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2021年06月15日 令和3年第4回定例会(第5号) 名簿
2021年06月15日 令和3年第4回定例会(第5号) 本文

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  1. 宇佐市議会 2021-06-15
    2021年06月15日 令和3年第4回定例会(第5号) 本文


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    2021年06月15日:令和3年第4回定例会(第5号) 本文 (312発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (五日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。ただいま出席議員は二十一名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和三年六月第四回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。  新型コロナウイルス感染症対策として、シフト表二のとおり議員の皆さんの御移動をお願いいたします。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和三年六月十五日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十四番   │一、子どもの医療費助成制度について、今  │市長    ┃ ┃今石靖代さん│ 議会に十八歳までの助成拡大が提案され  │      ┃
    ┃      │ ており、子育て世帯の願いが大きく前進  │      ┃ ┃      │ する。しかし、大分県では、中津市、臼  │      ┃ ┃      │ 杵市を除くすべての市は、入院費、通院  │      ┃ ┃      │ 費とも五百円の一部負担はなく、完全無  │      ┃ ┃      │ 料にしている。宇佐市が、小・中・高の  │      ┃ ┃      │ 通院費を無料にしないのはなぜか。子ど  │      ┃ ┃      │ もの権利条約の立場から、十八歳までの  │      ┃ ┃      │ 無料化を求める。            │      ┃ ┃      │二、農業者トレーニングセンターの建て替  │      ┃ ┃      │ えについて、是永市長の公約にされた   │      ┃ ┃      │ が、具体的にどう実現されるのか。    │      ┃ ┃      │三、生活保護行政について         │      ┃ ┃      │ (1)新型コロナの終息が見えない中で、生  │      ┃ ┃      │  存権を保障する生活保護制度の役割が  │      ┃ ┃      │  重要となっている。「生活保護は権   │      ┃ ┃      │  利」であることを周知徹底し、必要な  │      ┃ ┃      │  人が躊躇なく利用できるように広く周  │      ┃ ┃      │  知するべきだが。           │      ┃ ┃      │ (2)「扶養照会」の取り扱いには、本人の  │      ┃ ┃      │  意思を尊重し、柔軟な対応をおこなう  │      ┃ ┃      │  べきだが。              │      ┃ ┃      │ (3)申請をためらう理由に、車の所有の制  │      ┃ ┃      │  限がある。公共交通が不十分な宇佐市  │      ┃ ┃      │  において、車の保有について、もっと  │      ┃ ┃      │  柔軟に認めるべきでないか。      │      ┃ ┃      │四、新型コロナウイルスから営業を守るた  │      ┃ ┃      │ めに                  │      ┃ ┃      │ (1)クリーニング店や花屋など、飲食店以  │      ┃ ┃      │  外にも、コロナの影響を受けて疲弊し  │      ┃ ┃      │  ている業者があるが、どう把握してい  │      ┃ ┃      │  るか。維持、継続できるような支援が  │      ┃ ┃      │  求められるが。            │      ┃ ┃      │ (2)漁業者や農業者への影響はどうか。な  │      ┃ ┃      │  んらかの支援が必要だが。       │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃三番    │一、豊川小学校の増改築の早期解決を    │市長    ┃ ┃赤野道和君 │ (1)今議会で用地取得の補正予算が提案さ  │      ┃ ┃      │  れているが、その後の計画はどう考え  │      ┃ ┃      │  ているのか。             │      ┃ ┃      │ (2)昨年度・今年度と一年生の入っている  │      ┃ ┃      │  プレハブは、春・夏・秋に室温がすご  │      ┃ ┃      │  く上がっている。この状況をいつまで  │      ┃ ┃      │  続けるつもりなのか。         │      ┃ ┃      │ (3)是永市長の市長選での公約では、「豊  │      ┃ ┃      │  川小学校の増改築に着手します」とあ  │      ┃ ┃      │  った。着手するだけでなく、期限を定  │      ┃ ┃      │  めて早期解決を図るべきではないか。  │      ┃ ┃      │二、宇佐市内の酪農農家へもっと支援を   │      ┃ ┃      │ (1)二〇〇五年に宇佐市に合併して十六年  │      ┃ ┃      │  が経過したが、酪農農家の変遷は。   │      ┃ ┃      │ (2)県内の他市で実施されている「優良乳  │      ┃ ┃      │  牛導入事業」や「人口精液購入事業」  │      ┃ ┃      │  へ、市として補助金を出してもらえな  │      ┃ ┃      │  いか。                │      ┃ ┃      │ (3)今後の市の酪農農家への支援の展望   │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │三、二〇一九年度の決算資料によると、二  │      ┃ ┃      │ 〇一九年九月二十二日「臼杵フィールド  │      ┃ ┃      │ ワーク」と称して、中学生・高校生学級  │      ┃ ┃      │ として、かつて同和行政の対象となった  │      ┃ ┃      │ 地区の処刑場跡などを訪問している。こ  │      ┃ ┃      │ うした学習内容は、差別解消に逆行する  │      ┃ ┃      │ ものであり、社会教育としては中止すべ  │      ┃ ┃      │ きではないか。             │      ┃ ┃      │ (1)こうした学習が、差別解消にどうつな  │      ┃ ┃      │  がるのか。              │      ┃ ┃      │ (2)今ある子ども学級、中学生・高校生学  │      ┃ ┃      │  級は、「解放子ども会」と、どういう  │      ┃ ┃      │  つながりがあるのか。         │      ┃ ┃      │ (3)宇佐市には、今なお「解放子ども会」  │      ┃ ┃      │  が存在して、活動しているのか。    │      ┃ ┃      │ (4)「部落差別の解消の推進に関する法   │      ┃ ┃      │  律」の付帯決議を、どのように解釈し  │      ┃ ┃      │  ているのか。             │      ┃ ┃      │四、新型コロナ感染症から、市民の命と暮  │      ┃ ┃      │ らし、営業を守るために         │      ┃ ┃      │ (1)ワクチン接種が始まっているが、高齢  │      ┃ ┃      │  者とその後の一般市民への、安全・迅  │      ┃ ┃      │  速な接種を図ってほしい。       │      ┃ ┃      │ (2)高齢者施設・医療施設などに対する社  │      ┃ ┃      │  会的検査を抜本的に拡充するととも   │      ┃ ┃      │  に、無症状者に焦点をあてた大規模検  │      ┃ ┃      │  査で感染を封じ込めてほしい。     │      ┃ ┃      │ (3)農業・漁業者にも、コロナ感染の影響  │      ┃ ┃      │  による支援策を講じてほしい。     │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一、新型コロナウイルス対策について    │市長および ┃ ┃河野睦夫君 │  県内においても新型コロナウイルスの  │担当部課長 ┃ ┃      │ 感染者が増える中、ワクチンの接種を円  │      ┃ ┃      │ 滑に行うために必要な対策を講じている  │      ┃ ┃      │ のか。                 │      ┃ ┃      │ (1)市内におけるワクチンの接種状況、予  │      ┃ ┃      │  約状況と今後の見通しは。       │      ┃ ┃      │ (2)これまでどのような問題点が挙げられ  │      ┃ ┃      │  ているか。また、今後の対策は。    │      ┃ ┃      │二、コロナ禍における地域支えあい活動に  │      ┃ ┃      │ ついて                 │      ┃ ┃      │  新型コロナウイルスの感染拡大によっ  │      ┃ ┃      │ て休止や縮小を余儀なくされている活動  │      ┃ ┃      │ へ、どのような支援策を行っているの   │      ┃
    ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │ (1)生活応援通所事業の委託事業所への感  │      ┃ ┃      │  染対策支援は。            │      ┃ ┃      │ (2)高齢者ふれあいサロンの開催状況は。  │      ┃ ┃      │  また、感染対策の支援は。       │      ┃ ┃      │三、体育施設の整備と管理運営について   │      ┃ ┃      │  体育施設は、市民の皆さんの交流の場  │      ┃ ┃      │ であり、また、災害時には避難場所とし  │      ┃ ┃      │ て等、多くの役割を担っている。利用し  │      ┃ ┃      │ やすい環境を整えることが市の役割と考  │      ┃ ┃      │ えるが。                │      ┃ ┃      │ (1)市民体育館(三和酒類スポーツセンタ  │      ┃ ┃      │  ー)と隣接の市民プールの整備計画と  │      ┃ ┃      │  今後の管理運営は。          │      ┃ ┃      │ (2)閉館中のグリーンパークホテル宇佐  │      ┃ ┃      │  テニスコート及びグランドゴルフ場   │      ┃ ┃      │  は、現在、各競技団体が管理してい   │      ┃ ┃      │  る。引き続き競技団体の皆さんが利用  │      ┃ ┃      │  しやすい施設として管理してほしい   │      ┃ ┃      │  が、市の意向は。           │      ┃ ┃      │四、安心・安全なまちづくりについて    │      ┃ ┃      │  災害時における地域の防災力を高める  │      ┃ ┃      │ ためには、地域コミュニティでの助け合  │      ┃ ┃      │ いは非常に重要である。地域における防  │      ┃ ┃      │ 災への取り組みについて。        │      ┃ ┃      │ (1)市内の自主防災組織の活動内容と組織  │      ┃ ┃      │  の意識向上の取り組み状況は。     │      ┃ ┃      │ (2)高齢者、障がい者等、在宅の災害時要  │      ┃ ┃      │  援護者の安否確認や支援体制は。    │      ┃ ┃      │ (3)地域コミュニティの核となる学校での  │      ┃ ┃      │  防災教育の取り組み状況は。      │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)十四番 今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)皆さん、おはようございます。十四番 日本共産党の今石靖代です。  四項目について、一般質問いたします。  一項目めは、子供の医療費助成制度について。今議会に十八歳までの助成拡大が提案されており、子育て世帯の願いが大きく前進します。しかし、大分県では、十四市の中で、中津市、臼杵市を除く全ての市は通院費も五百円の一部負担はなく、完全無料で進めています。宇佐市が対象を高校までとしたことは、豊後高田市、由布市に次いでの実施となり大変評価できるが、小学生以上の通院費について無料にしないのはなぜか。子どもの権利条約の立場から、十八歳までの無料化を求めるものです。市の考え方を伺います。  二項目めは、糸口農業者トレーニングセンターの建て替えについて。さきの市長選でエリア別対策として、北部コミュニティセンターの建設に着手しますと公約されたが、具体的にどう実現されるのか質問します。  三項目めは、生活保護行政についてです。  一点目は、新型コロナの終息が見えない中で、生存権を保障する生活保護制度の役割が重要となっています。生活保護は権利であることを周知徹底し、必要な人がちゅうちょなく利用できるように広く周知するべきだが。  二点目は、扶養照会の取扱いには、本人の意思を尊重し、柔軟な対応を行うべきだが。  三点目は、申請をためらう理由に車の所有の制限があります。公共交通が不十分な宇佐市において、車の保有についてもっと柔軟に認めるべきではないか、見解を伺います。  四項目めは、新型コロナウイルスから営業を守るために。  一点目は、クリーニング店や花屋など、飲食店以外にもコロナの影響を受けて疲弊している業者があるが、どう把握しているか。維持、継続できるような支援が求められるが。  二点目は、漁業者や農業者への影響はどうか。何らかの支援が必要だが。質問いたします。  以上、市民に分かりやすく、誠意ある答弁を求めます。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、今石靖代議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十四番 今石議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、農業者トレーニングセンターの建て替えについて、具体的にどう実現されるのかについてでありますが、宇佐市農業者トレーニングセンターは、農業者及び農業後継者等の相互連帯意識の向上、組織的な生産及び生活体制の確立を図るため、昭和五十二年度に建設されました。  しかし、建設後、四十年以上が経過をし、老朽化や耐震の脆弱化が問題となっております。そのため、平成二十九年度に地元区長等委員とする宇佐市農業者トレーニングセンターのあり方検討委員会を設置し、協議をした結果、平成三十年五月にコミュニティセンターとしての建て替えを整備方針とする報告書が提出されたところであります。  市といたしましては、当該施設については、北部中学校校区のコミュニティや防災の拠点施設として必要であると認識をしており、今年四月に北部複合施設、仮称でありますけども、庁内検討委員会を設置し、基本構想の素案作成に向け協議を始めたところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの子供の医療費助成制度についてと三項目めの生活保護行政についてを、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)皆様、おはようございます。福祉保健部長の岡部です。十四番 今石議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、子供の医療費助成制度について、今議会に十八歳までの助成拡大が提案されているが、小・中・高の通院費を無料にしないのはなぜかについてですが、市では、疾病の早期発見と治療の促進、子育て中の保護者の経済的負担を軽減し、子供の保健の向上を図ることを目的とした子ども医療費の助成事業を、これまで未就学児と小・中学生を対象に実施していたものを高校生等まで拡大する議案を今議会に提案しております。  