宇佐市議会 2021-06-01
2021年06月01日 令和3年第4回定例会(第1号) 本文
2021年06月01日:令和3年第4回定例会(第1号) 本文 (26発言中0件ヒット) ▼最初の
ヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード ○ 会 議 の 経 過(一日目)
開議 午前十時〇〇分
◯議長(
衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。
開会に先立ち、去る五月十五日に逝去されました故
河野康臣議員の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと思いますので、全員御起立をお願いします。
黙祷。
(黙祷)
◯議長(
衛藤博幸君)黙祷を終わります。御着席をお願いします。
続きまして、追悼演説を八番
多田羅純一君にお願いいたします。
多田羅純一議員。
◯八番(
多田羅純一君)皆さん、おはようございます。八番
多田羅純一です。
市民れんごう会派を代表いたしまして、故
河野康臣議員に対しまして、謹んで追悼の言葉を申し上げたいと思います。
一年たつのは、あっという間でございました。昨年の六月に突然入院され、奥様に確認し、
悪性リンパ腫だというふうにお聞きしました。
コロナ禍の中、面会も一切できず、その後の連絡は全て
LINEでのやり取りでございました。話もほとんどできませんでした。
抗
がん治療が一通り終わって、昨年退院された際、ほんの僅かだけ顔を合わせることができました。そのときは自宅の廊下の奥からですね、つえをつきながら帽子を取って、こげえなったやと、白髪が抜け落ちた顔を微笑みながら私に見せてくださいました。
抗
がん治療がしっかり効いている証拠ですねと返答し、これからはリハビリをしっかり行って、また一緒に活動ができるというふうに思っておりましたが、その思いはかないませんでした。
年を越え一度体調を崩して再入院し、その後また、経過がいいというふうに聞いて安心はしておりましたが、四月二十一日に体調を伺おうと、再度
LINEで通知のほうをしましたが、返答が全くなく、奥様に連絡を入れたところ、再々入院し、連休まで間に合わないとお聞きし、落胆しました。それから約一か月弱、家族の思いも届かず、帰らぬ人となってしまいました。
河野議員は、二〇一一年に教職員に推され出馬して、多くの市民の支持を得て初当選してから三期を務め、議会においては、
文教福祉常任委員長や宇佐市
監査委員を歴任され、体調を崩す前までは副議長として議長を支え、大いに活躍されました。特に学校現場での経験を生かし、教育、暮らし、福祉、平和に力を入れ、幅広く
議員活動を精力的に行っていました。
自宅を拝見させていただいた際は、部屋の床が抜けるくらいの本が山ほどあり、様々な知識を私たちに教えてくださいました。冗談が好きで、お酒の付き合いもよく、皆さんから好かれる性格でございました。
これからも議員の先輩として、多くのことを教えていただけるものと思っておりましたが、残念でなりません。またいつものようにひょっこり顔を出すのではないかと思うぐらい、いまだに信じられません。
会議録署名議員は、会議規則第八十八条の規定により、議長において、
六番
川谷光紹君
七番 和気伸哉君
を指名いたします。
~ 日程第二 会期の決定 ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第二、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日六月一日から六月二十四日までの二十四日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、会期は本日六月一日から六月二十四日までの二十四日間と決定いたしました。
~ 日程第三 市長の
施政方針 ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第三、市長の
施政方針についてを、宇佐市長
是永修治君。
◯市長(
是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。
本日、令和三年第四回
宇佐市議会定例会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては、公私とも御多用の中、御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
本定例会におきまして、
関係議案等の御審議をお願いするに当たり、令和三年度
市政運営方針を申し述べ、
議員各位並びに市民の皆様方の御理解、御協力を賜りたいと存じます。
私はさきの市長選挙で市民の皆様からの御信任をいただき、引き続き宇佐市政四期目の
かじ取り役を担わせていただくこととなりました。
改めまして、その職責の重さを痛感いたしますとともに、市民からの負託に応えられますよう決意を新たにしているところでございます。
本市では、これまで
定住満足度日本一、
交流満足度日本一のまちを目指し、全力を尽くしてまいりました。
この間、地域活動の核となる
まちづくり協議会の創設、
社会資本整備、防災・減災対策、
子育て支援対策等が充実するとともに、特色ある
まちづくりの整備も進みました。
しかしながら、昨今の地方自治体を取り巻く環境は、本格的な
人口減少社会や大
規模自然災害への対応、
グローバル化、情報化など大きな時代の変革期にあります。
特に、昨年より
新型コロナウイルス感染症が世界的に猛威を振るっており、
感染防止と経済活動の活性化は喫緊の課題であります。
このような中、第二次宇佐市
総合計画後期基本計画や第二期宇佐市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略に基づき、着実に施策を実行するとともに、
アフターコロナを見据え、集中から分散、
デジタル化、脱炭素社会などの施策を積極的に展開し、ピンチをチャンスに変えていきたいと考えております。
今後も限られた財源の中で選択と集中を進め、全力で市民の生命と生活を守り、全力で市民の夢と希望をつくってまいります。実施に当たりましては、これまで同様、
