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09月27日-07号

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  1. 中津市議会 2021-09-27
    09月27日-07号


    取得元: 中津市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 3年 9月定例会(第3回)令和3年9月27日 午前10時00分招集出席議員 (24名) 1番 小住利子     2番 恒賀愼太郎    3番 中村詔治     4番 荒木ひろ子 5番 川内八千代    6番 三上英範     7番 松葉民雄     8番 山影智一 9番 本田哲也    10番 相良卓紀    11番 木ノ下素信   12番 大内直樹13番 三重野玉江   14番 林秀明     15番 角祥臣     16番 髙野良信17番 藤野英司    18番 中西伸之    19番 吉村尚久    20番 大塚正俊21番 千木良孝之   22番 須賀要子    23番 古江信一    24番 草野修一欠席議員 (なし)地方自治法第121条による出席者(なし)出席した議会事務局職員(3名)局長         中野周幸     次長           神礼次郎議事係主幹(総括)  用松修平議事日程 第1.自由討議     (補足説明者)     (議題)  10番 相良 卓紀   1.人口減少、高齢化社会にあって地域が抱えるさまざまな課題の解決に向けての方策について     ①一次産業を中心とした後継者問題と産業振興の課題、その解決策について     ②道路愛護などボランティアによる活動の限界とその解決策について     ③伝統行事、祭りなどの継承の課題とその解決策について  1番 小住 利子   2.高齢者の移動手段の確保について     ①運転免許保有者数の推移及び交通事故件数     ②公共交通網の環境整備の必要性について     ③移動手段の拡大について(具体例等)     ④その他  5番 川内 八千代   3.抗原検査センター設置について     ①宇佐市の検査センターに多くの中津市民が行っている     ②自費で検査キットを購入すると1回分3,000円~4,000円(抗原検査)、10,000円以上(PCR検査)と高額となり、経済的な負担が大きいので公費で負担する必要がある。本日の会議に付した事件 議事日程に同じ ─────────────────────────────────────────────── ○議長(中西伸之)  ただいまより、第3回中津市議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。午前10時00分 日程第1、自由討議を行います。 議員間討議の議題は、お手元にお配りのとおりです。 また、各議題の補足資料については、サイドブックスの自由討議のフォルダにありますので、御参照ください。 1項目50分以内で行います。 自由討議は、一般質問や議案質疑とは違い、一問一答方式ではなく、フリートーキングで、議長はコーディネーター役を務めますので、よろしくお願いします。 なお、全ての議員が発言できるよう、補足説明は5分程度、一人当たりの発言につきましても3分以内でお願いいたします。 項目1、人口減少、高齢化社会にあって地域が抱えるさまざまな課題の解決に向けての方策についてを議題といたします。 項目1を提案された相良卓紀君から補足説明を求めます。 相良卓紀君。 ◎10番(相良卓紀)  皆さん、おはようございます。清流会の相良卓紀です。 今回、自由討議のテーマとして、清流会から、人口減少、高齢化社会にあたって地域が抱えるさまざまな課題の解決に向けての方策についてを提出させていただきました。その補足説明を行わせていただきます。 今議会にも過疎地域持続的発展計画、いわゆる過疎計画が提案されています。一般質問でも、人口減少、高齢化に対するさまざまな課題、今後の取組みについての議論がありました。 過疎計画につきましては、過疎地域に指定されている旧下毛地域だけのものですが、今や人口減少、高齢化の問題は過疎地域に限らず、全国共通の課題となっています。 そこで、人口減少、高齢化が抱えるさまざまな問題とその解決策について、自由討議の場で意見を交わすことで、今後の人口減少、高齢化の課題に対する解決の糸口になればと思っています。 議論を深める上で資料を用意させていただきました。過疎地域の状況を例に取ったものになりますが、議論する上での共通認識としての参考にしていただければと思います。 まず、資料1ですが、いつも議論されています旧郡部の人口減少、それと中津市全体の人口の問題ですが、昨年行われた国勢調査の速報値では、中津市全体での人口減少は、大分市、日出町に続いて県下で3番目に低いということが中津市の自慢でもあります。 しかし、その実態とは裏腹に、旧下毛地域、特に本耶馬渓、耶馬溪、山国町の人口減少は、県下の他市に比べると著しいものがあります。 また、旧市内でも、校区によっては、旧下毛地域と同じように高齢化が進んでいるところがあります。 そうしたことが一つ、過疎地域の人口減少問題、中津市全体では元気がいいという勘違いといいますか、それは事実なのですが、旧郡部のほうに目が行き届かないところがあるのかなと思っています。 そうした中で、資料の2枚目ですけれど、地域おこし協力隊の関係です。 過疎計画の中に、集落機能の維持という項目があります。その中の現状と問題点として、小規模集落では、担い手不足により、集落内の共同作業や村祭りなど、生活する上で必要な活動や生きる活力を得るためのコミュニティ活動の実施が困難になってきていると書かれています。まさにそのとおりであることが問題になって、今回の提案ということです。 そして、過疎計画のその対策として、各地域の実態を把握し、課題を掘り起こし、解決に向けた取組みをきめ細かく実施するために、地域おこし協力隊や市独自の取組みである田舎困りごとサポート事業、大分県の小規模集落応援隊等の事業を活用し、それぞれの地域の課題に応じた取組みに対する包括的な支援を引き続き行っていくということが書かれています。果たしてこれで本当に集落機能が維持できるのかなという疑問が、一つの例としてです、そういうことが言えると思います。 地域おこし協力隊の方々は、それぞれ夢と目的を持って頑張っておられます。資料では、県下のそれぞれの自治体の、これは大分県のホームページからですけれど、竹田市などはずば抜けて協力隊の人数が多いときには40人というようなことで採用していますが、ほかのところはほとんど毎年1桁ずつの採用にしかなっていません。 次の資料で、これも中津市のホームページからですが、現在の中津市の地域おこし協力隊のメンバーを載せていました。これに一つ、また本耶馬渓町でも、最近、中国の方が地域おこし協力隊ということで採用されましたけれど、それと、今もなお募集も行っています。この方々それぞれの活動の内容がありながら頑張っていますが、その人たちに集落の機能の維持ということが果たしていけるかというか、本当にそれが可能なのかなということであります。 それから、次の資料は、小規模集落応援隊の状況であります。 これも平成21年度に事業化されてから、これも県のホームページから中津市の部分だけを抜き出したものなのですが、21年度が2件、22年度が5件、23年度は7件とか、毎年順調に伸びていったのですが、最近では、平成30年は2件、令和元年はゼロ、令和2年が1件という形で、活動している方々もほとんどが土木、土建業者の方たちが動員をされてしているような感じになっています。もともとは、道路沿線の草刈り等、年に2回ほどやっていますけれど、業者の方々に委託してする作業をその業者の方々にボランティアでやっていただいているというのが実情ではないかと思います。 高齢化がますます進んでいる中で、10年たって年々その実態、実績が少なくなっている。こうした人たちに果たして無理を言いながら集落の機能の維持ができるのかなと。過疎計画にそううたっていますけれど、果たしてそれで本当に大丈夫なのかなということが心配をされます。 そうしたことも含めまして、今回、項目として三つ挙げてみました。 一つ目に、いつも話題になります農業・林業を中心にした一次産業の振興、それから後継者の問題です。 二つ目に、これも一般質問等で議論になりました、今、例を二つほど出しましたけれど、集落維持のために草刈り等、これはもう一つの例であります。ほかにもいろいろあると思いますが、そういうことが果たしてこれからどういう課題が出てくるのかということです。 