提案の内容は、高校生等の入院費、調剤費の自己負担を無料とし、通院費については、通院一回につき上限五百円を自己負担金として支払い、五百円を超える分を助成するというものです。  一部自己負担につきましては、医療現場の方々をはじめ、様々な母子保健関係者から御意見をいただいた中で制度化し、助成の拡大を図ったものです。これにより、予防意識を高めながら適正な医療の推進を目指すとともに、医療費完全無料化による過剰受診を防ぐことで、中津市立小児救急センターの救急体制への影響、小児科医療体制の維持、医師の負担軽減を図りたいと考えております。  次に、三項目め、生活保護行政についての一点目、生活保護は権利であることを周知徹底し、必要な人がちゅうちょなく利用できるようにするべきではについてですが、生活保護を受ける権利については、相談を受ける際に、生活保護は生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としていることを説明しています。  また、地域の相談窓口でもある民生委員・児童委員の御協力をいただきながら、生活困窮者自立相談支援事業を委託している社会福祉協議会とも連携し、生活に困窮している方が保護の相談申請を行いやすい環境を目指しております。今後も関係団体等と連携しながら生活保護制度の周知に努めてまいります。  二点目、扶養照会は柔軟な対応を行うべきだがについてですが、生活保護制度における扶養照会については、令和三年二月二十六日に厚生労働省より通知があり、扶養の可能性が期待できないものとして取り扱って差し支えないものとして、扶養義務者に借金を重ねている、相続をめぐり対立している、縁が切られている等の著しい関係不良の場合が追加されました。さらに、扶養義務者との関係が二十年間音信不通の場合から十年程度音信不通の場合へと改正されるなど、柔軟な対応ができるようになりました。  扶養照会では、金銭的な援助に関することのみでなく、精神的な援助もお願いしており、これにより入院や入所時の引受人になっていただく等、適切なサービスの利用に速やかにつなげるためのものでもあります。今後も国の通知等に基づき適正な扶養照会に努めてまいります。  三点目、車の保有について柔軟に認めるべきでないかについてですが、自動車の保有要件は保護の実施要領で定められており、障害者や公共交通機関の利用が著しく困難な地域に居住する方が自動車で通勤する場合や障害者が通院のために自動車を利用する場合等で、自動車の処分価値が小さく、維持費の捻出が可能等の要件を満たす場合に認めることとなっています。  自動車の保有につきましては、生活の維持及び自立の助長に効果があるかなどの観点から個別に判断することとなっており、今後とも適正な運用に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの新型コロナウイルスから営業を守るためにを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)皆様、おはようございます。経済部長の出口でございます。十四番 今石議員の一般質問にお答えします。  四項目め、新型コロナウイルスから営業を守るためにについての一点目、コロナの影響を受けて疲弊している業者をどう把握しているか、また、維持、継続できるような支援はについてですが、コロナウイルス感染症の拡大により、県内においても経済に与える影響は非常に大きく、特に飲食店においては午後九時までの時間短縮営業が解除されたとはいえ、一段と厳しい状況にあると認識しています。  こうした中、本市における影響を把握する一つの数値として、商工業においては、市で認定を行っている中小企業信用保険法に基づくいわゆるセーフティネット保証の認定件数があります。令和二年三月以降、本年五月二十六日までの累計で九百九件となっており、本年一月以降の認定で、主なものでは建設業三十七件、卸売・小売業三十一件、宿泊・飲食サービス業二十四件、製造業二十件などと様々な業種において影響が出ているものと考えられます。  現在の新型コロナウイルスの感染状況では、経済回復の見通しは立たないことから、今回、新たに飲食店以外を含む市内業者に対し、感染防止対策に係る経費を助成する事業や、宿泊・飲食業者に対し経費の一部を支援する事業を創設し、途切れることなく効果的な支援を行っていきたいと考えております。  また、日本銀行大分支店が発表した五月の県内の景気動向によりますと、県内の景気は持ち直しの動きは一服している。先行きについては、新型コロナウイルス感染症の動向が家計の消費マインド及び企業の収益動向、資金調達環境、経営行動に与える影響などに注視していく必要があるとしています。  これらのことから、今後とも引き続き経済状況を注視するとともに、関係機関と協議しながら必要な対策を適宜講じてまいります。  二点目、漁業者や農業者への影響はどうか、何らかの支援が必要だがについてですが、漁業者については昨年度、県漁協宇佐支店より、漁業経営の支援について要望書が提出され、漁業継続支援として、県漁協宇佐支店に在籍する組合員に賦課金の八割相当額の支援金の給付と種苗放流事業での組合員負担の軽減を図りました。  現在においても新型コロナウイルス感染拡大などの影響もあり、漁業者より、魚が売れない、魚の単価が安いなど、引き続き経営が厳しい状況であるという声を聞いております。今後は、国、県の支援策も含め、漁業者に対しどのような支援ができるのか協議してまいりたいと考えています。  次に、農業者については少なからず影響が出ている品目もあり、食生活様式の変化、気象災害の発生等、経営環境は厳しいものと認識しております。  市では現在、農業共済組合が取り扱っている、自然災害や価格の低下など経営努力では避けられない収入の減少を補償する収入保険制度への加入を推進しています。この保険制度は、作付品目にとらわれず、農業者ごとに基準収入の九割を下回った場合、差額の九割を上限に補填されるもので、コロナ禍による収入の減少も補填の対象となりますので、今後も農業共済組合と連携し、制度の周知と加入者の拡大に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十四番 今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)今石です。再質問いたします。  一項目めからいたします。まず、子供の医療費助成制度についてでございます。  十八歳までの無料化を繰り返し求めてきました。今議会の提案は、全ての子供を対象に、所得制限を設けずに、中学卒業から高校卒業までを対象にするということは本当に画期的なことで大賛成です。県下では三番目という進んだ取組に保護者も子供も喜んでいると思います。  そんな中、子供の医療費助成をどんな条件で行うかは自治体によって違います。対象年齢や所得制限、自己負担を設けるかどうかなどです。厚生労働省が実施状況を公表しています。令和元年四月一日現在なので、二年前が最新ということでございますが、通院に絞って見てみると。千七百四十一の全自治体中、所得制限ありが二百四十九自治体、一四%です。大分県はゼロですね。一部負担ありは六百二十六自治体で三六%です。大分県では、二年前は臼杵市と日出町で一一%でしたが、二年前の七月から宇佐市と中津市が拡大と同時に自己負担を入れましたので現在は二二%になっています。通院における自己負担というものは全国で三六%、県下では二二%ということですので、決して多くの自治体というわけではございません。  多くが無料化を実施している中で、宇佐市の考え方として、今回、拡大はするわけですけれども、引き続き一回五百円の一部負担をさせる理由についてですね、改めて問いたいと思います。  先日、宇佐と中津の共産党議員団で中津市民病院の是永管理者と折田院長、秋吉事務部長と約一時間半ぐらい懇談をさせていただきました。地域の中核病院として安全で質の高い医療を提供し、地域の住民のよりどころとなるよう、本当に御苦労されていることがよく分かりました。国の社会保障政策の中で保健所は減らされ、公立病院も統廃合するような方向性の中で、医者の確保や医師会との連携、働き方改革もあり、今は新型コロナの対応もしながらということで、本当に大変な御様子でした。  確かに、このような病院の状況を見れば、少しでも負担をかけずに維持してもらいたいと忖度するのが人情かなというふうには思いましたが、先生方が言われていた「医者の立場としては、一部負担がいいとか悪いとか、無料がいいとか悪いとかいう立場ではなく、そこは行政が決めてほしい。その中で私たちは精いっぱい努力します」と言われていました。行政としての考え方なのだというふうに思いました。  また、市内には小児科が二か所ありますが、そのうちの一か所の事務長に話を伺ったところ、小児科医三人体制なので、体制的に問題はないというふうに言われてました。宇佐市としての考え方としてですね、答弁では完全無料化による過剰受診を防ぐことで医者への負担とか救急体制への影響、小児科医療体制の維持というふうに初回の答弁でございましたが、この考え方について、市としての考えとして、もうちょっと考え方の詳細が分かるようにですね、再度答弁を求めたいんですけれども。医療現場の方々をはじめ様々な母子保健機関関係者から御意見をいただいた中でというふうに答弁の中でございました。その中で、このような過剰受診を防ぐというような内容がございますが、その内容について再度説明を求めます。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(西田洋子さん)子育て支援課長の西田でございます。今石議員の再質問にお答えいたします。  子ども医療費は、子供の保護者への経済的支援と子供の保健を保つ母子保健の両面の支援から成り立っております。一部自己負担につきましては、以前から何度も何度も母子保健関係者の方々、子育て支援関係者の方々と協議や試算を行ってまいりました。その中で、本市の子ども医療費は、一番大切にするところは子供の保健の向上であります。これは、母子保健関係者、医師会、歯科医師会をはじめとしたですね、母子保健に関わっていただいている関係者の方からの御意見も頂戴して総合的に考えた制度でございます。  これにより、一番大切にしていますのは子供の健康のための予防意識です。そして、それにより医療の受診者と診察をされる方のですね、関係というものも、こちらにより保たれているものと考えます。これにより、適正な医療を推進することで今後の医療体制の維持を考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)一部負担金、保護者にその五百円を負担させることの意味についてですね、詳細を知りたいんですけれども。例えばですね、私は保育士をしておりますが、園児の体調に少しでも心配な様子があれば保護者に連絡をして、病院を受診するようにお願いをします。子育ては不安だらけなので、子供がせきをしたり熱が出たりすれば、軽い症状でも受診する親もいるかもしれないんですけれども、それを安易な受診というのか、その安易なというものを誰が決めるのか。もしかすると軽いと思っていたものでも重症化するものもあるかもしれない。新型コロナなどは喉が痛くても要注意という内容もございます。風邪に似たものがよくありますけど、マイコプラズマ肺炎や百日ぜき、私が親なら、子供に異変があったときにやはり専門の医者に診てもらいたいというふうに思うところですが、その安易な受診というものがどういうお考えなのか、再質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(西田洋子さん)再質問にお答えいたします。  これまでですね、子供医療につきましては何度もですね、試算を重ねてまいっております。子供のですね、医療費の無料化をした場合と自己負担がある場合ですね、やはり少し医療費のかかり方に差があるのではないかという今、結論が出ております。  その中でですね、病院にかかるということに対しまして、無料化ということになりますと、無料ということでですね、気持ちが緩むといいますか、病気になったらですね、病院にかかればというようなお気持ちもその中にも含まれてくるのではないかと思っています。  そういった中でですね、自己負担というのはですね、医療にはコストがかかるものとかですね、そういった医療関係者のですね、方々の体制も考えてですね、なるべく自分の健康をですね、予防意識というものをですね、考えながらこの制度を御利用いただければというような考えで制度をしております。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)まあ確かに緩むというか、行きやすくなる、無料でしたらね。それがとても大事だなというふうに私は思うわけですけれども、それと同時にですね、病気がちな弱い子供たち、何回も行かないといけないとかですね、あと、多子世帯の負担というものにも思いをはせてほしいなというふうに思うわけです。一回五百円といいますが、一医療機関で四回が上限だったと思いますが、それでも二千円かかります。内科にかかり皮膚科や歯科にかかれば六千円になるわけです。多子世帯ではさらに、兄弟が多いとですね、負担が大きくなります。  宇佐市が今、言われたような受診抑制を、お金を取るということで誘導するような考え方はいかがなものかというふうに思います。うさここの中では、小児救急ハンドブックの紹介や♯八〇〇〇番こども医療電話相談の案内もしています。  医者はそういう気安く病院に行かれる方がいた場合は、受診の仕方を話すというのも必要だと思いますけど、このようなきめ細かな相談支援を進めていくべきというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(西田洋子さん)再質問にお答えいたします。  今、今石議員さんがおっしゃっていただいたように、子育て支援課におきましては、医療機関の上手な受診の仕方や小児救急ハンドブック等ですね、保護者の方にお配りして周知しているというところでございます。  その中でですね、子供医療のほうも御利用いただいているというところでございますが、経済的なですね、そういった支援を必要とする方につきましては、子供医療のほかにですね、医療扶助ですね、そういったそのほかの医療制度もですね、御利用いただいておりますので、両面からですね、この医療制度をですね、使っていただければというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)今、宇佐市の医療費制度は、就学前までは無料で小学生以上は負担金ありというようなことでございますが、そもそもですね、高校生にもなりますと部活や勉強、本人の意思もあって、本当に少しぐらい体調が悪くても病院に行くかどうか、病院に好んで行くような子はいないというふうに思います。  そういう意味でもですね、就学前までは無料で、小学生以上になったら負担金があるというのも考え方に一貫性がないなというふうに思っていますけれども、その辺の考え方についてはいかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(西田洋子さん)再質問にお答えいたします。  乳幼児の医療に対しましては、無料化、そして小中学生以上については一部負担金という制度を取らせていただいてるんですけれども、やはり乳幼児期のですね、保護者の方の負担というのはやはりかなりのものかと思っております。小学校以上になりますと、やはり成長しておりますので、そういった負担もですね、かなり乳幼児期に比べたらですね、そういった子育てというものが少し軽減されていくような形かと思っております。  その中でですね、一部自己負担につきましては、子供さんの、何といいますかね、成長ということで、受益者負担という形も考えながらですね、医療制度を制度化しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)コスト意識ということも言われています。本来ですね、社会保険料にしろ、国保税にしろ、被保険者は保険料の負担はしているわけで、窓口無料化で、成長期にある子供の病気を早期に発見して早期に治療すること、そして治療の継続を確保することは、子供の心身の健全な発達にとって本当に大切なことだというふうに思います。コスト意識と言わず、安心して病院に行ってくださいという、そういう市政を市民は支持しているのではないかと思います。ましてや少子化で、子育てを応援する気持ちはみんなが持っています。  兵庫県の保険医協会が、安易な受診、医療費膨張論に抗議をしております。紹介をしますが、一つは、「保護者は必要があって、医療機関受診のために病児を連れて時間を取って足を運ぶのであって、窓口負担が少ないから安易な受診をすることはあり得ない。むしろ専門的知識のない親が、子供の疾病をコスト感覚から判断して安易な受診を抑制することで重症化する例は少なくない。窓口負担増加は必要に応じて受けるという公的医療保険の原則から逸脱するものである」という考え方を示しています。  また、もう一つは、実際実施している自治体の調査によっても、無料化による医療費膨張は起きていない。各自治体のデータでは、時間外受診が拡大前の九二・七%に減少、一件当たりの費用は横ばい、子供の医療費の伸びは対象人数の伸びより低くなっているなどという、そういう実施を多くの自治体はしてますけど、そういうデータなどもあり、助成制度の拡充が医療費膨張にもつながっていないという、そういう内容がございます。  最後に、市長にお聞きします。