議員各位並びに市民の皆様の声を十分お聞きしながら、全庁一丸となって誠心誠意取り組んでまいります。
次に、
予算編成と予算規模について御説明をいたします。
国は、令和三年度
予算編成においては、
新型コロナウイルス感染症の影響により
地方税等が減収となる中で、
地域社会の
デジタル化の推進や防災・減災、
国土強靱化に取り組むとともに、
人口減少対策など地方創生の推進や
地域社会の
維持再生等、現下の政策課題に継続して取り組むことができるよう、
地方財政対策として
一般財源等が確保されたところであります。
今回の
肉付け補正予算の編成に当たりましては、宇佐市
総合計画後期基本計画などに沿った施策に加え、脱
炭素促進グリーン設備設置補助制度の創設をはじめ、
子育て祝金制度や
子ども医療費助成制度の対象を高校生までに拡大するとともに、電子決裁やAI機能の導入、
地域ICT化の推進など「新
時代改革予算」と位置づけ、編成したところであります。
一方で、
普通交付税の
合併特例措置終了をはじめ、
社会保障関連経費などの増加が見込まれることから、持続可能な
財政運営を堅持するため、自主財源として
ふるさと納税のより一層の確保に努めるとともに、
事業規模の見直しや重点的に実施すべき施策を選択しながら、健全財政の
枠組み維持に配慮した予算といたしました。
これらを踏まえた今回の
補正予算(第三号)は、十六億七千二百六十万円の増額で、令和三年度の一般会計当初予算及び
補正予算(第一号、第二号)を合わせた規模は、三百七億一千二百六十万円となっており、令和二年度当初予算と比較いたしますと、新
庁舎建設事業などの減額により、九億八千九百四十万円、三・一%の減額となっております。
歳入については、
社会資本整備総合交付金などの
国庫支出金及び県支出金をはじめ、過疎債など
交付税措置の有利な地方債を最大限活用するとともに、
財政調整基金、
公共施設整備基金からの繰入金などにより財源調整を図っております。
次に、令和三年度の主要施策とその考え方について、順次御説明をいたします。
まず、総務費についてでありますが、
地域コミュニティ関係では、
地域おこし協力隊を活用し、市内十九地区に設立された
まちづくり協議会による地域の課題解決や活性化に向けた活動を支援するとともに、空き家を活用した
子育て世帯専用住宅整備等を支援いたします。また、引き続き自治区
集会所等の建設や、
コミュニティ備品等の整備を支援いたします。
移住・
定住促進対策については、
子育て世帯に重点を置いた
住宅取得等の
移住支援をはじめ、各課と連携した
UIターン者の
受入れ強化と
定住支援を行います。また、若者の出会いの場の創出や、低所得の新婚世帯を対象に家賃等の助成を行うとともに、将来的な移住人口につながる可能性の高い
関係人口の創出、拡大を図ります。
昨年度、伸び率が
県下トップとなった
ふるさと納税につきましては、返礼品の拡充とPR強化を行い、本市の魅力や寄附金の活用事例なども広く発信しながら、将来目標十億円を目指し、本年度は四億円の確保に努めます。
公共交通対策については、
まちづくり協議会と協働で
デマンド交通の実証試験を行います。
情報化対策では、
テレビ難視聴共聴組合に対する
支援制度を創設するほか、ドローンをはじめとした先端技術の活用について民間企業と研究を進めます。また、
マイナンバーカードの普及やAI─OCRの導入、県と連携した
オンライン申請の促進などに取り組み、行政の
デジタル化を推進いたします。
広報・広聴関係では、広報うさの充実に加え、
市ホームページやリニューアルした
市LINE公式アカウントをはじめとした
公式SNSなど
オンライン広報に力を注ぐとともに、ふれあい出前講座や
パブリックコメントを実施するなど、広聴機能の充実に努めます。
地域の
安全に関しましては、
防犯カメラ設置に対する
助成制度を新設するとともに、
迷惑電話防止機能付き電話機の
購入助成制度や、
安全安心パトロール車による通学路及び
学校周辺等の
パトロール、
運転免許証を返納した高齢者に対しバスやタクシーの回数券を引き続き交付いたします。
多文化共生・
交流関係では、
外国人総合相談センターを新たに開設するとともに、
日本語教室をはじめとする
外国人支援者の
ネットワークの構築を支援し、地域住民と
外国人住民が安心して生活できる
まちづくりに努めます。
税務関係では、
固定資産税家屋評価をシステム化することにより、課税事務に対する信頼性の確保と迅速性及び効率性を図ります。
また、
マイナンバーカードの
普及促進対策として、休日や時間外での窓口を開設するとともに、
商業施設等に出向いての臨時窓口の開設にも努めます。
次に、民生費についてでありますが、
障害者福祉関係では、障害のある方が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、
関係機関と連携の上、
地域生活支援拠点等を整備し、
相談支援や
サービス提供体制の強化に努めます。また、
重度障害者に対する
タクシー料金の助成や障害者の芸術・文化活動の
機会提供等により、社会参加や活動範囲の
拡大支援を行います。
児童母子福祉関係では、子ども・
子育て支援事業計画に基づき、多様なニーズに対応した教育・
保育サービスの充実、
民間保育所の改修や
保育士等の確保対策、
研修支援など、教育・保育の充実に努めます。また、
経済的支援として、すくすく
子育て祝金に
高校生等の
入学等祝金を拡充するとともに、
放課後児童健全育成については、
児童クラブの建て替えや、第二
児童クラブを設置している
児童クラブに常勤職員を配置できるよう処遇改善を図ります。さらに、
児童相談所や
関係機関と連携し、
児童虐待防止対策の強化に取り組みます。
生活保護制度関係では、制度の適正実施と被保護者の自立に向けた
就労支援に努めるとともに、宇佐市
社会福祉協議会との連携強化により、
生活困窮者に対する
自立相談支援の充実を行います。
高齢者福祉関係では、高齢者が健康で生きがいを持って
社会活動ができるよう、
老人クラブ等と連携し、独り暮らしの方への友愛訪問や
シルバーセンター平成館での
文化教養学習を支援いたします。また、高齢者の権利や財産を守る
成年後見制度の利用を促進し、
関係機関による見守り
