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令和 2年第10回定例会(第4日12月15日)

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  1. 琴浦町議会 2020-12-15
    令和 2年第10回定例会(第4日12月15日)


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    令和 2年第10回定例会(第4日12月15日) ────────────────────────────────────────   第10回 琴 浦 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第4日)                         令和2年12月15日(火曜日) ────────────────────────────────────────                         令和2年12月15日 午前10時開議 日程第1 町政に対する一般質問 日程第2 休会の議決       ───────────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 町政に対する一般質問 日程第2 休会の議決       ───────────────────────────────                  出席議員(15名)         1番 前 田 敬 孝        2番 角 勝 計 介         3番 福 本 まり子        4番 押 本 昌 幸         5番 大 平 高 志        6番 澤 田 豊 秋         7番 桑 本 賢 治        8番 新 藤 登 子         9番 高 塚   勝        11番 手 嶋 正 巳
            12番 青 亀 壽 宏        13番 前 田 智 章         14番 桑 本   始        15番 井 木   裕         16番 小 椋 正 和        ───────────────────────────────                  欠席議員(なし)        ───────────────────────────────                  欠  員(1名)        ───────────────────────────────                 事務局出席職員職氏名  事務局長 ────── 太 田 道 彦  主事 ───────── 小 泉 愛 美       ───────────────────────────────               説明のため出席した者の職氏名  町長 ──────── 小 松 弘 明  副町長 ──────── 山 口 秀 樹  教育長 ─────── 田 中 清 治  総務課長 ─────── 山 田   明  企画政策課長 ──── 山 根 利 恵  税務課長 ─────── 大 田 晃 弘  子育て応援課長 ─── 財 賀 和 枝  福祉あんしん課長 ─── 渡 邉 文 世  すこやか健康課長 ── 中 井 裕 子  会計管理者兼出納室長 ─ 林 原 祐 二  農林水産課長(兼)農業委員会事務局長 ────────────── 山 根 伸 一  商工観光課長 ──── 米 村   学  建設環境課長 ───── 長 尾 敏 正  教育総務課長 ──── 桑 本 真由美  社会教育課長 ───── 宮 本   徹  人権・同和教育課長 ─ 小 椋 和 幸  総務課危機管理監 ─── 佐 藤 陽 一       ───────────────────────────────                午前10時00分開議 ○議長(小椋 正和君) ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。  本日届出のあった事故者はありません。  本日の日程は、あらかじめお手元に配付している議事日程表のとおりであります。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 町政に対する一般質問 ○議長(小椋 正和君) 日程第1、町政に対する一般質問を行います。  それでは、昨日に引き続き、通告順に質問を許します。  通告7番、角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) おはようございます。それでは、通告に従いまして質問していきたいと思います。  2項目ありますけども、最初に、人に優しいまちづくりの一環としてという項目で質問させていただきます。  本町は、自然に恵まれ、お宝の豊富な町であるが、何といっても最大のお宝は、そこに暮らす住民の方々であることは言うまでもない。農業、林業、建設業、漁業など一次産業従事者も多く、体を使う現業職である。また、介護職などもその一つ。そこで働く人たちの少しでも助けになるように、パワースーツの導入、リース、レンタル対応も考えた研究、モニタリング、さらには、できましたら、可能であれば先端企業、メーカーの誘致まで検討してみてはどうかという質問でございます。  今回これを出した利用する業種というのは多岐にわたりますけども、スマート農業ということを考えて、まずは農業に特化したところでちょっとお話を進めてみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) おはようございます。今日7名の一般質問がありますので、簡潔に答えたいと思います。言葉足らずなところがあるかもしれませんけども、そういうことのないように短く答えていきたいと思います。  まず、人に優しいまちづくりの一環ということで、パワースーツの御質問であります。  パワースーツということで、今情報というか、テレビでもそういう情報は見聞きしております。私は、東伯の農業改良普及所にいるときに、こういうパワースーツということの開発が北海道でされているということで、モデルを見たりしております。人口が減少していく中で、どうしても人に頼らなくちゃいけない部分、その労力を軽減するためのパワースーツということで開発が進んでおることは承知しておりますが、まだまだ開発途中のところもありますし、そのことをまた研究していきたいということで、先ほどお話のありましたスマート農業の中でもその取組を考えていきたいと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) ありがとうございます。スマート農業とはという概略ですけども、ロボット技術やICT、情報通信技術とかAI、人工知能や、IoT、モノインターネットなどの先端技術を活用し、超省力化や生産物の品質向上を可能にする新しい農業というのが概要といいますか、概念でありますけども、要するに同じ作業をするんでも、それによって少しでも楽になるんならそちらを選びましょうという、人に優しい農業をしましょうよということだと思うんですよね。その意味において、このパワースーツとかパワーアシストスーツと呼ばれますけども、農業の分野では長時間中腰の姿勢で作業をするというような場合が非常に多くあります。それは畑作であってもそうですし、それから私が携わっている畜産なんかも同じようなものであります。  そういう中において、どんどん人というのは年取っていきますし、私なんかも去年できたことが今年はすごくしんどいなというのを実感しておりますし、それは、農業というのは割と家族単位でやるものが多いですから、当然奥さんなんかにもそういう負担をかけることになります。私の主観と言われたらそうかもしれませんけども、町方の70歳と農家の70歳の女性を比べてみると随分違うような気がするんですよ。  それはなぜかというと、体を使い過ぎて、重労働がやっぱり一番の原因だと思います。農業の中で軽労働なんていうのはやっぱりありませんから、そういう差の積み重ねが70歳になったときに、しゅっとした、美しいの美しくないという話じゃないですよ、腰の曲がったおばあさんも、その人生を全うされた形を見ると美しいなと思いますけども、やっぱり今の時代っていうのはそういうものではないような気がします。できたら、町方の特に女性、農家で一番かかるのはやっぱり女性が一番負担がかかると思いますから、町方の女性と農家の女性と70歳になったときに差がないような、そういう農業をできるというのがやっぱりスマート農業だというふうに思いますけども、町長、ちょっとその辺の考えはいかがですかね。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) スマート農業ということで昨年から琴浦町でも始めておりますけども、2つの面があると思ってます。1つは、数値化することによってその技術を伝承していくということで、それを今前面に押し出しておりますけども、議員のおっしゃるパワースーツという言葉、これを別の言い方をすれば、農業のアシスト、アシストスーツという言葉もあるんですけども、いかに労力を低減化させていくかということでのそういうスーツがあるということは承知しております。例えば重たいものを引っ張り上げるというか、持ち上げる、そういうことをアシストするというのもありますし、それから本町では梨の栽培がありますけど、梨は両方手を挙げて、一日手を挙げていますけども、そういう手の挙げ方のときに体に負担がかからないようにとか、いずれも労力低減ということで、長く農業をやっていただくためにもぜひ必要なスーツだと考えております。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 日本の農業は、農業従事者の高齢化、後継者不足に伴う労働力不足をはじめ耕作放棄地の増加、食料自給率の低下など様々な問題を抱えていますが、スマート農業が抱えている課題を解決し、成長産業化する試みの中で、やっぱりこのパワースーツパワーアシストスーツの導入というのはどうしても、スマート農業といいましても、GPSを使って自動で大型の農機具を動かすとか、そういうイメージが先行しますけども、やっぱり最先端の技術を使って、人でないとできない作業に関してはできるだけ楽にできるようにその最先端の技術を使うっていうのが、これもスマート農業の概念に合致するものだというふうに私は思います。  それで、今のところ農業界で私が知っている限りそのパワースーツというのは、昔、私もちょっと体験しましたけど、3年ぐらい前に1回体験しましたけど、確かに物を持ち上げるというような作業はもう全然軽減されます。それは体に対する負荷がなくなるということです。私は、そのパワースーツを使ってもっとたくさん仕事をしなさいよと言ってるんじゃないんです。パワースーツを使うことによって、同じ量の仕事をするにしても楽になるんならそちらを選びましょうと、そういう考えを持ちましょうということです。  元来農業というのはガンジョして何ぼみたいなところがありまして、それを美徳とするところがありますけども、これからの若い人がする農業というのはそうじゃないと思うんですよ。できたら、オーストラリアン・ハズバンドじゃないですけども、奥さんにはできるだけ負担をかけないというような、家族にはできるだけ負担をかけないというような、そういう農業を目指していただきたいというふうに思うんですけども、その場合に、それはまたスマートという言い方を変えますと、格好いい農業というような言い方もできるかなというふうに思いますけども、そういうイメージをつくるためにも、この町は、先端を走る、農業に関して先頭を走る町として、こういうものを導入していくのに町としての助成をいただきたいんですけども、どうですか、町長。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 先ほど申しましたスマート農業ということで昨年から始めてるところですが、その中での取組ということで、今の労力低減につながっていくこと、そのモデルという形でできるかどうかということも含めて検討していくということであります。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 具体例を出しますと、3年ぐらい前にはやっぱり30万、40万していたものが今十数万という形で、結構普及しているものもあるみたいです。一番普及しているのはUPRというメーカーのものらしいですけども、私も多分そのものを体験したと思いますけども、その当時は、着脱には時間はかかりませんでしたけども、やっぱりちょっと重たくて、10キロぐらいあったのかな、確かに作業の軽減はできるけども、背負ってそのままずっと仕事ができるかいうと、そうじゃないなという感じがしたんですけども、ここ3年ぐらいで今3.5キロぐらいまで軽量化されまして、これは電気を使わずにいわゆる特殊技術ですけども、そういうものが出てきてます。  特に、私もそうですけども、今日なんかだって議会に出る以上は畜産のほうは家内がやっとりますけども、やっぱりどうしても避けられない作業というものがあります。それを本来ならば男がするべき仕事だけども、今日はやってもらうというようなことがありますけども、そういうものの負荷を軽減するために、早い段階で研究して導入に対する支援といいますか、段取りをしていただけるとありがたいと思うんですけども、もう一度町長、その辺のところをお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) スマート農業を今やってる中に、若手の方々の集まりがあります。今そういう方がいかに長く仕事を続けていただくかということでのそのスーツの使い方というのがありますし、技術的にいろんな進歩があって、今こういうものがという最先端の情報も集めながら、その方たちの意見を聞きながら情報を共有して使っていける、本当に腰が痛くなって仕事が続けられないみたいなことにならないような労力低減を考えていきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) これはうがった見方かもしれませんけども、農家に嫁さんが来ないという原因の一つに、一番大きな原因だと思いますけど、やっぱりきついという昔でいう3Kみたいなもののイメージは、いまだにあるんだろうというふうに思います。そのイメージを払拭するまでにはいかないまでも、何とかそのイメージを変える意味でも、このパワースーツといいますか、最先端技術を入れていただくということをお願いしたいというふうに思います。(発言する者あり)─────────。  今の若い世代の方にエールを送る意味で、もう一度スマート農業の推進に関して、パワースーツのことにも関してもですけども、一言いただけたらと思いますけども、町長、お願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 農業に対するイメージというのが、先ほどおっしゃったようなことがあったというか、一面あるとは思ってます。やはり昨日から思うんですけども、ネガティブに考えれば、そういう話で大変な仕事だということではあるんですけども、ポジティブに考えれば、今の腰が痛いというような話からしたときに、そういうもので、例えばスイカ、今年非常に単価が高かったといったことを聞いておりますけども、ほかの人が作らなくなったということはなぜか。重たくてということがあったようですけども、それがカバーできることがこういう形で、もうかる、やはり物を作って高く売れるという喜びというのがまた農業にはあると思いますので、そういうまさにアシストができたらと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 今、ごく近年ですけども、農業に対する考え方も少しずつは変わってきて、都会のほうで全く農業を経験してない方々がこっちに来て農業をしてみるというようなケースも、御夫婦で来られて心機一転というようなケースも増えてるように思います。そういう新しい考えを持ってる方々は、こういうものの導入に対してもあまり抵抗はないと思いますし、そういう人たちを呼び込む上においても、こういう技術というものをこの町は活用してますよということを、やっぱりアピールできるような体制をつくっていただきたいというふうに思います。  それでは、2問目の質問に移らせていただきます。健康寿命延伸策の一つとして、また、動物愛護の観点からということで、ちょっと質問させていただきます。  以前にも質問しましたが、ペットを飼育することで健康寿命が延びるアニマルセラピー効果というのが、医学的にも世界で症例といいますか、凡例もいろいろありますけども、実施されています。そこで、年金暮らしの御夫婦や独居老人の方が心の癒やしを求めて動物を飼われるというようなケースは多々あると思いますけども、その場合に、町としてペットの医療費などを一部助成などをしていただけると、ありがたいなという話でございます。  また、それから飼い主が先に、ペットは飼いたいんだけども、私が最後まで面倒見れないということで、ペットを飼うのを、犬や猫を飼うのをちゅうちょされてる、本当は飼いたいんだけど、ちゅうちょされてる方がおられるような気がしますけども、そういう方の背中を後押しする意味でも、もしそういう不幸にしてペットが残るような場合には、ちゃんと里親を探してあげますよというようなシステムを、県にはあるらしいんですけども、町としてちょっと考えていただけないかということです。  加えて、今回は動物愛護の観点からということですから、大山とか北栄もそうなのかな、地域猫とかというような考え方で、猫の去勢とか、それからその地域で野良猫とは呼ばずに猫を飼われてるようなケースがあるというふうに聞きましたけども、この町に至っては動物がたくさんいますし、地域猫という概念は必要ないのかもしれませんけども、せんだっての質問の中でも、去勢に対する費用の補助というものがもう半年ぐらいで満杯になって、獣医師会の働きかけなんかもあって枠を少し広げたけども、今年は19頭ぐらいというようなお話で要望に対して全く足りてないというようなお話を聞きましたんで、できましたらその枠を広げていただきたいなというふうに思うんですけども、そういうことを含めていかがでしょうか、町長、お願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 健康寿命延伸策としての動物愛護の観点からということで、ペットの話でありますが、今年に入ってからのコロナ禍によってペットを飼う方が多くなったということもありますが、その反面、飼えなくなって、野良猫、野良犬というんでしょうか、自分で飼うことができないから外に放してしまうという事例も多くなったということも聞いておりますが、いずれにしても、ペットを飼うのは、その人の責任を持って最後までそのペットが一生を終えるということの、それができる方がまずは飼っていただきたいと思いますし、不幸なことに飼い主の方が亡くなった場合というのは、それは、またそれで、先ほどおっしゃったような県のほうでも、あるいはボランティアでそういうことをやっていらっしゃる方もあるやには聞いておりますけども、やはり自己責任ということで、しっかりと飼える状況があって飼われることがまず第一だと思っております。そこに対しての医療費の話だとかありますけども、それもやっぱり本人さんの話がまずはあってのことだと思います。  猫の去勢については、もともとの考え方というのは、猫っていうのは、家の中にいるんだけども、外に出たりしますし、野良猫が多くなって、それによって、猫の好きな方ばっかりだったらあれなんですけども、そういうわけになりませんので、そういうことをコントロールする意味で去勢ということを獣医師会のほうを通じてやっているということを承知しとりますけども、これも、責任を持って飼っていただくということで、外の野良猫に対しての去勢という考え方ではあるんですけども、やはり自分の飼っている猫のこと、それも責任持って飼っていただきたいと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) おじいちゃん、おばあちゃんの健康というのが一番のテーマでありますし、大事ではありますが、その健康寿命に貢献してるということで、今回は動物のお話を進めていきたいというふうに思いますけども、これは信憑性のあるデータかどうかというのは分かりませんけど、外国では、ペットと暮らすことで、特に高齢者の医療費抑制効果が分かっている。ドイツでは年間7,500億、オーストリアでは3,000億に上る、全体で約8から10%の削減効果が見られたと。これを日本に当てはめると4兆円だというふうに言われてますけど、これはあるデータですから、発表はしましたけども、信憑性があるかどうかというのはちょっと分かりません。  私は、この質問の趣旨といいますか、着地点としては、やっぱり今よく言われますけども、多頭飼育崩壊とか、ああいうことでやっぱり動物が虐待を受けてるケースというのが随分あるような気がします。そういうものをなくす意味において、町として、もう少し猫の去勢の、あるいは犬もそういうことがあるのかな、特に猫の去勢の枠を、希望者がいる以上はもう少し広げていただきたいという思いがあるんです。いかがですか、町長。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 猫の去勢については、先ほど申しましたように、まずは飼い主の方の話が優先すると思いますが、それ以上に、野良猫が増えるということでの住民の方の被害といいましょうか、それを軽減するための去勢ということで2つの面があると思いますので、それをやっぱりしっかりと今飼っている猫を、家猫、家で飼ってる猫はしっかり飼っていただくということを推奨していくということだと思ってます。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 倉吉には猫じゃらしという猫の愛護団体があるというふうに聞きましたけども、琴浦には、そういうふうに名乗っておられる団体というのはないのかもしれません、今のところは。