助成を拡大することで、受診のハードルが大きく下げられて、早期発見、早期治療ができて、宇佐市の子供の健康がこれまで以上に守られて、子育ての安心にもつながるということで、十八歳までの拡大は本当にうれしいことですが、やはり一部負担金をなくして完全無料にするという、この大切さについてどういうふうにお考えなのか。完全無料にするお考えについてはいかがでしょうか。最後に質問します。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)今石議員の再質問にお答えをいたします。  今回ですね、提案している内容で子ども医療費は大きく前進をすることとなります。ぜひともですね、議員各位の御理解と御協力をお願いしたいというふうに思います。  お尋ねの件ですけども、忘れてはならないのは、ついこの間までですね、地域医療の崩壊というのがですね、大きな問題点だったわけです。その一方で、子供の医療費の保護者の負担軽減をすると、それと地域医療の崩壊をさせないようにする、このバランスをどう取っていくかということで、この制度がずっと拡大していったわけです。医療関係者のお話、先ほどの答弁にもありましたけども、様々の母子保健関係者からの意見を聞いた上で、今の制度がここにたどり着いているわけです。  したがって、先ほど議員がおっしゃったような御意見があるということでしたけども、私どもが聞いてる意見とちょっと差があるなというふうに聞いてますし、小児科の救急センターはそれぞれの小児科医の方が輪番で今行ってるわけで、そこに、夜間にですね、コンビニ受診があるというのは、私どものデータで見ると明らかにそういう傾向はあります。例えば令和元年度と令和二年度の実績を見てもですね、そういうところは見て取れますので、議員がおっしゃってるようなコンビニ受診なんかないんだというデータは、私どものデータから見るとちょっと合点がいかないというのが私のところです。  したがってですね、まずは、この制度を御承認いただいて、実際にやってみてですね、状況を見てみたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)コンビニ受診に対するデータが違うっていうか、いろいろ見解の違いもあるということでございましたが、例えですね、コンビニ受診があるとしてもですね、それを、お金を負担させることによって防ぐという考え方がいかがなものかなというふうに感じています。やっぱり安心して、親が子供を病院に連れて行けるという環境を整備するのがやはり行政の役割じゃないかなというふうに思います。そのために、いろんな相談支援を充実させるとかですね、そういうやり方は幾らでもあるわけで、そういうところを目指してほしいなというふうに思います。  現状の中では、コロナ禍でかなり受診も減ってるし、少子化の中で減ってる、そういう声もお聞きしていますし、医療体制も、これは本当に国の責任が大きいというふうに思いますが、そこも今かなり安定しているような状況もあるというふうに。いや安定じゃないけど、大変な中でも一生懸命やってるという、看護師さんの相談電話を受けるようにしたりとかですね、輪番制でいろんな体制をつくったりとか、いろいろ工夫をして、安心した医療、子育てに安心してもらうというようなことも目指していると思いますので、やっぱり私は無料化を目指して、引き続きまた取り組んでいきたいというふうに思います。  次に、農業者トレーニングセンターの建て替えについて、再質問いたします。  地域の皆様方の本当に切望されていることでございますが、地域の活性化にとって大切というふうな位置づけなんだと思うんですけれども、本当に皆さんの要望であります。  四月に複合施設としての庁内検討委員会を設置をして、基本構想の素案づくりに向けて協議を始めたところだというような答弁がございました。これは担当課はどこが窓口となるのか、質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)まちづくり推進課長の尾方でございます。再質問にお答えいたします。  令和二年四月に当課まちづくり推進課が設置されまして、課内に施設企画係ができました。その事務分掌といたしまして、コミュニティ施設、公民館及び文化施設の設置及び在り方と、それから同施設の関係部局との連絡調整等、総合調整というようなことでございまして、この担当となりまして、今回農業者トレーニングセンターの建て替えに関する事務事業を担当することになったということでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)北部複合施設ということでございますが、内容はどんな機能を持つ施設をイメージされているのか、質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)まちづくり推進課長の尾方でございます。  平成三十年五月にですね、地元自治委員、利用団体代表者等で構成された在り方検討委員会からの報告が市長に提出されましてですね、その中身につきましては、多世代交流機能、それから憩いの機能、防災拠点機能を併せ持つコミュニティセンターへの建て替えというような方針が示されております。これに向けてですね、中には糸口の農業公園、それから農産物加工センター、消防の格納庫等も所在してございますので、そういったことも併せてですね、庁内で検討していこうというような内容で協議を始めたところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)ここは立地条件もよくて、交通アクセスもとてもいいところで、敷地面積もかなり広くございます。忘れてはいけないことは、この施設は故渡辺綱雄さんが、私財をもって宇佐市の農業の振興のためにつくった施設で、この御遺志をつなぐ施設にすることも必要かなというふうに思います。  農業者も入れるというような内容もあるのかなと思いますが、これからですね、基本構想の素案を作成するということでございますが、この検討委員会のメンバーについてはどのようなイメージなのか、質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)まちづくり推進課長、尾方でございます。  先ほど、同一敷地内にある施設等も申し上げました。  委員の構成でありますが、全員で十五名でございます。委員長は副市長、副委員長には総務部長、そして委員には、経済部長、建設水道部長、福祉保健部長、教育次長ほか関係課の課長というふうになっております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)基本構想については、いつ頃までを目標に構成するのか質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)まちづくり推進課長の尾方でございます。  現段階では未定でございます。と申しますのも、財源、また内包施設、全体の施設配置をどうしていくか等々、クリアしていくべき事柄もございます。今後ですね、早期の整備に向けてですね、庁内検討委員会でしっかり協議を重ねてですね、決めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)最後に是永市長に伺いますが、建設に着手したいということを言われてございますが、是永市長の任期中には完成を目指されるのか、地域の願いにどのように応えられるのか、質問いたします。御見解を伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)今石議員の再質問にお答えします。  議員からですね、前回御質問いただいたときに、新庁舎の建設がまだあると、そしてまた、長洲公民館にも着手しなきゃいけないということで、どのようなタイミングで、また財源捕捉をして判断したいというような答弁したかと思います。まさに今、その状態なんですね。取りあえず、在り方検討委員会から整備方針の報告をいただいたままになってますので、庁内でまずは基本構想ですね、まずはこれをしっかりと叩き上げて、その上でですね、どういうふうにするか判断していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)早期の実現を望みたいと思います。  三項目めの生活保護行政について、再質問いたします。  市内には生活保護を利用しながら懸命に生きておられる方がいます。資料を見ると、四月末時点の受給は六百十世帯、七百五十六人です。この方々の生活を指導、援助しているのがケースワーカーで、生活困窮はもちろんですが、精神疾患や病気など大変なケースも多い中、本当に宇佐市のケースワーカーは親身になって支援をされている、仕事をされているというふうに感じているところです。  例えばですね、一人暮らしの高齢女性ですが、認知症や精神的なものなのか、大声を出したり、物がなくなったりで、近隣とトラブルが絶えなくなり、ケースワーカーや保護係の保健師も関わって、三か月ほどの入院も得ましたが、今では在宅で一人暮らしがまたできるようになっています。トラブルのたびに駆けつけて、彼女にとって必要な支援を親身になって考えていたというふうに思います。  また、コロナ禍で仕事が減って、体調も崩した五十代前後の女性ですが、相談に行くとケースワーカーが保護の申請を勧め、今は保護を受けながら病院にも行き、仕事も続けて、少し安心の表情をされていました。車の買い替えやエアコン設置も相談に乗ってくれているようでした。  新型コロナ感染症の終息が見えない中で、さらに貧困と格差が広がって、市民の生存権を保障する生活保護制度の役割はとても重要になっています。にもかかわらず、低所得者のうち、生活保護を利用している人の率、捕捉率ですね、捕捉率といいますが、厚生労働省の資料の中で、ちょっと前にはなりますけど、約二割以下というふうに出てございます。  厚生労働省は、コロナ禍の昨年十二月二十二日に、ホームページにメッセージを掲載しました。「生活保護を申請したい方へ」という題名で、「生活保護は国民の権利です。生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるもので、ためらわずに御相談ください」というもので、全国の福祉事務所の一覧と生活保護に関するよくある誤解の解説も載せています。親兄弟など同居していない親族に相談してからでないと申請できないということはありません、持家がある方でも申請はできます、必要な書類がそろってなくても申請はできますなどです。  宇佐市でも、生活保護は国民の権利であり、必要な方はちゅうちょなく相談してほしいということや、生活に困っている方に制度が届くように、もっと積極的に制度を周知することが必要だというふうに思いますが、再質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)福祉課長の鶴田です。再質問にお答えします。  生活保護行政の周知についてですが、現在、宇佐市はホームページに掲載をしている状況ですが、答弁にもありましたように、地域、民生委員・児童委員さん、また生活困窮者の自立相談支援を行っている社会福祉協議会等の仲立等もありまして、そういった方から生活保護を受けたほうがいいのではないかという情報は来ております。そして、生活保護の相談や申請が必要であると思われる方については、そういった情報の中から、市が電話をしたり、市になかなか来ることが困難という場合は訪問して制度の説明等をして、個々の方にあった周知方法で今取り組んでいるところですので、今後もそういった形で周知に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)特に申請の障害になっているものに、家族などへの扶養照会がございます。通常、保護を申請すると、親、子供、兄弟などに手紙を送るなどして支援ができないかどうか確認するものですね。生活困窮者を支援する一般社団法人つくろい東京ファンドの年末年始の調査では、生活が苦しいのに生活保護を利用したくないと答えた人のうちの三人に一人が、家族に知られるのが嫌なのが理由だと回答がありました。今の姿を娘に知られたくない、家族に知られるのが一番のハードルなどの声が寄せられています。  国会でも問題になりまして、扶養照会は義務ではないと厚労大臣が答弁をし、今年の三月三十日には、生活保護問答集の一部改訂が行われました。扶養照会の取扱いには、本人の意思を尊重し柔軟な対応を行うということで、保護の申請時、本人が扶養照会を拒んでいる場合には、丁寧な聞き取りを行って扶養義務が期待できるものかどうかという観点で検討を行う、このようなことで取扱いが宇佐市でもできているのかどうか、再質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)お答えします。  扶養照会につきましては、議員御承知のとおり、国の通知に基づき実施しており、丁寧な聞き取りに基づき、扶養義務履行が期待できるかどうかという観点で検討を行うこととしておりますので、現在、市のほうでも国の通知に基づいた対応をしているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)三点目の車の所有についてです。  まず、コロナ禍の生活保護業務等の対応について、厚労省からの通知によると、保護開始時に、コロナ後に収入が増加すると考えられる場合には、通勤用もしくは求職用、また、そのための子供の送迎なども含めて、車の保有を認めるよう取り扱うこととされています。徹底されているでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)お答えします。  車の所有につきましては限定的に認められることになっております。生活用品として単に日常生活の便利に用いるのは保有を認めるに今至ってないのが現状です。車の保有について、国等から通知がありますが、先ほど議員がおっしゃられたコロナ禍における自動車保有につきましても、おおむね六か月以内に就労によって確実に保護から脱却することが見込まれるものであって、保有する自動車の処分価値が小さいと判断されるものについてのみ処分指導を行わないこととなっておりますので、市のほうではこの通知に基づき指導を行っているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)生活保護はなかなか厳しい内容があるので、本当に大変だと思いますが、保護者の状況を丁寧に把握して判断してほしいというふうに思います。  でも、宇佐市においてはですね、働くためにも生活するためにも車っていうのは必需品です。保護係の対応としても車の保有を認めている件数につきましては、令和元年度末では七十二件、令和二年度末では六十四件ということでございますので、やはり適切な対応をしているなというふうに感じています。  しかしながら、車を持つとですね、経費の負担が増えて、現状では保護の中で生活費に食い込むというか、本当に難しい問題ではありますが、働く場合にはですね、本人の希望があれば、収入も多いにこしたことはないんですけれども、本人の働く意思を尊重して、保護者の自立に向けた車を認めるという方向で柔軟、丁寧な対応を求めますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)お答えします。  車の保有につきましては、市のほうも丁寧な聞き取りをしているところです。また、本人の働きたいという気持ちも十分に聞き入れて、車の保有について検討をしているところですので、引き続きそういった形で、働きたいという気持ちを大切にした対応を取っていきたいと考えております。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)コロナ禍で生活保護受給者は全国的に微減となっています。宇佐市においても増えるようなことはなく、コロナ禍でむしろかなり申請が減っているというような状況が資料から見て取れました。多分ですね、社協が緊急小口とか生活支援事業でつないでる内容がかなりあるのではないかというふうに思われます。この制度が切れたときにかなりの方が保護の申請へ流れてくるのかなというふうに考えられますので、今後も申請者の状況に寄り添ったきめ細かな対応を求めて、次の質問に移ります。  四項目めです。新型コロナから営業を守るためにということで、セーフティネット保証の説明などがございました。市としても、今回、新たな支援を行い、途切れることなく効果的な支援を行っていきたいということでございますが、例えばクリーニング店や花屋などというものについては対象にならないような気がするんですけど、このような支援は考えておられないのか、質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(末宗勇治君)商工振興課長の末宗でございます。今石議員の再質問にお答えをいたします。  これまでですね、全事業者を対象として小規模事業者元気アップ事業ということを、今年の二月から五月の末まで実施をしてきました。一定程度の売上の減少幅がある事業者に対して、全ての事業者に対して、これまで実施をしてきました。  今回、大分県のほうがですね、不要不急の外出の自粛でありますとか飲食業等の時短営業、そういったところからですね、かなり飲食業に対する影響が出てきてるのかなというふうに認識をしております。先ほど申しました、今年の二月から実施をしている元気アップ事業におきましてもですね、小売、卸、そういったところにつきましては全事業者の一八%が申請をしていただいていると。生活関連サービス業、クリーニング店とかですね、そういったところが対象になろうかと思いますが、全体の三六%ほどは今回の事業に申請をしていただいていると。片やですね、飲食、宿泊業についてはですね、五九%、六〇%弱、ほぼ六〇%の事業者が小規模元気アップ事業の申請をしていただいているということで、本当に飲食業、それから宿泊業に与える影響が大きいのだろうというふうに思っておるところでございます。  