支援ネットワークを構築することにより、権利擁護のための体制を強化いたします。さらに、
就職奨励金及び
継続勤務報奨金の交付により、
介護サービス事業所の人材確保・育成を促進いたします。
次に、衛生費についてですが、保健事業では、
新型コロナウイルスワクチンの円滑な接種や
感染防止対策の徹底を図るとともに、
健康づくり事業の減塩・適糖キャンペーン、健康チャレンジの充実、糖尿病や腎臓病の重症化予防対策、各種がん検診五百円ワンコイン化や、若い層への検診費の助成を継続いたします。また、各種がん検診の検査費助成額を増額するとともに、感染症対策を徹底した上で、検診を受ける体制づくりを進めることにより、市民の健康増進、健康寿命の延伸に努めます。さらに、大人の風疹対策に取り組むとともに、高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種費用の一部助成並びに骨髄バンクのドナー等に対する助成を継続いたします。
母子保健関係では、子ども医療費助成を高校生まで拡大するとともに、妊婦・乳児健康診査費、不妊治療費、インフルエンザワクチン接種費などの助成事業を継続いたします。また、各種子育て教室や健診、乳児家庭全戸訪問事業、産前産後ヘルパー助成事業など、母子保健事業の充実を図るとともに、子育て世代包括支援センターを中心に、妊娠・出産・子育て期の切れ目ない支援に努めます。
ごみ減量対策では、食品ロスの削減に向け、三切り運動の推進やコンポスト容器等の貸与・支給、電気式生ごみ処理機の助成を継続し、生ごみの減量及び堆肥化を推進いたします。また、紙類や古布等の分別の啓発に努め、資源ごみのリサイクルを推進いたします。ごみ焼却センターでは、継続して通常点検整備を行い、安定した操業を図ります。不燃物処理場については、浸出水処理設備の長寿命化対策を計画的に進めてまいります。
地球温暖化対策では、脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーの活用や、電気自動車の普及を促進するための脱
炭素促進グリーン設備設置補助制度の新設、環境保全活動団体の育成及び温暖化対策に関する啓発などの脱炭素化への取組を推進し、二〇五〇年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指します。
生活排水関連では、公共下水道等の集合処理区域外については、公衆衛生の向上と水質保全のため、合併処理浄化槽の普及促進を図ります。
次に、労働費についてですが、人材のUIターンに向けた市内企業見学バスツアーや企業合同説明会を継続するとともに、地元企業紹介動画を作成し、企業の魅力を広くPRいたします。
女性や高齢者などの再就職支援では、新たに就職支援セミナーと企業説明をセットにした就職機会の創出に取り組みます。高校生の地元就職促進に向けては、資格取得支援事業を継続するとともに、企業見学会や企業説明会を拡充することにより、中小企業の人材確保を支援いたします。また、高齢者等宅配サービス事業による中山間地域での買物弱者対策を継続いたします。
次に、農林水産業費のうち農業関係については、国の経営所得安定対策や農地中間管理事業を活用しながら、水田農業の所得向上や農地集積の推進を図ります。また、意欲ある認定農業者や新規就農者の育成を図り、集落営農組織の法人化、企業の農業参入を促進することにより担い手の確保に努めるとともに、人・農地プランに基づき今後の農業を担う経営体への農地の集約化を促進いたします。さらに、地域の共同作業や営農活動を支援する中山間地域等直接支払交付金、多面的機能支払交付金を推進いたします。
六次産業化では、宇佐ブランド認証品の販路
拡大支援や地場産品の利用拡大を推進するとともに、加工品・特産品開発への支援や、
ふるさと納税との連携を強化いたします。
営農基盤整備では、次代へ繋ぐ園芸産地整備事業などにより、ブドウ、白ネギ、茶、柿、ニンニクについての面積拡大と、施設・機械の整備、集落営農構造改革対策事業により、担い手への機械導入を図るとともに、ジャンボタニシ駆除対策事業などにより、主食用米の収穫量及び所得向上につなげてまいります。また、おおいた和牛生産向上対策事業などにより、畜産の経営安定を目指します。世界農業遺産関係関連では、両合棚田再生プロジェクトの取組を推進いたします。
生産基盤の整備では、基幹農業の再構築を行う国営かんがい排水事業地区調査の事業採択に向け、国への要望と地元調整に努めます。また、安心院地域の国営緊急農地再編整備事業の推進に
関係機関一体で取り組むとともに、引き続き地籍調査を推進いたします。さらに、ため池整備やハザードマップの作成に取り組むとともに、昨年度申請いたしました平田井路、広瀬井路を主とした用水群の世界かんがい施設遺産の登録を目指します。
林業関係では、森林環境譲与税を活用し、民有林における森林整備への支援や経営放棄林の解消、担い手確保に努めます。また、乾しいたけの生産拡大を図るため、種駒や生産施設、作業路設置への助成を行います。さらに、有害鳥獣による農林産物の被害軽減を図るため、講習等の集落対策、柵設置支援等の防止対策、個体数を減らす捕獲対策の強化に努めます。
水産関係では、長洲漁港の流通基盤整備や高津漁港のしゅんせつを推進するとともに、計画的な藻場造成、担い手の育成に取り組みます。また、水産資源の維持回復を図るため、内水面ではアユ、スッポン等、海面ではクルマエビ、ワタリガニ、アサリ等の放流を行うとともに、大学と協働でドローンによる空中撮影から得る観測データと現地データによる地形や底質の調査・解析を行います。
次に、商工費についてですが、長期化するコロナ禍の中、市内企業は厳しい状況が続いていることから、商工団体や金融機関などと連携し、影響を最小限にとどめることができるよう必要な支援を行ってまいります。
創業・起業対策では、創業支援講座や相談体制、家賃・設備費等の創業資金に対する助成などの充実を図ります。また、宇佐商工会議所などと連携し、市内企業の異業種間交流や人材育成などを積極的に行うとともに、小規模事業者持続化支援事業や事業承継事業、空き家・空き店舗対策などの取組により、小規模事業者や商店街の活性化を進めます。
消費者行政対策では、インターネットトラブルが悪質・巧妙化していることから、小中学生・高齢者への啓発や消費生活センターでの相談事業を充実いたします。