そういう団体の方が譲渡会とかそういうものをなさって、その中で、琴浦でも当然奇特な方が猫を引き取ってくださったり、犬を引き取ってくださったりということはなさってると思いますけども、そういう方にも気持ちで結構ですから、例えば、それはなかなか誰がどうだというのは分かりませんけど、自己申告ということにもなるかもしれませんけども、何らかの助成をしていただけたらと思いますけども、一番のお願いは、猫の去勢枠を広げていただきたいなというふうに思います。しつこいようですけど、もう一度、町長、お願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 去勢の話については、町単独でやってるわけではないと思います。県の枠とか、それから予算の、全額補助ではなくて一定の額だったと思いますけども、全額を町費で出してるわけでありませんと思っておりますが、ちょっと補足として、どのぐらいな費用が出ているのかということは建設環境課長に答えさせますが、いずれにしても、予算的なことの制約がありますので、そこのところを検討しながら考えていきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 長尾建設環境課長。 ○建設環境課長(長尾 敏正君) 飼い主のいない猫についての不妊ですとか去勢手術に係る補助金につきましては、手術に係る費用または1万円、どちらか低いほうが補助金の額になります。この補助金につきましては、県からの2分の1の補助を受けて事業を行っております。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 最後にしますけども、財政逼迫の折、なかなか多くのことにお金を出すというのは大変だとは思いますけども、ここは、ひとつ動物の気持ちを代弁いたしまして、町長、何とかお願いいたします。  では、終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) ここで、井木議員に注意をいたします。  同僚議員が一般質問中、携帯電話で話をされたということは、大変、一般質問の方に無礼だと思います。今後、気をつけていただきますように注意しときます。 ○議員(15番 井木 裕君) 今、議長が言われたんですけども、普通の電話だったら私は出ません。けども、母親が生きるか死ぬかの状態で先生のほうから電話が入ったもんですから、出ました。そういうことで、了解していただきたい。 ○議長(小椋 正和君) いや、了解するとか、この場で話をされたということがいけないということです。ちゃんと持って外に出てそれはされても私はこういうことは言いません。議場でお話をされるので、あなたがもし質問者であったときのことを考えられたら、私は、大変質問者に対して無礼だということを思って言わせていただきました。それは私たちには分かりませんけども、この議場であったということを私は重く受け止めて注意をさせていただきました。以上です。 ○議員(15番 井木 裕君) 議長、電話は電話番号が分かってるんです。厚生病院から電話があって、今、なら出ますということで言ったわけで、それから外に出たんですよ。緊急性があるわけなんですよ。 ○議長(小椋 正和君) いや、緊急性があるとは、私にはそれは……。 ○議員(15番 井木 裕君) 議長が言われることは分からんでもないですけど、そこだけを御理解していただきたい。以上。 ○議長(小椋 正和君) 暫時休憩いたします。                午前10時30分休憩       ───────────────────────────────                午前10時42分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。  先ほど議運で開いて検討していただきました。
     その結果を議運の委員長から報告していただきます。  桑本賢治君。 ○議会運営委員会委員長(桑本 賢治君) 本件は、本会議場で携帯を受けて話をしたということは会議規則に違反しとるということで、今後ないようにということでございます。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 井木裕君。 ○議員(15番 井木 裕君) 今、議運の委員長のほうからありました。一般質問の角勝議員の質問中に病院のほうから緊急的に連絡が入ったもんですから、その対応をしたわけです。これは、今、議運の委員長が言われたように、会議規則の中で違反しておるということを深く陳謝したいと思います。ありがとうございました。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) 通告7番の質問が終わりましたので、通告8番、押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) ちょっと段取りが狂いましたけれども、私の質問に入りたいと思います。今日は、資料をモニターでディスプレイで表示するということで、議場の方々にはタブレットのほうにこの資料が入っておりますので、随時参考にしていただければというふうに思います。  さて、昨日、コロナの陽性反応が中部地区でも何か月かぶりかに出ました。事ほどさように、中国の武漢から発したものがヨーロッパ、アメリカを経由して日本に入ってきて、しかもこの片田舎でそれらが発症されるというふうに、コロナだけじゃなくて物流、文化その他もいわゆる全地球的な、最近はグローバル、グローバル言いますけれども、グローバルな流れの中で、世界の隅っこの事象が、この日本の片田舎にも瞬く間に影響してくるという世の中になっとります。そういう中を大体グローバルと言うんですが、グローバルで、もう世界中が同じ形になってしまう、それに対するアンチというものがやっぱり出てくるんだろうと思いますが、それは、個々の言ってみれば、日本の詩人の言葉を借りれば、みんな違ってみんないいという形で、これを国際的にいえば、やっぱり国際という言葉はインターナショナル、昔でいえば、そういうふうな形で個々の、あるいはそれぞれの地域の特性を生かすというふうなことになっていかなければならないだろうというふうに思います。  それで、今回、私がテーマとして、ちょっと長いですが、高度な専門性を有する大学生等の進学率についてということの発端は、次の質問の具体的な質問の中に入りますが、世の中がやはりコロナによって世界が変わったと。東京一極集中がこれでいいのかという形になって、それらの反省から、そして時代の要請からデジタルな社会ということと、地方分散、そしてその地方分散がデジタルがキーワードになって地方分散、そして人間の命の安心・安全というふうなことがこれからの社会に必要だろうということで、アフターコロナ、あるいは言い方を換えてウィズコロナというのもありますけれども、コロナ禍の後の世界という意味で、ポストコロナ、アフターコロナという世界が来るだろうというふうに考えられるわけですね。ざっくり言いますと、そういうところからスタートして、この田舎であってもその対応をしなければならないだろうと、そういう世界が来るだろうと。とすれば、この琴浦町として、どういうふうな世界というか、経済も含めて、町政は描いていくのかということをまず大きなくくりでありますけれども、町長に御質問したいというふうに思っております。  その中で、1つあったのが、やはりデジタル社会の担い手、この田舎でもそういった可能性が出てきた。出てきた中で、じゃあ、担い手は誰になるのか。専門技術を有した人がいないといけない。そのときに、必ずしも大卒がそうだというわけではないですが、一般的に言えば、大学進学をした人が帰ってきて、そういった担い手になってくれると、人材になってくれるということが考えられると思います。ところが、実際に鳥取県を見ますと、この大学進学率が、この資料でいえば9番になりますが、ここにありますように、赤い線が全国の大学等進学率の推移であります。そして青いほう、下のほうが鳥取県であります。実に今現在では10%以上の差が出てる。これが徐々に開きつつある。じゃあ、この大学進学率が鳥取県が低いのはなぜだろうかということを教育長のほうにお尋ねしたいということでございます。  そして、そういった中で、じゃあ、その鳥取県の低い進学率の理由がもし分かれば、その対策というのが取れるだろうと。それは、じゃあ、何だろうということをお伺いしたい、分かる限りで。そしてそれらを踏まえて、町長のほうから、琴浦町の教育っていいますか、人材育成はどういうふうにしていくのがいいだろうというふうなことを最後にお尋ねしたいということが概略でございますが、ざっくり言いましたので、ざっくり答えていただいて、それから資料に基づいて細かいことを伺いたいというふうに思います。お願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) コロナに関連しての大学進学率を切り口としてのお話だと思います。  まず、コロナによって大きく変わってくるであろうということでいけば、デジタル化という話が常々出ておりますが、今、大学ということでお話でしたので、大学の話を私見といいましょうか、感想といいましょうか、大学の進学率が高いということが一つのバロメーターになるという数字ではあると思います。このコロナの騒ぎでいろいろ出てきてる新聞報道を見たときに、こういう考え方もあるのかというのが、4月に大学に入学したけれども、リモートでタブレットあるいはスマホで授業を受けている。何のために大学に行ったのかということが問い直ししているということで、そもそも大学に何をしに行くのかということをよく考えられるきっかけになったというふうに聞いておりますが、実際にそこで経済的な負担も保護者たちにはあったりするということもありますが、本当に大学に何をしに行くのかということだと思います。  そういうことで見たときに、大学の授業というのは何かと。専門性を持った授業を教えるのかということで、アメリカの大学で聞いた話ですけども、専門知識を4年間で教えてもすぐに陳腐化してしまうために、そういうことを教えるわけではないと。もっと基礎的な考え方を教えるべきだということが今教育で言われるということを見ました。なるほど、そういう考え方もあるな。また、別の大学では、入試はなくて、とにかく全部大学に入れて、それでその4年間の間にレポートとか、そういうことで進級ですか、を厳しくすることによって授業をやっていくという考え方もあるようです。いずれにしても、何のために大学に行くのか。人材育成という点で、人材育成ということでは本当に教育は大事なものだと思いますし、特に小中の義務教育あるいはこども園での教育ということは大切だと思ってます。それが目指すところの大学進学率がどうかということは、いま一度立ち止まって考えなくてはいけないということでの感想を持ってるところです。  ざっくりとという話で、最後に感想ということは、また後でお話しさせていただきたいと思いますけど、専門性を持ったことで、私たちの時代もそうですけども、一旦は他人の飯を食ってくるということで町外に出られる、これは私は否定はしませんし、ずっとここにいるということも一つの選択だと思います。その人の考え方、ここで何をするのか、何のために学ぶのか、何のために仕事をするのかということをよく考えて進学あるいは仕事に就いていただきたいということは思っております。 ○議長(小椋 正和君) 田中教育長。 ○教育長(田中 清治君) そうしますと、大学進学率の全国との差についてですけれども、まず県教委のほうに聞きますと、はっきりした理由は分からないということです。ただ、グラフを見ますと、平成の元年は鳥取県のほうが高いんですけども、2年、3年と下がってきて、あとどんどん広がっていくと。これは、ちょうどバブルの頃に景気の非常によかったときは鳥取県も全国と同じだったんですけれども、景気が悪くなってくると、どんどん差が広がっていくということは、経済的な理由というのが大きいんではないかなというふうに思って、数字をちょっと拾ってみました。  それで、全国の大学、短大等の進学率というのは54.7%です。今度は4年制大学の進学率は53.7%ということですので、要するに4年制大学の割合というのは非常に高くて、98.2%が全国では4年制大学に行ってる。ところが、鳥取県では、大学、短大等の進学率は43.3%、ところが、4年制大学の進学率は36.1%と差が7.2%あります。全国は1%であるのに対して7.2%。そして4年制大学の進学の割合は83.4%です。全国が98.2%ですので、差が14.8%もあります。ところが、学力差はこんなに全国と開いてるわけではありません。ということは、何がこんなに差が出るかというと、やはり経済的要因というのが非常に大きいんではないかというふうに考えます。  現に私が高校に勤務してるときに、進路指導をしてるときに、最初は4年制大学に行きたいって言った生徒が、やっぱり家庭の状況からなかなか4年制大学、4年間の学費を出してもらうことはできないということで、専修学校であるとか短大に変わった生徒というのはいました。やっぱりそういうふうな現状もありますので、経済的要因というのは非常に大きいんではないかなというふうに捉えております。  そして中部において琴浦町はどうかということもありましたので、中部の高校に進学状況というのを依頼して数字を出していただきました。そうしますと、中部は数は分かりますけれども、東・西部にも行っておりますので、東・西部まではちょっとデータを取り寄せることができませんでしたので、卒業者数は分かっておりますので、その数からその高校の進学率というのを出して大体推測をしますと、琴浦町の4年制大学の進学率っていうのは35.7%という数になりました。これはきちっとした数字ではありませんけれども、おおよその値です。鳥取県が36.1%ですので、差が0.4%、この程度の違いということですので、そんなに県とは大きく違っていないなというふうに感じました。こういうふうなことで、郡部よりも市のほうが進学率が高いということを考えれば、そこそこ琴浦の子どもたちは4年制大学に行ってるんではないかなというふうに推測できます。  そしてやはり原因としては、経済的要因が大きいということですので、対策はということですけれども、対策は、経済力をつけるということになりますが、なかなかそうもいきません。それと、もう一つ要因として考えられるのが、4年制大学は県内には3校しかありません。やっぱり地元であれば経済的に通学とかアパートを借りるというふうな経費がかかりませんので、通いやすいというか、進学しやすいということもありますけれども、やはり大学が少ないというのは、そういう経済的要因にも大きく影響してくるんではないかなというふうに思います。  それで、琴浦町として、その経済的理由で進学を諦めないためにどういうふうな対策を取っているかといいますと、まず、琴浦町進学奨励金制度って、これは高校生ですけども、これを制度として行っております。大学については国のほうの奨学金制度ができましたので、今年度からは国のほうに移行しております。それから琴浦町未来人材育成奨学金支援制度というものを設けて、就職した後、支援していくというふうなものもしております。  ということで制度を設けておりますけれども、琴浦町として、大学生の進学を高めるということで直接高校生に何かできるかというと、それは非常に難しいということですので、琴浦町でできることは何かといいますと、自分の生き方をやっぱりしっかり考えさせると、そして何のために大学に行って勉強するのかというふうな意味をしっかりと持たせるということが大事だと思います。そして、かつその子たちが地元に帰ってきてまた頑張る、要するに義務教育の間に地域のよさとか生きる意味、それから自分の命の使い方をどうするのかというふうなことをしっかり考えさせるキャリア教育を進めていくということが、やはり地元で育った人間がしっかりした意識を持って進学し、かつ地元に帰ってきて地元の繁栄に貢献するということにつながるということで、キャリア教育というのに今一生懸命力を入れてるということで、今年度からキャリアパスポートというものの教育も始まりましたので、そういうことでキャリア教育を進めているというのが現状です。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 皆さんの資料でいうと、3番を見ていただきたいんですが、これは先回、先々回のときにも、女性の活躍の加減を見るときの指標の一つとして、勤労者世帯2人以上の世帯の収支の状況ということで全国ランキングが出てまして、これは平成26年の分ですが、31年に次がありますのでそろそろ次の数字が出てると思いますが、そんなには大きく変わらないと思います。日経では新しい数字が出てましたけれども、データまでは出てませんでしたので、これを参考にして見ていただければ、東京とか首都圏は収入は多いんですけれども、やはり支出が多くて、この収支差でいわゆるどうにでもなるお金というのが、むしろ田舎のほうがお金が残るというふうな結果が出てたわけです。  これは確かにそうなんだけれども、私としてはちょっと違和感がありました。やはり田舎というのは、お金は多少はあるかもしれない。そして生活は困らない。だけども、何か鳥取県がこんなに7番目で10万も残るというふうなのは本当だろうかというふうなことがありまして、そこで、これは13番の資料になりますけれども、鳥取県の場合は、共稼ぎが昔から多かった。全国の場合は、この1番の資料のように、1995年からようやくいわゆる専業主婦と、それから共稼ぎの世帯が交代していくというのが1990年から1995年です。その後どんどん上がってますが、これはバブルの崩壊からだんだん外でいわゆる女性が働くようになったという傾向が出ております。これは全国の傾向です。  もう一つ、これは鳥取県の統計課から出てました分ですが、13-2の資料ですが、鳥取県は、昭和55年、ですから1980年からの統計ですけれども、既にこの時点から全国の48%に比べて約68%と約2割以上、専業主婦じゃなくて共稼ぎをやってるのが鳥取県の実態なわけですね。それだけに、分析まではいきませんけれども、鳥取県の場合は、いわゆる世帯主の収入が都会と比べて低くて共稼ぎをしなければならない、それが当たり前になってる。その当たり前の女性の立場を保護するため、そして働きやすいよい環境にするために、恐らく鳥取県が子育て王国というふうに誇っておりますけれども、こういう現状の中から、共稼ぎじゃなくてその子育て王国にならざるを得ない状況があったんだろうというふうに思います。  コロナ禍を経て、こういう鳥取県の現状の中で、じゃあ、将来は鳥取県はどういうふうになるんだというので、人口ビジョンというのを町のほうでも出しておられます。その人口ビジョンの将来の分は、5や6の資料で見るように人口ピラミッドの姿はできるわけですが、その前に、琴浦町の人口ビジョン、これ4の資料ですが、ここに左側が指定区別人口欄ということで、男女を比べて総人口が出ております。これは住民基本台帳からの数字だと思います。一方、右側が、これは人口ビジョンのグラフですが、基になってる数字は国勢調査による社人研とかっていう要は国の資料です。国の資料に基づいた数字が、例えば2015年でいえば、一番上が1万7,531ですね。こういう数字とこの左側の数字、住基の数字と国勢調査に基づいた数字が違う。これは質問いたしましたけど、一応なぜこういうふうに違うのか、そしてどういうふうにこの数字を使っていくのかというのを町長にお答え願いたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 大学進学の話だと思っておりましたけども、人口減少ということで、どの人口統計を取るかということで、社人研ですか、の話だと思いましたけども、国勢調査と、それから住民基本台帳の違いというのは、今、今年がちょうど国勢調査の年に当たっておりますけども、そこに居住している方の実態を調査するのが国勢調査であって、住民基本台帳では、住民票がそこにあるということで、今の大学のことでいけば、大学進学はして住所は都会というか、県外にあるんだけども、住民票はここにあるという、その差が出てるということであります。そういう点で、統計をどこを取っていくのかということでいけば、国勢調査ということを一つの基本として考えていくと考えております。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) そこで、違いは分かりましたが、人口ビジョンのほうで、例えば2015年が人口ビジョンで1万7,531人、そしてそれが2019年の推計であれば1万7,416人で、これについて住基のほうは1万8,255人、700人ぐらい、数百人違うわけですね。これは構わないと思うんですけれども、例えば人口ビジョンで2020年に1万6,258人ぐらいに減るだろうというふうに思ったところが、住基では1万7,000人キープしてるよと。そういうことはないと思いますけれども、この統計をごっちゃにすると、人口ビジョンでもっと減ってるのに、住基の台帳では500人も多いわと。500人という数字は、国勢調査は5年に1回ですので、大体3年か4年ぐらいの数字ですよね。そういうことは、恐らく職員の方は間違えることはないと思いますが、住民のほうとしては、人口ビジョンでは1万6,500人のところが、今年の広報ことうら見たら1万7,000人じゃないって、減ってないわというふうなことを、そういう理解をする場面もなきにしもあらずと思うんですが、その辺の統計のやっぱり発表するときの、いわゆる町民に提示するときの数字にもうちょっと注意を払っていただきたいと思うんですが、その辺はごっちゃになることはありませんよね、取りあえずお伺いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) ごっちゃ、混同してしまうということは、私たちもついそういうことは、ないとは言いません、あります。ですので、一つの物差しはきちんと物差しとして持っておきながら、それが適切にこの2020年がどうだったと、2021年はどうなったのかということの調査、それは毎年の調査にならない、国勢調査は5年に一度ということがありますので、国勢調査を基準として考えたいというのは、そこを申し上げたいところであります。いろんな推計だとかということもあったりしますし、数字がある意味、独り歩きではないですけど、何を評価するかという物差しはしっかりと持っておかないと判断に誤りが出るということで、注意はしていきたいと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) それで、私は先ほど申し上げたのは、次の画面が出てこないでちょっと困っちゃったんですが、何でだ。