今回の新たな事業につきましては、引き続き、飲食業での減少幅を補填する事業と併せて、新たな変異株が出てきているところから、さらなる感染防止対策が必要ではないかというところで、感染防止対策を強化した事業所、これ遡って今年の三月からの適用となるわけでございますが、そういったところに目を向けての市の支援事業でございます。  一方でですね、大分県のほうが飲食業、宿泊業に限らずですね、今回の取扱い、外出自粛でありますとか時短営業、それに伴います飲食業以外のそれを取り巻く、やはり飲食品の生産者でありますとか卸売業者、それから飲食加工業者、それからお店に飲食関連の器具、備品を卸す業者、そういったところまで含めてですね、対象とした事業を新たに創出したというところでございますので、今回、議員さんが言われるような、例えばクリーニング店、それから花屋さんもやはり、全国的なイベントの自粛でありますとか冠婚葬祭の規模縮小、リモートワーク、そういったところで影響が出ているかと思いますので、そういった花屋さんとかクリーニング店とか、今回の大分県の事業に当てはまるかどうかというところまでは、こちらのほうは把握をしておりませんが、まずはそちらのほう、問合せをいただいてですね、できる限りの事業を有効活用していただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)二項目めの、漁業者や農業者への影響ということで、どちらも大変で、話も伺ったわけですけれども、漁業者については前回も質問が出ましたけれども、本当に安いのを通り越して、もう要らないと言われるというぐらいに困窮している状況もございます。去年のほうがまだましやった、今年は全く駄目やというようなことも言われていました。それでも固定費がかかっているので、せめて去年補助した賦課金の補助の検討があればなというようなことを、これは年金生活の漁師でございましたが言われていますけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)林業水産課、木下です。再質問にお答えします。  漁業者の支援につきましては、漁業者の実情をお伺いし、支援内容につきましては漁協と協議しながら行いたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)青年部の方にもお話を伺いましたが、若い方は諦めずに販路の拡大とか、これからの長洲の漁業をどう活性化できるのかということに、まだまだ希望を持って一生懸命取り組まれてることが分かりましたが、今後ですね、道の駅もできるので直売できるような方法はないのか、関係各課とも連携して支援していくことが大事だなというふうに思ったわけですが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)林業水産課、木下です。お答えいたします。  今後につきましては、関係各課と連携しながら行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)農業者への支援ですが、農林業センサスによると、本当に五年前と比べても激減しています。宇佐市はもう三割ぐらい戸数が減っているというような現状があり、県としてもですね、大分県農業非常事態宣言というものを発して対策会議を開いています。コロナ禍で需要が減って、米の価格もさらに下がると言われていますけれども、これ対策をどのように考えているのか質疑いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)農政課長の久保でございます。再質問にお答えします。  大分県のほうでも、そういう非常事態宣言が出ているところです。現在のコロナ禍においても少なからず影響が出ている品目もあり、近年の多発する異常気象、それから、皆さん御存じのとおり、ジャンボタニシやトビイロウンカ等の病害虫の発生等、農業経営の環境は厳しさを増していると認識しているところです。 ◯議長(衛藤博幸君)簡潔に。終わります。 ◯農政課長(久保嘉久君)そのような中で、まずは影響を最小限に抑えられるよう、関係機関と連携して、基本栽培、飼養管理の徹底の情報発信に努めているところです。そういう基本のところの高収量、高品質の作物、飼養管理にまずは努めて、コロナの影響を排除していきたいと考えているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、今石靖代議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。なお、再開は十一時十分といたします。暫時休憩します。                 休憩 午前十一時〇三分               ───────────────                 再開 午前十一時十分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)改めまして、皆さん、こんにちは。議席番号三番の日本共産党の赤野道和です。  今回は質問事項が多いので、早速入ります。  それでは、四項目、十三点について一般質問を行います。  一項目めは、豊川小学校の増改築の早期解決をです。  一点目、今議会で用地取得の補正予算が提案されていますが、その後の計画はどう考えているんでしょうか。  二点目、昨年度、今年度と、一年生の入っているプレハブは、春、夏、秋に室温がすごく上がっています。この状況をいつまで続けるつもりでしょうか。  三点目、是永市長の市長選での公約では「豊川小学校の増改築に着手します」とありました。着手するだけでなく、期限を定めて早期解決を図るべきではないでしょうか。  二項目めは、宇佐市内の酪農農家へもっと支援をです。  一点目、二〇〇五年に宇佐市に合併して十六年が経過しましたが、酪農農家の変遷はどうなっているでしょうか。  二点目、県内の他市で実施されている優良乳牛導入事業や人口精液購入事業へ市として補助金を出してもらえないでしょうか。  三点目、今後の市の酪農農家への支援の展望をお聞かせください。  三項目めです。二〇一九年度の決算資料によると、二〇一九年九月二十二日臼杵フィールドワークと称して、中学生・高校生学級として、かつて同和行政の対象となった地区の処刑場跡などを訪問しています。こうした学習内容は差別解消に逆行するものであり、社会教育としては中止すべきではないでしょうか。  一点目、こうした学習が差別解消にどうつながるのでしょうか。  二点目、今ある子ども学級、中学生・高校生学級は解放子ども会とどういうつながりがあるのでしょうか。  三点目、宇佐市には、今なお解放子ども会が存在して活動しているのでしょうか。  四点目、部落差別の解消の推進に関する法律の附帯決議をどのように解釈しているのでしょうか。  四項目めは、新型コロナ感染症から市民の命と暮らし、営業を守るためにです。  一点目、ワクチン接種が始まっていますが、高齢者とその後の一般市民への安全、迅速な接種を図ってほしいものです。  二点目、高齢者施設、医療施設などに対する社会的検査を抜本的に拡充するとともに、無症状者に焦点を当てた大規模検査で感染を封じ込めてほしいものです。  三点目、農業、漁業者にもコロナ感染の影響による支援策を講じてほしいものです。  以上で一回目の質問を終わります。  インターネット中継で御覧の宇佐市民の皆さんに分かりやすい言葉で、誠実にお答えをお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、赤野道和議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、新型コロナ感染症から市民の命と暮らし、営業を守るためにについての二点目、高齢者施設、医療施設などに対する社会的検査の拡充と無症状者の大規模検査についてでありますが、本市では、新型コロナウイルス感染症に伴う高齢者施設等におけるクラスターの発生抑制及び施設従事者の不安解消を図るため、施設従事者が勤務中に発熱等の症状を認めた場合に施設内で即座に検査できるよう、本年二月に六十九か所の高齢者施設等に対して、六百九十本の抗原検査簡易キットを配付いたしました。また、県からも六十か所千三百本の配付があり、感染者を早期に探知し、感染拡大の防止を強化するため活用していただいております。  無症状者に焦点を当てた検査につきましては、五月十六日から宇佐商工会議所と連携の上、旧サンリブ四日市店駐車場跡地にうさ抗原検査センターを開設し、無料で検査を実施しております。市内の商店、飲食店等を利用する方やその従業員はもとより、感染が心配となる全ての方を対象としており、この活用により早期発見につなげ、感染拡大防止を図っていきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの豊川小学校の増改築の早期解決をについてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)皆さん、こんにちは。教育長の高月でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、豊川小学校の増改築の早期解決をについての一点目、今議会で用地取得の補正予算が提案されているが、その後の計画はどう考えているのかについてですが、豊川小学校は学校敷地も手狭で、現状では校舎増築が困難であるため、今年度は境界確認、用地測量、不動産鑑定などを行いながら用地取得を行いたいと考えております。  また、並行して学校関係者の意見を聞きながら、基本計画の策定を行います。  今後の予定としましては、令和六年度の完成を目指して取り組んでまいります。  二点目、昨年度、今年度とプレハブは室温がすごく上がっている。この状況をいつまで続けるつもりなのかについてですが、昨年度はコロナ対策として、授業中は常時窓を開け、エアコンを使用しながら授業を行いました。今年度は三十分に一回以上数分程度、窓を全開し換気を行いながら授業を行っていますので、気温の上昇には対応できてると考えていますが、状況が改善されなければ臨機に対応いたします。  なお、仮設校舎の使用は校舎増築完成までの間、必要と考えております。  三点目、市長選での公約では「豊川小学校の増改築に着手します」とあった。着手するだけでなく期限を定めて早期解決を図るべきではないかについてですが、市教育委員会としましては、学校の教室不足等による教育環境の著しい低下を回避し、良好な教育環境を確保する必要があると考えています。子供たちにより良好な教育環境を提供できるよう早期完成に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの市内の酪農農家へもっと支援をと、四項目めの新型コロナ感染症から市民の命と暮らし、営業を守るためにの三点目を、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)経済部長の出口でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、宇佐市内の酪農農家へもっと支援をについての一点目、合併して十六年が経過したが酪農農家の変遷はについてですが、平成十七年度は十一戸の農家で五百二十頭が飼育されておりましたが、平成二十二年度には、農家数六戸、飼育頭数三百五十二頭、平成二十七年度には農家数四戸、飼育頭数二百三十六頭、令和二年度には、農家数一戸、飼育頭数百七頭となり、農家数、飼育頭数ともに減少しております。  二点目、県内の他市で実施されている優良乳牛導入事業や人口精液購入事業へ市として補助金を出せないかについてですが、県内では優良乳牛導入事業を大分市と中津市が、雌雄判別精液購入事業を大分市と九重町が実施しております。本市では、乳用牛の維持、更新が酪農経営の安定化につながることから、酪農農家の所有する乳用牛から生産された子牛を自家保留し、育成牛として飼養する場合に、一頭当たり五万円を上限に支援を行い、経営環境の改善につなげているところです。  三点目、今後の市の酪農農家への支援の展望はについてですが、酪農においても高齢化や後継者不足に対する担い手をいかに確保していくかが課題となっております。酪農農家へは飼養規模の拡大を推進するとともに、管理技術の改善や新技術の導入による経営の改善を図り、収益の向上に取り組みながら、長期にわたり持続可能な酪農経営が行えるよう関係機関と連携し取り組んでまいります。  次に、四項目め、新型コロナ感染症から市民の命と暮らし、営業を守るためにについての三点目、農業、漁業者にもコロナ感染の影響による支援策を講じてほしいについてですが、農業者については、少なからず影響が出ている品目もあり、食生活様式の変化、気象災害の発生等、経営環境は厳しいものと認識しております。  市では現在、農業共済組合が取り扱っている、自然災害や価格の低下など経営努力では避けられない収入の減少を補償する収入保険制度への加入を推進しております。この保険制度は作付品目にとらわれず、農業者ごとに基準収入の九割を下回った場合、差額の九割を上限に補填されるもので、コロナ禍による収入の減少も補填の対象となりますので、今後も農業共済組合と連携し、制度の周知と加入者の拡大に努めてまいります。  漁業者については、昨年度、県漁協宇佐支店より漁業経営への支援について要望書が提出され、漁業継続支援として、県漁協宇佐支店に在籍する組合員に賦課金の八割相当額の支援金の給付と種苗放流事業での組合員負担の軽減を図りました。  現在においても新型コロナウイルス感染拡大などの影響もあり、漁業者より、魚が売れない、魚の単価が安いなど、引き続き経営が厳しい状況であるという声を聞いております。今後につきましては、国、県の支援策も含め、漁業者に対しどのような支援ができるのか協議してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの差別解消に逆行する社会教育の中止についてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、こんにちは。教育次長の上田でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えします。  三項目め、臼杵フィールドワークと称して、かつて同和行政の対象となった地区などを訪問している。社会教育としては中止すべきではないかについての一点目、こうした学習が差別解消にどうつながるのかについてですが、このフィールドワークの目的は、歴史の事実に学ぶことであります。事実に基づく歴史を検証することにもなり、机上の学習だけでなく、五感で体験できる学習として非常に有意義で大切なものと考えております。  二点目、今ある子ども学級、中学生・高校生学級は解放子ども会とどういうつながりがあるのかと、三点目、今なお解放子ども会が存在して活動しているのかについては、関連がありますので一括してお答えいたします。  解放子ども会については、大正十三年の水平社設立後に組織され、戦後はその伝統を引き継いで運動団体が主体となり、仲間づくりや部落についての学習などをしていると聞いております。教育委員会が実施しています集会所学習の子ども学級、中学生学級、高校生学級とはつながりはありません。  四点目、部落差別の解消の推進に関する法律の附帯決議をどのように解釈しているのかについてですが、附帯決議については衆議院・参議院でされており、教育については参議院で、教育及び啓発を実施するに当たっては、当該教育及び啓発により新たな差別を生むことのないように留意しつつ、それが真に部落差別の解消に資するものとなるよう、その内容、手法等に配慮することとあります。附帯決議を真摯に受け止め、新たな差別を生むことのないよう、学習に当たっては内容、手法等に配慮したものとしております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの新型コロナ感染症から市民の命と暮らし、営業を守るためにの一点目を、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)福祉保健部長の岡部です。三番 赤野議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、新型コロナ感染症から市民の命と暮らし、営業を守るためにについての一点目、ワクチン接種が始まっているが、高齢者とその後の一般市民への安全、迅速な接種を図ってほしいについてですが、ワクチン接種は、四月十九日から高齢者施設の入所者及び従事者、五月十一日から個別接種、五月十五日から集団接種を開始し、六月十三日現在で延べ一万四千三百七十四人の接種を行っています。  副反応の報告は十四例あり、発熱、接種部位の疼痛、頭痛、全身倦怠感などの症状でしたが、いずれも大事に至らず回復しております。高齢者については、七月中に接種が完了し、一般市民については六月中旬以降に、六十歳から六四歳の方から段階的に接種券を発送することとし、七月頃より順次接種を開始する予定です。  今後、ワクチンの供給が潤沢になることと併せ、集団接種も土日四こまに拡大しますので、個別接種、集団接種ともに安全かつ円滑に接種できるように進めてまいります。  以上で答弁終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  三番 赤野道和君。