企業誘致では、工業用地の確保に努めるとともに、投資及び雇用拡大奨励金制度やサテライトオフィス推進補助金を活用し、大分県や
関係機関との連携を深めながら、トップセールスによる誘致活動を積極的に展開いたします。また、
UIターン者を対象とした奨学金返還支援事業により地元企業への就職を促します。
観光関係では、六郷満山関係などの広域連携事業の継続や、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えた知名度の向上及び誘客、受け入れ環境の整備に努めます。また、マイクロツーリズムを意識した体験型コンテンツの造成を行うとともに、引き続き観光ガイドの育成や観光タクシー、レンタサイクル事業など、市観光協会と連携し、各種施策を展開いたします。
グリーンツーリズムにつきましては、教育旅行等の受け入れに向けて、引き続き
関係機関と連携を図るとともに、ワインまつりや全国鏝絵サミットの支援等により、新たな誘客の促進に努めてまいります。
岳切渓谷キャンプ場につきましては、遊歩道における街路灯の設置や人感式トイレ照明に改修するなど、利便性の強化を図るとともに、石橋環境整備においては、支障木の伐採など景観対策に取り組みます。
スポーツ振興では、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会を契機としたスポーツに対する市民の機運醸成を図るとともに、いんない石橋マラソンに加え、宇佐神宮マラソンを支援いたします。また、三和酒類スポーツセンターにおける空調設備改修を行うことにより、競技環境の充実及び避難所機能強化を図ってまいります。
文化振興では、未来に受け継ぐべき伝統文化を育み、後継者の育成や保存・継承活動の支援を行い、郷土への愛着や理解につながるよう努めます。また、芸術・文化における全国規模の大会出場に対して、経費の一部を補助し、文化芸術活動の振興や活性化を図ります。
次に、土木費についてですが、柳ヶ浦高校西側を通る柳ヶ浦中央線の道路改良工事及び用地買収等を引き続き行うとともに、航空隊踏切の拡幅に着手いたします。また、新庁舎に隣接する市道東上田城井線について、歩道拡幅や路面の老朽化対策を図ります。
地域づくりを支える道路
ネットワークでは、松崎岩保線や田所岳切線の拡幅工事及び福貴野枝郷線の橋梁架け替え工事を進めます。
橋梁及びトンネル等につきましては、五年に一度の総点検による長寿命化計画に基づき、佐田橋ほか十橋の補修及び設計に着手するとともに、三トンネルの補修及び設計にも着手いたします。また、家屋を守る急傾斜地崩壊対策事業を大重見ほか四地区で実施いたします。
国道沿線地域複合施設の整備につきましては、国による国道十号岩崎交差点整備及び簡易パーキング整備との連携を図り、事業の推進を図ります。さらに、通学路及び未就学児等への交通
安全対策として、防護柵や路面標示等を行うとともに、安心・
安全みまもり灯設置事業や支障木の撤去、草刈りなど、道路利用者の
安全確保に努めます。
都市計画事業では、引き続き都市計画道路上田四日市線の用地取得と併せて、道路改良工事を進めます。JR柳ヶ浦駅周辺整備につきましては、駅前広場工事に着手するとともに、宇佐市都市計画マスタープランの見直しや立地適正化計画の策定に取り組みます。
住宅関連では、宇佐市公営住宅等長寿命化計画を見直し、市営住宅の居住環境の向上に努めるとともに、建て替え中の市営中須賀団地の整備を継続して行います。また、空き家等の適切な管理を推進するほか、引き続き老朽危険家屋等や危険ブロック塀等の除去費、耐震診断並びに耐震改修費の一部を助成いたします。
次に、
消防費につきましては、近年大規模化する自然災害に迅速に対応するため、緊急
消防援助隊の応受援計画に伴い、災害対応
消防車両の更新や耐震性貯水槽を整備するとともに、各種研修を通じ、職員の職務遂行能力の向上を図ります。また、医療機関との連携をさらに強化するため、救急ワークステーションを推進し、救急救命士をはじめとする救急隊員のスキルアップを図り、救命率の向上を目指します。
非常備
消防におきましても、
消防本部との連携を図りながら、訓練等を通して
消防団員の資質の向上に努めます。また、
消防団の
安全装備を拡充するとともに、
消防格納庫及び
消防団積載車の更新を行い、地域
消防防災力の向上を図ります。
さらに、自主防災組織や要配慮者利用施設等の避難訓練や防災資機材の拡充を支援するとともに、防災情報システムを活用し、災害時における避難情報等を様々な方法で確実に届けるなど、地域の防災力の強化に取り組みます。
次に、教育費についてですが、学校教育施設では、豊川小学校増築事業に取り組むとともに、老朽化に伴う教育施設・設備の改修や老朽遊具の撤去及び新設を行うなど、児童生徒の
安全確保に努めます。
学校教育では、コロナ禍においても感染症対策を講じながら、児童生徒の健やかな学びを最大限に保障してまいります。特に、本年度から一人一台となった
タブレット端末を積極的に活用するため、ICT支援員、GIGAスクールサポーター等による環境支援、事業支援を行い、教職員のスキルアップ等、児童生徒の情報活用能力の育成を目指します。また、複式授業改善、多人数学級支援、習熟度別学習のための指導教員や特別支援教育支援員の配置、学校司書、スクールソーシャルワーカーの派遣により、「チーム学校」としての児童生徒の指導及び支援を充実させます。
教職員の働き方改革に向けては、スクールサポートスタッフ、学習指導員及び部活動指導員の配置により、教職員の業務負担軽減を図るとともに、タイムレコーダーによる時間外勤務の客観的な把握の下、長時間勤務者への産業医による面接等も行ってまいります。
生涯学習では、各小中学校区に地域学校協働活動推進員を配置し、学校運営協議会とともに、地域・学校・家庭の連携と協働をより一層推進し、地域「協育力」の向上、家庭教育支援に努めます。また、公民館等の社会教育施設の充実及び各世代の学習支援に努めるとともに、長洲公民館については、長洲出張所を複合した施設として設計に着手し、令和五年度の完成を目指します。
