せざるを得ない。地域主権を先取りして、議会改革が行われ、市民からの信頼を得ていれば、他市はどうあれ、中津市独自の定数をつくることも可能だと考える。 現状では、日田市、佐伯市、別府市、九州の類似団体の市の状況を考慮して議論していく必要があると考える。特に、別府市が中津市よりも少ないことになると、中津市にとっても大きな影響を与える。そして、そのことを根拠に、さまざまな意見が出てくることも予想される。現状の28人にすれば、また次回も要望書等が提出される可能性がある。 以上の状況から、苦渋の選択ではあるが、26人を検討せざるを得ない。同時に、議会として議会基本条例を制定し、議会改革を進め、市民から信頼される議会にすることが求められている。 結論として、現在の議会市民との関係を見たときに、私たちには厳しいけれども、26人と議会改革検討をしていくべきだと考え、お手元に配付してありますように御提案を申し上げます。 何とぞ慎重に御審議くださいまして、御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長嶋澤司郎)  28番 松田議員。 ◎28番(松田安人)  皆さん、おはようございます。 それでは提案者を代表して、提案理由説明を申し上げます。 議第59号 中津市議会議員定数条例の一部改正につきましては、各地域間の格差が生じない、均等に各地域行政課題を隅々まで受け止め発言ができることや、面積も拡大、ゆるやかな合併、そして地方分権が進む中、地方公共団体の処理する事務は今後さらに増大することから、議会執行機関に対する権限、役割が一層拡大することからして、大幅な議員定数削減は問題があるのではないか。 そういう中で、別府市や日田市等と比較して大幅な削減との要望や意見があるが、単純に現在の面積とか人口のみでこれらを比較するのではなく、合併当時の面積の割合、合併の経過、議会費等を含めた中で議員定数検討すべきではないか。さらに、人口が2万人以上5万人未満の市町村議員法定上限数は26人であり、中津市の人口は約8万6,000人からして、一度にこれ以下に議員定数削減することはいかがなものか。 これらのことをトータルに考え、地方自治法議員上限定数30人から2人減員することは必ずしも本意ではないが、現状が28人で議会運営が行われ、市民意見として、議員数削減すべきとの声があり、議会運営に対する批判などを考慮し、議員定数現状の28人との判断に至った。ただし、今後より一層の自己研さん議会活性化を図ることとし、平成27年改選時の議会議員定数は、地方分権時代に対応した議会の役割、議会運営あり方等を今後もあらゆる角度から検討し、さらなる削減も考慮しなければならないことを申し添え、お手元に配付してありますように御提案申し上げます。 何とぞ慎重に御審議くださいまして、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長嶋澤司郎)  これより、議第58号及び議第59号の2件を一括議題として質疑に入ります。 質疑の通告はありませんので、これで質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっています議第58号及び議第59号の2件については、中津市議会会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、議第58号及び議第59号の2件については、委員会付託を省略することに決しました。 これより、議第58号及び議第59号の2件について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 1番 荒木議員。 ◎1番(荒木ひろ子)  それでは討論をいたしますが、議第58号、議第59号とも、定数を減らすという内容であります。一つひとつに討論をすると、同じことを2度言うということは考えられませんので、代表して議第58号 中津市議会議員定数条例の一部改正、26人に減員をするという案について、反対立場討論をしたいと思います。 私たち中津市議会は、先ほども提案理由の中にありましたように、これまで議会改革について議論を繰り返してまいりました。市民に、より開かれた市議会を目指してまいりました。その成果はまだ道半ばですが、その中で今回、議員定数をどう考えるかという議論も進めてまいりました。 議員の責務は、一つ、市民の多様な意見、要望を行政に伝え、市民生活の向上に努めること。一つ、議会自らが市民要求に基づいて政策立案し、市政発展に寄与すること。一つ、執行機関の誤りを市民の目線で正し、市民に信頼される市政を築くことだと思います。中津市議会平成17年3月、1市3町1村の合併で、77人議員が在籍し、平成17年度の一般質問は320項目に上りました。1議会平均80項目です。定数在籍30人となった平成19年6月議会から平成20年3月議会では、1議会平均72項目、28人で運営された平成21年3月議会は63項目となっています。これから見ても、中津市議会市民の多様な意見を反映する機能は、低下してきていると言わなければなりません。連合自治委員会から議員に対する評価が、数を減らせというふうにしてあらわれたのも、この不満のあらわれだというふうに思います。市町村合併後も旧町村では人口の減少が止まらず、市民日常生活も困難となりつつある今こそ、8万6,000人の市民の多様な意見、要望を市政に反映させて、約500平方キロメートルの行政面積市民が安全に暮らせ、高度に利用できる政策を提案できる議会となるべきではないでしょうか。 中津市には、被選挙権を有する25歳以上の市民は、約6万4,000人おられます。議員定数は、この被選挙権を有する方々の代表ですから、30人で多過ぎるということはありません。人口約8万6,000人、有権者6万9,000人、被選挙権を有する者6万4,000人の多様な市民意見を反映でき、中津市の将来ビジョンを市民に提起できるパワーのある市議会をつくること、ごみを捨てに行くにも困る、病院に行くにも困る、子どもを産んでも保育園に預けられない、そういう今の問題が山積している中、少子高齢化の中で、政治の場に発言をする機会の少ない若い人たちが、政治に参加をしようという意欲をかき立てられる、そういう市議会議員定数を守ることが、今我々議員に求められているのではないでしょうか。 地方自治法第91条第2項では、人口5万人以上10万人未満の市は、30人を超えない範囲で定数を定めることができるとなっています。民主主義の発展に努める市議会だからこそ、この市民の大切な権利を精いっぱい認める努力をすべきではないでしょうか。 今後、地方自治体には権限移譲地方主権など、これまでより自主、自立の能力が求められることになります。議員としてさらに研さんを積み、中津市の将来を担う子どもたちに憧れを持ってもらえるような議会活動に努力する決意を込めて、議第58号、中津市議会議員定数条例を26人に減ずることに反対の意思を表明したいと思います。 ○議長嶋澤司郎)  7番 恒賀議員。 ◎7番(恒賀愼太郎)  議第58号に賛成立場で、討論を行います。 一昨年末の世界金融危機以来、日本経済の回復は、糸口さえ見えない状態であります。国の財政状況も、昨年8月、財務省が発表した国債や借入金などを合計した国の借金が、6月末時点で860兆円を超えたという報道がございました。国の平成22年度予算の歳入不足国債発行を入れた総額は、900兆円を超えるというふうに言われています。今後の少子高齢化による社会保障費の増大を考慮すると、血のにじむような努力をしなければ、日本の財政再建はあり得ません。 現在、中津市においても行政行財政改革を実行中であり、周辺議会においても議会努力をしようとしています。ここで中津市民の代表である中津市議会も、最大限の努力を市民に対し見せるべきではないでしょうか。 こういった観点から、この議第58号、26人案に賛成をいたします。 ○議長嶋澤司郎)  6番 今吉議員。 ◎6番(今吉次郎)  議第58号、議員定数26名案に、反対立場討論をいたします。 当中津市議会議員定数の問題は1年ぐらい前、清水前議長のときから、議員同士の間でも十分検討をしてきました。検討していくほどに、市民意見を聞くことが大事ですが、世間の空気に惑わされずに、じっくり考えてみなければならない重大な問題が潜んでいるような気がしています。 議員定数については、理論的根拠、あるべき基準が明示されていればよいが、残念ながらありません。現状は、大多数の地方議会が減少させているため、減少が善であるとの風潮があり、減少だけによって浮く金額に目をとられ、反対住民意思反映機能の低下について、検討がおろそかになっていることに気が付かないことも考えなければなりません。また、議会は多様な意見を吸収し、さまざまな視点から議論する場であるがゆえ、逆に今より多くの議員が必要であるという考え方もあります。 今回、中津市の議員定数削減には賛成ですが、全国的に議員定数削減や給与の減額等を実施、議論されている現状は、議員の活動が見えにくいことも多く、議員市民等から尊敬の念で見られていないことが一番の原因と考えられ、議員として大いに反省すべき点も多くあります。 しかし、現在の中津市の現状を考えてみると、平成17年3月の市町村合併は、中津市が合併あり方として、面積的に約8倍の旧下毛郡を吸収合併する形を取りました。過疎化高齢化等多くの課題を抱える旧郡部は、いろいろな問題が山積しています。広い面積を持つ旧郡部のこと等を考えてみると、議員定数は、単なる経費削減の面からではなく、人口面積職域等に応じた、住民の多様なニーズや意思を正確に反映させることが大事であり、地方分権時代に対応した議会の役割、議会運営あり方等トータル検討する必要があります。まして、議員が多くの難題に正面から体当たりをして、今後、地域住民の先頭に立って問題の解決にあたっていかなければなりません。 また、全国的に厳しい財政状況を考え、財政面的での削減意見もあります。しかし、日田市の1人当たり議員報酬は、中津市の議員報酬より約100万円も多いことや、別途調査費として支給されています政務調査費の件でも、中津市は平成22年度から10万円ですが、別府市が84万円、日田市は24万円と、政務調査費の額でも中津市は少なく支給されています。当然、議員経費財政的負担も、中津市は周辺他市に比べても少ないことも理解をしていただかないと、削減を唱える人にも判断はできないと思います。 また、現実に議員定数も、合併前の77名から、前回選挙で30名へと削減をしてきていますが、それは前回の選挙は、旧郡部を地区割りにして33名での選挙を4年前倒しで3名減の全市1区30名で実施してきた結果であります。その結果等を踏まえてみると、議会改革における議員定数の問題を、行財政改革と同じように効率だけで語るのは非常に危険であると思います。 最近では、地方選挙ほど組織選挙の比率が高くなり、いろいろな組織が乱立してきています。国政に比べ確実票の比率が高い地方の現実を見ますと、ますます無党派の意見、多くの市民の声等が反映できなくなっている現状や、ただ単に、議員定数を減らすことが市民のためになるわけではなく、地域性面積的な大きさ等や多面的な検討をしないといけないと思います。まして、長い歴史の中で検証されて、現在の民主主義制度が確立されてきました。民主主義制度を行使し、直接市民が政治に参加できる権利を図りつつ、議会議員として健全な民主主義を機能させるためには、さらなる議会活性化に努め、効率的な議会運営に考慮しながら、今後は議員全員が責任を肝に銘じて、議会議員地位向上に向いていく必要があり、議会重要性が増すような、これからの議員として活動していかなければならないことは、議員として当然だと考えます。 今回の26名案は、議員定数検討段階での根拠としては、他市との単純な比較、面積人口や軽薄な思考で旧態依然の判断が多く、中津市の現状の把握もできずに、本当に中津市全体の将来像を見ていないと考えずにはいられません。ただ単に、減少が善であるとの風潮にこびるだけで、根拠も軽薄な今回の議員定数26名案は、議案を可決しようという気概もなく、提案だけしてみるような案であります。 現在の合併後の新しい中津市の現状をいろいろな面から考えてみても、議員定数削減には賛成ですが、現行の30名から4名も削減議員定数は、もう少し時間をかけて段階的削減をすべきであり、本議員定数26名案には反対をいたします。 ○議長嶋澤司郎)  12番 武下議員。 ◎12番(武下英二)  それでは、議第59号 中津市議会議員定数条例の一部改正について、賛成立場討論させていただきます。 議員定数の大幅な削減は、住民を代表して民意を議会に届け、住民を代表して審議決定を行い、住民を代表して行政を監視する議会制民主主義の根幹を揺るがすものであり、民主主義空洞化を招きかねません。 今日、行財政の窮迫により、行革の名のもと全国的に議員定数削減の傾向にありますが、本議会では、本市の行財政改革にあわせて議会経費削減に努めており、他市の議会経費と比較しても経費節減の実態は顕著であります。また、議長を中心に議会改革に努めるとともに、住民の意思を十分に反映するために、議員個々人の質の向上に向けた研さんも重ねており、議員定数削減が、市民政治不信を払しょくさせ、議会活性化させるものではないことを身をもって会得しているところであります。 以上のことからかんがみるに、定数の減員は、議会行政に対する監視機能を低下させるとともに、政策立案を発揮し、執行部と対等に政策論争を行うなど、議員活動の発揚の低下が心配されるところであります。しかも、合併してまだ日が浅く、広くなった新中津市が、調和のとれた豊かな市政を推進していくためには、ゆるやかな合併、ゆるやかな議員削減が必要であり、条例定数2名減の28名を定数とする議第59号 中津市議会議員定数条例の一部改正案賛成をいたします。 ○議長嶋澤司郎)  26番 池田副議長。 ◎26番(池田勝一)  議第59号 中津市議会議員定数条例の一部改正について、賛成立場討論します。 日田市は中津市より面積が広いのに、議員定数は24人であることや、別府市は人口中津市よりも多いのに、議員定数を24人へと検討中なので、大幅な削減をすべきとの意見がありますが、日田市の場合、合併前の旧日田市との面積を比べたら約2.5倍だが、中津市は約9倍という広さになったこと。別府市は人口が多いとしても、面積中津市の約25%しかなく、合併もしていません。単純に面積とか人口のみでこれらを比較して、議員定数削減するということはいかがなものかと考えます。 一方、議会費議員1人当たり議会経費を比較すると、日田市は843万4,000円で中津市は749万8,000円であります。日田市の次回の議員定数は24人でありますから、単純に掛けると2億241万6,000円となります。中津市の次回の議員定数を仮に28人とした場合、2億994万4,000円となり、大きな差は出ません。また、検討委員会の中で、28人の反対意見において、合併スタート時は77人の在任特例でスタートし、その後1年で46人、そして新中津市の最初の定数は30人として臨み、十分にゆるやかな合併をしてきたではないか、ゆるやかな合併ということは、すでに終わっているのではないかという御意見がありましたが、忘れてならないのは、合併後の最初の選挙は、選挙区を選んだ場合は33名という特例が使えるときでもありましたが、その特例を選択せず、合併協議の中で、あえて厳しい選挙区なしの30名でスタートした経緯もございます。もし選挙区を選択していれば、今議会は33名で移行していたわけであります。中津市議会は、厳しくいくところは厳しくやってきた経緯がございます。合併後5年でゆるやかな合併は終わったわけではございません。合併協議の中でも、10年間を一区切りにするという見解が大いにあったところであります。中津市の発展、地域を守るという観点から、大幅な削減をするべきではなく、議第59号に賛成します。 ○議長嶋澤司郎)  これで、討論を終わります。 これより、採決に入ります。 まず、議第58号を採決します。 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。(起立少数) 起立少数であります。 よって、議第58号は否決されました。 次に、議第59号を採決します。 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。(起立多数) 起立多数であります。 よって、議第59号は原案のとおり可決されました。 次に、意見書第1号から意見書第3号までの3件を一括上程いたします。 提案者から、提案理由説明を求めます。 12番 武下議員。 ◎12番(武下英二)  提案者を代表して、提案理由説明を申し上げます。 意見書第1号、意見書第2号の2件につきましては、議会運営委員会意見の一致を見ましたので、お手元に配付してありますように御提案申し上げます。何とぞ慎重に御審議くださいまして、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長嶋澤司郎)  11番 小倉議員。 ◎11番(小倉喜八郎)  提案者として、提案理由説明を申し上げます。 意見書第3号 選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書につきましては、家族の一体化を損ない家族崩壊へとつながりかねず、婚姻制度家族あり方に重大な影響を及ぼし、社会的混乱を招く恐れがある。選択的夫婦別姓制度の導入に反対するため、お手元に配付してありますように御提案申し上げます。何とぞ慎重に御審議くださいまして、御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長嶋澤司郎)  これより、意見書第1号から意見書第3号までの3件を一括議題として、質疑に入ります。 質疑の通告はありませんので、これで質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっています意見書第1号から意見書第3号までの3件については、中津市議会会議規則第36条第2項及び同条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、意見書第1号から意見書第3号までの3件については、委員会付託を省略することに決しました。 これより、意見書第1号から意見書第3号までの3件を一括議題として、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 2番 川内議員
    ◎2番(川内八千代)  それでは、意見書第3号 選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書案に、反対立場討論を行います。 現在、選択的夫婦別姓を含む民法の改正を求める声というのが広がっています。その理由としては、現在、夫婦合意のもとで別姓というライフスタイルを選びますと、現在の法律では、社会的にいろいろな面で不利益な扱いを受けるという場面が生まれているからです。相続や生命保険の受け取りの場合、それから税金の配偶者控除からも除外されるというようなことがあります。そして複雑な手続きが求められたりということで、不利益が存在しています。 今、求められている民法改正では、この不合理を整備して、別姓であっても夫婦、親子の扱いを平等にすることを求めるという内容でありまして、別姓を希望する人たち不利益をこうむらないための法改正であります。国民に別姓を義務付けるとか、求めるというものではありませんので、別に混乱とか家族のきずなが壊れるとか、そういう心配はあたらないと思います。現在の法のもとでも、親子別姓家族夫婦別姓という場合は、現実には事実婚という選択をしている方もおられます。こういう御家族が、別姓だからといって国の将来に禍根を残すとか、社会的な混乱を招くという状況は認められません。法のもとで当たり前に家族として扱われるという法整備が求められるのは、当然のことではないでしょうか。 国民が結婚するとき、それから結婚後、夫の姓を選ぶのか妻の姓を選ぶのか、それともそれぞれ別姓を選ぶか、これは国民に自由に保障されるということが大事だと考えますので、この意見書案には反対いたします。 ○議長嶋澤司郎)  これで、討論を終わります。 これより、採決に入ります。 念のため、採決の方法を申し上げます。 反対討論のありました案件は、起立により採決いたします。 次に、反対討論のなかった案件につきましては、簡易採決の方法により採決をいたします。 