    ◯三番(赤野道和君)それでは、順次再質問して深めていきたいと思います。  豊川小については、これまでも様々な議員さんが取り上げ、私自身も、一昨年度、教職員や保護者から聞き取った具体的な提案を文書にして上田教育次長へ申し入れた経過もあります。  さて、一般質問に先立って教育総務課へ資料請求をしました。一年生の入っているプレハブの昨年度の春、夏、秋の室温などの記録を求めましたが、資料はありませんとの返答でした。そこで私が現場の教職員からお聞きした内容を基に具体的にお尋ねします。  昨年度から豊川小の一年生は運動場に設置されたプレハブに、一組、二組が入っています。特に東のプール側の一年二組の室温上昇が激しく、七月のある日はエアコンをつけて十九度設定にして、風量を強くしても、室温が三十四度だったそうです。これでは子供の体調が心配と、旧校舎の音楽室へ回避したこともあったそうです。ある一年生のおじいちゃん、おばあちゃんからは、教育委員会は本当に暑いときに現場に入ったのだろうかと言われました。  そこでお尋ねです。当然、現場に入り、昨年度のこのような実態を把握していますよね。どうぞ、答弁をお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。三番 赤野議員の再質問にお答えします。  昨年の夏のプレハブの暑い状況っていうのは学校のほうからお聞きしております。暑い時期の教室内には、授業中、私自身としては入っておりません。ただ、現場は見せていただいております。  去年、暑い時期でエアコンが冷えないという状況がありましたので、その業者を呼んで現場を見ていただいて、どういう対策ができるのかという状況を話した経緯があります。昨年度は東側と南側に遮光ネットを張らしていただきました。また、学校のアイデアということで、屋根に散水をしながら対応したという状況があります。  当初の回答で述べさせていただきましたが、去年は感染対策ということで常時窓を開けながらエアコンを使っていたという状況がありまして、なかなか教室の中が冷えないという状況があったということは認識をしております。  そういう状況でありますので、今年についても、またその状況を注視しながらですね、対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)昨年度はこのような実態から始まって、教育総務課長もおっしゃいましたが、教育委員会がプレハブの側面に黒い遮光ネットを取り付けてくれました。それでも室温の上昇に歯止めがかからず、PTAの方の知恵をお借りして、若い教職員で屋根に水道ホースを上げて、スプリンクラーを回したそうです。こうしてやっと三十四度の室温が二十八度まで下がったそうです。  こうした実態を教育委員会は分かってるはずですよね。それなのに、用地取得の補正予算は今議会で提案されていますけれども、用地取得後の具体的な計画は未定でした。先ほどの初回の答弁で、令和六年度の完成を目指しているという言葉はいただけました。  令和六年度に完成されるとしても、豊川小の一年生が高温の教室で学習せざるを得ない状況が昨年度、今年度と続いていて、増改築の解決まであと三年かかるとすれば、一年生のこの状況があと三年、五年生まで続くと、そういうことになりませんか。どう考えますか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)再質問にお答えします。  夏の教室の室温が上がる問題につきましては、昨年度は先ほど回答でも申しましたが、常時窓を開けて換気をしながらという状況がありました。今現在の状況ですけども、今も窓を三か所ぐらいですね、十五センチほど開けて、エアコンを使用しながら授業をしております。ただ、今時点では、まだそこまで室温が上がってないということで換気をしている状況です。  ただ、この先、室温が高くなりましたら、本年度につきましては窓を閉めてですね、エアコンの機能を十分活用できるようにしていきたいと思います。また、マニュアルに沿いまして、三十分に一度程度、窓を開けて換気を行いながら室温対策を取っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)一項目めの最後に、是永市長、市長選での公約です。着手するだけでなく、期限を定めて早期解決を図ってほしいと、そう思ってこの質問をしましたら、ただいま令和六年度の完成を目指したいということなんでね、その実行へのお気持ちをぜひ聞かせてください。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)赤野議員の再質問にお答えいたします。  公約をつくる際に、教育委員会といろいろとお話をしまして、やはり用地買収が絡むということで、そして用地を取得して、そこから設計をして実際に工事をしてということになるとですね、なかなか任期中に必ず仕上がるかどうかというのはちょっと不透明というようなことでありましたので、大事を取って着手という形にちょっとトーンを落としておりましたけれども、そうは言っても実態が実態ですので、早く完成させたいというのは、それはもう当然のことであります。  今回私も四期目がスタートするに当たって、教育委員会のほうにですね、できるだけ早くということで申し伝えておりまして、今回、令和六年度の完成を目指すという答弁ができたのはですね、さらに一歩前進できたのかなというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)ぜひとも市長に早期解決をお願いして、二項目の質問へ移ります。  先ほどの答弁でもありましたが、酪農農家は二〇〇五年の宇佐市合併当時は十一軒ありましたが、合併五年後には六軒、十年後には四軒、十四年後のおととしからは一軒のみとなっています。  宇佐市でただ一つとなった酪農農家、去年、今年と二、三回訪ねてきました。餌は輸入で値段が高くなり、量も必要だそうです。乳牛は病気が多く、世話が大変です。この農家では、家族と従業員の計五名で、当然ですが年中無休で乳牛の世話をしています。  酪農で新規参入すれば、約三億円かかり、新規就農者はいないとのことです。だからなおさら、今残っている酪農家を支援しなければと考えるものです。  先ほどの初回の答弁にありませんでしたが、豊後大野市の優良乳用牛導入事業、優秀な乳用牛の導入に対して補助し、改良の促進を図るものです。購入金額の三〇%以内で、一頭当たり三十万円を限度額としています。宇佐市のこの農家では毎年五頭から七頭導入しているので、これがあると百五十万円から二百十万円ほど助かります。  杵築市の乳用牛精液購入事業補助率はその購入費の三割以内です。宇佐市のこの農家では毎年五十本ぐらい購入しているので、精液の値段にはかなり格差があるそうですが、一万円の精液で三千円の補助があると十五万円ほど助かります。  県内他市の多いところでは、二つから三つ酪農関係の補助事業があるのに対し、現在宇佐市が補助しているのは、先ほど紹介があった育成牛導入支援事業の一つのみです。こうした他市で行われている事業に学び、宇佐市でも補助金を出してもらえないものでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)農政課長の久保でございます。再質問にお答えします。  議員御指摘のとおり、各市によって、酪農の産地ということで単独助成事業の若干なりの差はあるところでございます。  まず、優良乳牛導入事業につきましては、頭数を増やすという意味では有効だと思われておりますが、現在、牛は、ほぼ北海道からの導入になりますので、導入後の気象条件がなかなかこちらの宇佐市安心院地域等に合わず、ストレスによる事故が多発し、ストレスが多いと乳量も減ってしまうような状況となるような場合が多々見受けられております。  また、昨今の子牛価格の高値傾向は乳牛においても同様で、輸送費の高騰等を鑑みても、時間と手間がかかるものの、最もストレスなく牛を育てられ、最も牛を扱いやすいのが自家育成だと考えております。  また、人口精液購入事業は、酪農の計画的な経営改善を図るため、国において後継牛確保対策、性判別精液の利用促進として補助事業化されております。補助要件はありますが、酪農家が購入した精液について国庫補助の対象となるものは大分県酪農業協同組合で取りまとめております。先ほど申しました酪農家の方もこの補助事業を使っているところでございます。  なお、補助条件があるにもかかわらず要件に該当しない精液を購入する主な理由としましては、牛の系統や体型による選択は必須ですが、価格が安価であることが第一だと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)先ほどの初回の答弁の中でありましたが、宇佐市では去年三月に策定した第三次宇佐市農業農村振興計画で、次のような畜産振興策を定めてます。先ほどの初回の答弁と重なりますが、酪農肉用牛は少頭数飼養による経営が主体のため、担い手による飼養規模の拡大を推進し、管理技術の改善、新技術等の導入により、経営体質の強化及び安定化を図りますとなってます。  現在、宇佐市でただ一つとなった酪農農家の飼養頭数は約百頭です。この規模を拡大するためにも、優良乳牛導入事業や精液導入事業は有効だと考えられるのですが、再度、導入の検討は考えられませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)お答えします。  現在の一つ残っております、残っておりますというか、経営をいたしております酪農農家につきましては、昨年度、先ほど申されましたように、五人の方々、そして家族を中心として経営の法人化に取り組んだところです。家族経営を法人化するに当たりましても、宇佐市としましても登記関係の支援なんなりをして支援してきたところです。  現在、その酪農家におきましては、総合的な酪農農家から畜産経営ということで、肉牛の導入を今現在しているような状況となっております。ですから、酪農部分に関しましては、当面は現状維持で、肉牛経営の繁殖経営を主体とします経営について、多角化、高度化を考えてるところですので、そこら辺につきましては、国、県、市の補助事業を使いながら、トータルの支援策ができればということで、県、JA等々関係機関で現在協議を行っているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)二項目めの最後に、是永市長、答弁を求めます。市長選での活動中、この酪農農家にも訪ねたと思います。宇佐市唯一となったこの農家へ、今の答弁で言うと肉牛の導入経営も含めて何かしらの支援を考えられませんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)赤野議員の再質問にお答えいたします。  先ほどですね、担当課長から申し上げたとおり、法人化、多角化等について今、取組がなされておりますので、そういった状況を踏まえながら支援をしていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)ぜひとも、宇佐市から酪農農家がなくならないように、支援について検討していただくことを要求して、三項目めの質問へ移ります。  三項目めの最初に、誤解のないように、三月議会に引き続き、私自身の立場を確認しておきます。  私は、部落問題の最終的な解決を望んでいます。そして、それが早まるように力を尽くしたいと思っています。だからこそ、臼杵フィールドワークのような部落差別の解消に逆行するような教育実践は改めるべきと考えて再度取り上げるものです。  私が調べたところ、臼杵フィールドワークに行ったこの地区は、この一年前、二〇一八年九月二十三日にも、杵築市で浅黄半襟逃散一揆のフィールドワークを行っています。このときも中学生・高校生学級としての取組で行ったのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野です。再質問にお答えいたします。  二〇一八年、私の記憶のほうで、どの学級でっちゅうのはちょっと覚えていないんですが、私のほうも、たしか、その関係で行ったというふうには認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)二〇一八年度の決算資料を私、見直しましたが、それによると、社会教育課のほうの社会教育集会所の行事ということで、参加者は三十八名で、講師の謝金は一人四千五百円で、中学生学級、高校生学級で二名分、市から支払っています。  ところが、同じフィールドワークについて、二〇一八年十月二十二日号の解放同盟の解放新聞には次のように載っています。「○○地区解放学習会は九月二十三日、杵築市で浅黄半襟逃散一揆のフィールドワークを行った。参加者は高校生五人、中学生一人、大人三十人、支部員や教職員」と報じ、その成果を強調しています。  また、主催は解同宇佐市部で、経費は宇佐市の解同宇佐支部への補助金二百三十一万八千円の一部が使われ、バス代のほか、参加者一人当たり三千円の日当も二十九人分支払われています。  このように一つの行事を社会教育集会所の行事と運動団体の解同の行事として兼ねらせて、市から講師謝金をもらいながら、市からの運動団体への補助金も使う、こういうお金の使い方をしてもよいのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  講師謝金については先方の講師の方に支払ったというふうに、たしか支払ったように認識しております。一つの行事を二つでということで、私のほうでは、教育委員会としては一つの学級ということで行ったというふうに認識をしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)一つの行事が、社会教育集会所の行事にもなるし、運動団体の解放同盟の行事にもなると。そういう解釈でよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  当方といたしましては、あくまで教育委員会の集会所の学級の一つとして行ったというふうに、主催をして行ったというふうに思っております。解放同盟のほうということですが、運動団体のほうでそういうふうに報告をされていたということは、私のほうとしては関知しておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)その解釈は非常に疑問ですけども、宇佐市の社会教育集会所の行事として活動を行って、宇佐市のお金として相手方の講師の方に謝金をお支払いする、これは分かります。でも、その行事が堂々と一部の解放運動団体の行事として、市に請求が行って、バス代も払うし、バスの油代も払うし、日当の三千円の二十九人分も払う、これも宇佐市が払ってるわけでしょう。宇佐市が、いわゆる運動団体に補助金を二百三十一万八千円払ってるわけですから、そこから行くわけです。  何か私はそれは解せませんが、これを論争しても時間かかるんでしょう。おかしいということを指摘して、次に行きます。  社会教育の教育内容がね、特定の運動団体の運動理論や教育理論に偏ることは非常に危険だと思います。社会教育課にはしっかり目を向けていただくことを希望して、次に入ります。  三月議会の答弁で教育長や社会教育課長は、今日もそう答えましたが、フィールドワークの目的は歴史の事実に学ぶことであると、その成果のみを強調されました。臼杵の稲葉藩の表記からここが被差別部落だと分かった。当時の歴史的な経緯と劣悪な生活環境等を学びに行くと再質問で答えました。  ここで再度お尋ねします。旧同和地区への視察が新たな差別を生み出すという問題点はないのか、十分検討されてきているのでしょうか。そこがかつて被差別部落であったということを意識させることで新たな差別の掘り起こしとならないとするその根拠は何でしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  フィールドワークは歴史学の調査方法の一つでございます。歴史の正しいことを学習する、また教えること、それは大切だというふうに思っております。歴史に学ぶことで、今を考え、未来を考えることができる。また、教育は正しいことを教えなければなりません。偏ったことを教えるべきではないというふうに思っております。言わない、教えない、そういうことはしないようにしなければ、差別はなくならないというふうに思っております。正しいことをどのように教えるかということで日々いろんなことを思いながら、考えながらやってるわけなんですけれども、そういった意味でフィールドワークも歴史学の手法として捉えて、必要だということで行った次第でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)フィールドワークそのものを私は否定してるわけじゃなくて、そこがかつて被差別部落であったということを意識させることが、かえってその子たち、参加者たちに新たな差別の掘り起こし、再生産になるんじゃないかという指摘をしているわけです。  そこ、論争してもどうもかみ合いませんので、ちょっと視点を変えて聞きますが、今、県内で部落解放同盟が県下の自治体にフィールドワークの実施を求める要求書を出してます。このフィールドワークは、二〇一八年、二〇一九年とやってるようですが、この解同の要求に基づくものではありませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  そういった要求に基づいてのものではございません。あくまで、そういったフィールドワークをする土壌がありますよということで、こちらも教えていただきましたので、先ほど申しましたように、歴史学の調査の方法の一つとして非常に大切なことだというふうに思っておりますので、そういったことを実施したということでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。