文化財保護では、貴重な文化財の保存活用を図るため、本市の文化財全体の保存活用地域計画の策定を進めます。また、史跡法鏡寺廃寺跡及び史跡宇佐神宮境内宮迫地区の保存整備に取り組むとともに、新たに国指定史跡となりました小部遺跡の土地公有化に着手いたします。さらに、文化財愛護の啓発普及と地域資源としての活用を図るため、郷土宇佐の歴史や文化財について学ぶ宇佐学講座事業を開催いたします。
平和ミュージアム構想においては、戦争遺構の保存整備やガイド養成講座、PR事業などに取り組み、教育旅行誘致等を促進いたします。また、兵庫県加西市・姫路市、鹿児島県鹿屋市などと連携した空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会で平和ツーリズムの推進を図ってまいります。
市民図書館では、一般資料や郷土資料、視聴覚資料などの収集・整理に努めるとともに、施設機能を活用した展示会、講演会などを開催いたします。また、
ネットワーク機能、分館、自動車図書館活動を充実し、市民の書斎、情報センターとしての図書館づくりを推進いたします。さらに、昨年度導入いたしました電子図書館サービスの資料の充実と利用促進により、読書環境の向上に努めます。
学校給食では、老朽化した機器の更新を行うなど、衛生管理を徹底するとともに、国の基準及び食物アレルギー対応指示に則った食物アレルギー対応食を提供いたします。また、児童生徒に対する食育の推進を図るとともに、地産地消に取り組み、ホームページ等による情報発信を行います。
次に、特別会計について御説明をいたします。
国民健康保険制度関係では、特定健診においてAIを活用した受診勧奨の仕組みづくりや、保健指導システムを活用した保健指導の充実により、疾病の早期発見・早期治療を推進するなど、被保険者の健康の保持増進及び医療費の適正化に努めます。また、国民健康保険の
財政運営が県単位に広域化したことに伴い、県や他市町村と連携の下、適正で安定した制度運営に努めてまいります。後期高齢者医療制度関係については、引き続き現行制度の円滑な実施に努めます。
介護保険制度関係では、第八期介護保険事業計画・高齢者福祉計画に基づき、独居高齢者等の緊急通報装置の設置や食の自立支援事業の充実など、住み慣れた地域で安心して生活し続けられる環境を整備いたします。また、在宅医療・介護連携、認知症対策の推進などにより、多様な支援が途切れなく供給される地域包括ケアシステムの体制構築を進めます。さらに、高齢者ふれあいサロン及び介護予防教室など、住民主体の通いの場や生活支援体制づくりを広げながら、地域共生社会の実現につなげていくとともに、介護給付費の適正化の取組により、持続可能な制度の構築に努めます。
公営企業関係では、水道事業、下水道事業に関する経営戦略に沿って、水道事業では、老朽管の更新による耐震化を進めるとともに、近隣事業体や官民連携といった広域化共同化の推進による効率的・効果的な経営に努めます。
下水道事業では、四日市地区や閤地区の雨水排水路整備を推進するとともに、柳ヶ浦地区の早期供用開始に向け、終末処理場建設と並行して汚水管渠網の整備を推進いたします。
特定環境保全公共下水道及び農業集落排水区域につきましては、加入率の向上を図るとともに、老朽化施設の整備改修に努めます。
以上、令和三年度における私の
施政方針に対する基本的な考え方や主要な施策を申し述べ、
施政方針といたします。実施に当たりましては、
議員各位並びに市民の皆様方の御理解、御協力を重ねてお願いを申し上げます。
以上でございます。
~ 日程第四 諸報告 ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第四、諸般の報告をいたします。
まず、
新型コロナウイルス感染症の対策についての報告を、宇佐市長
是永修治君。
◯市長(
是永修治君)市長の是永でございます。
議長のお許しをいただきましたので、
新型コロナウイルス感染症に係る対応について、御報告をさせていただきます。
まず、国においては、東京都、大阪府及び福岡県など九都道府県に発令しておりました緊急事態宣言を、沖縄県の期限に並ぶ六月二十日まで延長するとともに、埼玉県など八県にまん延防止等重点措置を発令しております。
また、県内では、感染力が強く重症化リスクも高い変異株の台頭により感染が急拡大しておりまして、医療供給体制への負荷が高まっております。こうした中、県は飲食店に対する時短要請を六月十三日まで延長したところであります。
本市におきましても、五月に入り感染者が急拡大をし、昨日までで累計五十五名の感染が確認されております。これ以上の拡大を防ぐには、今が正念場と考えまして、市民や事業者の皆様へ、これまで以上に警戒感を強めていただきますようお願いをしたところであります。
具体的には、入念な手洗いと手指消毒、マスクの着用、三密はもとより一密もできる限り回避していただくとともに、不要不急の外出及び県をまたぐ往来の自粛等について、お願いをしたところであります。
次に、本市における主要な新型コロナウイルス感染対策事業の進捗状況についてであります。
宇佐商工会議所と連携し、五月十六日に開設いたしました、うさ抗原検査センターは、昨日までで一千二百二十一名の方に利用いただいておりますが、対象を拡大いたしました。発熱のある方等は、従来どおり発熱外来に行っていただきますが、商店街等利用者に限らず、感染が心配な方はどなたでも利用できることといたしております。
また、ワクチンの接種の状況についてでありますが、五月末現在、各医療機関で行う個別接種は、医療従事者等含め、延べ八千九十三名、市が設置した会場で行う集団接種は、これまで三回実施いたしておりますが、七百九十八名、トータルで延べ八千八百九十一名の方が接種済みであります。市医師会及び県の協力も得ながら、七月末までの高齢者の接種完了に向けて、体制強化を進めております。
次に、経済対策についてでありますが、児童一人当たり一律五万円を支給する
子育て世帯生活支援特別給付金は、五月末時点で、既に給付をいたしました児童扶養手当受給者を含む五百十一世帯の申請を受け付けているところであります。また、小規模事業者元気アップ事業につきましては、五月末時点で六百六十六件、九千二百五十三万円を給付済みであり、宿泊・飲食業者家賃等支援事業につきましては、五月末時点で三十二件の申請を受け付けております。