分かりました。人口ビジョン等で描かれるわけで、これは千葉大学のほうのやっぱり社人研の資料に基づいた2050年の琴浦町の数字の人口グラフです。資料5、6でございます。要は、人口は縮小するわけですけれども、いわゆる人口の世代別のアンバランスが徐々に解消されるということで、形からいうと、その凸凹が減ってくるだろうというふうに思われます。そういう将来であれば、20歳から24歳というのは当然よそに出てる可能性が高いので少ないんですけれども、いわゆる就業人口というものの割合そのものは、都会地とだんだん差が縮まってくるというふうな傾向が出てると思います。  先ほどのところに、それで、この琴浦町が2050年、2060年のときにどういう世界であるのか。いわゆる人口がそんなに差がなければ、きちんとした産業があって就職先があって、そして子育てができて、そしてそのまま育っていくというふうな環境がありさえすれば、いわゆる人口の再生ができると。そこに大事なのは、じゃあ、将来、2030年、2040年、2050年に琴浦町のそういう就業人口が就業できる環境があるかどうかということが問題になる。それで、さらに言えば、一番最初に言ったのでいえば、ポストコロナを考えた場合に、デジタルに基づいた産業が田舎にもなければならないだろうし、田舎にあっても大丈夫だということがいわゆるポストコロナの時代だと思うんです。  例えば最近でいえば、これは8番の資料ですが、米子に一部上場のデジタル関連の大企業が本社機能を米子に移すということがありました。これは、たまたまこの社長が大山町出身の方で、地元にということで本社機能を移す。これがやっぱりアフターコロナで可能になる業種あるいは可能になってくるということです。その下にありますのは、米子に鳥取大学の医学部を中心とした染色体解析という最先端のものを産業化していく、これは小さな会社ですけれども、しかしながら、その販路は広い。しかし、ここでもこの担い手がちょっと問題なんですね。  戻りますが、7番の資料で、ここにタイトルとして、大学進学率が低い鳥取県で生じている社会的損失とはということで、日本財団の木田さんという方が論文というか、エッセイを述べられております。ここで断っておきます。学歴、大学卒がいいですよ、学歴は大切ですよということを言うつもりは毛頭ありませんので、あくまでも将来的なこの地域の産業を担っていく、そういう人材の育成のためのことを申し上げてるので、誤解のないようにお願いします。  ここで木田さんという方が述べられてるのは、鳥取県の高校生が2,779人いると。これが、いわゆる全国平均でいうと、採用の場合に高卒の賃金と大卒の賃金がある。大学卒は4年でスタートするけれども、その生涯賃金において一人頭6,500万、二十二、三から65ぐらいまでやって四十何年で1人6,500万、高卒の人と差がついてるという現実があると。その現実で、これは鳥取県の人が2,779人であれば、実は鳥取県のこの人たちだけで1,806億円の損失があるという表現がされておりました。そうであるならば、なるべくならみんなが機会均等で行きたい人は行けるという大学を目指すということが必要だろうと。ところが、これに対しては、先ほどありましたように、経済的な要因があるということでした。  その場合に、どういうふうになるんだということでこの人が言ってるのは、右のページにありますが、鳥取県では、数年前から鳥大医学部を核として医療関係の企業誘致を図ろうとしてる。ヘルスケアの産業クラスターをこさえようとした。ところが、方針はよかったけれども、人材がいないのが見落とされてたというふうに書いてあります。ここの人材確保をどういうふうにするのかという意味合いで、この方は、なるべくたくさん大学に行って資格なり能力をつけて帰ってきてもらえば、鳥取県でもそういう最先端の、あるいはデジタルに関連した産業に就職してもらうことができるということで、この方は、その大学進学率のアップを述べられてるわけです。  こういうことから、先ほどから言ってる、一番最初に言いました大学進学率を上げなければならないんではないかということを申し上げたわけで、先ほど、じゃあ、なぜかという質問を教育長にいたしました。教育長にお聞きする前に、鳥取県教委の高等学校課にも聞きました。正確な回答はないと。しかしながら、話せば長くなるのでという言い方でしたんですが、結局、教育長が言われたように、経済的なものはないことはない、ある。しかし、それ以上に、やはり大学というものに対しての鳥取県の高校生の意識が低いと、慣れがない。といいますのは、東京あたりはたくさんあるわけですが、鳥取県は非常に大学の数が少ない。鳥取県ということでいえば、これは17番の資料になりますけれども、3校しかない。  それで、大学進学率の低い都道府県というのを調べると、やはり地元に大学がない県は押しなべて低い。ここでいえば、鹿児島県、山形県、岩手県、宮崎県、沖縄もです。山口もありますけれども、こういう都道府県の名前を聞くと、非常にコロナの影響がなかったところと共通するような気はしますけれども、これは確証がありませんので。ただ、そういう都道府県が、やはりふだん大学の意識という、高校生が大学に行くのが当たり前というふうなことが、言えばこういう都道府県ではないと。一方で、東京、京都は当たり前にある。現在、少子化が始まって大学の定員が余るようになってきてる。にもかかわらず、都会であれば、それでさあっと入れるけれども、田舎ではなかなか入りづらいと。入りづらいというのも、行かなければならない、行きたいという意識が芽生えないというふうなことがあるそうです。  じゃあ、そういうふうに、まずは経済的なものですね。経済的なことは、奨学金のことは先ほど教育長が言われました。その経済的なものの一つに、こないだ補正でありました、琴浦町の場合でも県の補助を受けて琴浦町未来人材奨学金返還支援事業ということで、大卒の方が地元に帰ってくれば、その奨学金の返済は町と県で見ますよという制度が始まりました。これは、実際、特に今の世の中ですと、奨学金の返済というのはかなり負担が重いと思います。それを琴浦町はやってるということなんですが、この実績は今どのくらいかというのは分かりますか、ちょっとお答えいただきたい。 ○議長(小椋 正和君) 田中教育長。 ○教育長(田中 清治君) 現在は、この申請はありません。ゼロです。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 始まったばかりということもありまして、やはり住民に対する周知というのがまだまだだと。むしろこれは中学校の段階から中学生に、あんたたち、大学に行こうと思えばこういうことがあるよということが当たり前に入ってきて、行こうとすれば進学することはできるというふうなことが言えると思いますね。  それで、経済的なことは、それから例えば高校の通学費は今援助があって、7,000円以上は負担しなくてもいいように、当然多分鳥大であればそれも行けるかなというふうには思うんですけれども、いわゆる自宅通学というふうなことをすればですよ。というのは、JRを使えば、朝5時から23時まであるわけなので通勤は可能といえば可能だと思うんですが、制度としてちょっと書いてないので、例えば鳥大あるいは島大、どちらも1時間ぐらいで行けますので、その場合は大学生の通学補助というのは可能でしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 田中教育長。 ○教育長(田中 清治君) 現在は、大学生に対する通学補助というのは行っておりません。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 自宅通学というのは現在において難しいとは思いますが、今後、いわゆる大学進学率を上げようとすれば、考えていただきたいというふうに思います。  それで、先ほどの進学率のことで琴浦町の場合はどうなのかということをお尋ねしたら、早速調べていただいて大体の数字が出ました。それで、おっしゃったように、郡部としては、県内でいえばまあまあの進学率だろうというふうなことは思いましたけれども、経済的には、何らかの奨学金と、それから戻ってくれば、その奨学金の返済もいわゆる免除されるということがあれば経済的な部分はクリアできるだろうとすれば、あとは大学に行こうという、あるいは行きたいという意識づけといいますか、ということがやはりあるんだろうと思います。  後になりますが、進学率というのは、高卒者の中で大学に入った人が何%ではなくして、3年前の中学校の卒業者数が母数になってるんですね。だから、やはり先ほどおっしゃったように、中学生の進路先というものを、今まではなかったようですけれども、どこにどういうふうな進学になってるのかという調査をお願いしたいというふうに思います。というのは、これは資料は11番、12番ですが、鳥取県は、高校生がどの大学に入ったかというところまで県の高等学校課は把握してるんですね。これに基づいて進学率が出てるんです。今後、琴浦の場合でも、中学生の進路先というのを調査されることは考えておられますか。 ○議長(小椋 正和君) 田中教育長。 ○教育長(田中 清治君) 中学生の進路先については、以前からずっと調べております。ですからデータは持っております。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) それは大学のところまでですか。 ○議長(小椋 正和君) 田中教育長。 ○教育長(田中 清治君) これは中学校から高校に行ったという、そこまでです。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 私がお願いしたいのは、先ほどおっしゃったように、大学までの、誰のたれべえがどこに入ったということじゃなくて、琴浦の中学生がどっかの高校を経て大学に入った、その割合が何ぼだというふうな追跡調査をぜひお願いしたいということでございます。可能でしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 田中教育長。 ○教育長(田中 清治君) その提案をいただきましたので、中部については、各校長に依頼をして、現在は卒業生、5年間、卒業した生徒についてのデータをもらっております。ただ、県内全部の高校にということになると、非常にそれは難しいということもありますので、東・西部については主な進学先の多い、そこについては今後依頼をしていこうというふうに思っております。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) ありがとうございます。そういうふうなことを調べていただいて、ぜひともアフターコロナの将来の琴浦町でその担い手が育って、そして彼らがこの琴浦町に帰って、就職先は必ずしも琴浦町じゃなくても、米子や鳥取、倉吉でもいいんですけれども、要は琴浦町、地元に帰って仕事ができると。そして安心・安全のアフターコロナにふさわしい生活ができるように、彼らにそういったものを望みたいというふうに思います。  そこで、最後に、今回こういった、荒唐無稽とは言いませんけれども、非常に大きな大風呂敷の話をしましたが、町会議員といえども、町長もですが、4年で任期が切れます。だから、4年、5年の施策をすればいいということじゃなくて、やはり現実の数字を見据えて将来の20年後、30年後を見て、そこからフィードバックして、じゃあ、今は、こういう施策を取らないといけないだろうといったことを町会議員でさえもしなければならないと思います。それで、昨今は報酬とか定数とかがちゃがちゃありますが、その元は、一番最後の資料にあります、20番で、この一番最後に、こういう言葉があります。自民党の総裁選が幕が開いた途端、政策論争をするまでもなく結論が出たのも不思議ではない。肝腎なのは栄達と保身である。政策や原則ではない、こういったことを我々町会議員も心にしてこれからの任期を全うしたいと思いますんですが、町長自身も含めてそういったことをどういうふうに考えておられるか、あるいはこれから先の施策、方針かもしれませんが、述べていただければありがたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 私が町会議員さんのどうこうという立場ではありませんので、そのことは申し上げません。それは議員自らがお考えになることだと思いますし、私は、そういう点で今の質問で答えるとすれば、教育の話でしたから、教育っていうのは、本当にちょっと生意気なことを言いますけども、宇沢弘文さんが言った社会的共通資本の中の一つ、教育、教育人材育成ということがあって初めてこの地域あるいはこの地方が成り立つということだと思いますので、教育に対しての投資ということは責務だと考えております。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 時間が来ましたので、終わります。ありがとうございました。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) ここで暫時休憩いたします。開会を13時からにしますので、よろしくお願いします。                午前11時29分休憩       ───────────────────────────────                午後 0時58分再開 ○議長(小椋 正和君) 少し早いようですけれども、そろわれておりますので、会議を再開いたします。  議員で、青亀壽宏君が所用のため午後欠席する旨の連絡がありました。執行部では、佐藤危機管理監が業務のため欠席する旨の連絡がありましたので、御報告しておきます。  それでは、通告8番の質問が終わりましたので、通告9番、新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) では、通告に従いまして1項目質問をさせていただきます。  産後の母親を守る支援についてということで、1項目、町長にお伺いいたします。  このコロナ禍の中で、めでたく出産され、かわいい我が子との出会いがあり、幸せのはずが当たり前なのに、その当たり前が奪われ、孤独と不安に駆られ、何をしても不安の日々が続くのが産後鬱です。鬱傾向のサインは、抑鬱状態の発見が遅れ、症状が深刻になるほど回復に時間がかかるそうです。例えば鬱傾向のサインとは、眠れない、夜に目が覚めた後なかなか寝つけない、食欲がなく、そして体重が落ちてくる、また、表情に余裕がなくなって笑わなくなってきた、焦燥感を訴えたりしております。このコロナ禍の中で倍以上に増加しているようです。心の問題として母親を救うためには、どのような支援を考えられますか。  また、次のことについてお伺いします。  産後鬱を防ぐために、母親を孤立させないことは極めて重要です。コロナ禍では、保健師さんや助産師さん、また、専門職からのサポートが行き届きにくくなっているのが実態のようですが、どのように守っていかれますか。  2番目、コロナ禍で収入減になった世帯にとっては負担が大きいようです。休息を必要とする全ての母親たちが利用しやすいような手厚い助成が必要だと思います。産後ケア事業として何かよいお考えをお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 産後の母親を守る支援についてということで、今紹介といいましょうか、お話のありましたコロナ、昨日、中部での発症があったということで、午後から県の対策本部のテレビ会議があったりしますので、佐藤危機管理監はそちらを見るということで、欠席させていただきますことを御了解いただきたいと思います。  産後の鬱については、近年、このコロナに限らずですけども、問題になっているということの認識はさせていただいております。町では、各種取組ということで、産後ケア事業だとかヘルパー、それから一時保育、ファミリー・サポートということでの産前産後を含めてサポートの体制は今取っておるところであります。幸いといいましょうか、このコロナ禍での産後の鬱の診断を受けた方、相談に来られてそういうこともあるかということで診断を受けた方っていうのは現在ございません。幸いといいましょうか、中部ではあまり陽性患者が出てないということもあったということもあると思いますが、そういう形で今推移をしているところです。今後、冬場のことですので、コロナがどういうふうな陽性患者が出てくるかということも注意しなくちゃいけませんし、また、おっしゃるように、この産後鬱のことについての引き続いての相談窓口は開設していきたいと思っております。  特段、コロナ禍での収入減という御質問がありましたけども、今まで補正を組んでおりますけども、その中で、コロナ対策の臨時交付金で、今年の4月28日までの時点でここに住民票がある方についての10万円給付ということをやっておりましたけど、それの4月28日以降にお生まれになった子どもさんに対しての10万円の給付を実施しておるところです。3月いっぱいまでのところでそういうことでの経済的な支援ということでは、そういうことを今やってるということの御報告をさせていただきます。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございました。心の問題として、母親を救うためにはどのような支援をということなんですけれども、この4月以降生まれた赤ちゃん、子どもさんには10万円ということをおっしゃっておられました。経済面としては助かっていらっしゃると思います。  ただ、このコロナ禍の中で、産後鬱になられたお母さん方、今この琴浦町にはないし、中部のほうではないかもしれませんけれども、これから長引く、今、三波のコロナ禍に入っておりますけれども、いつ終息するか分からない、いつこの琴浦町にそういうお母さんがおられることになるかもしれない。今月の町報でしたか、7人の子どもさんが出産しておられますね。そういう形で、1月からこの11月までの出産の数はちょっと私、把握してはおりませんけれども、まだまだこのコロナ禍が続く世の中ですので、何があってもすぐに対応をできるように自治体としては考えていただきたいと思います。  それで、お母さんの心の問題ということなんですけれども、救うためには、経済面では、今、私が申し上げましたように、町長もおっしゃられたように10万円ということをお聞きしたんですけれども、とにかく人間関係なんですね。身近なつながりとか子育て支援のボランティアさん、そして最も身近な父親のサポートですね。聞くところによると、やっぱりお父さんのサポートが少ない。そして幾ら赤ちゃんを出産されたお母さんがえらいし、どうのこうの言っても、それを病気扱いにしない、ただ甘えだということをおっしゃってるそうです。その甘えが家族にも分からない。これは本人さんだけでは分からないんですよね。特にやはり父親が一番早く気づいてあげなきゃいけないんですよね。ところが、お父さんの協力もほとんどないということみたいです。だから私は、何ていうか、お父さん同士の交流というのも大事じゃないかなと思うんですけれども、取りあえずは子育ての支援のボランティアさんがたくさんおられたらいいじゃないかなと思います。  それで、以前、旧東伯町のときには、まなタンができました頃には子育て支援という形で要請を受けまして、当時要請を受けられたお母さん方が子どもさんたちと一緒に、そしてお母さんの悩みを聞いてあげたりして、あのまなびタウンの和室、そこで皆さんと一緒に交流した経験がありますので、できるだけお母さん方の支援ができたらいいなと思いまして、子育て支援のボランティアさんを募っていただきたいと思いますし、また、何ていうんでしょうか、身近なつながりですから、御近所の方、そして家族のお父さん、お母さん、親戚の方のそういうつながりも大事にしなきゃいけないんじゃないかなと思いますので、私が今申し上げました子育て支援のボランティアさんの育成ということを考えていらっしゃるかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今回の産後鬱のことでの御質問で、やはり家庭環境が変わってきたということがまずあると思います。核家族になって、今おっしゃった父親と母親ということで言ったときに、子どもを産むことができるのは母親ですが、その産後ということになったときに、お乳をあげたりするのも女性しかできない話ですけども、男性がどこまでフォローができるかということは、確かにそういう問題はあると思います。今、子育ての父親も、そういう認識になっていただくようなことはあると思いますが、それ以上に、周りというんでしょうか、家族以外の周りがどういうふうな対応をするのかということも次に重要になってくると思います。  今の現状について、子育て応援課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 財賀子育て応援課長