それから最後に、地域で行われていますさまざまな伝統行事やお祭り、こういったものの継承の問題ということです。 このままでいけば全てがもう何か消滅してしまいそうな状況が今あるのではないかと思います。これはあくまで例として挙げさせていただきましたけれど、今日の自由討議の場で、そうした課題についての議論と併せて、できればたくさんの解決策についてのアイデアを出していただくことが、これからのそうした問題の課題解決につながるのではないかと思っていますので、ぜひ活発な御意見を頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(中西伸之)  以上、補足説明が終わりました。 ただいまの提案について意見を求めます。 角議員。 ◎15番(角祥臣)  皆さん、おはようございます。 私がちょっと二点ほど申したいのは、一点目は地域協力隊の仕事内容です。 例えば、これは本人から聞いたわけではないのですけれど、ボランティア団体のほうから聞いたのですけれど、一応土日とかいうのは普通であればフリーだと思います。だけど、それを「いや、そこに行っちゃあいけん」とか「そこを手伝っちゃあいけん」とか、そういうことを言われているというところを聞きました。 それはいずれはっきりさせなくてはいけない問題かも分かりませんし、地域のために考えながら、全て今の相良議員の説明では、全てがかかわるかも分からないけれど、かかわり方が非常に少ないと思います。何か言い方が悪いか分からないけれど、こま使いのような形で捉えているのではないか、そう思われます、私から見ても。 それと、あと2点目として、地域の方、本耶馬渓の場合は、今の道路愛護デーと同じ河川愛護デーというのを行っています。高齢化が進む中で、非常に女性が一人住まいという方がかなり多いのですけれど、その方も出ないと。集落ですから助け合いということでやはり何らかの形で手伝わなくてはいけない、それが大変なのですよというようなことで、これから不安じみた電話が、私よりもちょっと年配の方から電話がかかります。この先、たまにはうちも息子が帰って草刈りしてくれるけれど、今後、その息子も年が少しずついっているわけですから、手伝いができなくなったときに道路とかは誰が切るのかというようなことです。 先日、耶馬溪支所のほうにも私ちょっと草刈りの件で行ったのですけれど、市道でありながら管理ができていない。県道のほうもそうなのですけれど、道路はどんどんできてくるけれど、全く管理自体がなされていないというようなことで、生活道路ではないとか、何でもかんでもけちをつけながら今物事を行っているような状況です。だから、しっかりした対策を今後とも取っていかなければ、私はもう耶馬溪のほうは住む人もいなくなるだろうし、大変な状況になるのではないかと思います。以上です。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 本田議員。 ◎9番(本田哲也)  おはようございます。自由討議に参加させていただきます。 中津市では、いろんな産業というか、自動車産業、関連産業、関連して県外からの移住者も増えてきていると思うのですけれども、同じ中津市の中にあって、旧下毛から旧中津市への移動というか、移住というのがやはりかなり進んでいるのではないか。私の周りでもそういう人がかなりいます。 要因として、地元の一次産業が全然もうからない、そういう仕組みになっていると。それと、大変旧市内に比べるといろんな面で不便である。医療、教育環境、交通機関、買物とか、出会いの場とかも非常に限られてくるのではなかろうかと思います。 旧下毛というのは、国境警備的な役割、防犯・防災とか、あと森林の保全、インフラの管理だとか、さまざまな公的役割を担っているわけだと思います。将来的にわたっても地域の健全な存続が求められると思います。 そこの大変不便というか、緑あふれるいいところなのですけれども、いろんな不便なところにいてもらうには、まずやはり一次産業、地元での仕事がないとそこにいられないということで、一次産業の推進として、資料で示された数字というのが如実に表れているのですけれども、どんな問題や困り事が内部に潜んでいるのか。農林水産業の一次産業全体での担い手による中津市の一次産業の活性化のための例えば次世代プロジェクトチームをつくって、そういうチームでコーディネーターを付けて話合いとか1回真剣にやってみるべきではなかろうかと思います。 それと、移住者の受入れ制度の拡充というところで、島根県海士町、たくさんの方が研修・視察に行かれたと思いますけれども、3年間、月15万円を支給する、すごい人的投資をして地域を活性化するという、そこまでやらないとなかなかこういったことは進まないのかなと思います。 先般、中津南高耶馬溪校にお伺いしましたけれども、やはり地元で働きたいという志向がかなり強いということを伺っています。定住支援として、例えば税制優遇だとか、何かそういったことが必要ではなかろうかと思っています。 これから中津日田高規格道路の整備が進めば、いろんな面で利便性が飛躍的に高まると思いますので、企業誘致とかそういったことが進めば、定住、一帯を緑あふれる住宅地とかそういった開発も可能ではなかろうかと思っています。以上、意見と提案です。 ○議長(中西伸之)  中村議員。 ◎3番(中村詔治)  私は、①の一次産業を中心とした後継者問題と課題ということで、その中で特に農業の解決策ということで、解決策にはならないのですけれども、現状の問題点は、過疎地域は中山間地的で条件が悪いところが多いのですけれども、一番の問題点は、やはり営農意欲をそがれることがあるのが獣害対策です。 天候に左右されるところはもう地域とか全国仕方がないということで、営農の意欲としては来年頑張ろうというような感じになるのですけれども、鳥獣害対策とかしているのにやられるのです。最後の収穫のときにやられる。 これの解決策をしっかりやるためには、鳥獣害の補助金があるのですけれども、その補助金が今申請、もう申請が終わったのかな、今年は。申請して来年度の補助金付けになっているのです。だから、今やられていて何か対策ができないかなというときにできない。そういうところが変えられる一つであるので、緊急的に獣害対策の補助金制度の設定をいい方向に変えていけば、もっとやる気が減退しないのではないかなと思っています。 これは今、担当課と交渉しながら、何とか皆さん方の理解を頂いて、前向きに持っていければなと思っています。 ○議長(中西伸之)  三上議員。 ◎6番(三上英範)  提案者には本当、時宜を得た議論だと思って感謝します。同じ会派が言うということでちょっと遠慮をしていましたけれども、いろいろ出ましたので。 先日、地元の小学校の運動会がありました。運動会とか卒業式、入学式、よく出ると、今の子どもたちが全部残っても、地元に残っても大変だなという思いを捨て切れません。 だから、そしてこの間、旧郡部の農協の金融事業の店舗、本耶馬渓を除いて全部撤退しました。大分銀行は合併時すぐに、耶馬溪支店があったのですけれども、撤退しました。 僕はこれ今度の、相良議員も触れたけれども、この持続的発展計画を見てもそういう危機感がないと思うのです。なぜそうなったのか。そこにきちんと一致したいと。 私は、農林水産業を中津市のまず基幹産業として位置付けるということを宣言する必要があるのではないかと。いろんな手はあるけれども、そこが揺らいでいるところに一番の原因があると思います。 僕、企業誘致を否定するわけではないです。自分の軽トラも誘致企業の軽トラですし、企業誘致は大いにいいのですけれども、成功した中津でさえも今のような実態ですから。だから、企業誘致と地域の振興というのは、別の考え方をしないといけないのではないかと今、特に最近、2020年のセンサスが発表されて、減少率が30パーセントを超えると、5年間で。そういう実態を克服していくのが必要ではないかと今思っています。 ここに、厚生労働省が雇用を創出した例として、北海道の滝上町という例をホームページで掲載してあるのですけれども、地域の現状をこう言っているのです。「滝上町は、農業、林業、観光を基幹産業としているが、農林業は輸入産物との競合、産地間競争に影響されやすく、生産年齢人口も減少にあり。うんぬん」と、こういう言い方をしています。僕はこれが当を得た評価ではないかと思います。 基幹産業にするということは、少なくても、今、食料自給率37パーセントですから、この異常をこの地域から変えていく、そういう実践を具体的にどうするかというのを踏み出さないと悪いと思います。 今日の合同新聞の一面トップで、小麦が19パーセント値上げしたというような報道もあります。