なお、七月に予定しておりました東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に向けましたモンゴルのテコンドー競技の事前キャンプにつきましては、五月二十一日にモンゴル大使館を通じて、テコンドー連盟より中止したいとの連絡がありました。大変残念ではありますが、現下の状況下で苦渋の判断を行ったものと考えております。
今後とも市内外の発生状況等を注視するとともに、国・県・
関係機関との連携を図りながら、命と生活を守る取組に全力を尽くしてまいります。
以上でございます。
◯議長(
衛藤博幸君)次に、宇佐・高田・国東広域事務組合議会の報告を、二十一番
浜永義機君。
◯二十一番(
浜永義機君)二十一番の
浜永義機でございます。
宇佐・高田・国東広域事務組合議会の報告をいたします。
令和三年五月第二回臨時会が五月二十七日、午後二時八分から宇佐市役所四階の宇佐市議場で開かれました。なお、会期は一日間でありました。
まず、副議長の選挙は、指名推選の方法により行われ、
宇佐市議会から、私、浜永が副議長に推選され当選いたしました。
次に、吉松事務局長から諸報告があり、続いて、是永管理者から、議第四号の提案理由の説明がありました。
議第四号 工事請負契約の締結については、宇佐・高田・国東広域ごみ処理施設整備事業の設計・プラント工事請負契約の締結について、
地方自治法第九十六条第一項第五号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定により、議会の議決を求めるものでした。
続く議案質疑では、辛島光司議員から、建設予定地の地元区長会から、周辺住民の生活と環境
安全を最優先とした最新の技術の導入により、最高の施設で
安全安心を求める趣旨の請願が出され、議会でも採択されている、施設建設に当たり、入札から契約に際し、施工業者等に最新の技術で最高の施設建設についてどのように求めてきたのかとの質疑があり、執行部から、
安全安心、最新鋭の技術を導入した施設を建設するという住民の要望もあり、今回の入札に当たっては、発注仕様書の工事における基本方針として、最新の技術を導入し、万全の公害対策の下、
安全で住民に親しまれる施設を目指していくと定めている。今回の事業者も、その方針に従って設計施工していくことを確認している。今後、実施計画から工事完成に至るまでの全ての段階において、しっかり厳しく監理、監督を行い、安心
安全な施設の建設に努めていきたいとの回答がありました。
慎重審議の結果、提案された議第四号につきましては、原案のとおり可決とされました。
以上で、宇佐・高田・国東広域事務組合議会の報告を終わります。
◯議長(
衛藤博幸君)次に、議会事務報告及び議案の報告を、議会事務局長 河野洋一君。
◯議会事務局長(河野洋一君)議会事務局長の河野でございます。
議会事務報告及び議案等の報告をいたします。
まず、令和三年三月定例会より
今期定例会までの事務報告は、
タブレットに掲載いたしておりますので、それにより御了承願います。
事 務 報 告
令和三年六月一日
第四回
宇佐市議会(定例会)
令和三年三月定例会より
今期定例会における間の事務について、次のとおり報告いたします。
記
三月 三十日 街なみ環境整備事業(宇佐地区)完成記念式典に出
席
四月 十九日 議会活性化
特別委員会の開催
二十一日 令和三年度第百七回大分県市議会議長会に出席(大
分市)
三十日
議会運営委員会の開催
五月 十一日 令和三年五月第三回
宇佐市議会(臨時会)の開催
二十一日 グリーンパークホテルうさに関する
調査特別委員会
の開催
二十四日
議会運営委員会の開催
二十七日 第二回宇佐・高田・国東広域事務組合議会臨時会の
開催
次に、
今期定例会に市長から提出されました議案は、議第五十九号から議第七十号までの十二件で、専決処分を含む予算案四件と条例案六件、その他一般議決案二件のほか、報告が二件の計十四件であります。また、本日までに受理いたしました請願は一件で、陳情は一件でございます。
以上で報告を終わります。
◯議長(
衛藤博幸君)ただいま議会事務局長が報告をいたしました請願については、
タブレット掲載の請願文書表のとおり、所管
常任委員会に付託いたします。
~ 日程第五
議案等一括上程(議第五十九号~議第七十号、報告二件) ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第五、議第五十九号から議第七十号までの十二件と報告二件を一括上程し、議題といたします。
~ 日程第六 提案理由並びに議案等の説明 ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第六、提案理由並びに議案等の内容についての説明を求めます。宇佐市長
是永修治君。
◯市長(
是永修治君)市長の是永でございます。
提案理由について御説明をいたします。
議第五十九号は、専決処分の承認を求めることについての件でございますが、これは
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐための抗原検査センター設置に必要な予算を追加するため、令和三年度宇佐市一般会計
補正予算(第二号)を専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものであります。
議第六十号は、令和三年度宇佐市一般会計
補正予算(第三号)案でございますが、今回の補正額は十六億七千二百六十万円の増額で、累計予算額は三百七億一千二百六十万円となり、前年度当初予算と比較いたしますと、九億八千九百四十万円、三・一%の減額となっております。
今回の
補正予算の編成に当たりましては、第二次宇佐市
総合計画後期基本計画及び第二期まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の基本目標の達成に向け、施策を展開するとともに、新たな政策課題についても、スピード感を持った的確な対応が求められることから、「新
時代改革予算」と位置づけ、健全財政の枠組みの中で、より一層の選択と集中を進め、編成をいたしました。
主な歳出の内容につきましては、総務費で、ふるさと応援基金事業、
関係人口創出事業などにより一億九千四百四十一万円の増額、民生費で、保育所緊急整備事業、すくすく