    子育て応援課長(財賀 和枝君) 妊産婦の支援についてお答えさせていただきます。  まずは、基本的には妊産婦さんに対しては、保健師が戸別に訪問するなりして支援を行うようにしております。妊娠の届けを出されるときに、まず保健師のほうが面談を行います。産前から保健師が関わりを持っていくという形で、産前には必ず保健師がまだ出産される前にも妊婦さんのほうを訪問させていただいて、産後のケア事業、いろいろなサービス事業などをやっておりますが、そちらについても紹介というのをさせていただいております。産後につきましても、産後二、三週間の間には、保健師が必ず電話で状況などをお伺いするような形を取っています。必要であれば、早急に訪問させていただいて支援につなげるという形を取っております。  あと、先ほどボランティアの育成というようなお話もあったんですが、新藤議員のほうもおっしゃっていたように、妊産婦さんというのは、やっぱり地域とのつながりっていうのがだんだん薄い、なくなってきて、この地域の中でこの後どうやって子どもを育てていくかというところに大変不安に思っておられる方もあります。そういった方がおられるということで、妊娠期から交流をしていくような事業を今年度、実は計画をしておりました。コロナの状況で、ちょっと開催時期というのを今検討しているところですが、できれば、妊娠していらっしゃるときから交流を深めていただいて、例えば保育園に上がったときに、妊娠前の交流会で会ったなという形で地域との関係、同じ妊産婦さん同士での交流というのをまずは深めていきたいなというふうに考えております。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) 今、一応保健師さんが対応していらっしゃるということなんですね。今、課には保健師さんは何人ぐらいいらっしゃいますか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 詳細、子育て応援課長に答えさせ、というか、全体でいけば総務課長。ちょっと……。 ○議長(小椋 正和君) 暫時休憩いたします。                 午後1時10分休憩       ───────────────────────────────                 午後1時11分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。 ○町長(小松 弘明君) 失礼しました。福祉あんしん課のほうと子育てのほうにそれぞれ配置をしておるところですので、ちょっと時間をいただきましたけども、11名のようです。11です。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) 11人ですか。ありがとうございます。じゃあ、何かあったときには、その保健師さんは11人で対応されるということなんですね。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) ええ、11名で対応するということではあるんですが、最近、若い保健師さんも入ってきてますので、産休の方があったりしますんで、フルセットでいけば11名ということです。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございます。  産後鬱のリスクですけれども、コロナ禍ですごく倍増して長期化するということなんです。やはりもう三波ということは、この三波がすごく広がってるんですね。だから長期化するじゃないかということなんです。それで、調査された結果、通院を控える母親が増えているようです。このコロナ禍で女性の産後鬱のリスクが深刻化しているのは知っているんですけれども、自治体の相談窓口の保健師さんとか助産師さん、また、心療内科など専門職に相談するようにも呼びかけていらっしゃいます。琴浦町は、そういう心療内科さんとかには呼びかけをしないで、保健師さん11人で対応していくということでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 心のケアということでの御質問ですので、これは子育て応援課長に答えさせます。それで、町内のお医者さんについて、1つ答弁させていただきます。  先月の30日にPCR検査を医療機関の関係者がしていただくということで、この14日から始まっとりますけども、安心して病院にかかっていただく体制ということでのそういう支援を行ってるところです。 ○議長(小椋 正和君) 財賀子育て応援課長。 ○子育て応援課長(財賀 和枝君) 保健師なんですけど、子育て応援課の中に子育て世代包括支援センターという係を設けております。そこで主に3人の保健師が中心となって妊産婦さんの支援を行っているところです。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございます。では、そういうところで一応の対応は分かりました。  そこで、今の11人、それで3人で対応できるということなんですけど、現実には保健師さんも助産師さんとの接点、鬱になられたお母さんの対応、その接点がないという、減少してるようです。接点、助産師さんとか保健師さんとの接点、これが減少してるということみたいなんですけれども、そういう心配はしなくてもよろしいでしょうかね。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) やはり心のケアということになれば、人と人との話合いというんでしょうか、人の顔を見ながらということで先ほどちょっと説明したんですが、交流事業というようなことでやりかけてるところがありますけども、それも含めてどういう考え方でいるのかということについて、子育て応援課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 財賀子育て応援課長。 ○子育て応援課長(財賀 和枝君) 保健師との接点、うちの課には保健師がいるんですけど、接点ということで、先ほど申し上げましたように、産前からの妊婦さんとの関わりというのを持っています。年間大体100人程度の方が出産をされるんですけど、基本的には全ての方に保健師が数回、産前だけではなくて産後も含めて数回はお会いするという形で、訪問などを行ったときにいろいろな悩みや相談なども受ける形を取っております。相談に訪れましたときには、このコロナ禍ということもありますので、コロナの影響で何か困っていることはありませんかというようなこともお伺いするようにしております。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございます。一応大体のことが分かりました。とにかくいつ終息するのか分からないコロナ禍ですけれども、産後鬱を防ぐためには、やっぱり母親を孤立させないことが本当に重要なことだと思います。そのようなことがないように私たちも期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  また、このコロナ禍の育児で、気づかないうちに無理をしている人が大変多いようです。だから、相談もしないで一人で悩んでいらっしゃる方も多いようですので、できるだけそういう妊婦のときから、産前産後、琴浦町ではネウボラというのがありまして、そういう形でやっていらっしゃることも以前から知っておりますので、本当に産前産後はすごく大事な時期だと思いますので、ぜひいい対応をしていただきますように切にお願いいたします。それで、話すことによって解消することがあるので、不調や不安があれば地域の保健師さんとか助産師さんに頼ってほしいということなので、たくさんの方が頼りにしていらっしゃると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次、産後ケア事業なんですけれども、今、経済支援としてお聞きしましたけれども、やはり経済だけじゃなくて、何ていうんでしょうか、幾つかの子育て支援が蔓延してまして、そういう拠点とか、それから広場での相談を受けるところとか、それからサポーターの紹介、支援してくださるサポーターですね。先ほどと同じようなことになるんですけれども、やはりサポーターの紹介というのもすごく大事なことで、母親が主体となったボランティア活動、そういう提案なども多様な選択肢があるということなんですけれども、地域によってはばらつきがあるということで、こうした声を基に求められる支援が広がってきてほしいということなんですけれども、何かその支援が広がる、保健師さんだけじゃなくて、地域でのつながりとか母親同士がボランティアでサポートをしていくという、そういうのを広めてほしいというのが専門の方のおっしゃり方なんですけれども、何かよい考えはありませんでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 産後のことでの御質問であったんですが、今ちょっと考えてみたら、こども園で早くから子どもさんを預けられる方っていうのは相当な割合があるんじゃないかと思っとります。それは、こども園に来られれば、その子どもさんも含めて今度こども園の対応ということにもなってくると思います。  新たな何かいい考えがないかという御質問でしたので、それも含めて子育て応援課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 財賀子育て応援課長。 ○子育て応援課長(財賀 和枝君) 新たな考えっていうところはちょっと難しいところなんですけど、現在でも、例えばファミリー・サポート事業っていいまして、支援できる方と支援を受けたい方を結びつけるような事業も行っております。まだまだ啓発が足りない部分もありますんで、今やっている事業などを必要とされている方にどんどん啓発というのは行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) では、続きまして、産後ケア事業にはいろいろあるんですけれども、あと、宿泊とか日帰り訪問とかあるようです。この「もっと知りたい琴浦町」のページ数の65ページなんですけれども、ここに産後ケア事業として補助金なんかをあれしていらっしゃるんですけど、昨日おっしゃった10万円というのは、ここからじゃなくて別のところのほうの補助金が出たということですよね。ここの130万でしたか、ありましたけれども、子育てに関わる総合相談支援事業ということで産後サポート事業ということで、国から、県から、琴浦町の負担金ということで310万予算がありますけど、これは別のほうから出るということなんですよね。  すみません、それから、何ていうんでしょうか、これは国としては2018年にアンケートを取られまして、この産後ケア事業を実施しているところは、国でアンケートを取られた結果、26.2%が今実施してるということです、2018年に。今後それを検討してるというのが34.4%のようですけれども、琴浦町はもう2018年にこれができてるから、もうそのときには既に産後ケア事業はできたということですよね。コロナじゃなくて、そのときからネウボラという形で実施して、そのときのアンケートの結果の24.6%の中に入ってるということでいいんでしょうね。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 壇上で答えさせていただきました4月28日以降の子どもさんに対しての給付は、コロナ対策の臨時交付金を使っておりますので、今お手元で見ていただくのは当初予算ですので、当初予算の中身になるということです。  アンケートのことについて、ちょっと私も詳細が分かりませんので、子育て応援課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 財賀子育て応援課長。 ○子育て応援課長(財賀 和枝君) 琴浦町の産後ケア事業ですが、2018年度から行っております。産後ケア事業と言っておりますが、心身ともに不安定になりやすい産後の時期を母子が一緒に医療機関などに宿泊や、例えば日帰りなどでサービスを利用していただいて、心身のケアだったり、育児のサポートをしていただくというのが産後育児ケア事業ということになっております。こちらについても、今年度で3年度目の実施ということになっております。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) よく分かりました。だから、私は、琴浦町が産前産後のケアをすごくしていらっしゃるなって以前から思っておりました。あのネウボラというのができてから、いろんな対応をされていると思っております。  ただ、今回こういうコロナ禍の中で産後鬱の方が増えてきてるということなので、7割の方が産後鬱で困っていらっしゃる、それも言葉には出せない。家族が早く気づいてあげること、そして本人が周りの人に話ができることが一番大事なことなんですけれども、なかなか、それは甘えてるんじゃないかという声がするみたいです。それは絶対甘えじゃないと、本当にこれはもう本人しか分からないということで、やはり周りの人が早く気づいてあげる、そしてこうして保健師さん、助産師さんがそういう妊婦さんのところに訪ねていってあげるということが一番大事なことだと思いますので、これから先、長くなるかもしれませんけども、ぜひぜひお願いしたいところでございます。  じゃあ、続きまして、とにかくこのコロナ禍の中で、収入減になったということを先ほどはお話をさせていただきました。本当に多いようです。企業のほうも、会社にお勤めしたりしなかったり、それだけお給料も減ってきたりということで、今年度までは何とか何とかと言っておりますけれども、なかなか企業のほうとしてはまともな100%のお給料が出ないところも多いようです。その中で、やはりお産というのはすごく難しいところがあって、子どもさんを、何ていうのかしら、産むということがなかなか決心しづらいというところもあって少ないということもお聞きしているところですが、万が一めでたく出産されることになれば、やはりそれだけの対応は自治体としても考えていただきたいという思いをいっぱい持っておりますので、安心して子どもさんを産める状態に持っていっていただきたいと思います。今のお話をお聞きするところによりますと、少しばかり私も安心してるところでございます。  それで、今までの事例なんですけれども、その事例の中で、産後鬱の方が回復された事例なんですけれども、人が一番しんどいときに誰も自分の苦しみに寄り添ってくれなかったと。やはり支えてくれないと、すごくそのときは不安でどうしようもなかったと。しかし、そのときに、ビジターというんですか、家庭訪問してくださったり、ボランティアさんが来てくださったりということで、その方たちと出会えてよかったと。自分はそれで回復したという事例もございます。  また、先ほどから保健師さん、助産師さんの方も出てきましたけれども、やはり助産師さんがえらいときに保健師さんに相談されて、保健師さんが自分の家を訪問されたり、電話で聞いたりしたから、それですごく安心したと。それで、コロナになったときの後にそれがあって、3か月ぐらいで回復したと。安心して子どもを産みましたということもここに出ておりますね。それで、保健師さんでも、何かちょっとこれはいけないことなんですけども、ある保健師さんは教科書どおりしか教えてくれなかったので、何も分からないでそのまま帰られて残念で、本当に悲しかったというのも出てますね。これは本当にコロナで産後鬱で困っておられる方のお声ですので、やっぱりきちんとした連携の下できちんとした対応をしていただいたら妊婦さんは安心されるんじゃないかと思いますね。  それから、もう一つ、ちょっとこれは怖いんですよね。退院後に赤ちゃんの泣く声が怖くて接することができなくなったと。それで、市の保健師さんに電話したみたいです。そしたら、私は赤ちゃんが怖い、何かしそうですって伝えたら、毎日連絡したり、訪問したりしてくださって、話を聞いてもらって改善しましたということがあるんですよね。やはり思い切って連絡されたお母さんは、すごくよく伝わって、保健師さんなんかにも連絡されると、それなりに訪問とかお電話で勇気づけられてよかったというのを聞きました。  ところが、12月の2日の報道ですね。ニュースで聞きました。生後15日で赤ちゃんに手をかけた母親、結局、育児に疲れたと。このコロナ禍の中で育児に疲れて、とうとう赤ちゃんに手をかけてしまったというちょっと悲しいニュースが耳に入りました。もうちょっと早くどうして保健師さんに相談されなかったかなというのを、ちょっと残念に思っております。そういうニュースが流れたときには本当につらかったです。だから、やはりそういうお電話があったときに、すぐ飛んでいってあげたりしていただきたいと大いに思いました。やはり一番大事なことは、周りに支えてくれる人、そして相談できる人がいることが一番大事だと思う。そして退院後のサポートが一番大事だということもおっしゃっておられます。ぜひぜひお願いしたいと思います。  たくさんたくさん続くんですけども、先ほど産後鬱は甘えという言葉が出ました。それで、周りの第三者の方は産後鬱は甘えだという、何か理解をしてない無理解な方がおっしゃるそうです。でも産後鬱は甘えじゃないと、病気と一緒だということを皆さんに分かっていただきたいと。どんなにえらいかということを、やはり周りの人、そして一番身近なお父さんが一番よく分かってほしい、そういうことを訴えておられます。絶対私たちは、今まではこういう産後鬱という言葉も知らなかったんですけれども、この産後鬱に甘えという言葉が出てきたときには、私もえっと思いましたけれども、ずっとこうして耳にしたり、ちょっと読んだり、ニュースを聞いたりいろいろなことをしてると、えらいな、これは絶対甘えじゃないと、これはその人しか分からない、そういう思いがしましたので、やはり一番身近にいらっしゃるお父さん、お父さんの理解が本当に大事だと思います。ぜひ若い方がお産されたときには、若いパパには、皆さんも御存じだったら大事にしてあげてくださいというサポートをお願いしたいと思います。  そういうことで、結局、私が一番申し上げたいのは、夫の無理解、これが最後ですね。夫の無理解、本当にどの実例を読ませていただいても、夫の無理解というのがすごくたくさんあるんですね。だから、お父さん同士の交流とか、そういうことを自治体でも考えていただければいいじゃないかなという思いを持ってます。やはりお父さんになるということは責任がありますから、だから、かわいい我が子のことですので、お母さんだけに頼らずにお父さんも一緒になって理解をしてあげてほしい。絶対甘えじゃないということを常に頭の中に入れていただいて、ぜひお父さん同士の交流を進めていただきたいと思いますけど、そのところはどうでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 鬱の話になれば、やはりその人の不安ということであると思いますし、その不安を早く発見して早く対応するということが大事だということでは、今おっしゃったことはあると思いますし、そういう点で今の中で一番近くにいる父親ということでの何かサポートのやり方あるいは父親への話合いっていうんでしょうか、そういうところというのは、やはり先ほど申しましたけども、こども園あたりになると、参観日というんでしょうか、父親学級みたいなことでのそんなこともあるのかなと思って、またそれも前向きに検討していくことだと。あるいは、もしかすると、今やってるのかもしれませんし、補足説明を子育て応援課長にさせます。 ○議長(小椋 正和君) 財賀子育て応援課長。 ○子育て応援課長(財賀 和枝君) お父さんのサポートということですが、特に現在は事業としては行っておりません。ただ、子育て世代包括支援センターというのは、妊婦さんや子どもだけではなくて、その世帯を全て包括的にサポートするところです。妊婦さんだったり、産後のお母さんだったりに例えば支援の状況が生じた場合には、お父さん、配偶者の方なりにも同じようにサポートを進めているというような現状です。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございます。今まではそうしてそういう交流だったんですけれども、このコロナ禍の中で、やはり一番悩んでいらっしゃるのはお母さんだと思うんです。だから、これからはそのあれを変えながら、この時代に合った、沿ったような考え方で、お父さん、今まではお母さんの交流というのは結構あったんですね。旧東伯のときからもお母さん同士の交流とか子育てしながらの交流とかいろいろあったんですけど、お父さんのお顔は見たことがないし、私もそのメンバーに入っておりましたですけど、昔の話で、でもお父さんというのはなかなかそういう交流がないので、これからこの時代は、今も甘えだとかどうのこうのとか、そういう鬱の方のことを甘えだという言葉が出てくるぐらいなので、やはりお父さんの交流があってお互いに共通し合って、そうじゃないよということ、みんなで守ってあげることが大事じゃないかなと思います。  最後ですけども、子育てする上で重要なのは、やはりパパもママも共に夫婦で協力して子育てに当たることが一番大事だということなので、そういうことを最後に置きまして私の質問を終わりたいと思います。町長、そのことで一言お願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) この問題の最初に核家族ということのお話をさせていただきましたが、一番近くにいるのが父親だとすれば、先ほど子育て応援課長が申しましたけども、そこら辺が一つできる、あるいはそこが一番身近な寄り添う方じゃないかということで、そこら辺りを前向きに考えていきたいと思います。 ○議員(8番 新藤 登子君) どうもありがとうございました。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) 暫時休憩いたします。                 午後1時34分休憩       ───────────────────────────────                 午後1時35分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。  通告9番の質問が終わりましたので、通告10番、井木裕君。 ○議員(15番 井木 裕君) 通告が参りましたので、久しぶりに一般質問をしたいと思っております。  最初に、やり方といたしましては、町長の政治姿勢についてと、それからその後の、町政における課題が山積しておりますので、その一つ一つを分けて質問をしていきたいと思います。よろしくお願いします。  まず、町長の政治姿勢についてですけども、町長就任3年間という時期に来ております。4年目に入っていく間近であります。町長誕生については、前町長もなかなか辞表を提出されなかったということもありまして、何とか小松町長の誕生に私は協力をさせていただきました。町長選があるかないかというときに、私は、ある人が立候補したいということだったんですけども、そこのところで、100メーター戦争はやめてくださいというようなことから、小松町長は十分できるという判断の下に小松町長を推薦し、現在に至っております。  それから、就任以来から3年間いろんな問題がありました。やはり最初に熱中小、熱中通販、それから小学校のエアコン等、その次におきましては、カウベルホールとかいろんな問題がありました。けども、そこの中で、小松町長を助けていこうやと、盛り上げていこうやというのが私の姿勢だったんです。けども、そこの最後の質問の後に総括として私が言いたいことは、たくさんありますけども、町長がこれから先、どういうふうな政治姿勢の下に、町政の安定、安心、住民の生活向上等ができるかどうか、その点について町長の政治姿勢、方針をお聞きして、次の7つの項目に移りたいと、そういうふうに考えております。