本当に国の我々の食料を自分たちで作っていく、こういうことをきちんとしていくのが市としても、これは国のレベルの内容が多いですけれども、中津市としてもそういうことを打ち出していくことが大事ではないかと。特に最近、農協の撤退、それから運動会とか地域の実情を見て、小手先と言っては語弊があるのですけれども、そういう基本を大きく変えていくことが喫緊の課題ではないかという実感をしています。 ○議長(中西伸之)  荒木議員。 ◎4番(荒木ひろ子)  私は旧下毛のほうで暮らしているわけではないので、あんまり具体的な実情というのは分かっていないかもしれないのですけれども、私の夫の実家は山国町で田畑と山林がありますので、時々行って管理をしなければならない状況にありまして、そこに行くたびに地域の皆さんから、さっきもあったように、JAの金融機関が撤退をしたために、どうすればいいですかと、年金どうすれば、どこに行ったら取れますかとか、何かそういうことを聞かれたり、昨日は、決まっているかどうか分からないのですけれども、結構な規模の農家の方から、山国町のライスセンターも来年はもうしなくなるのではないかと、そうすれば、我々はもう米作りはできませんと言われたのです。自分たちも何とかしてもらいたいと思って掛け合いますけれども、ぜひ議会のほうでも話し合って問題にしてもらえませんかと、続けられるように議論してもらえませんかということも言われました。 私のところも機構に田んぼを預けているのですけれども、その耕作は地域の方が昨年までしていたのですけれども、今年はその方もできなくなって、玖珠のほうから若い建設会社の方々が来て大型機械で植えてくれたのです。うちだけではなくて、うちの地域全体をです。あっという間に植付けとかはできましたけれども、道路の維持とか水路の維持とかいうのは、その方々が来てするわけではなくて、やはり地元に残った方々が維持していかなければならなくて、高齢でなかなかできないという状況が続いているのです。 だから、昨日、私に米作りが今後できなくなるのではないかと心配して言われた方は、やはりそういうことが決まる前に、JAの金融の撤退でも何か分からないうちになってしまったと。だから、そういうことが決まる前に、地域をどうするかということを話し合ってもらいたいということを強く言われました。 地域の皆さん方は、そういうことが決まった後に翻弄されて、これまで一生懸命米作りを続けてきたり、一次産業に携わって頑張ってきた皆さん方が、苦労のかいがなかったということにならないように、私たちも地域の皆さんの実情を知りながら考えていかないといけないなということを痛感させられました。 ○議長(中西伸之)  恒賀議員。 ◎2番(恒賀愼太郎)  では、私、2番目のボランティアによる活動の限界とその解決策でちょっと参加させていただきたいと思います。 市は、議員の皆さん方はそれぞれ市にいろいろな陳情・要望を自治委員さんといろんな要望を出して、インフラの大きなことについては行政はしっかりやっているのですけれども、地域活動、維持管理、基本的にはボランティアでという観点が非常に強いような気がします。 人口のところで言われたように、人口の偏りが非常に旧下毛だけではなくて、旧市内でも高齢化の高いところ、若い方が団地を形成したりとかありますけれども、実際、自治会ごとを見ると、基本的には地域を維持管理、お祭りも含めて運営するには、やはり高齢化の問題、活動する若手の減少、こういったところで地域の維持活動が非常に苦労されています。 こういった中で、過去、ほかの自治体に研修で行ったときに、コミュニティあるいは校区にそういった維持活動を助成する行政側は予算枠をつくっていた、そういった自治体もあります。 こういった中で、地域でもボランティアというのではなくて、高齢化で動けない分、そういった補助を校区ごとでまた別途考えれば、地域のことは地域で考えられるような、そういった取組みができることを考える行政の取組みにも議会としても声を上げるべきではないかなという気はしています。 ○議長(中西伸之)  大内議員。 ◎12番(大内直樹)  今、2番、3番についてちょっと話していければなと思います。 恥ずかしながら、自分が地域の活動に参加し始めたというのはここ10年ないぐらいかなと思います。その中でいつも思うのは、例えば、草刈りであるとか、地域の清掃であるとか、やはり旧中津市街地であっても高齢化率が非常に高いな、この後数年たっていくとこれから先どうなっていくのかなというのを見せつけられるというか、考えさせられるなと思います。 その中でいろんな若者たちと話していく中で、なかなか自治会等に入らないと。「何で」とかいう話をすると、「役職がとか、いろいろそういう面倒事が多いのだ」とかいう話を聞くこともよくあります。 例えば、そういった自治会の活動の中でも、不要なものとか等も恐らくあるのではないかなと思います。そういったものを取り除いたりとか、例えば外注できるものは外注でやるとか、いろんな若い人と高齢者というか、以前からいる方々の意識であるとかそういったところを埋める活動もやっていかなければならないなと思いますし、そういったところで自治会がなくてやっているという地域も全国的にはあるわけで、自治会があろうとなかろうとやっていくには、やはり地域を考える人の存在、そして若者たちの帰属意識を高めるということが必要ではないかな、そして行政にはそれを育む仕組みづくりというものをしっかりとやっていただきたいなと思っています。以上です。 ○議長(中西伸之)  林議員。 ◎14番(林秀明)  それでは、私は産業振興に関して、3年後の企業誘致の提案をしてみたいと思います。 今、中津日田道路55キロメートル、ゴーゴー道路、いいですね。ゴーゴー道路。このゴーゴー道路地域づくりをバックアップする道路だと、当然皆さん期待しているはずです。インターチェンジが三光田口、そして耶馬溪の下郷、その真ん中にこれから説明する耶馬溪の山移インターがあります。この山移インターをぜひ私は活用したい。 森の居心地のよい空間をつくり出すインターチェンジと銘打って、地元生産者とつながり、食と農と観光を中心とした地域課題解決をしてくれる企業があります。この魅力あるまちづくりに、この企業に私はぜひ企業誘致を心掛けたいと思います。 私ではなくて、全員で皆さん、この企業がどう思われるかちょっと分かりませんけれど、ちょうど山移は、中津、玖珠、日田、豊前の大体中間地点にあります。この企業、皆さん御存じだと思います。ここ3年で100店舗増の出店を目指している大きな企業です。森の中の無印良品、無印です。 この無印は、地域に根差した展開をしてくれます。この企業にぜひ、旧山移小学校の跡地に来ていただいて、その周辺の耶馬溪アクアパークや深耶馬の観光をぜひ活性化していただきたい。この山移小学校に無印良品です。私、提案したいと思います。 ○議長(中西伸之)  林議員、この件は今初めて話をしたわけですか。(「はい」と言う声あり) まだ誰にも。こんないいすばらしい話をもうちょっと早く会派の中でも話を頂ければと思いました。ありがとうございます。 ほかに。 木ノ下議員。
    ◎11番(木ノ下素信)  私は3番目の地域で行われていた伝統行事、お祭りの継承の問題についてです。 それぞれの地域で大きなお祭りもあり、小さな集落だけのお祭りとかもあると思うのですけれども、こういうものを今何でこんな祭りがあるのかなというようなことに地域の中にいると行き当たることが多いのです。 そういうところを、例えば、今、なかはくとかで中津の歴史とかとても熱心に力を入れているようなので、大きな部分もですけれど、小さいそれぞれ集落のお祭りなどの掘り起こしを地域の方と学芸員さんとかが一緒になって、こんなすばらしいのですよと、ぜひこれを地域の皆さんで継承していこうとか、そういう取組みをやっていって、関心を持つ地元の人がたくさんできる。そして、地元でなくてもあんなお祭りは関心があるとか、そういうものを市内全域とかで広げていけたらいいなと思っています。以上です。 ○議長(中西伸之)  旧郡部の方で。 草野議員。 ◎24番(草野修一)  最郡部であれなのですけれど。今、いろんな話の中で、今、林議員から出ました企業誘致というような話も出ましたけれども、非常に旧郡部に対する企業誘致というのはもう難しいと思います。三光は別にして、旧下毛の中で今から新しい企業、それなりの企業が来たら地域に働き手がもういないのです。 だから、今、一番私たちがやっていただきたいのは、市の住宅政策です。これをもう旧郡部のほうに公営公設の住宅分譲とか市営住宅とかいうのを持ってきていただきたい。そうすれば人口も増えるし、地域が維持していけるのではないかなと思います。 