子育て祝金事業の拡充などにより一億八千二万円の増額となっております。
次に、衛生費で、地球温暖化対策事業、子ども医療費助成事業の拡充などにより四千三百二万円の増額、農林水産業費で、次代へ繋ぐ園芸産地整備事業や農業基盤整備促進事業などにより二億五百九万円の増額となっております。
また、商工費で、創業資金融資利子補助事業により百十五万円の増額、土木費で、都市計画道路上田四日市線整備等の
社会資本整備総合交付金事業、国道沿線地域複合施設整備事業などにより七億三千九百六十五万円の増額となっております。
さらに、教育費では、豊川小学校増築事業、史跡法鏡寺廃寺跡保存整備事業などにより三億九百二十二万円の増額となっております。
主な歳入補正につきましては、
社会資本整備総合交付金、保育所等整備交付金などの増に伴います
国庫支出金四億三千七百八十四万円の増額、豊川小学校増築事業など過疎債の増などに伴います市債四億六百六十万円の増額、
財政調整基金や
公共施設整備基金、子ども・子育て応援基金などの取崩しによる繰入金四億五千百三十四万円の増額などにより、財源の確保を図ったところであります。
議第六十一号は、令和三年度宇佐市水道事業会計
補正予算(第一号)案でございますが、今回の補正内容は、収益的収支予算について、支出が営業費用一千四百万円の増額で、累計予算額は十億三千百一万円となります。
また、資本的収支予算について、支出が建設改良費三千万円の増額で、累計予算額は七億六千八百三十一万円となります。
議第六十二号は、令和三年度宇佐市下水道事業会計
補正予算(第一号)案でございますが、今回の補正内容は、資本的収支予算について、収入が企業債二千万円の増額、
国庫支出金二千八百二十六万円の増額で、累計予算額は十八億四千三十五万円となります。
また、支出が建設改良費一千二百万円の増額で、累計予算額は二十二億四千百九十五万円となります。
議第六十三号は、宇佐市固定資産評価審査委員会条例等の一部改正についての件でございますが、これは国の押印手続見直しの動きを踏まえ、宇佐市固定資産評価審査委員会条例、宇佐市職員の服務の宣誓に関する条例及び宇佐市公平委員会の委員の服務の宣誓に関する条例において定める押印に関する規定及び様式を見直すため改正を行うものであります。
議第六十四号は、宇佐市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についての件でございますが、これは国の人事院規則の改正に伴い、時間外勤務に関する上限規制を設けるため、所要の改正を行うものであります。
議第六十五号は、宇佐市スポーツ施設条例の一部改正についての件でございますが、これはグリーンパークホテルうさの休業により管理者不在となっている、はちまんの郷グラウンドゴルフ場及び同テニスコートの有効活用を図るため、これらの施設を本市のスポーツ施設に位置づけ、名称及び使用料を定める改正を行うものであります。
議第六十六号は、宇佐市立保育所設置条例の一部改正についての件でございますが、これは市立保育所において乳幼児の一時預かり事業を実施するため、所要の改正を行うものであります。
議第六十七号は、宇佐市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正についての件でございますが、これは
子育て世帯の経済的負担を軽減するため、子供の入院及び通院に対する医療費の一部助成の対象を
高校生等まで拡大する改正を行うものであります。
議第六十八号は、宇佐市
消防団員の定員、任免、服務、給与等に関する条例の一部改正についての件でございますが、これは本市の
消防団員の任用条件を緩和するとともに、国から
消防団員の報酬等の基準が示されたことに伴い、報酬の区分等を見直すため、所要の改正を行うものであります。
議第六十九号は、工事請負契約の変更についての件でございますが、これは令和二年十二月第六回定例会において議決を得た宇佐市新庁舎建設外構工事に係る工事請負契約について、路床部の土質が路床に適さないことが確認され、安定処理工法により改良する必要が生じたため、工事請負額を増額するなどの変更契約を締結したいので、
宇佐市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議第七十号は、損害賠償の額の決定についての件でございますが、これは市内小学校で発生した事故に係る損害賠償の額の決定について、議会の議決を求めるものであります。
以上をもちまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。
続きまして、報告について御説明をいたします。
報告第七号は、令和二年度宇佐市一般会計繰越明許費繰越計算書についての件でございますが、これは令和二年度宇佐市一般会計
補正予算(第八号、第十号、第十一号、第十二号)で計上いたしました繰越明許費のうち、
新型コロナウイルスワクチン接種事業や防災情報システム整備事業など全四十九事業、総額二十一億七千八百三十八万円について、いずれも当該年度内に事業が完了しないことから、その翌年度執行に係る事業費の繰越計算書を調製いたしましたので、
地方自治法施行令第百四十六条第二項の規定により、報告をするものであります。
報告第八号は、令和二年度宇佐市下水道事業会計繰越計算書についての件でございますが、これは令和二年度宇佐市下水道事業会計
補正予算(第一号、第三号)に係る事業費のうち、公共下水道新設改良事業、総額五億五百六十六万円について、当該年度内に事業が完了しないことから、その翌年度執行に係る事業費の繰越計算書を調製いたしましたので、地方公営企業法第二十六条第三項の規定により、報告するものであります。
以上をもちまして、報告の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
◯議長(
衛藤博幸君)以上で、提案理由並びに議案等の内容についての説明を終わります。
~ 日程第七 閉会中の
継続審査、調査となっている付託事件の報告 ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第七、議会閉会中の
継続審査、調査となっております付託事件につき、報告を求めます。