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 井木議員、全部言ってもらわんと質問になりませんので。 ○議員(15番 井木 裕君) 下も。 ○議長(小椋 正和君) 下もそうです。 ○議員(15番 井木 裕君) 失礼しました。そうしますと、その下のほうの部分ですけども、イとしまして、赤碕駅の無人化にどのように対応されたか。それと、赤碕駅の問題は、どのように町長としてJR西日本のほうに対応されたのか、お聞きします。  ロの物産館の問題でございます。  物産館は、10年近くになりますけども、設立のときは、町が建てる、建設省は建ててもらっては困るということで、前町長が建設省と協議をしながら、連結料を払っていくということで、国土交通省との物産館が出来上がったというふうに聞いております。私らも、物産館はどの議員も関係して知恵を出しながら造ったのが現状です。そのときに、農協の漁業会、農協、それからうまいもんやさん、門脇さん、4者の協力を得て出来上がったもんです。  そのときの漁協の組合長、理事会等におきましても、ポート赤碕と物産館と2つを運営していくのには大変厳しいという案件がありました。町のほうが物産館を造るときには、何としてでも漁業会を入れないと、町の物産館自体が駄目になるというのが現状でありました。そういう中において、組合長、理事の方も、町に対して協力しようということで、経営的には厳しいけども、やろうということになって、契約は契約、随時契約でやっていく、問題があれば、その都度出そうというのが町の提案だったというふうになっております。そういう中で、物産館の状況は町長はどういうふうに考えておられるのか、お聞きしたいと思います。  それから、ハのところなんですけども、ことうらこども園と、それからふなのえこども園とで一本化にされるという話が保護者のほうからも入りました。そういう中において、やはり今までの保育所の給食等は栄養士さんが一人一人ついてやっておられた。町長の発言では、栄養士さんが募集しても来ないという話もありました。けども、やはりそういう中において一本化が出てきたんじゃないかなと思います。今までの統廃合等にしては、トップが住民の方に毎晩、毎晩説明に回られて、ようやく物事が成立したというふうに私も見てます。そういう中において一本化という案が保護者の中に蔓延してるようでは、なかなか厳しいんじゃないかな、その処置はどういうふうに町長は考えておられるのか、お聞きしたいと思います。  それから、ニに入ります。成美公民館のトイレの問題です。  同僚議員も何回となく何人もこの問題に着手されたというふうに思っております。そこで、基になる合併浄化槽は、もう6年前、7年前から危ないよということは私も聞いておりました。そのときに、公共下水を設立したときに、町の建物は公共下水に直結する、合併浄化槽は埋めてしまうというのが前の歴代の町長の考えだったというふうになっております。そしたら、そこで、もう成美公民館のトイレは使いようがない、公共下水に直す必要がないというふうに聞いておりました。教育民生の常任委員会も、これではおかしいじゃないかということで、委員長をはじめ全員が現場視察に参りました。そのときもその話が出ております。速やかに公共下水と公民館のトイレを復旧させるというのが一番よろしいんじゃないですか。この原案の基になるのは、公民館を一本化してするというような話も出ておりました。この基は、恐らく来年度予算編成に当たっての副町長の出されてる私案、そのものじゃないですか。その辺は町長のほうは御存じだったんですか、その点もお聞きしておきます。  次に、カウベルホールの件です。  同僚議員もカウベルホールの一般質問をしております。なぜカウベルホールが琴浦のほうに入ったかということは、あの当時、東伯町農協が崩壊したときに、中央農協と合併、その中に8つほどありましたけども、カウベルホールの中央農協にはそれが処理ができないということで、行政側に買ってください、でないと、農家の人が今の崩壊してしまえば駄目になるという話がありました。そこで、何とか農家の人を守らないけないということから、行政がこれは買いましょうというふうになった経過があります。そういう中において、今のカウベルホール、指定管理者やいろんなものも行政の責任の中において行われてきたと思います。カウベルホールをどういうふうに町長は考えておられるのか、その点についてもお聞きしておきたいと思います。  ハに移ります。職員の研修の問題です。  今の管理者の人は、一般職として採用されております。それが年月がたてば、課長級とか、いろいろ主査級とかいろんなものに変わってきております。そうすると、町の行政は、やりたいことはあっても技術職でないという言葉が出てくると思うんです。そうすると、町長は、職員は技術職でないから、委託料という形で検索をされると思います。それを金額にしたら膨大な金額になると思います。そこで、その職員研修、指導はどなたがしておられるのか、町長自らがされておるのか、それとも副町長のほうがされておるのか、その辺はどういうふうになっておるのか。やはり市のほうとか県のほうは技術者はおります。町は財政的にはなかなか厳しいというふうに思います。そこで、一般職の職員を技術者としてなぜ育てないんですか。それが小さなまち、未来に開く夢のまちになるんじゃないですか。そういうふうに私は思います。その内容についてもお聞きしておきます。  最後に、町有地。  どのぐらいあるか、私も全部は把握はしておりませんが、一番目立つのは、旧赤碕町において斎場予定地を800万で購入したんです。それが荒れ放題になっております。場所は分かっておられると思います。これは、桜ケ丘から上赤碕方面に行く農道の下の水路のため池があります。ため池の下なんです。町長、御存じないということですが、このほかのほうにもありますけども、その点についてはどういうふうに対応されて、町長の政治姿勢としてどういうふうに有効ができるかどうか、考えておられるかどうか、お聞きします。  以上、最後に総括で一般質問終了と同時に言わせてもらいます。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 18分ほど話をされておりまして、最初の政治姿勢についてというところから個別であまりにも多くの話があるんですけども、どうも事実誤認されてるところもあったりとか、それぞれ一つ一つずつその指摘というか、これはどういう意味かとかということが通告書の中にはない話をされておりまして、一つ一つずつの答えというのは簡潔な話ししかさせていただきませんけども、ちょっと事実と違うこと、あるいは今まで説明していたことと何か違うことをおっしゃるので、そこのところは、こんなことを言っては失礼ですけど、質問される前にもう一度よく検討していただきたいと思います。  政治姿勢ということで総括的な話をさせていただきますけど、これは昨日からずっとお話をしておりますけども、多くの町民の方の意見を聞くということで、無作為抽出の事業レビューとか、そういう形で一つの項目あるいは公共施設についてそれぞれ聞かせていただいております。町民が最終的な受益者ということを考えると、その施設を使ったことがある人はそのとおり、使ったことない人にとってはどうなのかということも含めて事業レビューだとか自分ごと化会議だとかという形で、この3年間そういう形で取らせていただいております。それは町民の方たちの話だと思います。思いますというか、そういう形を取っております。
     議会は、月例報告だとか、こういう議会の常任委員会とか、そういうところで説明をさせていただいておりますけども、説明させていただいてても聞いてないというような話があったりしますが、月例報告も、そういう意味では、ただの報告ではなくて質疑があってもいいと思っておりますが、これは今後やっていかなくちゃいけないことだと思ってます。欠席されて聞いてないと言われればそれまでの話ですけども、そういうことも多々あるように感じております。  そういう姿勢でやっておりまして、何度か話をしておりますけども、財政状況が非常に厳しいということの認識は、この前も小西教授の話を聞いて新たにさせていただきました。あえてそのときの言葉を言わせていただきますけども、近隣の町村は合併特例債を使っての運営で、これを夏休みの宿題という比喩をされましたけども、琴浦町は夏休みの宿題がまだできていないんじゃないですかという話です。貯金の話もありますけども、借金、減ってない、せっかく合併特例債があったのにどうしたのかという話です。今の現状そういうことだという認識は持っておりますけども、そういうことからして、今ずっと数項目述べられましたけども、要求充足が十分にもうできる状態ではない中で、議員の方たちは、それを、この前の小西教授の話をぜひ聞いていただきたかったんですが、その中でもまだ要求があるということはあっても、それは当然あっていいと思います。ただし、どれだけの方が要求されているのか、一部の方の代弁をされて、それで必要だと言われているのかどうか、そこが議員の提案の中身になってくると思います。それが、ここの7つの話をさせていただきますけども、何かそこらのところで見え隠れするところが気になります。具体的に、また話をさせていただきます。  もう要求充足ではできなくなってるところで、それは、昨日来、自助、共助という話、自立をしていただくという自立というのは、住民の方たち自らが汗をかくか、財政的な負担を求めるかということをしなれば、財政状況はよくならないということです。その財政状況をよくするための一つは、まず自分たちの身を正して、仕事の内容をよく見て効率的にやろうとした場合に、外部の力を借りたほうが効率よくいくということを考えた場合に、例えばPPPだとか、それから指定管理だとか、そういうことを入れて効率よく施設を運営していかなくてはいけないというふうに思ってます。それが私の今の姿勢であります。  個別の話、簡潔に話をさせていただきます。  駅の話ですけども、これは現在、無人化にはなっておりません。ただ、昨年の7月にJRのほうから説明があって、駅舎をどうするかという話はありました。これは、もう繰り返しになりますので、これ以上のところではありません。浦安は、まなびタウンの改修に伴って何かできないか、あるいは赤碕駅は利活ができないか。ただ、建て替えだったら、もうJRはお金は出せないという話をしていらっしゃいます。よく話をしながら考えていかなくてはいけない問題だと思ってます。  物産館の件ですけども、何か随時契約とかなんとかっておっしゃいましたけど、そんな契約はありません。現在動いてる契約は10年で一つ契約が切れるという話で、そこで申し上げたいのは、漁協の話をされました。漁協の組合長も私のところに来て、指定管理のことは分かるけども、うちも指定管理には入れないけども、店は続けたいということをおっしゃいました。それで、そこの場で組合長に、決して出ていってくれという話をしてるわけではありませんと、指定管理をすることによって、今てんでんばらばらのように見える一つのこれは町の財産の物産館、建物の統一性を持たせていくような方向でやりましょうということを言って、御理解いただいたと思っております─────────────────────────────────────────────────────────────────────。  あれは町の建物で、町が運営していく中で確かに最初の頃にお願いした経過はあったやに聞いてはおりますけども、2つの直売所を持っていらっしゃって、ポート赤碕は自前の建物です。そちらの活用はどうされるんですか、2つ運営されるんですか、魚、それは漁協の専売特許ですから、いい取組で琴浦としてもありがたい話ですと言っております。ただ、土産物を売られることはどうなんですかね、隣のうまいもんやさんも同じようなものを売って、こういう統一感がないことが問題ですと申し上げております。──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────  3番目のこども園について。これは、ふなのえこども園の建て替えのことがありますんで、それで事前に協議していっているところで、実際に今のこども園の運営を考えて、子どもの数からしたときに、一本化していく方向もあるというお話をさせていただいております。まだ決めておるところではありません。協議はしながら、また関係者にも話をしていくことになると思います。  4番目の成美地区のトイレの話は、これも何度も繰り返しております。来年に向けて改修をしていくということで、今年度は公共のほうにつないでいくという工事にかかりたいと思っております。  カウベルホールについては、先ほど農協の話をされましたけども、その当時のことは私は詳細は知りませんが、いずれにしても、東伯農協と中央農協との合併に伴って町が買った。当時の新聞の私は記憶しかありませんけども、買うとか買わないとか、町が買わなければならない理由というのが今言われたようなことがあったかもしれませんけども、いずれ購入はしたところですが、昨年の夏にエアコンがもうどうしようもなくなってしまって、それで、今休館ですけども、廃止にする方向で考えとります。  職員の指導体制の話がありました。技術職の話がありました。これは事実誤認でありまして、技術職は取っております。技術を持った人間というのはいますが、ただ、今、工事の発注とかそういうところでの言葉は分かるにしても、計算というのは、見積り、入札条件のそういう計算、例えば2年前、3年前になる台風24号の災害の査定をしようとするときの測量とか、そういうことはとてもできることではないという専門性のことはありますが、技術職は採用しております。  町有地の話しされましたけども、町有地、何か言われたところ、そういうのがあるんだなということは分かりましたけども、それ以外にも町有地っていうのはたくさんありますし、それから建物が建っている町有地というのもあります。保育園の跡とか、そういう点で、公共施設の184の施設をどうするかということも含めて今検討してるところですけども、財政上のことを考えれば、売れるもんなら売っていきたいという考えを持っとります。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 井木裕君。 ○議員(15番 井木 裕君) 赤碕駅の無人化の件ですけども、来年3月をもって無人化にするという方向性はJR西日本のほうから聞いております。それと、そんなの前に、浦安駅の無人化について、私はチラシを山口副町長のほうに渡しました。そのときの答弁が、JR西日本は会社ですから、会社の方針です。伯備線の駅も無人化になりましたと、そういうふうに回答されたんですよ。覚えてますか。覚えてないと思う。やっぱりそこのところが、町長は、通勤は赤碕から浦安までしておられることは私らも知っております。けども、それが町長のほうに通じてないということはあってはならないんですよ。  次に移ります。成美保育園と琴浦保育園が一本化になる、安田、以西、成美の一本化というか、ふなのえこども園に変わったときの経過は、本当に首長自らが行かれて、住民の保護者の人にも説明し、納得してもらった経過があります。そういう中において町長は、どういうふうな方向性というものに担当課長のほうにどういうふうな指示を出されたんですか、それをお聞きしておきたいと思います。  カウベルホール……(発言する者あり)一つ一つでいいか。なら、今のところを。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) すみません、一問一答にしていただきたいと思いますが、これは町政一般に関わる質問ということで、山口副町長がどうのこうのという個人攻撃的な発言は控えていただきたいと思います。少なくともこの無人化についての話は、JRから聞いたのは、私が聞きました。無人化とおっしゃいますけども、無人化ということではなくて、駐在の駅員がいなくなったということで、今、浦安駅は朝の通学、学生が乗るときに、保安員というんでしょうか、職員がいらっしゃって、事故がないようにということでの管理はされておりますので、無人化という言葉、それは無人化かもしれませんけど、それ以前にも、もう営業時間のことがあってずっといらっしゃるわけじゃなくて、朝と晩とにいらっしゃるということで、夜は、6時過ぎの汽車になったらもう誰もいらっしゃいません。ですので、合理化を考えたときに、職員を配置するのがいいのかどうかというのは、当然JRの考え方で、切符は自動販売機で買っていただいて乗る、あるいは乗降するのもということで説明は受けておりますので、個人的な話ではないことです。また、そういうことでお答えをしたいと思います。  それと、こども園の話は、先ほど申しましたように、ふなのえこども園の建て替えの話があると。そこで、子どもの人数、合併のときのことをおっしゃいましたけども、合併のときの子どもはもう卒園しております。今、生まれてる子どもたちの数が非常に少なくなってきている中で、1つ建て替えて、また1つ建て替えという話になるのか、そこらのところを検討してるということで、今おっしゃったような合併を決めたという話でもなければ、検討してる段階で、検討してる段階で保護者に説明すれば混乱のもとです。こういう形で人数がこうだからということの、それを検討した上で説明することになると思います。まだその段階ではありませんので、そこまで至ってないということで、先の話をされても、これもまた違う話になってしまいますので、今は検討中です。 ○議長(小椋 正和君) 井木裕君。 ○議員(15番 井木 裕君) ちょっと暫時休憩して。 ○議長(小椋 正和君) 暫時休憩いたします。                 午後2時12分休憩       ───────────────────────────────                 午後2時13分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。  井木裕君。 ○議員(15番 井木 裕君) 今、町長自らが子どもの数が少ないということを言われました。子どもの数はだんだん少なくなってきてることは事実です。前に赤碕のときにも、出産祝い金とか、1人だったら何ぼ、5人、6人だったら何ぼっていうような増やそうという施策もやって増えてきたこともあるんですから、子どもの数が少なくなってしまっておるからどうだこうだということは、やはり行政側がなかなかそういう施策を打った上においては、少なくなれば仕方ないなという感覚はありますので、その点についてはどうなんですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 人口減少は、琴浦だけの話じゃなしに全国的な話であります。今回の質問の中でもありましたけども、人口の構成を考えたときに、これから子どもがどんどん増えていく可能性があるとすれば、若い方がいなければ子どもが増える要素は少なくなる。それをどこからという話で、人口の取り合いみたいな話になりますけども、全国のべつ人口が減っていく中で、今、議員のおっしゃったような子育ての誘導策をやったとして、すぐに効果が出る話じゃないと思いますし、なかなか難しいことだと思います。それは努力はいたしますし、ただ、今こども園の適正規模ということを考えたときに、過剰な園の大きさは考えられないということであります。 ○議長(小椋 正和君) 井木裕君。 ○議員(15番 井木 裕君) 子どもの数の方法はあると思います。全国でも琴浦町が一番子どもの育てやすい環境づくりをするのは行政じゃないですか、私はそう思います。やはりその部分で、全国のほうから琴浦に来たら何とかなるというようなまちにするのが行政の役割じゃないですか。その点についてどうぞ。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 行政の役割だと思っとりますが、今何もしてないわけではありませんし、今手を尽くしていろんなことをやっている、まだこれが足りないとおっしゃるんであれば、提案いただければ、また検討いたしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 井木裕君。 ○議員(15番 井木 裕君) また担当課なりのほうにも、その施策は提案していきたいと思います。  職員の指導関係はどなたが、答弁がなかったんですけども、町長自らされてるんですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 質問の趣旨がよく分からない。指導というのは何をもって指導と言われるのかということで、研修の話であれば、研修はしておるところでありますし、指導というのは、人事評価も含めて、今こういう状況でどうなのかということで、担当課長も含めて職員の規律というんですか、そういうことはしておるところですが、指導形態ということはちょっとよく言葉がよく分からない。御説明いただければ、また説明いたします。 ○議長(小椋 正和君) 井木裕君。 ○議員(15番 井木 裕君) 指導っていうのは、会社で例えていきますと、代表取締役は町長、あとの取締役は執行部だと思うんですよ、議会、執行部だと思うんです。そういう中において、民間企業では、明日を生き抜くとしたときに、どうやったら会社を守っていくかということにつながってくるんです。お客様は神様ですというのは、三波春夫ではない、お客様は殿さんですよね。やっぱりそういうのを踏まえたら、行政からすると、お客さんは町民なんです。町民の人にちゃんと理解ができるような体制づくりをしないと、町は倒産になります。  そういうことを申し上げて、この職員体制の指導、トヨタ自動車でも、世界のトップのトヨタが倒産しかけたんですよ。けども、10万人の職員が一人一人が創意工夫、松下電器がしてる創意工夫制度を取り入れて、自分自身が何ができるのか、提案制度をつくり上げて、それが特許の分野においても格段の件数につながってきてる、それが現在の世界一のトヨタになってる。私もそれにも参加しておりますので、やはりそういう中で、ラグビー一つにしてもワンチームにならないとベスト8にはならなかった。それを、スポーツばっかりじゃないですよ、行政にもやはり課せられた問題だと思っております。トップを中心とした琴浦の体制づくり、これをひとつ提案しておきます。その辺は、町長、何かあったら言ってください。