高規格道路ができればもう山国からでも中津までは30分で来られます。ダイハツまではもう本当30分でゆっくり来られるぐらいの時間になると思うので、ダイハツの職員の方も今は中津にいっぱい家を建てています。そういう人たちを旧郡部のほうに家を建ててもらうような方向を政策として打ち出していただきたい、そう思います。 以前、もうだいぶ前に一般質問で、山国の市営住宅を拡充してくれないかという話をしたときに、もう本耶馬渓から以遠には市営住宅は建てませんという当時の方針が出ました。これは多分今でも変わっていないと思いますけれども。そういう形で若い人たちが旧郡部に住んでいただいたら子どもも増えますし、学校の維持もできるし、さっき木ノ下議員が言われましたいろんな地域の祭りとかそういったことも持続していけるのではないかなと思います。 企業誘致というのは相手があることですから非常に難しい面があるので、やはり海岸に近い便利のいいところに企業は来ます。それはそれでいいので、企業誘致も進めていただいて、そこに働く人たちを旧郡部のほうに住んでもらうような政策をやっていただきたいと思っています。 それと、今度の過疎法の改正でもありましたけれども、旧下毛を分断した、旧市内を分断したような感覚で今度の中津市の過疎計画を立て直したのかなと、持続何とかというあれを読んで思いました。そうではなくて、これはもう旧郡部の衰退はもう中津市全体の衰退につながっていきます。トカゲのしっぽ切りは行政ではできませんので、だから、その辺を考えて、旧郡部に人が住めるような形を取っていただきたいなと思います。以上です。 ○議長(中西伸之)  松葉議員。 ◎7番(松葉民雄)  私も耶馬溪に住んでいまして、中津市が出す地区別人口集計表というのをいつも見るのですけれど、地区に世帯が5世帯以下の世帯が今は中津市内で45地域までになっています。いずれその地域もあと5年後、10年後すれば、地域に人が住まない環境がどんどん出てきて、ではそういう地域はどうするのかという問題が出てきます。所有者はもう分からず、災害が起きても誰も行政には言ってこないでしょうし、さまざまな大きなリスクを感じていますので、これはもうその地域の問題だけではなく、行政がしっかりかかわっていかなければならない大きな問題だと思っていますので、なかなか難しい問題ではありますけれど、非常に危機感を持って感じています。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 三重野議員。 ◎13番(三重野玉江)  では、参加させていただきます。 先ほど出ましたけれど、海士町の島内留学、本田議員からも出ましたが、視察に行かせてもらったときにすごく感動したのは、いろんな地域の子どもたちが3年間住んで、そこに住んでいる人たちの家とかかわって第2のお父さん、お母さんというか、保護者ができているというのがすごく印象に残っています。 旧下毛地区にはたくさんの皆さんまだ住んでいらっしゃるので、そういうかかわりが十分できると思いますので、ぜひ小学校、中学校も含めて、耶馬溪校も活用してそうやって違うところから引っ越してというか、留学してくるような子どもたちと一緒にかかわっていけるような地域になっていくのがいいのではないかと思います。そういう部分で伝統行事、お祭りなどの参加も一緒にできますし、廃校や空き家を寮にするなどのそういうてこ入れというか、そういうのにお金をかけていく。 また、鯖江町にJK課というのがあるのですけれど、市内の女子高生たちが集まっていろいろと地域のことを考えていくというのも、女子高生に限らずですが、高校生とかが市内に寄り集まって地域の活性化のことを考えていくというのも、思い出をつくることで郷土愛を醸成することができ、また、外に出ても帰ってきたい、あのときの記憶がよみがえって帰ってきたいと思う子がどんどん増えると思います。 小規模校ならではのカリキュラムを旧下毛地域で力を入れて、そこでしかできないような、旧市内ではできないような事業展開をしていく。また、観光に特化する学科やスポーツに特化する学科、また、農業に特化する学科など、さまざまな魅力ある学科をつくって耶馬溪校を活用していって、小学校も中学校もそれに沿ったような形にできて、スクールバスを朝、今7時ぐらいから旧市内から走らせてみんな乗せて連れて行って、その帰りは旧下毛に住む人たちが病院とかこちらに買物に来るような、そういう往復ができるような形にすればよりよいのではないかと思います。そういう提案です。以上です。 ○議長(中西伸之)  ほかにありませんか。 千木良議員。 ◎21番(千木良孝之)  最後のほうになってちょっと参加させていただきますけれど、自分も企業誘致をしていただいた中でこちらのほうへ来た一人でございます。いかにこういった町を元気にするかという中で、僕もこうやって議員させていただいていて、やはり活気ということかなと思っている中で、外から帰ってくる人というよりも、外へ行かないためにどうしたらいいかということも一つ大事なのかなと。 それの中で、企業誘致だとかそういったことを今進められているかと思いますけれど、この中津には大学がない、そういった中で、そういったことを考えるべきなのかなと。その中で、今、慶應とかそういう名前がここ何年かずっと続いていますけれど、日本にはいろんな大学があります。その中で、キャンパスというようなそんな大きな形ではなくても、本耶馬渓、耶馬溪、三光を含めて、山国もですけれど、そういったところの企業以外の学校の誘致ができるようなことも一つじゃなかろうかと。 要は、若者を含めた中で活気ということが一番、人の流れの動線ができるのではなかろうかと。そのために中津日田高規格道路も長年にわたって時間をかけながらでもつくっているのだから。それに対していかにこれを利用した中でどういうことができるかという10年後、20年後を描いた政策が重要ではなかろうかと私は思います。以上です。 ○議長(中西伸之)  川内議員。 ◎5番(川内八千代)  議論に参加したいと思います。 私の住んでいるところは、すぐ横にTOTOがあります。TOTOはもう恐らく40年ぐらい前に進出してきたと思います。 地域の人たちも土地を提供したりとかした中で、TOTOで働いた方々もおられます。その方たちは、大体地域に残って兼業農家としてやってこられました。それから、市外からたくさんの方が移ってこられて、団地もできましたし、私たちの周りにもたくさんの方が中津市民として一緒に過ごしてきました。 今、そういう世代の方々が高齢者になって、非常にいろいろ御苦労されている状態なのですけれども、旧下毛だけではなくて、私の地域も農業の面からいったら本当に変わりない状態です。春に水路掃除をしますけれども、もう出て働ける人たちが本当に少数になりまして、やっていた水路を、清掃できる水路ももう本当に限られてきまして、あちこちいろんな障がいといいますか、問題が出ています。 お祭りもだんだん、あまり参加者が少なくなりまして、ここ2年は続けて、コロナということもありましたけれども、中止となりまして、そうしますと、その伝統といいますか、もう多分途絶えるだろうなと思われます。 だから、私はそうして考えてみると、企業誘致してたくさんの方が市外から移ってこられたり、そこで職を求めて働いたりすることはもちろん否定するわけではありませんけれども、地域とか農林水産業とかいうのを支えるのは、やはりそこで住む人たちが本当に基なのだということを、そういう観点に立ち返ることがどうしても必要ではないかなと思います。 ○議長(中西伸之)  そろそろ時間ですが、ほかにありませんか。 ないようでありますので、ここで終わりたいと思います。 たくさんの方から人口減少、高齢化社会に向かって抱える課題について、いろいろと意見を頂きました。本当にありがとうございます。 私も実は耶馬溪のど田舎にいまして、感じることばかりであります。 最初に、一次産業につきましても、昨日も私も稲刈りに行かせてもらったのですが、85歳のおじいちゃんが、私がそこに行って稲を刈らせてもらったのですけれど、「あと俺がどんくらいできるか知らんけれど、もうこれは次はできん。子どももせんごたる」というような言い方をしていまして、実に一次産業、農業、林業、大変なことになっている。しかし、やはり自然を守るとかいういろいろな意味で誰かに取組んでもらわなければ、この下流部、中津市、旧中津市が災害等々いろいろな面で起きてくるのかなと思います。 それとか、先ほどから皆さん言っていますように、JAの撤退、本当に農家をばかにしたといいますか、このことについてもこの議会全体で私は一緒に取組んで何か阻止できないのかなと。