グリーンパークホテルうさに関する調査特別委員長 和気伸哉君。
◯グリーンパークホテルうさに関する調査特別委員長(和気伸哉君)グリーンパークホテルうさに関する調査特別委員長の和気伸哉です。
委員会調査報告を行います。
グリーンパークホテルうさに関する
調査特別委員会に付託されましたグリーンパークホテルうさに関する調査・研究について、去る令和三年五月二十一日に議会会議室において委員会を開催し、次のように調査いたしましたので、御報告いたします。
委員会の開催に当たっては、総務部長、総合政策課長に説明員として出席をいただきました。
先般の臨時会により、新しい委員もいることから、まず、グリーンパークホテルうさのこれまでの経緯として、執行部より平成七年のかんぽの郷宇佐のオープンから令和二年九月一日のグリーンパークホテルうさの閉館に至るまでと、本委員会における経緯についての説明を受けました。
過去三回開催された委員会において、まずは、ホテル継続の道を探ってほしいとの意見が大半であったことから、執行部が令和三年一月二十六日にF&Tホールディングスを訪れ、その旨を伝えたところ、ホテル運営からの撤退は会社としての決定事項であり、現状でも相当な維持管理費が生じているため、早く新たな方向性を定めたい。しかし、ホテル経営を継いでくれる企業がいないか探してみたいとの返答をいただいたとのことです。
さらに、金融機関への返済猶予が令和三年三月までとなっていたが、半年間の猶予延長をお願いしていることの報告や、テニスコートとグラウンドゴルフコースについては、休館以降、各競技団体に維持管理をお願いしているが、スポーツ施設の維持管理は採算的に困難であるなどの理由により、体育館やプールとともに形態を検討してほしい旨の要請がありました。
この要請に対し、執行部で協議を行った結果、今定例会に、関係条例の改正と関連予算案を提案すること、駐車場や空きスペースなどホテル建物の敷地外について、土地所有者である市が直接管理を行うことができるように、株式会社グリーンパークホテルうさと交わす土地使用貸借の変更契約を行いたいとの報告がありました。
その後、五月十九日に改めてF&Tホールディングスを訪問し、状況と今後の方針について確認を行った結果、次の四点について報告を受けたとのことです。
一点目、コロナ禍の影響で今後の経済見通しが不透明であることから、自社でのグリーンパークホテルうさの運営継続は断念した。
二点目、宇佐にゆかりがある別府の大手ホテル経営者に打診を行ったが、ホテルの再建に手を挙げる意思がないことを確認した。また、銀行等を通じて後継探しを行ったものの、ホテルに対する問合せ等は皆無であった。
三点目、休館から既に一年間が経過し、その後も維持管理費が生じており、このままの状態が続くと株式会社グリーンパークホテルうさの債務が膨らみ、結果的に宇佐市に迷惑をかける可能性があるばかりか、F&Tホールディングス本体の経営にも影響が出ることが懸念されている。現時点でホテル後継者探しを断念することはしないが、他の業態への転換など考え得る全ての可能性について検討を進め、一刻も早く今後の方向性を定めたい。
四点目、以前、医師会がホテル建物の検診センターへの活用について要望書を提出しているとの報道を拝見したので、選択肢の一つとして医師会との協議の場を設けてほしい。
以上四点が、F&Tホールディングスから受けた報告ということであります。
最後に、執行部より今後の方針案について、次の三点の提案がありました。
一点目、F&Tホールディングスのホテル運営からの撤退については、やむを得ないものであると判断するものの、後継探しについては、引き続き模索を要望する。また、市としても、株主の一員として、また、ホテル建物旧所有者として、土地所有者として、後継に関する情報収集を行うとともに、市内宿泊施設の確保に関する方向性、考え方を明らかにする。
二点目、ホテル建物の今後の活用方法については、F&Tホールディングス及び他の地元株主とともに、建物の有効活用、債務の清算方法、市民サービスの向上などの観点から、様々な可能性について、専門的な見地を有する弁護士等への相談、必要があれば委託等を行いながら具体的な検討を行う。
三点目、コロナ禍において、これ以上休館を長引かせ、債務を膨らますことは、市及び運営会社双方にとってリスクが高いため、ホテル建物の活用策については、九月を目標に方向性を明らかにする。
以上、全ての説明を終えた後、各委員から意見を募りました。
委員からは、要望があった成人検診センター、災害時のための拠点施設となる意味からすれば、市民の理解が得られるのではないか。いや、ワーケーションの拠点にしたらどうかや、グリーンパークホテルは株式会社という民間の会社なので、我々が時間をかけて累積赤字を増やすようなことをすべきではない。グリーンパークホテルうさの今の建物がどういった活用方法ができれば、市民にとってプラスであるのかを考えるべきといった意見が出されました。
最後に、本委員会として、本年九月を目標に、あらゆる方策を検討することとした執行部への方針案を了承し、閉会いたしました。
以上で、グリーンパークホテルうさに関する
調査特別委員会の中間報告を終わります。
~ 日程第八
特別委員会の設置 ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第八、
特別委員会の設置についてを議題といたします。
お諮りいたします。
タブレットに掲載の
特別委員会設置案のとおり、議員定数に関する調査・研究につきましては、十名の委員をもって構成する議員定数に関する
調査特別委員会を設置し、これに付託の上、調査終了まで閉会中の
継続審査とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、十名の委員をもって構成する議員定数に関する
調査特別委員会を設置し、これに付託の上、調査終了まで閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
明日二日から九日までは議案調査のため本会議を休会いたします。
休会明けの本会議は、六月十日午前十時から再開し、
市政一般に対する質問を行います。
本日はこれにて散会いたします。
御苦労でございました。
散会 午前十一時〇八分
宇佐市議会...