    ◯三番(赤野道和君)続けて(二)、(三)に進みます。  私が三十代、四十代だった頃、同和地区のある学校では学校教育の延長上に解放子ども会が行われていました。同和地区の子供とその地区全体の子供を対象にし、同和地区で開かれるこの学級、教育委員会は同和地区の児童生徒の学力が相対的に低いので、基礎学力の充実を図る学級としていました。ところが、部落解放同盟は解放学級とか解放子ども会とか呼んで、解放の学力、部落解放の後継者をつくる学級としていました。  私は特別な地区だけに、特別な子ども会をつくり、それに教職委員が参加するのはおかしいと主張して参加しませんでしたが、大多数の真面目な教職員の皆さんは、土曜日の午前中の授業が終わると午後とかに参加して、一部の子供たちを指導していました。さすがに、同和対策事業が終了した二〇〇二年頃からは学校教育の延長上の子ども会、解放子ども会は行われなくなりました。しかし、現在、社会教育の中で行われている今ある子ども学級、中学生・高校生学級はこの頃の子ども会、解放子ども会の名残ではないのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  社会教育として集会所学級を開催しているものでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)先ほどの二〇一八年のフィールドワークについても、社会教育集会所の行事と言いながら、解放同盟の○○学習会、そこら辺りからも、かなりつながりがあるように私は感じております。  続けて、学校教育の延長上の子ども会、解放子ども会が行われていた頃、様々な問題点が噴き出していました。同和地区の子供たちもそうでない子供たちも特別な子ども会に疑問を持ち、平等にしてほしいと願い、要求しているところもありました。当初の狙いとは逆に、特別な子ども会は新しい差別の実態となり、特別な子ども会があるから普通のところと違うのだという証拠になっている場面も見られました。  なぜ、子ども会があるのか、何のために自分は参加するのかということに答えられない子供が多い。また、教職員もなかなか答えられない。こういう実態もあったのです。  三月議会の社会教育課長の答弁では、市内の三十二の学級について、特定の地区を今対象にしているわけではないと答弁されていますが、どういう基準で十二の社会教育集会所があり、三十二の学級は何を目的にして運営しているのですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  社会教育集会所設置条例がございます。その設置条例に従いまして、その目的等に従って学級を運営しているということです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)その設置条例の目的を端的に言ってください。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えします。  目的につきましては、本市の社会教育の振興を図るとともに、市民相互の理解と信頼を深めるため、社会教育集会所を設置するということでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)再度聞きますが、特定の地区を今対象にしてるわけではないと答弁されていて、十二か所に社会教育集会所があると。その十二か所はどういう基準で選ばれたんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  同和対策の地対財特法等法律によって、その中で設置されたというふうに認識をしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)だから、私は特定の地区だと思ってるんですけども、切りがないので話を進めます。  解放子ども会について端的にお尋ねします。初回の答弁では「戦後はその歴史を引き継いで運動団体が主体となり、仲間づくりや部落についての学習などをしていると聞いております」、していると聞いておりますと言うんだから、あるんですか、ないんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  運動団体のほうにお聞きしますと、あるということでお聞きしていますという回答でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)宇佐市内に解放子ども会はあるというのは、運動団体に聞いて答えることなんでしょうか。宇佐市の認識が私は大事だと思うんですが。  解放子ども会というのは一般的に部落解放同盟の指導もしくは影響の下にある部落の子ども会を指します。部落の子ども会です。同和対策事業が終了し、宇佐市内には既に同和地区はないと宇佐市は言ってるわけですね。そう言いながら、解放同盟の指導を受ける同和地区の子ども会はあるというのは、これは大きな矛盾だと思うんですが、どういう見解を持っていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  法律上、地対財特法による地区はなくなったというふうに認識しております。ただ、部落差別というものは現に存在するということで、平成二十八年に法律ができたものというふうに認識をしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)今の答弁じゃ答えになってないと思いますが。後で教育長、少し答えてほしいと思います。  宇佐市内に解放子ども会があるという実態は、私も資料を取り寄せています。ここに部落解放同盟の要求に対する去年十月の宇佐市の回答書があります。この宇佐市の回答書の中に、「学校によっては解放子ども会での学習や保護者との共同研修を学校での実践につないでいるところもあります」という文章のほかに、地域のフィールドワークについては「解放子ども会、宇佐市人権教育研究協議会等々と連帯をしながら行っておりますが、今後、より積極的に推進していく必要があると感じています」という表記もあります。この回答書には、そのほかにも解放子ども会が出ています。  この回答書を答えたのは、学校教育課が答えてますので、学校教育課長も解放子ども会はあるというふうに認識していると考えてよろしいですね。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長 上田です。お答えします。  解放子ども会はあるというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)教育長、まず、全体に関わることですので、繰り返しますが、同和対策事業が終了して、宇佐市の見解としてはね、宇佐市内に既に同和地区はないと、そういうふうに公言してるわけです。その一方で、解同の指導を受ける同和地区の子ども会はあると。これは大きな矛盾なんですが、どう整理されてますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  同和地区はないという認識ではあろうかと思いますが、先ほど社会教育課長のほうも申し上げましたように、実際に部落差別はなくなっていないというところで法もできたというところです。一つの団体でということではありませんが、いろんな方の話を聞き、それを、学校もそうですが、いろんなところが自分の力としてですね、人権感覚を高めていき、学校現場におきましては、それを子供たちへの実践に生かすというところは非常に大事なことであろうと認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)時間がありませんので、解放子ども会についての論争はもうここではしませんが、大きな宇佐市の矛盾だと思います。  教育長に、違う観点で質問をいたします。三項目め、最後です。  先ほどの初回の答弁でもね、部落差別の解消の推進に関する法律の附帯決議に、当該教育及び啓発により新たな差別を生むことがないように留意しつつ、それが真に部落差別の解消に資するものとなるよう、その内容、手法等に配慮することとあります。そして、初回の答弁では、附帯決議を真摯に受け止め、新たな差別を生むことがないよう、学習に当たっては内容、手法等に配慮したものとしておりますと書いてますが、私は逆だと思うんですよね。先ほど言ったように、一部の運動団体の教育理論とかにとらわれてる、しかも一つの行事が二重に読み取れると。  私は附帯決議を真摯に受け止めたら新たな差別を産むことがないように、三十二の学級存在そのものとか、その学級の内容とか手法は早急に改められる必要があると思っているんですが、高月教育長、再検討されるお考えはありませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育長。 ◯教育長(高月晴彦君)赤野議員の再質問にお答えします。  附帯決議につきましては、最初の回答で申し上げましたとおり、真摯に受け止め、教育及び啓発を実施するに当たっては新たな差別を生むことがないよう留意しつつ、それが真に部落差別の解消に資するものとなるよう、その内容、手法等に現在配慮して行ってることでありますので、そのように同じ形で今後も差別解消を図っていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)附帯決議の「新たな差別を生むことがないように」という点に留意されて施策を進めることを強く要望して、四項目めに進みます。  もう時間もないので(二)に絞って再質問します。  四日市の抗原検査センターの延長を、これまでも一般質問で川谷議員、健治朗議員も要求していました。大分市の抗原検査センターは九月末までの延長を決めています。流入が懸念されるインド株や感染の再拡大などに備えるそうです。四日市でもこれまで三名の陽性者を発見しているわけで、その効果を認め、九月末までの延長をぜひ検討してもらえませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  現在、継続を検討しているところでございます。今後も関係機関とも協議しまして検討していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)ぜひ、延長の方向で検討をお願いします。  あと一つだけ。杵築市では三月までは高齢者施設の職員にPCR検査について二千円の負担で助成してきました。四月からは高齢者施設の職員の負担はゼロ、医療施設の職員は千円負担、一般の市民は二千円負担で、市立山香病院で実施しています。  財政が逼迫していると言われている杵築市でもこの取組です。宇佐市でもPCR検査へ助成することを検討してくれませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。  PCR検査については現在なかなか高額でもありますので難しいかと考えております。今現在、市で行っているのは抗原検査ということであります。抗原検査、かなり精度が高いものとなっておりまして、抗原検査で陽性となったときにはPCR検査でも陽性ということでですね、かなり精度が高く確実性のあるものとなっておりますので、高齢者施設等に、答弁の中でもありましたけども、キットを配っておりますので、そういったものを活用していただいて、また抗原検査センターも感染が心配な方はどなたでも行くことができますので、そちらを活用していただきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)PCR検査が厳しいということでは、なおさら四日市の抗原検査センターを、八月末と言わず、九月末まで延長してもらえるように検討していただくことをお願いして、私の一般質問を閉じます。  ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、赤野道和議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時十分といたしますが、休憩明けの配席は、シフト表一のとおりですので、よろしくお願いしたいと思います。  では、暫時休憩します。                 休憩 午後零時十分               ──────────────                 再開 午後一時〇九分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは、改めまして、皆さん、こんにちは。九番 河野睦夫です。  まずは、当初、初日を予定してましたが、議長、それから議員の皆様に御理解いただきまして、最終日、最後に回していただきました。ありがとうございます。そしてまた、執行部の皆さんには対応していただき、ありがとうございます。  毎年この六月の議会ではソフトの話題がよく出てるんですが、昨年は県民体育大会が中止だったということで、議員ソフトのほうも中止で残念でしたが、今年は今のところ九月の上旬に開催予定となっております。昼休みにキャッチボールを始めた議員もおりますが、十分気をつけてください。  それでは、本日は四項目について質問させていただきます。  まず、一項目めです。これは多くの皆さんが質問されてる項目ではありますが、新型コロナウイルス対策について。県内においても、今は感染者も減ってきておりますが、ワクチンの接種を円滑に行うために必要な対策を講じているのか。  一点目、市内におけるワクチンの接種状況、予約状況と今後の見通しについて。
     それから二点目、これまでどのような問題点が挙げられているか。また、今後の対策は。  二項目め、コロナ禍における地域支え合い活動について。新型コロナウイルスの感染拡大によって休止や縮小を余儀なくされている活動へどのような支援策を行っているのか。  一点目、生活応援通所事業所の委託事業所への感染対策の支援について。  二点目、高齢者ふれあいサロンの開催状況、また感染対策の支援について。  次に、三項目め、体育施設の整備と管理運営について。体育施設は市民の皆さんの交流の場であり、また、災害時は避難場所として等、多くの役割を担っています。利用しやすい環境を整えることが市の役割と考えています。  一点目、市民体育館、三和酒類スポーツセンターと隣接の市民プールの整備計画と今後の管理、運営について。  二点目、閉館中のグリーンパークホテルうさのテニスコート及びグラウンドゴルフ場は現在、各競技団体が管理を行っています。引き続き競技団体の皆さんが利用しやすい施設として管理してほしいが、市の意向について。  最後に四項目め、安心・安全なまちづくりについて。災害時における地域の防災力を高めるために地域コミュニティでの助け合いは非常に重要であります。地域における防災への取組について。  一点目、市内の自主防災組織の活動内容と組織の意識向上の取組状況は。  二点目、高齢者、障害者等在宅の災害時、要援護者の安否確認や支援体制について。  最後に、三点目、地域コミュニティの核となる学校での防災教育の取組について。  以上、四項目について質問いたします。よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野睦夫議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  九番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、新型コロナウイルス対策についての一点目、市内におけるワクチンの接種状況、予約状況と今後の見通しはについてでありますが、まず、接種状況は、医療従事者や高齢者等について、六月十三日現在で、延べ一万四千三百七十四人が接種をしております。  次に、予約状況についてでありますが、個別接種は各医療機関で受け付けをしておりますので把握しておりませんが、集団接種は七月十一日までの予約が埋まっている状況であります。  今後の見通しについてですが、高齢者の接種が七月中に完了する見込みです。続いて、基礎疾患を有する方、障害者施設等の入所者及び従事者、六十歳から六十四歳の方の接種券を今月中旬より発送し、順次接種していただくこととしております。  また、小中学校の教職員や幼稚園教諭、保育士などに対し、夏休み期間中の接種完了を目指し、優先的に接種する予定であります。  二点目、これまでどのような問題点が挙げられるか。今後の対策はについてですが、これまでの問題点としましては、集団接種の人員体制が挙げられます。集団接種の人員体制につきましては、国が示した新型コロナワクチンの接種体制を参考に整備いたしましたが、高齢者の接種から始まったこともあり、予定の倍の人数で対応しております。その結果、現在スムーズに集団接種が行われており、今後もこの体制で円滑にワクチン接種を進めてまいりたいと考えております。また、個別接種、集団接種ともに経費の増加が問題となっており、関連経費を盛り込んだ補正予算案を追加提案をしたところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの、安心・安全なまちづくりについての三点目を、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)教育長の高月でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  四項目め、安心・安全なまちづくりについての三点目、学校での防災教育の取組状況はについてですが、各校では毎年、危機管理マニュアルを基に、地域や児童生徒の実情に応じた避難訓練を実施しています。  また、社会科や生活科等の中で、読み物教材、DVDの視聴による学習、校区内の安全マップづくりや地震体験車を活用した安全教室等、学校の実情に合わせて防災教育を実施しております。