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 考え方ですので御意見はお聞きしますけども、トップの考えをどういうふうに言うかということについては、年度当初だとか、それから四半期ごとに職員に対してメッセージを送っておりますし、もっと身近なところでいくと、ホームページのコラムに毎月1回は私の考えということを出させていただいております。  職員にもそれを見るようにということでは言ってはおりますけども、それを伝えるいうことでの指導と言われれば、そういう形を取っておるところですが、世の中の人の考え方が少しずつ変わってきて、井木さんの言われる話っていうのは、松下電器の話、昭和の時代の話なのかなと思って聞いておりますけども、例え話で恐縮ですけども、昭和の時代は野球が盛んで鬼監督がいて、ピッチャーはピッチャーとして投げることに専念をする、それはそれでいい、キャッチャーはキャッチャーという9人のチームでやっていたのが、平成の時代になって世の中が少しずつ人の考え方、例え話ですけども、サッカーが盛んになってきて、一つのゴールを目指して11人が、ゴールキーパーを外して10人ですけども、一つの考え方で周りのチームというのは、自分がこれができれば、それで役目を果たしたっていう話じゃなくなって、全体が一つの目標に向かっていくという考え方に変わってきてるという例え話を聞きましたけども、やっぱり世の中はそうだろうなと思います。昭和の時代って、確かに「巨人の星」のように鬼監督、川上哲治とかっていう感覚の話と、平成に入って、サッカー、ラグビー、ワンチームとおっしゃいましたけど、チーム、一人では物事が進んでいかない状況になってるという例え話もそういうことでお話をしながら、管理職会は2週間に1回しながら私の思っていることを職員にも伝えておりますが、それ以上言っても嘆きになります。なかなか人は動かないと言っては失礼ですけども、自分が本当に求めてることでなければ、実になって動くことはできないということを今つくづく感じております。 ○議長(小椋 正和君) 井木裕君。 ○議員(15番 井木 裕君) もう時間も大分経過しましたけども、最後に、琴浦町の職員さんは優秀な方ばっかりなんです。元もかなり優秀な人ですけども、その優秀な知識なりを十分に発揮させるのがトップの役目じゃないですか。優秀ですよ、皆さん、どの課長、職員にしても。それを今、私の目線からいいますと、本当に60%ぐらいしか出してないんじゃないか。それを一人一人が80、90、120とまでは言いませんけども、そこの20までは上げられると思うんですよ。そういうやり方をすれば、職員の数が多かったら倍以上な成果は上がります。優秀でない職員でないわけじゃない。すばらしい人ばっかりなんです。臨職だろうと正職であろうと、どれだけ優秀なのかと。そこを生かすのがワンチームとしての琴浦町の方針じゃありませんか。私はそう思っております。いつも職員さんには、おまえ50しか出してないが、100まではいかんけど、60、70ぐらいまでは上げてみいやというような話もしょっちゅうしております。  町長の、最後のことですから、その決意をお聞きして終わります。ありがとうございました。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 能力を出してるか出してないかという話で、数値化して60だ、70だという数字になればいいんですけども、なかなかその数字っていうのは、20代の職員と50代の職員に求めるものはそれぞれ違っておりますし、能力という点で、ないということを私は言ってるつもりはありません。ただ、今やってる仕事は面白いか、面白くなきゃ、つまらなそうに嫌々やった仕事っていうのは60点の話だと思います。以上です。 ○議員(15番 井木 裕君) 終わります。 ○議長(小椋 正和君) 退席していただきたい。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) ここで暫時休憩いたします。時間がせっておりますので、40分まで休憩いたします。                 午後2時27分休憩       ───────────────────────────────                 午後2時38分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。  通告10番の質問が終わりましたので、通告11番、前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) それでは、通告に従いまして私の一般質問をさせていただきます。  もう単刀直入にストレートで、多少緩急も交えるかもしれませんが、町長、また、教育長に文化芸術の振興、特にコロナ禍、コロナ禍といいますか、アフターコロナではなくて、もうウィズコロナというふうに考えて文化芸術の振興を進めていっていただければと思いますので、まず我が町におけるウィズコロナ禍での芸術文化の振興、今年はコロナ禍で地域の祭りとかいろんな集まりもことごとく、ことごとくと言っては失礼ですね、ほとんどが中止となり、地域の絆もなかなか今年は築けなかったというようなことが考えられます。コロナと共生するウィズコロナの我が町における芸術文化の推進をどのように町長、考えていらっしゃるか、町長、教育長のお考えをまずお聞きしておきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 文化的・芸術的イベントの開催についてということで質問のありましたように、今年に入ってのコロナ禍で人が集う場面がなくなってきてるということと、それから町内にそういう形があるのかどうかですけども、そういう芸術関係の人たちが、発表の場あるいは収入の場がなくなってるというようなこともテレビ報道では見ております。このコロナが引き続いてこのまま収まらないということはないと思っておりますし、今ワクチンのことも出てきておりますので、それを待ちながら終息を見ていくということになると思います。ただし、この文化ということについて支援というものが、今までやっていたことも含めてどういう形でできていくのかを今後検討していかないといけないと思います。先ほどの質問の中、事前にいただいた質問要旨の中に、町民憲章で「歴史と文化の薫るまち」という文化ということでの文化振興というのはいかにあるべきかということは、また教育委員会とも相談しながら進めていきたいと考えております。 ○議長(小椋 正和君) 田中教育長。 ○教育長(田中 清治君) 文化芸術について話をさせていただきますけれども、文化芸術は、これは心を豊かにするとか創造性を涵養するとか感動や共感、それから心身の健康など、多くの効果があるというふうに思っております。それで、町民の生活を豊かにする、そして町を活性化するという、そういうふうな働きもあるというふうに思っております。ただ、残念ながら今年度はコロナということで、なかなか活動ができませんでした。そしてスポーツ面に比べてみると、どうしても文化芸術関係というのの取組というのが少し弱いなという感じは持っております。今年度は、コロナという形で町の文化祭というものはできませんでした。ですけれども、コロナ感染という対策をしっかり取った上で、今年度は展示する団体を入れ替えていく、そして規模を小さくして、ただ、期間を長くする、3日とか4日とかじゃなくて、1週間とかもう少し長い期間で展示をするというふうな格好で、町民に作品とか多くのものに触れていただく、そういうふうな機会をつくりました。  そしてその団体に、私も、そういう芸術関係の方への支援というのが少ないということを感じておりましたので、展示されるときに行って、どうですかと、町の文化芸術に対する支援とか、こういうふうにしてほしいというふうなことはありませんかというふうなことを聞いております。そうすると、その中で出てきたのは、自分たちは活動してるけども、どういうふうな支援が受けれるのかということが分からないということと、もう一つ、個々に活動してる人が多くて、横のつながりがないと。ですから、つながりがないから、個人で活動してるだけというふうなことがありまして、作品展をするときも、知ってる人に声をかけてそれでやってるということだというふうなことがありましたので、ぜひ横のつながりをつくって一つの組織としての動きをしましょうと。そうすると、町としても、それに対しての支援をすることができます。また、ほかの組織で活動しておられる方があると、その方たちと一緒に今度は共同して何をやっていくというふうなこともできますので、輪が広がっていきますというふうな提案をさせていただいて、いろんな活動がこれから進んでいくようにというふうなことを取り組んでおります。  それから、この質問の中にも、多くの町民の質の高い文化芸術を楽しめる機会をつくってほしいというふうなことがありました。これについては、鳥取県文化振興財団が、みらい中心の要するに工事ということで来年度使えないというふうなことがあって、それを各市町村のほうに出向いていっていろんな行事をやるということで取組を考えてるようです。それで、市町村とか関係団体と連携を取って、例えば公演を市町村のホールで実施する、費用は県が持つというふうなこととか、各小・中学校に行ってそのような団体が文化芸術を披露するとか、中学生なんかの音楽部とかそういうところに技術指導に行く、公演も兼ねて技術指導するとか、そういうふうないろんな取組を今考えております。ぜひ、そういうふうな取組に本町も一緒にやって、質の高いそういうふうなものを町内でも見れる、また、子どもたちにもそういうふうなものに触れる機会をつくっていこうというふうに思っております。  それから、1つ、この前、事業レビューの中で、この文化芸術活動についての話合いがあって、その中である人が感想というか、そんなことで書いておられる文章がありますので、ちょっとこれは紹介させていただきたいと思いますけれども、小さい頃から見て触れて実際にやってみる、このような経験や体験を通して豊かな感性が生まれてくるものだ思っています。地元の公民館まつりに足を運んだところ、木を使って万年筆など、手の込んだ作品の展示を見ました。また、立派な額に飾られた水墨画が御近所の方の作品だったということを知りました。新しい気づきがあり、そこから話が始まり、コミュニケーションの輪が広がると思います。  それから、興味や関心のない人に目を向けさせるのは容易ではありません。ただ、機会を与えることは必要であるというふうに思います。大きな企画は他の市町村と連携してやっていき、琴浦町というところで小さなことで文化や芸術に触れる機会が多くあることを望みます。豊かな心を育む町であってほしいと願っていますと、こういうふうなコメントがありました。やはり町の中にも、こういうふうな意識を持って芸術文化活動をしてほしいという要望がありますので、そういうふうな方向になるように努力したいというふうに思います。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) この文化芸術振興を進められる上で、非常にいい参考としていただきたい八尾市の文化芸術プランというのがありますので、これをぜひホームページで見ていただいて参考にしていただければと。非常によくできたものでありまして、手短に言います。なぜ芸術文化を振興するのか。私たちは、様々な形で芸術文化に触れて大きくなります。仲間と一緒につくり上げる喜びを感じるときもあります。すばらしい作品に触れ、大きな感動に揺り動かされることもあります。鑑賞した人々の心に働きかける力を文化芸術は持っていますと。  この芸術文化の力の中に5つ機能がありまして、情操や共感能力を育てる、子どもの頃から芸術作品に触れていると、美しいものに親しめたり、心から楽しんだりと情緒豊かな人間性が生まれます。次に、社会性を育て新しい発見を促す。芸術文化に触れることによって未来のあるべき姿や、あってほしい姿を求める想像力及び創造力が育ち、芸術作品を通じて社会における是非、善悪の判断力が培われます。  次に、社会に安心、安定をもたらす力。芸術文化は、人々の心にゆとりと豊かさをもたらします。人々の心のゆとりや豊かさが人間関係に調和と思いやりを与え、相互に理解し合い、尊重し合う土壌をつくり、社会に安心と安定をもたらします。生きる力を与える。心や体が疲れているとき、悩んでいるとき、行き詰まっているとき芸術作品に触れると、気分転換が図られ、元気づけられますと。  それで、5番目がすばらしいですね。まちの魅力をつくり出すと。芸術文化が創造でき、鑑賞できる場や機会に恵まれたまちは、活気がみなぎり、生き生きとしています。また、芸術文化活動の盛んなまちは魅力的で親しみの持てるまちとなって、住んでいることへの誇りが生まれ、まちへの愛着を深めることができます。  この町民憲章の2番目に書いてあります「歴史と文化の薫るまち 共に学び、磨きあい、文化の薫り高いまちをつくりましょう」。結局、こういう文化の薫りが高いまちは、自然と人が集まる、活気のみなぎる元気なまちということになってくるのではないかと思い、この特にコロナ禍で芸術文化は非常に停滞をしておりますので、今回の一般質問のテーマとして取り上げさせていただきましたが、実はこれ考えましたのが、もう1か月ぐらい前ですか、カウベルホールの廃館ということもありましたので、できればカウベルホールを使って最後に年末に「第九」の大合唱、町民、音楽関係者を集めて「第九」の大合唱でもと思っておりましたが、いろいろ法定点検の問題ですとか、コロナの今合唱をされる人々の中でクラスターが起こったり、また、年末恒例の「第九」もことごとく中止に追い込まれております。歌の持つ力は非常に、何といいますか、人知を超えた宗教的な神秘的な力を持つことがあると私は考えています。  私が直球勝負と申しましたのは、これは枕言葉になるんですけれども、私の中学校の同級生2人、甲子園に出ております。彼は我が町の谷川トレーナーの同級生。彼らは、やはりいわゆる「栄光は君に輝く」ですか、あれを聞いた瞬間に四十何年前の甲子園にワープして、自分が歩いていた光景が一瞬でよみがえってくるというふうに言っておりました。また、「エール」という今回NHKで、私たまたまその日、甲子園で歌う姿を見たんですけれども、非常に感動して、副町長も感動したとSNSのほうで発信されておりまして、私も、私自身は剣道部だったですけれども、スポーツのよさだとか音楽のよさを思い起こして、うるっときましたと。  こういうことですので、例えば今回、文化芸術に関しまして「アリとキリギリス」に例えられるんですね。私が小学校のときにこの話を、寓話ですか、聞いたときには、働き者のアリさんと怠け者のキリギリスさんと。アリさんが一生懸命働いてるときにキリギリスさんは音楽を奏でててふらふら遊んでて、冬に食べ物がなくなってアリさんのところに行ったら、アリさんが、キリギリスさん、あんたは遊んでたでしょ、私たちは知らないよということで、キリギリスさんはとぼとぼ帰っていったというような悲惨な話なんですけれども、実際は、キリギリスさんは一生懸命技術を習得して、バイオリンなり、そういう楽器をマスターしていた。一生懸命働いていたアリさんも、実はキリギリスさんが奏でる音楽に労働を癒やされていたんではないかというような話が今コロナ禍での芸術、特にアーティストの方々の新たな寓話として上がってきております。  それで、ここで注目したいのが、このキリギリスさんなんですけども、日本人の、何といいますか、あまり人に頼りたくない、人に迷惑をかけたくないという気持ちがあるんですけども、このアリとキリギリスさんのイソップの寓話ですか、ギリシャ時代のものだったらしいんですよね。ですが、キリギリスさんは自分が遊んでたにもかかわらず、アリさんのところに行って、ごめんなさい、食べ物を分けてくださいと言うわけなんですけれども、日本人はその声を上げられないんです。コロナ禍で非常に困っている人たちいるんですけれども、この声を上げられないという人たちがいると思うんです。ですので、今の社会は、困ったときには私、困ってますと素直に言える環境づくりも今非常に大事な社会環境の一つなのではないかというふうに思っております。  話は替わりますが、食も広義の意味で文化ではないかと思います。この食、食文化、今、琴浦町の食を振興するためにいろんな施策がされておりますが、この食の文化も一つ大事な琴浦町が誇れる文化だと思われます。実は私、中学校ときに、父親が漁船を持っておりましたので、イカ釣りに連れていってもらったんですね。母親が作ってくれたワカメのおにぎりを食べてるときに、父親と一緒に漁船を持ってた人が釣り上げたばかりのイカをぱぱっと裂いて電球にぺたっと貼り付けてくれた。1分待ってると、めくれ返って電球からそのイカがぽとんと落ちて、そら、これを食えと。いまだにその味が忘れられないんですね。  町長、昨日は何か肉のみそ漬けがうまかった、癖になる味とおっしゃいましたけれども、私は、赤碕の港、逢束の港なんかでイカ釣りの電球を見ると、そのイカが落ちてきたとき、そのぽとん、あとは食べたときの柔らかさ、いまだに覚えております。東京の有名シェフの地元食材を使った豪華な料理もいいですが、こういう隠れた、その場所でしか食べれない琴浦町の非常にいい食材、誰も食材がいいものだとは思ってない、ただいつも普通にしてることが、例えば東京の有名シェフプロデュースの肉のみそ漬けを琴浦町で食べた人と、同じ人が、漁師さんに連れていってもらって漁船の魚の臭いと重油の臭いの中、揺れる中、ぽっと落ちてきたイカとを食べた場合、東京に帰って、大阪に帰ってどっちを人に自慢するかというと、私は、間違いなく、ぽとっと落ちてきたイカのほうだと思われますので、その点もちょっと考慮していただければと思います。  あと、文化振興におきまして、やはり私が小学校のとき、八橋小学校のときに音楽の先生が担任で、大体その頃は1か月に1回、福祉会館で音楽的イベント、バレエですとか、私はそんな音楽には関係なかった人間ですけれども、その先生が非常に巧妙な技を使いまして、私の母親に、前田君は何か音楽の才能があるみたいだ、こういうイベントがあるので行かせてはどうかというふうな、何ていいますか、一つのトリックを仕掛けられて私は母親に連れられて1か月に1回、福祉会館にそういうイベントを見に、イベントとは言わないですね、音楽会というか、あの頃の幕が上がる緊張した雰囲気ですとか、ざわざわ音、楽器の何か調律、チューニングする音だとか、いまだに克明に覚えております。  大事な時期なんです。我々にとって、この1年、音楽活動とかそういうイベントに触れられない我々にとっての1年と、感受性の非常に高い小学校5年生から中学校2年生ぐらいまで、この彼らの1年、この間の、何ていいますか、音楽、それから質の高い芸術に触れられない時期というのは非常に悔やむべきことだと思われますので、その点、御考慮いただいて、音楽イベント、例えば隣のまちで夜あるとすれば、町でバスを出していただくとか、いろんなやり方があると思いますので、一人でも多くの小学生、中学生、そういうイベントに無理やりでもいいですから連れていっていただいて、質の高い芸術文化に接する機会をつくっていただければと思います。 ○議長(小椋 正和君) ちょっと前田議員に言っときますけれども、通告にない食の話が出ましたんで、その分、今後ちょっと。その分は答弁はありませんので、よろしくお願いします。 ○議員(1番 前田 敬孝君) 大丈夫です。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) いや、御意見として聞いておりましたので、つい、なるほどと思っていたところで、最後の話は子どもの情操教育ということで、私たちも経験してるのは、小学校での体育館で、その当時は、ハープですか、竪琴ですよね、そういう本物を見て、こういうもんかというのが一つのきっかけになったりもするところはあります。  教育関係については、補足を教育長のほうからしていただきます。 ○議長(小椋 正和君) 田中教育長。 ○教育長(田中 清治君) まず、芸術家が困ったときに困ったということが言えないという、そういう状況が日本にはあるということなんですけれども、やはりこれは日本の中であって、特にこれは教育によるところが大きいというふうに思います。人に迷惑をかけてはいけないという、困ったと言うことが人に迷惑をかけるというふうな、そういう意識があるということですので、やはりこれは教育の中で、困ったことがあれば、それをはっきりと困ってるんだということが言えるということが、これは人を大切にすることにもなるし、自分を大切にすることになる。これによって、仲間というか、そういう意識が生まれてくるということですので、これは我慢することではなくて、きちっと言えることだという教育は進めていきたいというふうに思います。  それから、食の文化ということがありましたけども、それはいいですか。  それから、子どもたちに芸術に触れる機会というのは、先ほども言いましたけれども、来年度いろんな企画がありますので、町としても、その企画に乗っていろんな機会を与えて、子どもたちに本当の芸術というものに触れる機会を増やしていきたいというふうに思います。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) では、これは最後に要望として、合唱、「第九」の合唱は、やはり歌ってる本人自身が聴衆になれると、大観衆の中、大勢の中の合唱で、その歌っている声が自分に響いてくるという二重の相乗効果があり、やはり感動的なものになるんだと思います。そういうことであります。本当なら、この12月の年末にカウベルホールでというふうなことを思ってたんですけれども、ちょっとこれは難しいなと。これは、何ていいますか、取り下げさせていただきますが、4月頃、桜の咲く頃に、またカウベルホールの中庭ででも、カウベルホールにはいろんな思いが詰まった人たちがいらっしゃると思いますので、中庭でもできたら、季節外れの合唱でも、「さくらさくら」でもいいと思います。  そのときに、私がただ1つできることは、実は東京オペラという団体を取材しております。オペラ歌手が友人におりまして、彼、境港の出身なんですけれども、唯一「貝殻節」を歌うバリトンとして知る人ぞ知るの存在なんですけれども、彼ならいつでも喜んで来てくれると。できればカニのおいしい時期にしてくれと、境港の人間が言っておりますけれども、そのことだけ申し添えて、私の一般質問を終わらせていただきます。答弁は結構です。大丈夫です。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) 暫時休憩いたします。                 午後3時05分休憩       ───────────────────────────────                 午後3時06分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。