これより、採決を行います。 まず、意見書第3号を採決いたします。 本件については、原案のとおり意見書を提出することに賛成の諸君の起立を求めます。(起立多数) 起立多数であります。 よって、意見書第3号は、原案のとおり提出することに決しました。 次に、意見書第1号及び意見書第2号の2件を一括して採決いたします。 以上2件については、原案のとおり意見書を提出することに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、意見書第1号及び意見書第2号の2件は、原案のとおり意見書を提出することに決しました。 次に、請願第1号の1件及び議会運営に関することの1件、計2件については、総務消防委員長及び議会運営委員長から、中津市議会会議規則第72条の規定により、閉会中継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 以上の2件については、各委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、以上2件については、各委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。 以上で、本定例会の全日程を終了いたしました。 これで、平成22年第1回定例会を閉会いたします。 △議事終了 午前10時40分上記、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。中津市議会議長   嶋 澤 司 郎署 名 議 員   小 倉 喜八郎署 名 議 員   安 藤 豊 治署 名 議 員   馬 場   林・平成22年第1回中津市議会定例会提出案件議決結果表┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号  件名                                議決結果│├────────────────────────────────────────────┤│議第 1号 平成21年度中津市一般会計補正予算(第7号)          原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第 2号 平成21年度中津市一般会計補正予算(第8号)            原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第 3号 平成21年度中津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)    原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第 4号 平成21年度中津市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)     原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第 5号 平成21年度中津市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)       原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第 6号 平成21年度中津市老人保健医療特別会計補正予算(第2号)      原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第 7号 平成21年度中津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)    原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第 8号 平成21年度中津市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)      原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第 9号 平成21年度中津市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)      原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第10号 平成21年度中津市サイクリングターミナル事業特別会計予算(第2号) 原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第11号 平成21年度中津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)     原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第12号 平成21年度中津市病院事業会計補正予算(第3号)          原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第13号 平成21年度中津市病院事業会計補正予算(第4号)          原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第14号 平成21年度中津市水道事業会計補正予算(第2号)          原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第15号 平成22年度中津市一般会計予算                   原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第16号 平成22年度中津市国民健康保険事業特別会計予算           原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第17号 平成22年度中津市公共下水道事業特別会計予算            原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第18号 平成22年度中津市駐車場事業特別会計予算              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第19号 平成22年度中津市老人保健医療特別会計予算             原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第20号 