その他、市防災マップに示された浸水や土砂災害想定区域にある学校については、昨年度、避難確保計画を新たに作成し、今年度はその計画に基づいて、より実践的な避難訓練を実施する予定です。  今後も引き続き、児童生徒の発達段階に応じて、災害発生時に適切な判断ができるよう、家庭や地域と連携した防災教育や避難訓練等を推進していく必要があると考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めのコロナ禍における地域支え合い活動についてと、四項目めの安心・安全なまちづくりについての二点目を、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)福祉保健部長 岡部です。九番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、コロナ禍における地域支え合い活動についての一点目、生活応援通所事業の委託事業所への感染対策支援はについてですが、生活応援通所事業は、社会参加、閉じ籠もり予防、心身機能維持等を目的としてミニデイサービスを実施しており、現在二事業所と委託契約を締結しています。  生活応援通所事業の委託事業所への感染防止対策支援といたしましては、消毒液等の衛生物品の配付を行いました。その他、国の支援では新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業による介護サービス事業所施設等に勤務する職員に対しての慰労金が支給されています。  今後とも感染状況等を注視し、地域支援事業交付金の活用等、必要な対策を講じていきたいと考えております。  二点目、高齢者ふれあいサロンの開催状況、感染対策の支援はについてですが、高齢者ふれあいサロンなどの住民主体の通いの場では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、昨年三月から活動を休止し、自宅でもできる体操を紹介するチラシを配付するなど、動かないことによる心身機能、認知機能の低下の防止に取り組んでいただきました。  その間、再開に向けた感染拡大防止の説明会を開催し、体制を整えた上で、十二月にはほとんどのサロンが再開に至りました。しかしながら、本年五月に入り、県内でも感染が急増し、県から高齢者ふれあいサロン等の活動は控えるよう通知があったことから、再度休止していただいております。  また、サロン等の感染防止対策支援として、昨年中に消毒液や加湿器など感染拡大防止のための用品を活動費の助成対象として追加し、助成を受けていない通いの場に対しては、消毒液の支給や体温計の貸出しを行っております。  次に、四項目め、安心・安全なまちづくりについての二点目、在宅の災害時要援護者の安否確認や支援体制はについてですが、市では地域防災計画に基づいた避難行動要支援者避難支援計画を定めており、災害時等において効果的な支援を行うこととしています。  具体的には、市が保有する住民情報や介護情報等を活用して、対象となる避難行動要支援者を抽出し、本人同意を得た上で避難行動要支援者名簿を作成し、区長や民生委員児童委員をはじめとする避難支援等関係者に提供しております。これにより、平常時よりウェブを活用した日常の見守り活動や避難訓練などを通して、要支援者本人を含め、地域ぐるみでの避難方法の検討や個別計画作成への協力をお願いしているところです。  また、今年度より、避難指令が発令され、本人が希望した場合で、在宅で寝たきりの方等、身の回りの世話や排せつなどの日常生活、自力での歩行や立位保持がほとんどできない方を対象に、市が一般避難所への避難が困難と判断し、対応可能な避難所があった場合に限り、福祉避難所の事前受入れを行うこととしました。  このように支援体制は充実しつつありますが、行政機関だけでは要支援者への十分な支援を行うことは困難であり、要支援者自身による自助、地域団体や住民による共助の力が重要となります。今後も地域団体や住民と協力しながら、災害時の安否確認や避難支援が円滑かつ迅速に行われるよう努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの体育施設の整備と管理運営についてを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)経済部長の出口でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  三項目め、体育施設の整備と管理運営についての一点目、三和酒類スポーツセンターと隣接する市民プールの整備計画と今後の管理運営はについてですが、両施設は平成三十年度より、市のスポーツ拠点施設として、総合体育館の排煙窓改修工事や市民プールの流水ポンプ、ろ過器の改修などの整備を図ってきました。  今年度については、総合体育館避難所機能整備改修工事として、空調設備の改修をはじめ、これまでホテルと共有していた設備を分離する工事を行う予定です。また、利用者の安全を確保するため、老朽化した市民プールのウオータースライダーを解体、撤去する補正予算を今議会に提案しております。  なお、管理運営につきましては現在、NPO法人総合型地域スポーツクラブわっしょいUSAクラブと両施設の管理委託契約を締結しており、市直営のスポーツ施設として、施設の安全確保に留意しつつ利用者のサービス向上につながるよう、受託者との連携に努めているところです。  今後につきましても、宇佐市スポーツ推進計画に沿って、利用者が安全に気持ちよく利用できる施設となるよう、施設管理、情報管理、安全対策などのノウハウを理解し、市と連携できる団体に管理運営を委託したいと考えています。  二点目、テニスコート及びグラウンドゴルフ場については、引き続き競技団体が利用しやすい施設として管理してほしいが、市の意向はについてですが、ホテルの閉館に伴い、テニスコート及びグラウンドゴルフ場は、昨年九月から本年六月までの間、競技団体と施設管理者である株式会社グリーンパークホテルうさとの間で、使用及び管理に関する協定書を締結し、使用及び環境整備や草刈り等の管理をしております。しかし、協定期間の終了後につきましては、両施設とも市のスポーツ施設として管理運営をしていくこととし、今議会において関連する条例の改正を提案しているところです。  今後は、市のスポーツ施設として利用者の声を反映したよりよい施設となるよう、競技団体との連携を深めながら管理運営に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの安心・安全なまちづくりについての一点目を、総務部長 祥雲弘一君。 ◯総務部長(祥雲弘一君)総務部長の祥雲でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、安全、安心なまちづくりについての一点目、市内の自主防災組織の活動内容と組織の意識向上の取組状況はについてですが、本市では現在百七十七の自主防災組織が結成されており、地域で避難訓練や防災学習会が実施される際には、自主防災組織からの求めに応じ担当職員を派遣しております。  その主な活動内容につきましては、新型コロナウイルスの社会情勢から、災害時において避難所内での感染防止対策などに特化した防災学習会の開催や共助の働きを推進するための防災資機材等の整備が主なものとなっております。  また、組織の意識向上の取組といたしましては、これらの防災学習会などを通じた防災意識の向上のほか、自主防災組織が整備する防災資機材や備蓄品などの費用の一部を補助する自主防災組織活性化事業を活用し、地域防災力の向上及び共助の推進に努めているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番、河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは再質問させていただきます。  まず、ワクチンの接種状況ですが、もうこれ、多くの議員さんが質問しているので、ちょっと一点、二点だけ質問させてください。  高齢者の接種が七月中には完了する見込みとありますが、かかりつけ医で受ける方で、かなり予約が多くなってて、時期が下がるような方が出てくるんじゃないかと思うんです。その辺はどうでしょう。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  ワクチンを接種する医療機関をサテライトっていいますけれども、今、宇佐市に三十一か所あります。安心院、院内地域は、安心院は四、院内は二で、宇佐地域は二十五あります。  高齢者の方ですので、かかりつけ医さんのほうに受診するということで、かなり安心院、院内についてはちょっと数が少ないので、予約をたくさん受け込んでるという状況がございます。市でもそういう状況を把握しておりまして、どうにかできないかなということで、ちょっと広い会場を設定しますよとか、こちらから職員が行って手伝いますよとか、そういった話はしておりますけれども、やはりなかなか状況を変えるとかいうのが難しいということを聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)実際問題多いところで、ちょっと正確な数字は分からないんですけども、二百とかぐらい抱えてるところがあると聞いたんですよ。できるだけ早い段階で接種していただかないと、集団接種の方より遅くなるような状況になるんじゃないか。その辺、市として今後どうにか対応していただきたいと思うんですけど。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。  市でもどうにかしたいなと思っておりまして、集団接種に回っていただくとか、そういったことも先生のほうにちょっと相談しましても、やっぱり患者さんが、どうしてもその先生で受けたいんだということを言われるということも聞いております。  ほかにも側面的な支援ができることがあれば、市でも何か調整できるようなことをやっていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)そういった話を聞いてるので、いろんな形で、例えば家族の方が集団接種に来るときに一緒に来るような形を取ってもらったりとかですね。できるだけね、多くの方に早めに接種していただけるような対策を取っていただきたいと思います。  今後の見通しについては、先ほど、午前中の市長の答弁にもあったように、大体状況は分かりましたんで、コロナワクチンの接種に関しては以上で終わりたいと思います。  それでは、二項目めに参ります。  まず、生活応援通所事業の緩和型委託事業が二事業所あるんですけど、それと介護保険の指定事業所に関しては、生活応援通所という事業に関しては同じ事業ということで、同じ事業をしている事業所で、県の指定事業所となっているのと市の委託事業所ということで支援策がかなり違うんですけど、その辺ですね、県のほうが、県といいますか、国のほうで感染対策の支援金ということで、各事業、サービス事業によって金額は違うんですけど、県の事業で支援金というのがありました。これは、委託事業先にはないということなんで、ない理由というのはどういった理由が挙げられるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)介護保険課長の奥野でございます。九番 河野睦夫議員の再質問にお答えいたします。  介護保険事業の指定の事業所につきましては、昨年度、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業介護分という事業におきまして、様々な支援、従事者に対する慰労金であったり、今回質問されているかかり増し経費等、それに対する支援というのが単価が定められてございましたが、この総合事業の生活応援の事業につきましては、委託事業所、法人に対してはこれは対象とはなっておりませんでした。  対象とならなかった理由というのは、ちょっと把握はしていないのですが、地域支援事業交付金の総合事業に係る部分についてのかかり増し経費については交付金の対象とするというような変更がされておりまして、そちらのほうで対応ができるということになっております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)交付金事業、対象になる、ちょっと今分かりづらかったんですけど、二つの事業所ですよね、委託先の事業所に対しては、先ほどのかかり増し経費の分の支援金は対象にはならなかったけど、何かほかに対象になる支援金があったということですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えいたします。  総合事業は地域支援事業の一部でございます。地域支援事業に対しましては、国、県、市が法定負担割合に応じて財源を確保されているものでございまして、その財源として地域支援事業交付金というものがございます。その交付金の使途の中に、今回、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのかかり増し経費、衛生物品の購入ですとか、そういったことに係る経費も新たに加えられたので、それを利用して総合事業の委託を行ってもいいということになったということです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ちょっと今、理解できなかったんですけど。要は、この委託契約を結んでる二事業所にはなかなか、かかり増し経費の分について支援するような財源はなかったということでいいんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えします。  財源につきましては、これまでの地域支援事業交付金を利用して、かかり増し経費に対して使ってもいいということでございます。財源は別建てではないんですが、これまでの地域支援事業総合事業の枠組みの中で使ってもいいですよと、かかり増し経費に使ってもいいという変更が昨年度されていたということでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)この二事業所に対して、かかり増し経費の支援の補助というか、助成というのはできるということですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えします。  二法人とこの生活応援事業について委託契約をしておりまして、宇佐市の介護予防日常生活総合支援事業実施要綱に基づいて、生活応援通所事業を委託しております。その事業の中で、今後のことになりますが、かかり増し経費についてはですね、明示的に特にしておりませんでしたので、この委託契約の中で、必要に応じてこのかかり増し経費をどうするかというのを御相談、法人のほうからはいただいておりまして、昨年度の令和二年度の予算ではちょっと時期的に難しく、令和三年度については、これから六月、今月の下旬ぐらいに申請をしますので、これの中にかかり増し経費として入れていって対応をしていきたいというふうに今考えているというところでございます。
     昨年度の、たしか二月ぐらいにですね、御相談いただいておりまして、もう少し早く私どもとして、法人のほうとですね、意思の疎通をしていれば、もうちょっと早く何とかできたかもしれないなというふうに今、反省をしているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)分かりました。今後そういった形で、名称はいろいろあるでしょうけど、こういった形で、助成じゃないですけど、支援策はできるということでいいんですかね。今後。(「そうです」との声あり) ◯九番(河野睦夫君)今、どういったところまでが例えば対象になりますかね。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えします。  かかり増し経費として例示がされておりますのが、衛生用品等感染症対策に要する物品購入や外部専門家等による研修実施、消毒費、清掃費、自動車・自転車の購入またはリース費用、タブレット等のICT機器の購入またはリース費用などとなっておりまして、指定事業所に対する包括支援の交付金と同じ内容のかかり増し経費が例示として挙げられております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)大体同じような内容で支援できるということで、できるだけ早い対応をぜひお願いしたいと思います。  次ですが、サロンに関してなんですけど、県のあれで六月までは休止という指示が来てたんですけど、今後、七月から再開に向けて動き出すということでよろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えいたします。  県のほうで、六月十日付で大分県新型コロナウイルス感染症対策本部より、当面の判断はステージ二とし、六月十三日をもって不要不急の外出自粛や営業時間の短縮要請等、強めの対策の解除が発表されました。