民間の企業ですから、議会で言ってどうなる問題でもないのかもしれませんけれども、実に農家は困っています。ライスセンターやガソリンスタンド、金融関係もそうです。本耶馬渓のあんな奥に入り込んで誰が利用するのだろうかという気持ちでいっぱいでありまして、昔は市からも相当な助成といいますか、補助金が出ていたのかなと覚えていますが、現在は余りその辺もなくなってしまっているのかなと。こういうことに対しましても、我々議員24人で一つずつ片付けていけるように意見をどしどしと出していけたらいいなと思います。 それと、何といっても田舎、皆さん、全員持っていますね携帯電話。この携帯電話の不感知地域。「携帯電話を持っちょっても使うところがねえんじゃ」というような。もう家にいたらです。どうですか、皆さん。持っている人で家で当然入るからもう当たり前事になっていると思いますけれど、こんな今の世の中で携帯電話もかかってこない、かけられない地域というのはもうないのです、本当に。あってはいけないのではないかと思うのですが、この辺についてもぜひ議会で解決できるよう協力しながら、田舎に若者が住めるようにしていただけたらなと思いました。 本当にすばらしい議題を頂きまして、皆さんの気持ちを聞かせていただきました。このことについて今後も一生懸命取組みをさせていただけたらと思います。ありがとうございました。以上で、1項目めの討議を終わります。 ただいまより3分間の健康増進スタンドアップなかつを行います。皆さん、立ち上がり、ストレッチなどをして体をほぐしてください。 暫時休憩いたします。午前10時53分 ○議長(中西伸之)  再開します。午前10時57分 次に、項目2、高齢者の移動手段の確保についてを議題とします。 項目2を提案された小住利子君から補足説明を求めます。 小住利子君。 ◎1番(小住利子)  皆さん、おはようございます。公明党の小住利子です。よろしくお願いいたします。 今日のテーマは、高齢者の移動手段の確保についてを上げさせていただいています。 資料としましては、令和元年の国土交通省のものを掲載させていただいています。 人口減少が進む中、総務省のデータでは、65歳以上の高齢者は2020年には3,617万人で、総人口の28.7パーセントで過去最多となりました。それに伴い、自動車を運転する高齢ドライバーも増えています。資料1の表にあるように、2020年の75歳以上の免許保有者数は約600万人です。令和元年の中津市は、70歳以上で9,500人です。この割合は今後も増加すると推計されます。 近年では、交通事故の発生件数は減少傾向にありますが、中でも75歳以上の高齢者運転者による死亡事故件数は微増傾向にあり、表の平成27年を見ると、75歳以上は9.6件で、そのほかの平均年齢の倍以上となります。 令和元年4月に東京で発生した87歳の男性が運転する車が暴走し、母子2人が亡くなった事故は記憶に新しいと思います。 認知症対策を強化する改正道路交通法が施行されました。過疎地域を中心に生活の交通手段として車が欠かせない高齢者も多い中、自主的に免許証を返納した場合などの地域における移動手段の確保が重要な課題です。 社会全体で高齢者の生活を支えることは、行政が対応する必要があります。 私は、旧市内で高齢化率が高い地域の方で免許証を返納された高齢者の方々から、買物や病院に行くための移動手段を検討してもらいたいと多くの声を頂き、これまでも一般質問をしてきましたが、現実はなかなか変わらず、2019年10月1日から三光地域では路線バスが廃止になった地域に乗合タクシーの運行が始まりました。 今回の一般質問や議案質疑でも出ていましたが、今年度は来年度のマスタープラン作成に向けて調査事業を行う予定です。 そこで、今回の自由討議のテーマとして、高齢者の移動手段の確保についてを提案させていただきました。 ①は、運転免許保有者数の推移及び交通事故件数、資料1を参照ください。②は、公共交通の環境整備の必要性について、③は、移動手段の拡大について具体例等ありましたらぜひ出していただきたいと思います。④は、そのほかの項目を上げています。このテーマに沿った項目で、そのほかのテーマです。 コミュニティバスのコースの変更やデマンドタクシーの導入など、ほかの地域でも検討されています。本当のところは、必要とされている方がどれくらいいるのか、あったらいいけれど実際に使われるのかどうかなど、しっかり利用者のニーズをお聞きして調査をしていただきたいと思います。 議員の皆さんも同じような声を聞かれている方もおられると思います。皆さんがかかわってこられたことや御意見やお考えを聞かせていただいて課題の共有をし、今後、またさらに推進ができたらと思います。多くの御意見をよろしくお願いいたします。 ○議長(中西伸之)  ただいま説明が終わりました。 提案について御意見を求めます。 松葉議員。 ◎7番(松葉民雄)  私もこの問題は大変厳しい問題があると思っています。特に旧郡部の高齢者、もう80代、90近い方々も自分の車とかトラックを使って移動手段として使っていまして、本当に子どもさんたちとか地域の方も心配はしていますけれど、それを止めるとか、代替手段がない中で、本当に行政がかかわっていくしかないなと本当に思っています。本当に事故等のことも考えると非常に心配ではあります。 ただ、今後の交通手段として、自動運転等の整備というか、車が本当に配備されるようになれば、それは行政が率先してそういう地域に使っていただくような、そういうことができればと思っています。 ○議長(中西伸之)  恒賀議員。 ◎2番(恒賀愼太郎)  たまたま私の大幡校区のほうの高齢者団体から、コミュニティバスの欠点ということで、乗りたいけれども乗りたいところにバス停がないとか、乗るところまで歩く距離が遠いのでなかなか使いたいのだけれども利便性が悪い等、相談の中で市の地域振興と話をする中で、やはり利用率を向上するためには、コミュニティバスの大きさの問題であったり、あるいは現状のコミュニティバスの通過経路とか時間とか、こういったところをどうやって穴を埋めれば。実際のところ、免許を返納した方々も本当は交通手段が欲しいのだろうとは思うのですけれども、これをどうすれば穴が埋められるのかということで自分なりに考えているのですけれども、今、バス会社のほうに、赤字路線の補助をかなりの金額をされていると思うので、まず小住議員のほうで調べられているのであれば、赤字補助の金額をちょっと教えていただきたいのと、企業にそれだけ補助を出すのであれば、免許を返納した高齢者の方々を含めて、バスを低額で利用できるような補助も検討すべきではないか。 なかなか今のコミュニティバスだと、1回乗ると安いのですけれども、病院あるいは役所に行くのに1回乗ったらコースを1回回らないとなかなか行けない等の欠点があるので、こういった部分をもう少し路線バスのように本数が多いところで穴埋めができないかなと考えているのですけれども、その点、情報があれば教えていただきたいと思いますけれど、よろしくお願いいたします。 ○議長(中西伸之)  小住議員。 ◎1番(小住利子)  お聞きをしましたら、令和2年度の大交バスと、もう一つ、玖珠観光バス合わせてですけれども、赤字補填をしているのが6,333万1,000円ということでお聞きをしています。以上です。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 須賀議員。 ◎22番(須賀要子)  免許返納した後に、多分返納した方にタクシー券などの乗車券を1万円相当、1回限りの交付というような現状があって、やはり免許返納するのに皆さん、その1回限りのことではという意見をよくお聞きします。 今、中津市が中津市安心おでかけタクシー事業というのを介護長寿課が行っていますが、それに関しても助成対象者がもう一般の高齢者、後期高齢者になったらとか年齢要件を付けるわけではないですけれど、そういう対象者が本当に限られています。障がい者であったり要介護認定者でなければ、このおでかけタクシー事業を利用できないのです。 このタクシー事業、もうちょっと利用しやすいような、先ほど恒賀議員が言われていたバス停の問題とかそういったこととか、あと利用の、行きたい場所とかの自由度とか、やはりタクシーだとすごく上がると思うのです。例えば、仲良しの方同士でそのタクシーを使って相乗りというか、そういうことも考えられるのではないかなと。そうすると、費用的にも個人が費用負担するのは下がってきますし、この要件をもうちょっと助成対象者を高齢者幅広く対象にしていくということも一つ、これからの高齢者の移動の支援につながるのではないかなと感じています。以上です。 ○議長(中西伸之)  吉村議員。 ◎19番(吉村尚久)  今の須賀議員の発言に少し絡めて議論に参加をしたいと思うのですけれども、コミュニティバスだとか、それから乗り合いだとかいうようなことで、市がいろんな形で実証実験を含めてどういう形がいいのかというようなことを模索しているのだろうと思いますし、議会の場の中でももう何度もこういう話について繰り返し議論、なかなか出口が見えない、いい解決策がないということなのですけれども。そういう中で、こういうもの、今タクシーという話が少し出ましたので、自分なりには、健康増進という意味合いでタクシーに対してタクシー代を助成するということができないかというようなこともちょっと考えてみました。いわゆる介護予防という視点でです。 うちの母親を見ていると、お店に買物に出掛けるというときには非常に生き生きしていると。ちょっとした服装についても着替えたりだとか、家にいるときではしないようなお化粧をしたりだとか、やはり外に出るのは高齢者、もう80歳を超えていますけれども、こういう人たちにとっても何かわくわく感というかいうようなものが、出掛けるということに対して非常に気持ちを高めることができるのかなと、そういう高揚があるのかなと思ったりすると。主なお出掛けの目的としては、通院したりだとか、または役場に行ったりだとかもあるのだけれども、買物に出掛けるというようなことに対して、例えば、市内のお店の中で買物をして、幾ら以上お買い上げしてくれた方には幾らの補助を出しますとかいうような、こういうお店と高齢者のある意味のウィン・ウィンというか、こういうようなことが考えられないのかなと。つまり、出掛けるということ、健康増進、介護予防というような視点でタクシー代を補助するというような形ができないのかなというようなことをちょっと考えてみました。 ○議長(中西伸之)  荒木議員。 ◎4番(荒木ひろ子)  私が生まれ育ったところは、路線バスまで早足で歩いても25分ぐらいかかるところで生まれ育ったのです。それで私も議員という立場になって、地域の皆さん方から「もう本当取り残されたようだ」と言われて、ぜひバス路線をということで、中津で初めてのコミュニティバスを回してもらうことになりました。 そして、その後、そのバス路線も停留所というのですか、バス停が決まっていますので、家の前は通ってもバス停までまたしばらく歩いて行かないといけないということなどをお聞きして、安全なところであれば止めてもらえるという、いろいろと改善もしていただきましたし、こちらのほうも通ってほしいということもお伝えをしながらしてまいりましたが、なかなか既存のバス路線と停留所の関係とか何かあって、中津市の考え方も違うのかどうか分かりませんけれど、降りられるところが中津駅とか市民病院とか、あんまり用事がない、市民病院も予約ができないと行かれないのだけれども、ほかの病院に行きたいのだけれども、そういうところしか止まらないという、そういう設定になっていまして、いろいろと改良が必要だなというのは私も痛感していまして、ぜひそういう声をみんなでお聞きした声を伝えて改良しながら、コミュニティバスの運行がもっとうまくいくようにしていきたいなと思っていますし、それから、安心おでかけタクシーなのですけれども、これも本当、心臓疾患のある方でも障がいの等級が重くないとタクシー券が出ないのです。だから、障がいの方についてはもう非常に厳しい基準になっています。もう本当に重度の方、一歩も歩けないとか、寝たきりですという方にタクシー券出すのです。 だけど、先ほどもお話がありましたように、健康を長く維持するためには、お出掛けする機会というのはないといけないと思うのです。だから、そういう方々に対して早めにお出掛けを続けていただくということで、趣旨をまた見直してもらいたいなというのもあります。 それから、先日、もう運転も心配になったし、子どもさんからも「運転やめよう」と言われているから返納しようかなと思っているという方がおられて、それで市役所のほうにお聞きをしたら、1万円のタクシー券は何とかタクシー会社というところしか使えないのです。割と中津市内は、皆さん、福祉タクシーとか介護タクシーとかいうのを便利に利用されているのですけれども、そういうところの利用ができないという制度になっているのだそうです。特に規制をしているわけではないのだけれども、指定している交通機関がそうなっていますと伺ったので、これはまた地域の住民の皆さんの便利も考えて、そういう皆さんが利用しやすい交通機関も指定をして、外出をして元気でいられる期間を長くするという、そういう活用の方向に何か意識を変えてもらいたいなと。もう動けなくなってからタクシー券を出しますではなくて、そういう全体的なあれをしてもらいたいなと私は思います。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 小住議員。 ◎1番(小住利子)  ありがとうございます。今おっしゃった分ですけれども、担当課のほうから頂いたペーパーに、利用できる交通機関として、大交北部バス、玖珠観光バスが運行する全路線、そして中津市コミュニティバス、そして中津市と契約したタクシー会社が一応、注意はあるのですけれど、一応そういう機関となっています。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 木ノ下議員。 ◎11番(木ノ下素信)  私、住民型有償サービスという団体を一つつくって活動しています。こういう団体は、中津市内に15の地域、校区があるのですけれど、そのうち10校の地域で活動しています。 ただ、全体を網羅したような活動ではなくて、それぞれ、例えば私たちのところですと利用する会員は四、五十名というようなところですけれど、そこで何をしているかというと、家事の支援、外出の支援等をやっています。そして、私たちのところでいいますと、外出支援の活動が非常に割合として多いです。具体的には、通院に付き添っていくということです。実際は、付き添いというよりも車で連れていく、そして一緒にずっと介助するのですけれど、そういう中でとてもそういう利用を求めている方が多いです。あとはお買物に一緒についていくとかです。 ただ、私たちの活動は、福祉の一部をするということになっているので、例えば遊びに行くとか、そういうところにはなかなか使うのに難しくて、先ほどほかの方も言われましたけれど、外に出ていくことで健康の維持とかができると思います。そういうことなので、例えば私たちの活動以外も何かそういうことができるような仕組みができるといいなと思いますし、介護保険のそういう中でも他市では取組みをしているところもあります。 それと、いろんな事業者との関係でなかなかうまく連携できないような話がよく出るのですけれども、地域公共交通会議ですか、ああいうのはよく調べてみるとというか、よく調べなくても、主催しているのは市です。市のほうがしっかりと調整・連携を組んで、本当に必要な体系はどういうものか。さっきも荒木議員から出ましたけれど、市民病院、中津駅、そこも必要かもしれませんけれど、ほかでも利用できる、そのためには、バスとコミュニティバス、タクシー、いろんなものが組み合わされていって順調に使えるとか、今は何かつなげることを遮断するような仕組みになっていると思うので、その辺は本当に困っている人の声をしっかり吸い上げて仕組みをつくっていくことが、それを市が中心になってつくっていくことが必要ではないかと思います。 ○議長(中西伸之)  川内議員。 ◎5番(川内八千代)  私、議案質疑のときも言ったのですけれども、先ほど小住議員から路線バスの赤字補填ということで6,000万円以上の予算化がされています。これにコミュニティバス関係を入れますと、大体1億円を超えるお金が市民の交通の手段としての助成という形で使われているのです。 私はよく思うのですけれども、1億円お金かけているのですので、もう少し工夫して市民の人たちが本当に必要なところに必要なサービスと言ったらいいのですか、手段が届くように絶対できるはずよねと私は思うのですけれど、この高岡市の資料の中にある高岡市の例ですか、公共交通会議に運輸局が参加しているとあるのですけれども、大分県でも以前要求したことがあったら、大分県としては各地でいろんなやり方をやっていて、何かいろいろ表彰したりとかしているので、そういうところも参考にしてくださいとかそのとき言われたのですけれど、本当に必要としている人はなかなかこうした会議などに参加できない人たちではないかなと思うので、そういう人たちの必要とされているところにタクシーでもバスでも行くようにすれば、利用は広がると思います。 