平成22年度中津市農業集落排水事業特別会計予算           原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第21号 平成22年度中津市介護保険事業特別会計予算             原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第22号 平成22年度中津市簡易水道事業特別会計予算             原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第23号 平成22年度中津市小規模集合排水事業特別会計予算          原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第24号 平成22年度中津市サイクリングターミナル事業特別会計予算      原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第25号 平成22年度中津市後期高齢者医療特別会計予算            原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第26号 平成22年度中津市病院事業会計予算                 原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第27号 平成22年度中津市水道事業会計予算                 原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第28号 中津市景観条例の制定について                    原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第29号 中津市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について     原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第30号 なかつ情報プラザの設置及び管理に関する条例の制定について      原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第31号 中津市情報処理関係職業訓練支援基金条例の制定について        原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第32号 中津市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部改正について 原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第33号 中津市職員の退職手当に関する条例の一部改正について         原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第34号 中津市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部     ││      改正について                            原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第35号 中津市水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正につい     ││      て                                 原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第36号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改     ││      正について                             原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第37号 中津市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について     原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第38号 各種委員会の委員等の報酬及び費用弁償条例の一部改正について     原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第39号 中津市移動通信用鉄塔施設の設置及び管理に関する条例の一部改正につい     ││      て                                 原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第40号 中津市条例の廃止に関する条例の一部改正について           原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第41号 中津市奨学資金条例の一部改正について                原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第42号 中津市公民館条例の一部改正について                 原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第43号 中津市体育施設条例等の一部改正について               原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第44号 中津市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正について     原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第45号 中津市簡易水道事業設置条例の一部改正について            原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第46号 中津市簡易水道事業給水条例の一部改正について            原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第47号 中津市介護保険条例の一部改正について                原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第48号 