これを受けて、本市の通いの場の取組の方向性をですね、検討してきたのですが、答弁にありましたように、今、休止のお願いをしておりまして、五月十四日から休止の要請をしておりましたが、ちょうどこの六月十日以降、宇佐市においては感染者が少し出たところでございまして、状況を見ながらですね、判断をしておりましたが、昨日までの状況を見まして判断いたしまして、再開ということで順次、各団体にお知らせを今しているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)前回といいますか、昨年でいきますと、三月から活動休止して、十二月にはほとんどのサロンが再開に至りましたということで、再開する上ではいろんな感染対策を講じなければならないという条件があると思うんですけど、その辺はどういった条件がありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)これは昨年、一度休止のお願いをしまして、その後、感染拡大の対策を、説明会等しながら再開をしてまいりまして、いろいろな注意事項についてですね、感染拡大のための留意事項を一通り昨年の再開のときにですね、各団体に対しては御案内をしておりまして、今回もそれに準じた形で感染拡大についての留意事項、それから、やはり心理的な面というのもありまして、拡大の留意事項は分かるんだけどちょっと怖いというようなことも考えられますが、そういうところに対してもですね、再開したところの人の、ああ、やっぱり再開してよかった、みんなと会えてよかったというような、そうした心理面での情報提供等も行いながら、再開に向けての各種の情報提供を行ってきておりまして、今回、一か月程度の休止になったかと思いますが、やはり前回と同様ですね、しっかりと情報提供しながら再開をサポートしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)そういった面で、やはり集まるのが怖いという人も結構いると思うので、その辺ですね、しっかり対応してなるべく多くのところで再開ができるよう、支援をしていただきたいと思います。  それでは、三項目めに行きます。体育施設の整備。  まず、先ほどあった答弁の中で、総合体育館の避難所機能整備改修工事ということで、空調整備の改修ということになっています。あとは設備の分離工事、その他、特に体育館で改修するべきところはないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)文化・スポーツ振興課長の香下でございます。再質問にお答えします。  市民体育館のほうですが、平成三十年度に大きな工事を行っておりまして、それ以降については修繕等を随時行ってきております。こういった建物は三年に一回の建物点検というものが実施されておりまして、今年度、その点検をする年になっておりますので、その点検報告を受けて、今後の長寿命化、長期の利用に安心、安全で使える施設にするための計画をしていこうというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)何かちょっと聞いた話じゃ、トイレの水があふれるとかいう話をちらっと聞いたんで、その辺は特にないですか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  以前にそういったトイレの配管等に詰まりがあってあふれたということがあったというふうには聞いておりますが、現在その報告は受けておりませんが、引き続きトイレはそういった点が多いと思いますので、そういったところも見逃さずに整備を続けたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)避難所としての整備でもあるので、やはりそういった生活する部分、トイレとかいうのは大事なところなので、その辺しっかり管理といいますか、改修すべきところはしっかり改修していただきたいと、そんなふうに思います。  それから、市民プール、ウオータースライダーの解体、撤去、補正予算に上がってるんですけど、これはあくまで解体だけということで、もう解体して、その後、特に計画はないんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)具体的な跡地、スペースが空きますので、その利用についてはまだ具体的なものは考えておりませんが、やはりウオータースライダーの、滑ってきて着水プールがありますので、そこは残しますので、子供たちのプールが狭いといった御意見もいただいておりますので、そういったところの活用とか、あとは熱中症対策になるような、そういった施設が設置できないかとか、そういったことを検討したいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひですね、多くの皆さんが利用してくれるようなプールにしてほしいと思っています。  それから、まずは二項目めですね、テニスコートとグラウンドゴルフですが、テニスコート、グラウンドゴルフ場も競技団体等が今管理していると、今月までということですが、今後ですね、市営化されることで各競技団体とは何らかの協議とかいうのはしたんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  テニスコートについてもグラウンドゴルフについても、各競技団体にどういったものが、もしスポーツ施設とする場合は足りないのか、備品とかはどういったものが必要なのか、あと、グラウンドゴルフに関しては芝管理がかなり重要な点になりますので、大体これまでどれぐらいの管理が必要なのか、そういったこともお伺いしてきております。  その中で、やはり早朝の利用について開放ができないかという御相談を受けている、そういった状況になっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)先ほど早朝の開放ということで、テニスに関しては、これ、かなり昔から早朝練習、練習というんですか、使用ですね、特に夏場、あそこナイター施設がないんで、特にもう暑い夏場なんかは早朝使う人が多いということで、実際市営化されることで早朝の利用ができなくなるようじゃ困るんですけど、その辺、まあまあ検討の余地があるということでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  スポーツ施設については、規則で大体九時から日没とか五時までの利用時間ということが基本的にこの近隣、本市だけではなく近隣施設についてもそういった取決めをしている施設が多いというふうに聞いております。他市の状況も、やはりこういった早朝に対して熱中症対策だったりとか、そういった形で早く利用ができるような施設はあるのかというふうな問合せをさせていただきましたが、他市においてはそういった運用はしてないというふうに伺いました。しかしながら、この施設は、もうかんぽの郷の施設として運用されている当時から、そういった朝早くから使って皆さんが親しんできた施設ということも十分に認識をしておりますので、その利用時間については、規則外の時間については柔軟に対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひ柔軟に対応していただきたいと思います。  あと、グラウンドゴルフ場なんですけど、ホテル側と競技団体側が今、現状どういった利用料の契約を結んでたのか分かりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)今現在ですね、グラウンドゴルフにしては協会のほうが芝管理、その環境整備等をするということを条件に、使用料は頂いておりません。無料で、時間も明るい時間帯にずっと、皆さん好きな時間に来て、されてるというふうに聞いております。  テニスコートについても、やはり環境整備をするということを条件に、ソフトテニス連盟やテニス協会、こちらのほうが環境整備を行いながら、自由にと言ったらあれなんですけども、そういった形でテニスコートを使わせていただいてるという状況というふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)すみません、課長、間違えました。  今現状はそうでしょうけど、ホテルがまだ営業してるときのグラウンドゴルフの競技団体との契約、利用料について。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  グラウンドゴルフに関しましては、年会費という形で一人が五千円払えば自由にそこのグラウンドゴルフのコートを使えるというふうにしておりまして、それ以外の方は一日五百五十円ですかね、使いたい放題というような料金を頂いてたというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)要は会員制みたいな形になっていたと思うんですけど、今回市営化されることで、きっちりと決まって、利用料を納めるのも時間単位ですかね、日にち単位、どっちだったかな。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)ホテルのときは、一人幾らという料金設定をされてたようですが、スポーツ施設とする七月からは一コートという、コートが分かれておりまして、一時間当たり、今回は、テニスコート側のほうにコートがあるんですけども、そちらは四百五十円、総合グラウンド場にもあるんですけども、そちらのほうのコートは二百五十円ということで使用料を提案させていただいております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)借りるとその都度、使用料、利用料の支払いもしなければならないということで、競技団体のほうも今まで年会費というような形で払ってたということで、その点やはり利用料の支払いについてですね、競技団体と協議して、その辺、月払いにするとか、いろんな形が取れると思うんで、その辺は検討の余地がありますかね。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  そういった料金の支払いについては、やはりここ、ホームグラウンドとして使われてた競技団体がありますので、そういった方たちの意見をお伺いしながら対応したいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)どちらの競技団体の方も市営化されることで利用者が減っては困るということを心配されてたので、その辺はやはり今後も競技団体としっかり連携を取って、柔軟に対応できる分はしっかりしていただいて、できるだけ多くの人に活用していただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。  それでは、最後、四項目めです。  まず、自主防災組織ですが、現在百七十七あるということで、この百七十七のうち、実際活発に活動している団体、それからなかなか活動ができていない団体はどれぐらいの割合であるもんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)危機管理課長の久井田でございます。河野議員の再質問にお答えします。  活動が活発な組織とそうでない組織ということでございますが、具体的にそれぞれの件数という把握ではございませんけども、学習会とか訓練とかの開催状況でいきますと、学習会、平成三十年度、十五件、コロナの影響を受けて昨年度は五件というふうになっております。あとですね、自主防災組織としての活動の一環ですけども、補助金の交付件数が昨年度十四件というふうになっております。それ以外の地区、組織にもぜひこの補助金の活用をということで呼びかけているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)そもそも自主防災組織の組織、これ、自治区単位と考えていいんですか。いろいろ形があるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)再質問にお答えします。  自治区単位で構成されているところと小学校区などの大きな単位で構成されているパターンと二通りございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それぞれ小なり大なり組織の大きさが違うんでしょうけど、せっかく百七十七あるので、できるだけ多くの組織が活発に活動できるよう、その辺は市としてどういった対応をしていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)再質問にお答えします。  実は今年度、大分県総合防災訓練を宇佐市と豊後高田市が開催する順番となっており、宇佐市では、主に自主防災組織の組織の点検と再構築、避難行動要支援者の避難支援というところを大きな目標に取り組んでいく予定にしております。  今回メインとなる地区は一校区ですけども、それ以外の地区にもそういったことを呼びかけていきながら今年度、活動を進めていきたいというふうに考えております。
     以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)防災の資材、それから備蓄品などの助成ができる補助金もあるんですけど、これは、補助を受ける場合ですね、この百七十七の自主防災組織全て対象になるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)再質問にお答えします。  自主防災組織として登録いただいている組織につきましては、そういった補助金の支給対象になります。物品等につきましては、その都度、御相談いただいて選定をしていただいてるところですけども、防災活動に使えるような物品であれば、ほぼ対象になるようなものとなっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)せっかく組織立ち上げてるんでね、やはりこれからまた梅雨でもありますし、大雨の心配もありますので、全ての組織がすぐにというのはなかなか難しいんでしょうけど、その辺ですね、組織が活発に活動できるような、市として支援をぜひ続けていただきたいと、そんなふうに思います。  それから、二点目の避難行動要支援者の避難支援計画ということで、一昨年、一回質問したと思うんですけど、現状も大体ほとんどの方、対象の方が個別の支援計画はできているということでよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)福祉課長の鶴田です。再質問にお答えします。  五月十二日現在になりますが、名簿の登録者数は千八百七十七人で、うち個別計画作成者六百四十六人となっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)これは最終的に、個別計画は登録者全員の個別計画をつくるという目標ですよね。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)お答えします。  名簿の登録者のうち、情報提供を承諾いただいた方のみに計画を作成するようにしておりますので、理想は全員計画ができればいいとは考えているんですが、なかなかそこまでいかないのが現状です。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)避難するときの避難弱者ともいいますけど、こういった情報をですね、しっかり自主防災組織に対しても情報提供をしっかりしていかなければならないと思うんですけど、その辺は情報の提供はできる形になっていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)現在、名簿等の情報提供を、自治会、民生委員児童委員等になっておりますので、自治会を通して、また民生委員等を通して、地域には把握していただくようにはしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)個人情報でもありますので、取扱いを十分にしてですね、できるだけ情報共有をしっかりしていただきたいと、そんなふうに思います。  それで最後ですが、学校での防災教育、地域や児童生徒の実情に応じた避難訓練を実施していますと書いてますが、これはもう全学校行っているんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。お答えします。  全ての学校で定期的に避難訓練を行っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)例えば避難訓練するときに地域の方、今、現状はちょっと難しいんでしょうけど、これまでですね、地域の方が参加してとかいう、そういった形を取るというところがあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  数校ではありますが、地域と合同の避難訓練ということを実施したところもあると聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)今回、質問を上げたのは、学校で当然、子供の頃から防災意識を高めるということはやはり、大人になってもそういった心は残ってくると思うんですけど、そういった意味で、先ほどの自主防災組織も自治会単位でありますし、例えば小学校区単位でもあるので、やはり学校としても、やはりそういった自主防災組織と連携して防災教育に取り組むというのは必要と思うんで、これからもしっかり連携をして、万が一のときのために防災教育をしていただきたいと、そんなふうに思います。  以上で質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野睦夫議員の一般質問を終結いたします。  傍聴席の皆さん、自席へお戻りください。大変お疲れでした。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  次の本会議は、明日十六日午前十時から再開し、議案等に対する質疑並びに委員会付託を行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                      散会 午後二時〇九分 宇佐市議会...