     通告11番の質問が終わりましたので、通告12番、大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) それでは、通告に従い質問を行いたいと思います。私の質問は、かねてから通告しているとおり、大きく分けて4項目であります。順次ただしてまいりたいと思います。  まず1点目、町道改良についてであります。  町道小学校松ケ谷・荒神谷線から国道9号線に接する部分は、視界も悪く、道路拡幅が必要と一般質問で取り上げたことがあります。現在、動きがあることは聞き及んでおりますが、長期にわたり事業実施が行われておりませんので、まず現在の状況が分かればお伺いしたい。  また、この近辺にありますが、赤碕海蔵寺坂は、狭小で車が擦れ違うのにも苦労する道でありながら、児童生徒の通学路となっています。こちらも以前議会で指摘されたことがあるようでありますが、早急な整備が必要と思います。  以上、2点について進捗状況や認識をお伺いした後に、議論を行いたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 町道改良ということで2つの路線ですが、まず初めにありました町道小学校松ケ谷・荒神谷のところですが、これは平成25年に事業化をされた国の事業でありますけども、用地取得に時間を要したということでありますけども、用地取得が完了したということで、令和3年度に事業着手、事業完了予定ということで聞いております。  赤碕海蔵寺線の話は、これは以前からありますけども、地形的なこと、民家がせり出しているところでのことであります。なかなかそこが工事をかけて車が擦れ違うほどの道路にする必要があるのかということで、結構費用がかかると思いますし、それから住民のそこの住んでいらっしゃる方の同意ということがあって難航する可能性は大きいんですが、そもそもあそこの通学路というのは、私のときにはあそこは通学路でしたが、その後、そういう問題もあってでしょうか、海蔵寺の南側のほうに小さな小道がありますが、そこを通学路にしていた時期があったと記憶しております。ただし、何もないっていいましょうか、人家がないところを歩くことになって、冬場の除雪とか、そういう問題もあって今は使われていないということだと思います。子どもの安全を考えるのが優先的な話でありますし、ここが狭くて車がどれだけ通るかということで、車の通行がないとすれば、もう少し東側に行って正門のほうから上っていくということを試みられた時期もあったんじゃないかと思っとりますけども、いずれにしても、子どもの安全確保ということで考えなくてはいけないところですけども、やはり費用のことがありますし、車の通行量も勘案しながら今様子を見ているというところであります。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) ありがとうございました。  まず、小学校松ケ谷・荒神谷のほうをちょっと聞きたいと思います。  先ほど町長が言われたように、これは町と国土交通省が共同しながら行っている、そういう事業だろうということで私のほうも認識しております。言われたように、平成25年に事業化されましたけど、用地交渉で延びに延びておりましたけど、令和3年度中には完成ということで、これは私、安堵のほうをしております。この事業に関しては、さらに将来的には赤碕小学校まで改良する、こういう計画は前町長のときにも持っておられたようで、そういうお話もこの議場でもあったことがあります。ぜひこの事業が完成した折には、早くそのようなことも私は考えていただきたいと思います。もし今答えれるようであればいいんですけど、スピード感を持って私は次のステップに向かって取り組んでほしいと思いますが、もしその辺で答えられるようであれば、よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 県道の拡幅といいましょうか、交差点改良だということで、以前からあの小学校に入る入り口で人身事故だとか追突事故だとか、そういうことがたくさんあったということの解消ということで、今回、令和3年に完了するということですが、併せて、小学校に入っていく道、学校の登校の場所でもありますし、そこのところの改良の方向は建設環境課長に答えさせますが、まずは改良工事が終わった後、2つが重なってしまうと渋滞してしまいますので、順番としては、改良工事が終わってから、その後、小学校側の改修をしていきたいと考えとるとこです。  補足説明を建設環境課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 長尾建設環境課長。 ○建設環境課長(長尾 敏正君) 先ほど町長も申されましたけれども、国土交通省のほうの事業の完成を見ながら町道の修理のほうをしていきたいと思っております。具体的には、蓋がけ側溝の改修、それからカラー舗装を設置するという計画でおります。それによりまして、通学路の安全対策という形で取らせていただこうと思っとります。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) ぜひ子どもたちの安心・安全のために、これはよろしくお願いしたいと思います。  そういうところでいえば、赤碕海蔵寺坂、こちらのほうも、以前からなかなか、生活道路にもなっておりますから、車が擦れ違うのも難しいようなことで、近くにあるお寺の駐車場に入って避けたりとかっていうところが多々あるようで、そういうところのお話を私は聞いとります。先ほど町長の答弁のほうを聞いておりますと、抜本的にできる対応というのが多分限られるということで、実質的にゼロ回答だろうと思います。確かに以前、床版をかけたりですとか、できることはやられたのかなと思います。ですけど、例えばむき出しの水路を土管で埋めて道にするであったりとか、抜本的な私は対応というのも、やっぱりこれは検討していくというのが必要じゃないかなと思うわけですけど、そういったことはできませんか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 水路についての管を埋めるのがいいっていう御提案ですけども、私の小学校の頃、あそこの川は、台風が来たりしたときに増水して水があふれるような状況です。水のはけ口というか、管の大きさが埋まるのかどうかということも検討しなくちゃいけないと思ってますが、通常はそんなに水はないと思いますけども、そういう災害時のことを考えての検討になると思います。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) あそこは水はけが悪いっていうのは、一番下に下がったところと、それから海岸までの勾配が少ないということで、やるんだったら、そういう土管を埋めて少し持ち上げて、水路を、流していくというのが必要で、それは前々の建設課長のときにそういったお話をいろいろ聞いたことがあります。もしこれは改良するとすれば幾らぐらいかかるのか、先ほど費用がかかるということを言われてましたけど、もし概算でも内部のほうで見積りのほうをされているんだったら、御披露できますか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 私の記憶では、そういう計算ができてるということは認識ありませんけども、あるようだったら建設環境課長に答えさせますが、町道から上がり口のところはそれでいいんですけども、問題は、町道から海岸までのところのそのところに家が両方建ってます。私の記憶では、大雨が降ったときに、その家の床下につかってしまうぐらいな大雨があったというふうなことがありますので、やはりそれは見積りというか、工法が成り立つかどうかということがあると思いますので、そこら辺の補足説明を建設環境課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 長尾建設環境課長。 ○建設環境課長(長尾 敏正君) まず工事としましては、あそこに防火水槽があります。防火水槽の蓋がけとかということも出てくると思いますし、それから県道大栄赤碕線部分の水路断面改良を併せて行わなければならないということになります。先ほど災害の話もありましたけれども、ここの部分は重要な部分かなと思っております。実際にそこに今考えておりましたのは、ボックスカルバートを設置するというようなことも考えておりましたけども、狭小区間でありますので、クレーンのあの振りが耐えれるかどうかというようなこともありますし、それからあとは海蔵寺の石積み、こちらの崩壊の危険もあるというようなこともあります。ざっとの費用ですけれども、約1億5,000万ぐらいかかるのではないかなというふうに見積もっております。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうですね、補助を使わないと難しいということで言われてましたので、これは何かしらいい起債なりがあればいいんですけど、なかなか昨今の状況では難しいというところで手がつけられていないと思いますけど、やはりこれはアンテナを高くして、何か乗っかれるようなものがあればぜひ実施していただきたいと思いますけど、その辺のところはどうですか、町長。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今後の状況を見て検討したいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) ありがとうございます。今上げた道以外にも狭小な町道、これは多々あるかと思います。財政的にも大変でしょうけど、児童生徒や社会的弱者の方が頻繁に使われる道路など、これは優先順位をつけながら整備をしていただきたいと思います。これは要望ですので、次の質問に移りたいと思います。  続いて、第2に、街路灯の更新補助についてであります。  街路灯のLED事業は、平成29年度が最終で一定の成果を見ましたが、最近、故障などで点灯しないが、何とかならないかというお話を聞くことが多くなりました。地区の街灯に関しては、各集落で管理するということになっておりますが、故障時の改修補助を行い、安心・安全なまちづくりを行うことを検討されないか、お伺いいたしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 街路灯の更新補助についてでありますけども、街路灯については、平成22年度から29年度にかけて約1,500基のLEDの街路灯を設置するということで、自治会の管理1,200基が現在あります。これは事業開始当初から自治会が設置する際の助成ということで、電気代は現在でも町が負担しております。約570万の予算を投入しておりますけども、このLEDが耐用年数でいけば15年、適正な交換時期というのは8年から10年ではあるんですけども、既にもう経過して自治会で負担して改修をしていただいておりますが、当初の約束事でそういう形ではあるところであります。そういうことを御理解いただいて、改修については地元で行っていただきたいと思いますし、電気代を見るという点で570万ですけども、ほかの町村でこういう街路灯の電気代を補助してるというところは今ない、3町で北栄、湯梨浜、三朝では負担はされていないということを申し添えておきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) ありがとうございました。  先ほど町長が言われたように、電気代は町、道路照明灯や集落外の街路灯は、これは町が管理して、地区は地区が管理するという、こういったことになっておるのかなと思います。現在も、たしか新設する場合については1万円だけ補助があったのかなと思います。これはちょっと確認ですけど、もしこれも言われるとおりですよということであれば触れていただきたいと思いますけど、例えば地区も含めてですが、故障などで点灯せずにそのまま放置されているような街灯の数というのは把握のほうはされておりますか、よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 現在、自治会の集落の街路灯の新設の場合は、1基当たり設置事業費の3分の1、上限を1万円として補助をしておるところであります。修繕が必要なものがどのぐらいあるのかということを把握してるかということについては、数字を持ってる建設環境課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 長尾建設環境課長。 ○建設環境課長(長尾 敏正君) 先ほど修理が必要な放置されている街路灯ということでしたけれども、申し訳ありません、建設環境課では把握しておりません。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) やはりこの街灯というのは、例えば夜に明かりがともります。それは、確かにそこに住む住民の方がメリットを享受されるわけですけど、そこは、他地区の町民、これは通学もあるでしょうし、高齢化が進んでおります。徘回であったり、何だか、いろいろそれは事件事故とかなんとかをこれを未然に防ぐという、これは意義があることであります。そこで、先ほど言われました更新に当たっては、これは本体価格も割と高額になる、それは業者に頼んで交換してもらうそういう作業もありますから、かかるのかなと思います。やはりそこを一部でも見て、安心・安全なまちを維持していくということは私は意義があることだなと思いますけど、意義はないと思われますか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 意義があるかどうか、それはもちろん街路灯ですから、そこの地域の人たちが生活されるのに必要だということでの街路灯を設置されているところでありますし、先ほどの説明でも申し上げましたけど、自治会が設置するということでの電気代はこちらが持つという、そういう立てつけになっております。ですから、街路灯が消えているということになれば、もちろんそこの自治会の方たちが気づくところですし、それから、修繕については、まずは自治会でお願いしたいということであります。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) 人口も減ってきて、自治会のマンパワーもやはり落ちてきているところもかなりあると思うんですよね。それはやはり補助金の中で自治会同士の合併だったらこれだけつけますとかということが表れているというところにも役場としても認識はされているのかなと思います。結論から言うと、町長が言われるのは、前の約束があるからということで、実質的にゼロ回答でありますけど、修繕は自治会、そういうことであっても、やはり規模、財政基盤、自治会によってこれはまちまちで、違うと思うんですよね。やはりそこの部分に共助のところがあってもいいのかなと思いますけど、どうですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 財政負担を伴うことですので、そこのことを考えながら、対応ができるかどうか検討したいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) やはり地区だけでこれを維持していくというのは大変ですし、これからはもっと大変になるでしょう。やはり小規模な地区でも4つ5つの街灯があるというのは、ざらにそれはあると思いますので、ぜひこれは検討のほうをしていただきたいと思います。これ以上は平行線だろうなと思いますので、ぜひこれは内部のほうで協議のほうをしていただきたいと思います。  では、次に移りたいと思います。続いて、再議についてお伺いします。  2年陳情第4号、議会本会議中の議員の発言について、発言の撤回と陳謝を促すことについて、これは陳情でありますけど、の採決の際、地方自治法第117条の規定に基づき、議事に参与することができない者として除斥されるべき議員が議事に参与して議決が行われたためとして、9月定例会最終日に突如として再議が行われましたが、この手続は妥当であったか、認識をお伺いしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 再議については妥当であったと判断しております。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) 妥当であったと。妥当であったと思うから出されたんだろうと思います。  再議の状況については、これは、私、いろいろ探しましたけど、これもなかなか件数自体がないということで、まとめた資料というのは最新なもので、総務省が再議に係る論点として資料をまとめております。この中で、市区町村で平成19年4月1日から平成21年3月31日までの約2年間、違法議決によるもので再議に付されたものの件数が掲載されておりますが、僅か5件であります。この手の判例も私見ましたが、見当たらない。直ちに違法とはならないとされることから、採決が拮抗している案件でなければそのままというのが実態ではないかと、こういったことであります。この辺り、再議を行うに当たり調べられましたか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 再議に当たっては、調べた結果、町長しか再議の提案ができないということで、提案をさせていただきました。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうですね。町長しか提案できない。再議とは、長と議会の二元代表制による自治体の意思決定に際して双方の対立時における調整制度として議会のこれは不信任決議と長にそれに対する措置、こういったことで、いろいろ取決めがありますけど、この中で定められているものであります。その中で、議会の議決に対して改めて議決し直しを求める、こういったものが再議制度であります。この中には、任意的に判断で行使される一般的再議、これが任意的再議と、議会の越権、違法な議決等に対して長が行う特別再議、こういう2つがあるそうであります。今回問題となったのは、いわゆるこれは義務的再議、こういったものでありますけど、それでいいますと、普通地方公共団体の議会の議決がその権限を越え、法令もしくは議会会議規則に反すると認めるとき、こちらのほうが地方自治法第176条4項とされるものでありますけど、に違反すると長が認めた場合に再議ができるわけですが、いつ問題があると認識されたんですか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) いつという時期的なことをちょっと今、記憶はしておりませんけども、議決の際に法令に違反する事実があった。これは長側が違法しておるわけではないということを御理解いただきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうなんですよね。長側が違法なことをしているわけじゃない。ですから町長が、これ、別にかけなくてもいいんじゃないかなと言えば、そうなんですよ。このことを示すような時系列の資料がありますので、こちらも事前に資料請求のほうもしてますし、議員皆さんにも配付されておられると思いますから、これで読み解いてみたいと思います。  今年の7月29日、新聞社、個別具体的な名前は言いませんけど、から重大な瑕疵があった議決として、取材聞き取り、その日のうちに、これは同日ですね、庁舎でこうやり取りがあったそうであります。義務的要件であることを説明、これは町長が説明を受けたということですね。執行部の見解、法令上は義務的再議とはいえ、長に出された事件でなく、町民に直接不利益が生じる案件でもない。経過が不明なため、詳細について説明していただきたい。軽々に再議に付すことは避けたいとあります。先ほど町長が言われたこと、このとおりなんですよね。私、これは正しい認識だと思います。そして、これも同日ですが、町長や議会からこれまでの経緯を説明しなければ再議に付すことは困難であるとあります。  そこで伺いますが、町長がこれは判断するものであって、説明してもらってどうこうするという性質のものじゃないと思うんですけど、どうですか、その辺は。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 私が説明を聞かなければ判断できないという意味で説明を聞かなくてはいけないと思いますし、先ほどから申し上げてます。こちら側の瑕疵はないということで、じゃあ何がといって聞いたところです。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) ですから、認識してなかったんでしょう。そうは言いますけど、こうしてくださいと言われてやるようなものじゃないと言っているんですけど、どうですか、その辺は。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) こうだから違法性があるということを指摘いただいて、何が違法性なのかということを聞いたということであります。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) ですから、長がそう思わなかったらこれは出さなくていいので、長が認識した場合にこれは出すことができるわけなので、思ってなかったんじゃないですか、そのときは。どうですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) あの時点でそのときは思っていたか思ってなかったか、何が違法性なのかということを聞いたということですので、そのときに違法性があったとかなかったとかという判断ではなくて、それを聞いたという話です。聞いたところで違法性があるということを判断して、提案させていただいて、議会で再度議決をされたということであります。