市道の路線廃止について                       原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第49号 市道の路線認定について                       原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第50号 損害賠償の額を定めることについて                  原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第51号 事務の委託の協議について                      原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第52号 中津市職員の給与に関する条例の一部改正について           原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第53号 中津市職員の退職手当に関する条例及び中津市職員の退職手当に関する条     ││      例の一部を改正する条例の一部改正について              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第54号 中津市立中津市民病院使用料及び手数料条例の一部改正について     原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第55号 中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について           同意する│├────────────────────────────────────────────┤│議第56号 中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について           同意する│├────────────────────────────────────────────┤│議第57号 中津市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正について      原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第58号 中津市議会議員定数条例の一部改正について              否  決│├────────────────────────────────────────────┤│議第59号 中津市議会議員定数条例の一部改正について              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│報告第1号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)             │├────────────────────────────────────────────┤│報告第2号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)             │├────────────────────────────────────────────┤│報告第3号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)             │├────────────────────────────────────────────┤│報告第4号 平成21年度中津市土地開発公社事業計画補正並びに収入支出補正予算      ││      (第2号)の報告について                          │├────────────────────────────────────────────┤│報告第5号 平成22年度中津市土地開発公社事業計画並びに収入支出予算の報告につ     ││      いて                                    │├────────────────────────────────────────────┤│請願第 1号 「所得税法第56条の廃止を求める意見書」提出を求める請願    閉会中審議│├────────────────────────────────────────────┤│意見書第1号 WTO農業交渉等に関する意見書                原案通り決定│├────────────────────────────────────────────┤│意見書第2号 核兵器の廃絶と恒久平和実現に関する意見書           原案通り決定│├────────────────────────────────────────────┤│意見書第3号 選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書           原案通り決定│└────────────────────────────────────────────┘・閉会中継続審査のもの┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号  件名                                議決結果│├────────────────────────────────────────────┤│      議会運営問題                           閉会中審議│└────────────────────────────────────────────┘┌────────────────────────────────────────────┐│以上64件  原案可決(議案)                          56件││       否決                                 1件││       同意する                               2件││       原案通り決定(意見書)                        3件││       閉会中審議(議案・請願)                       1件││       閉会中審議(その他)                         1件│└────────────────────────────────────────────┘...