だから、それをつかむのは、私はもう役所の人だとちょっといろいろ無理ではないかなと思うので、それはプロにかなり力を貸していただいてそういうリサーチとか、そういうものも利用して構築するとしてもらいたいなと思うのです。 先ほどから出ているように、確かに外出していろんなところに出掛けていくということは、高齢であっても本当に社会的な刺激の中でそれを受けて健康に過ごすことにもつながると思いますので、ぜひこれは中津市だけができないということはないと思いますので、やるようにしていきたいなと思っています。 ちなみに、80歳ぐらいでしたか、「免許を返納したら1万円出るようになっているけれど、どうします」と言ったら、絶対にしないと。返納しないと。なぜなら、それに代わるものがないからとおっしゃっていました。多くの人が私の周りではそういう考えでおられるので、早くそれに代わるものがつくっていけたらと思っています。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 林議員。 ◎14番(林秀明)  先ほどの吉村議員に私は賛成です。中津日田道路を例えば山国まで開通したときに、今、山国に移動販売が町内回っていますけれど、確かに移動販売も必要です。でも、私はその逆で、高齢者の方をお迎えに行きたい。月に1回は違う景色や買物、そしておいしい物を食べるということを高齢者にぜひ味わってもらいたいなと思います。3年後、私が実行したいことの一つです。 要はワンコイン、500円で生き生き生活楽しいバスの運行をマイクロバスで発車したいなと思います。マイクロバスが買物や食事どころを御案内します。皆さん、さっき吉村議員がおっしゃったように、おしゃれをし、バスで会話を楽しみ、好きな食事のメニューをバスの中で選びます。当然、魚屋さん、肉屋さん、専門店も行きます。そして、商店街も当然そのバスは回ります。そして、昼どきにランチを食べるということで、こういった企画というのはお年寄りが生き生き楽しみをその日に向かってつくっていくのではないかなと思いますので、何とか3年後、私が実行したい事業の一つです。以上です。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 本田議員。 ◎9番(本田哲也)  すみません。移動手段の拡大についてということですけれども、先般の相良議員の一般質問でしたが、コミュニティバスに乗っている人が2人とか3人とか、時には全然乗っていない場合があるというような話がありましたけれども、そういったことで、今日、最初の自由討議の中で、どんどん旧郡部の人口が減っているという、こういうことを鑑みると、何かやはりバスというより小回りの利くタクシー的なものを配置したほうがより利便性が増すのかなと思います。僕は旧郡部に住んでいないので詳しいことは分かりませんけれども、例えば、耶馬溪地区なら耶馬溪地区にタクシー1台、2台とか配備して、その地区の人で利用者が協議してその人たちでルールを決めるとか、そういった地区ごとに配備してルールを決めて運行するというような、行き先とか止まる場所とか、そういったものをするといいのかなと思います。 それともう一個は、中津もそれほど都会ではないですので、やはり高齢者の方にできるだけ長く車に乗ってもう自由に行って、もうそういうものを使わないでいいようなことになればいいなと思います。それには、例えば、自動車学校の力を借りて時々運転講習とか、年を取ってくると、僕もそうなのですけれど、交通標識、これは何の標識だったかなとか時々思い返して調べてみたりすることもあるのですけれども、運転技術とかそういったものをやる。年齢ごとに免許の更新ではなしに毎年そういった技術講習をして、できるだけ長く乗ってもらえるような、そのうち事故防止みたいな車もできる可能性、自動運転もできる可能性がありますので、できるだけ長く乗ってもらえるような仕組みをできたらなと思います。以上です。 ○議長(中西伸之)  ほかにありませんか。以上で、項目2の討議を終わります。 とにかく旧郡部のほうは、先ほどから出ていますように、高齢者の運転免許証返納、「動ける間はわしは乗るのだ」という気持ちの中で、もう取り上げられたらもう動けなくなってしまう。それと、コミュニティバスの利用の件、この件についてやはり本当に空バスで動いている状態がとても多いのです。これの普及といいますか、もうちょっと利便性のあるというか、当てにしてもらえるような運行計画をもうちょっと真剣に我々も訴えながら徹底していくのが一番いいのかなと思いました。たくさんの意見を頂きまして、ありがとうございました。 次に、項目3、抗原検査センター設置についてを議題といたします。 項目3を提案された川内八千代君から補足説明を求めます。 川内八千代君。 ◎5番(川内八千代)  皆さん、こんにちは。日本共産党の川内八千代です。 今日私は、新型コロナウイルスの感染急拡大を抑えるために、中津市でも抗原検査センターの設置を求める決議案の提案をさせていただきたいと思います。 この案文に書かれていますように、抗原検査センターやPCR検査センターは、大分市、別府市、宇佐市ではこの検査センターを設置しています。 感染が広がる中で多くの中津市民が検査を受けるために、宇佐市の抗原検査センターに行っていたということも質問の中などで触れられました。 私も抗原検査センターができるまでは、抗原検査キットを配布してほしいということで取り上げてきましたが、検査キットは配布ということを市は答弁をしています。 しかし、このキットの配布ではなかなか検査がうまくいかないといいますか、宇佐にセンターがあるということで、多くの市民の皆さん方が「何で宇佐市にあって中津市にないのか」と多くの方が疑問の声を発しておられます。 中津市は人口10万人当たりの感染者率というのが大分県内最大と言われている状況が起こりました。それで、中津市でも検査センターを設置してもらいたいということで、議会の皆さん方で同意していただきたいと思います。 少し資料の説明をさせていただきます。 資料の1番目は、大分市と別府市と宇佐市の検査センターの実施状況、教えていただきました。そうした中で、大分市では274人が陽性者ということになりました。別府市は100人以上ですと言われています。宇佐市では27人の陽性者が確認されているということです。 一番下に、中津商工会議所が先日から抗原検査のキットを配布しました。3日間予定していたのだけれども、2日間で出まして、今日ですか、あと残りの600個を追加配布するということのようです。 それから、その下は別府のセンターの写真です。それから、次の写真が宇佐の抗原検査センターの写真となっています。 その横のチラシは、これ、宇佐の抗原検査センターのチラシです。検査料は無料で、誰でもいつでもできるということで、多くの方が利用されているようです。それから、その後の資料は、宇佐の抗原検査センターを受けるときの同意書になっています。 それから、最後の資料は、中津商工会議所が配布しています検査キットの配布のときのチラシです。非常に担当者の方がこんなに早く出てしまうかと思ってびっくりしているという話をされていました。できることなら補助などが出るといいなと言われておられました。 以上、資料の説明ですけれども、たくさんの皆さんからの御意見と御理解をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中西伸之)  以上、補足説明が終わりました。 御意見はありませんか。 三上議員。 ◎6番(三上英範)  私、二つの点からお話ししたいと思います。 9月本議会で、この問題を何人かの議員が取り上げられたのですけれども、一番問題なのは執行部の答弁にあります。今、川内議員からありましたように、大分、別府、宇佐、そして市の商工会議所がやっていて、これに対する希望がものすごく多いというのがはっきりしているのに、ちょっと執行部の答弁はこれに対して乖離しているような内容があります。 ここに検査センターのキットがあるのですけれども、これは15分で見て、それで唾液を自分でやったら陽性になったらこの線が出るというような簡単な物です。このキットを使えば何がいいかというのは、ウイルスは目に見えないわけです。これを使えば見える化できる。いろいろ精度の問題を言われますけれども、確かに陰性の場合は100パーセント信用できないけれども、陽性の場合はほぼ間違いないと。この検査キットで陽性出た人は間違いない。そのことの意味が大きいと思います。 というのは、もう一点の論点として、これは議長宛てに出された中津市飲食業組合の要望書です。その中の一説にこういうくだりがあります。「さらに、飲食店イコール悪、会食イコール感染拡大というイメージの再燃もさらに客足減に拍車をかけています」という指摘があります。だから、問題は、飲食店でこの菌が湧き出るわけではないし、無症状の人、感染された人が移動、感染するわけで、ということで、感染源を抑えるというのがいろんな医学書と言わんでも、学校の保健体育の教科書を見ても、感染源を特定すること、これがもう基本中の基本だということで、私はもう自分の言葉で言うと、この検査キットは目に見えないコロナウイルスを見える化できるというものだと思うので。 ぜひ、中津市でも今収まってきているときにそういうのをやって、きちんと万が一陽性の人が出たらそれを隔離して対応していく。そういう対応が第6波を発生させない原因になるのではないかと思います。ぜひ皆さんの御意見を頂きたいと思います。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 荒木議員。 ◎4番(荒木ひろ子)  もう何か皆さんから御意見出ないのかなと思いますので、同じ会派ばっかりで申し訳ありませんけれども、私からも一言言わせていただきたいと思います。 私たちが中津市にも検査センターをということで提案をさせていただいたのは、市民の皆さん方から、宇佐市とかに行っているのになぜ中津市にはないのかということがすごく言われるのです。ほかの議員の皆さんもお聞きになっていると思うのです。 先日、厚生環境委員会の医療関係者との懇談会のときにもお忙しい中来ていただいた先生からも、どうしても検査を受けたいと言われると、では宇佐に行ってくださいと言わざるを得ないというお話もございましたし、何よりも大分、別府、宇佐の抗原センターは症状のある方、熱とか何かある方は受けられませんと、症状のない方が受けてくださいとなっているのです。その中から300人とか100人とか30人近くの方々が陽性者として保護されたわけです。 ここで検査を受けますと、自宅で検査を受けて陽性反応が出たとしても、確実にほかにつながる保障はないのですけれども、ここで検査を受けて陽性反応が出れば、必ず医療機関か医師会に連絡をするようになっているのです。だから、陽性者となった方々が、症状がなくても何らかの対策がきちんと受けられて、感染を広げることを防ぐことができると思います。 商工会議所にお伺いをして、商工会議所は今ワクチン接種も一生懸命やっていただいていますし、このキットの配布もこんなに関心が高いとは思わなかったと言われていました。五、六百人来ればいいかなと思っていたら、あっという間になくなってしまったのですと。これだけ市民の皆さんの関心が深ければ、会議所以外の方々にもぜひこういう検査の機会が与えられるようになるといいですねということを言われていました。 今、感染が少し落ち着いてきましたけれども、今、国を挙げて第6波をどう防ぐかというときになっていますので、ぜひ中津市でも感染拡大をさらに防ぐ。最近、2回接種した方も陽性者だったというクラスターが発生したという報告もテレビなどで伺っていまして、この方々は皆さん無症状だったそうです。だから、そういう方々にもきちんと定期的な検査などができるような場所を提供するのが私たちの仕事ではないかと思います。 みんなで力を合わせてコロナの感染拡大を防ぐためにも頑張っていけたらと思います。 ○議長(中西伸之)  ほかに。ありませんか。山影議員。 ◎8番(山影智一)  少し意見を申し上げたいと思います。 先般、先ほど荒木議員がおっしゃったように、意見交換会を聞いた感想も含めて申し上げますと、私も検査体制ということで市民の方から、周りの方から必要ではないかということで意見も頂いていました。 実際、先般、現場の声も聞く中で、検査場所であるとか、検査を設置する時期、それと検査体制、それと使用方法等を踏まえると、現状、意見交換の中で聞く限りにおいては、特に医療機関とつながりにくいということも踏まえますと、今設けるということはちょっと考えていかなければいけないのかなと思います。 そして、商工会議所がお配りいただいている分につきましても、実際問題、企業・団体に配るということで、市外等に出張に行ったとか、やはり使用方法をかなり考慮されているのではないかなと思います。これを不特定多数に拡大することは、現状でする以上に問題が、問題というか、費用対効果の面も踏まえますと理にかなっていないのではないかと思われます。 隠れ感染という、隠れてしまった感染者という話も若干出ていましたので、これはその部分についてしっかり私たちも啓発をしていかなければいけませんし、症状が出ていないのにまずは検査に行くということ自体が、私もちょっとその辺はよく理解ができないところがありまして、症状があるからこそ検査をするのであって、症状がないのに行って、症状がなくてよかったですねという部分については、普段の生活様態であるとか、ビジネススタイルの在り方とか、御本人が十分気を付けていただくことの指導がまずは先であって、その部分で検査体制の現状を踏まえて、今後の見通しも考えて対応すべきだと思います。 ○議長(中西伸之)  ほかにありませんか。 川内議員。 ◎5番(川内八千代)  御意見ありがとうございます。 私も会議に参加させていただきまして、医療者の方からの御意見賜りました。その中で私が思ったのは、医師会と、あのとき商工会議所でしたか、第4波のときにやはり検査センターが欲しいと思われたということで、資金も出し合って検査センターをつくろうという話がいっていたということを実際に聞きました。私は宇佐のセンターに行ったときに、センターの人から聞いたのです。「中津も5月頃つくるということだったのですよね」とか言うから、「いや、私はそんな話は聞いていないのですけれど」と言っていたのですけれども、あのとき、医師会のほうからのお話がありました。やはり本当だったのだなと。何でそれができなかったのかは分かりませんけれども、医療者の立場としてもそういうセンターの必要性というのを感じておられたのだなということが分かりました。 それから、先ほどの御意見ですけれども、症状のない感染者がいることがなかなか収まらないというのですか、症状がないから普通に生活している。その中で感染が広がっているということを食い止めるために、症状がなくても検査を受けましょうというのが、医師の立場の方々もいろんな発信をしています。それがないとちょっと収まってもまた広がっていくというようなことがありますので、それから株が変異してくるということが言われています。 だから、2回ワクチン接種したとしても感染したとか、それから11歳以下の方々は、子どもさんはワクチンの接種が今のところ対象となっていない。そういう子どもたちを感染の危険から守るという点からも、センターをつくって確認のために行けるという体制をつくるのが中津としても──質問のときに言われていましたけれども、大分、別府に次いで県下3番目の都市です、中津は。だから、市民の健康とか命を守るためにはそのセンターを設置する必要があるのではないかなと私は思っています。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 荒木議員。 ◎4番(荒木ひろ子)  すみません、たびたび。12歳未満の方々の今のところ中津市ではワクチンの接種はないとなっていまして、全国的には今後5歳までとか、5歳までの方は打てばと言われているそうですけれども、それから、65歳以下の市民の方々のワクチン接種は、この間の勝見部長のお話では11月末までかかるということだと伺いました。だから、そういう方々に感染を広げないと、ワクチン接種が行き届かない方々に感染を広げないということが今大事なのではないかと思います。 中津市でも感染爆発のときには小さい子どもさん、乳幼児から児童の皆さん方がたくさん感染をして苦しみ、そして、その方々も後遺症に苦しんでいるということまで伺っていますので、やはり最善の措置を取るべきではないかと、検査センターの設置は中津市にも必要だと思いました。 ○議長(中西伸之)  ほかにありませんか。以上で、項目3の討議を終わります。 コロナの件はもう2年目を迎えていまして、大変なことになっています。第6波が多分ということの中で、皆さん、お互いに用心をしながら、今までどおりの生活をしながら十分気を付けていけたらいいなと思います。 これで、自由討議を終了いたします。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これで散会いたします。 △議事終了 午前11時51分上記、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。 中津市議会議長  中 西 伸 之 署 名 議 員  川 内 八千代 署 名 議 員  須 賀 要 子 署 名 議 員  千木良 孝 之...