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) しかし、もう新聞、問合せも来ていて、軽々に再議をすることは避けたい。これ、町長が言われたことじゃないですか。やはりその時点ではこう考えられてた。違うんですか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 何度も言いますけども、これは私の話ではなくて、議会の中での話、通常は考えられないことが起こっているので、何が起こっているのか分からない。だから違法性って何だと聞いたところですから、これは議会側で考えられる話じゃないでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうなんですよ。私、議会の委員会でも言いました。こういうことを町長に何かしてもらうような、そういう案件ではないです。これは議会の中の問題です。私はそれは町長とは意見は同じだと思うんですよね。この中に書いてあることは、町長がこう思ってたのなら、私とこれは意見が同じだ。それで私は採決のときには外に出たわけです。議会の中のことって言われますけど、そうなんですよね。ですからこれは町長が出さなくてもよかったんじゃないですかと聞いているわけですけど、どうですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 法令上の中の話で、出せるのは町長しか出せないから私が提出した。ほかの出し方があるんだったらそれを選択しますけども、ほかに出し方がないので、だからそこで何が起こったのかを聞いて、違法性があった。手だては町長が提出するしかないということなので提出させていただいたということで、大平議員が出られたのにそういう意味があったのかということは承知しておりません。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうなんですよ。ですから違反すると認めるとき、長が認めるときに出せるわけなんですよ。これ、だけど議会の中の話でしょうって思われてたんでしょう。何で出したんですか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 何かちょっと堂々巡りしてますけども、違法性が何があるかと言って理由を聞いて、違法性があるということを認めたから出したんですよ。別に議会の判断とかという、議会の中で起こっている議決が違法性があったということが分かったので、これはそのまま放置しておくわけにならないので出したという話です。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) やはり新聞にこれは違法だって出て、それから町長がどがなことだっていうふうなお話をされたというのは時系列の中であるわけですから、やはりこれは手続、どうなのかなと。これ以上、町長に言っても、やはりこれは議会の中のことで、どちらかといえば町長に御迷惑をかけているような案件だと、私はそういうふうに思っておりますけど、そこのところは、何があったのかということはやはりきちんとしていかないと駄目だということでさせていただいたということだったので、これでやめておきますけど、なかなか次はこういうことはないと思いますけど、起きそうな場合には、やはりこれは議員全部と町長ぐらいで、唐突にこれ出るんじゃなくて、お話しするようなこともあってもいいんじゃないかなと思います。これは私の要望ですので、次の質問に移りたいと思います。  最後に、町長の政治姿勢についてお伺いします。  来年の3月には任期最後の予算編成で、今まさに総仕上げの時期に入っているのかなと思います。  そこでお伺いいたしますが、次世代へ住んで楽しいまちづくり、こちらの実現を目指して公約を掲げられておりますが、それは達成できたのでしょうか。未達成であるとすれば、限られた時間の中でどのような道筋をつけられるのか、タイムスケジュールを含めてお伺いしたいと思います。こちらは現状認識を伺った上で議論のほうを行いたいと思います。
    ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今回の質問で、このタイトル、たくさんありました。政治姿勢についてということで、今回、大平議員の質問は、4年の任期の話でありますから、4年の任期の間のどうだったのかということで、そこの総括的な話は、まだ任期途中ではありますし、3年目もまだ終わっているところではありませんので、そこの評価というか、自己評価というんでしょうか、まだできないというか、というよりも感想として、今回の議会でずっと申し上げておりますけども、根本的な財政状況の悪化が解消できたかということだけ見た場合には、まだまだ道は遠いということでありますし、それはまさに台風24号という不測の災害が起こったということもありますけども、それも併せてまだまだ道半ば。でなければ琴浦町の財政状況は悪化の一途をたどっていくということは、繰り返しになりますので、またマイナス的な話ですので、それ以上のところは申し上げませんけども、具体的には今までお話ししたとおりであります。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) 確かになぜか今回は政治姿勢を問う質問が多いですので、私のほうは切り口をいろいろ変えながら質問のほうをしたいと思います。  先ほど町長も言われました。財政状況は厳しい、こういったことであります。これは常々、就任当初から言われてきたことで、私もせんだって退職金のことについて言わせていただきましたけど、まだそこまでのことにはなっていないということでお話のほうがありましたから、あれ、何かおかしいなと思って、今、聞いておったところであります。  そこで、町長は、こう公約のほうを掲げられております。1つ、教育、人づくり、2つ、産業、仕事づくり、3つ、政策として、協働、まちづくり、こういったことであります。第1の公約について、議会で町長はこのようにお話のほうをされております。まず一番最初に人づくり、これは、まず人がいなければ、特に幼児教育が一番大事だ。これはやっぱり専門家との意見、それは保育士であったり、それから教職員であったり、教育委員会、そういうところと協議が必要だと思っております。大変私はすばらしいお考えだと思います。これは検索していて私も目頭が熱くなりました。  そこで伺いますが、幼児教育は大切だ、協議をしながら進めていくと言っておられましたが、そんな中、最近、こども園の統合の問題が町民の中から出ております。そういったところでいえば、説明を尽くして合意形成をしていく、こういう姿勢というものが問われているんだろうなと思います。議会のほうにこれは示されました第1回ふなのえこども園のあり方検討会報告書、この中にこうあります。委員の意見として、ふなのえこども園とことうらこども園のほうとこれは統合するのが望ましい、こういうことで、統合の方向性が示されています。さて、私のほうに入ってくる情報は、委員の方がこのように言ったとありますが、これは行政の人が言われたんじゃないですか、はてな。その方が言われていたのは、言い方が悪いですけど、行政のこれは自作自演ですいたことやっとるんじゃないか。私、そんなことないと思いますよって言いましたけど、そんなことないですよね。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 建て替えの話からスタートしておりますので、誰がどう言ったかというところ、私はそこまで承知はしておりませんけども、一つの見識だとは思います。何回か話をしておりますけど、子どもの人口というか、子どもの数が少なくなっている。合併当時の統廃合した当時にはまだ生まれてない子どもたちが、今、園に入っておりますので、そういうことも含めて検討しているということでありまして、誰が大平議員に言われたかは分かりませんけども、いろんな意見があるとは思います。まだそういう方向で、一つの見識として私はその報告を聞いておるところです。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうなんですよね。受け身で報告を聞いた。町長はそうだろうと思います。そんな、こういうふうにしろなんて、私は指示は絶対しないと思ってますけど、第2回町立ふなのえこども園のあり方検討会、これは11月19日木曜日に開催されたようであります。こちらの会議録、なぜかホームページにも上がっております。これによれば、第1回目の検討会について、説明委員のこれ説明があって、委員の発言がこうあります。確認だが、この検討会はふなのえとことうらとのこれは統合が前提の会なのか、検討会で統合しないほうが望ましいという意見が出た場合、その意見について検討の余地はあるのか。そうすると、事務局はこう言われているんですよね。第1回目の検討会で、新園舎については2つの園の園児を預かれる規模の施設を建設して、ふなのえこども園とことうらこども園を統合してはどうかという提案をさせていただいたとあるんですよ。誘導されたんじゃないですか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 物の取り方、誘導と言われると、ちょっとそこの前後のところが分かりませんが、今、ホームページにそういう議事録的なものを載せるというのは、情報公開のことだと思ってます。今、こういう審議をしているんだということで、決まった話でもなくと言ったらあれですけど、途中経過のことを皆さんにお知らせせな、問題がこの辺にあるという意見もありますよということでホームページに載せるということは続けていかなくてはいけないと思います。決まっている話ではありませんので。審議途中に出ている一字一句をここで評価するという話ではないと思ってます。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうなんですよね。住民の中でも断片的な情報だけで、あれ、何かおかしいなということを思われていると思います。確かにそうなんですよ。当初はこども園と地区公民館を統合した施設を建設すると、住民の方はそう思われているわけですけど、その話がいつの間にかこども園の統合だとか、地区公民館はまちづくりセンターだとか、これは何が起きているんですかって私も聞かれてびっくりするようなことが連鎖的に起きております。これは方針ありきではないかと言われるゆえんじゃないかなと思います。昨日も意見が出ていましたが、文化センターも地区公民館と統合という話は私はオープンにされればいいと思います。さらに言えば、熱中通販の問題もうやむやで熱中小を続けようとしている。住宅新築資金に見られる同対事業も含めてレビューでもかければいいじゃないですか。一つの意見だけ抽出して町民の意見だと誘導しているように見えるんですが、そんなことはないですよね。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 例え話がたくさんあったので、誘導という言い方が正しいかどうか。それは誘導ではなくて、一つの案として話をする。執行部としてどう考えるかということを聞かれれば、こういうことを考えているという話でありますが、今、こども園の統合の話になったところで、時点がだんだん変わってくるということは間々あることでして、最初にふなのえこども園が安田、それから以西と合併というか統合するときに、この園は耐用年数がいつまであって、それが来るまでに建て替えをしなくちゃいけないというときに、そのときは、公共施設個別計画ということができてくれば、複合施設となれば補助、起債が対応できるということでの話をしていたところではありますけども、まだそれも、そういう案、考え方があるといって、移転先が決まっているわけでもありませんし、どういうふうにするかということではなくて、それは3園が統合するときに保護者の方たちに、この園はいつになったら建て替えがあるんだということでの答弁をしているところであります。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) こども園の件に関しても、私の認識ですよ、子どもの数が少なくなるので統合を考えていると、保護者や近隣住民がこれ納得した上だったら、私はこれは仕方がないと思います。やはり委員の中から出た。これは誰かといえば、事務局が提案していた。誘導とも取られるようなことがあると不信感しか生まれませんから、私はこれは丁寧な説明に努めてほしいと思いますけど、その辺り、どうですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 丁寧な説明はさせていただきたいと思いますし、今、議事録が出ているということで、どなたがおっしゃっているのか、保護者がおっしゃっているのか、それともOBの方がおっしゃって、OBというのはこども園のOBということですけども、それを広く意見を聞いていかなければいけないと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) いろんな情報が断片的に出てきて、あれ、前にこがに言っとったのに、変わったのかなとか、ホームページに載ったりとかって、そういったことがないように、分かりやすいような情報提供に努めていただきたいと、そういったことであります。  また、2つ目、産業、仕事づくり、これについても議会で町長はこういうふうに言われております。産業、仕事づくりについては、これまでも熱中小学校の例を出しておりますけども、大人のリカレント教育ということが最近はやっております。1回学校を卒業してから社会に出ていろんなことをやっていく中で、もう一度学び直すということが最近出てきております。これで企業の第一線で活躍されている人のお話を聞いて化学反応が起きる。それが起業というものに結びついていけばいい。これが一つの産業、仕事づくりの取組なんだということで町長は言われておりました。3年間の取組で、それが1つでも2つでもできたらいいなと言われておりましたが、具体的に起業に結びついた化学反応は起きましたか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 端的に答えさせていただきます。起業という実績はできておりません。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) それは思いですから、それはそれでいいでしょう。  熱中小学校も通販でこれは運営していくんだ。これがふるさと納税にいつの間にか置き換わっている。これはまちづくりセンターとかも、そういったところとも共通するようなことではないかなと思います。ですから十分に説明したとは言い難いことが連鎖的に起きているわけであります。昨日も熱中小学校での関わりで、キャンピングオフィスだか何だか分かりませんが、新たな流れが起きていると、こう言われました。エントランスにあるテントで会議をされている風景を見られた町民が、これは何ですか、遊んでいるんですかと私のところに問合せもあったりしたものですから、これも何をしようとしているのか見えないことから起きていると思います。ぜひ情報発信をお願いしたいと思いますが、その辺はどうですか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 情報発信は努力して、あらゆる場面を通じて御説明をさせていただきますが、なかなかその真意を短時間あるいは一気にお知らせ、あるいは納得していただくというのは非常に難しいことではありますけども、努力はしていくつもりです。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) ですよね。ですから積み上げができてない段階でほかのことをしようとすると、やっぱりそこはあつれきがいろいろ生まれるんだろうなと思います。  そこで、商業、サービスの振興にこれは取り組まれております。物産館の指定管理の問題、先ほどから出ておりますけど、琴浦ブランド、この食のるつぼ、片やコトウライフとして少子高齢化対策、人口減対策、これは中にはこの産業の振興であったり、協働によるまちづくりであったり、こういったもので項目を掲げて取り組んできましたが、惑星コトウラですか、そんなことに今なっているような状況であります。昨日の議論でもこの取組についてインフルエンサーのことも言われておりました。これは熱中通販をどうするのか、こういった議論の中でも述べられていることであります。こう言っても、今、こういうのも何だかと気づかれたと、こういったことでありますけど、だから公費を使って雑誌に取り上げてもらっているが、それがうまくいくっていう保証は私はないと思います。その時々の思いつきで町政を行っているように思うんですが、そんなことはないですよね。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今回ずっとお話ししておりますネガティブとポジティブの話だと思います。できない理由を、あるいは失敗したがごときの話をして、何も動かないことが全く衰退していく話でありますし、インフルエンサーの話も例えの話でしましたけども、実際に今こういう形が起こっているという、3年前と今とはまた状況が違ってくるということで、それで交付金を使いながら今進んでいくということで、前回のことを反省しながらやっていくということで、立ち止まるということではなくて、実践をしていくことによって新たな問題が出てくれば、それを解決していく。それが失敗ではなく成功につながるもとだと考えております。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうですよね。私もチャレンジは大切だと思います。ですけど、例えば招き猫や食のるつぼはつぼというのがあって、これでやはりある一定の認知があったと思います。これもどうも惑星コトウラに置き換わってしまって、私はもったいないなと思いますけど、これが復活するということはないですか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 時点時点のそのときに考えたそれぞれのロゴだと思います。ロゴというのは、職員もそうでしょうけども、これを見てどう考えるのかという思い、志、あるいは意見、昨日もお話ししましたけども、このロゴマークは何かって聞かれたときに答えれるようにしていくことで、話題を提供することで、マイナスに考えれば、何か訳の分からんことだなと言われれば、それもその方の御意見で、実はこの絵はこういう意味があって、だったらやっぱり琴浦はどうなのというふうにポジティブに考えていきたいと思ってます。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) ポジティブには考えるんですけど、猫やつぼは、あれはじゃあなくなったということでいいんですか。確認ですけど、よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) なくなったというよりも、役目を終えたと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうやって税金を使ってPRしていって積み重ねていったものがやはり新しいものに替わっていく。それは私は否定しませんけど、替わっていく段階で、やはりそれはきちんと周知がしてないと、いろんなことで、あれは何だったのとか、この話は聞いてないとか、そういうことが起きるかと思います。そういったことがないように、私はきちんと町民に、先ほどのテントの件もそうですけど、情報発信というのが必要だと思いますけど、町長もその辺のところは私の意見と一緒ですよね。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 大平議員の意見と一致しているかどうかというのはちょっとよく分からんところですけども、今までのことの反省を考えれば、情報発信ということだと思っています。広報も大分紙面が変わってきたと、私、認識しておりますけども、町報です。今までのものとは少しずつ変えながら、やはり今、町はこういうことを取り組んでいるんですよという文面で出すのが町報ですけども、今回の食の関係でいくと、QRコードを使ってふるさと納税のサイトに飛んでいくというような、今のSNS、スマホを使いながらという新たな取組も加えていくということで、いずれにしても、紙だけでもなく、そういうものを使いながら、いろんな手を使いながら、今の町はこういうことを考えている、こういうことをやっているということの情報発信をしていくべきだと考えております。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) そうですね。丁寧な説明というのをお願いしたいと思います。  これ、また3つ目の政策として、協働、まちづくり、こういったことで掲げられております。昨日来、議会でも指摘されておりますが、地区公民館のトイレが、これ使えなくなった、こういったことであります。暗いときには少し距離があります。その中を懐中電灯で夜トイレまで歩いていく。今日は雪も降りました。それが協働のまちづくりなんでしょうか。簡易トイレを置くなり、少し私は考える必要があるかと思いますが、その辺り、どうですか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) これも何人かの議員からの質問で、同じように答えさせていただいておりますけども、どうしても工事ということで時間がかかりますし、簡易トイレの話も地域の人たちにお話ししたら、それよりはという話があって、今、本当に御不便はかけますけども、しばらくお待ちいただきたいということで説明はさせていただいております。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) しばらくというのがどこまでかって、かなり長いような時間だと思います。こちらのほうについてはトーマツの報告書にも公民館の配置見直しや指定管理云々、こちらのほうの記載があります。成美地区公民館、これ浄化槽は社会教育課、昨日もありましたけど、これ直そうとしましたけど、町長に話すと、予算もあり、これはなかなか方針が出なかったということで、仕方がないので、建物は使用禁止、安田へ行ってくれという話に、こういったことになったかと思います。今まで私が話してきたように、不信感だったり、そういったものが素地にあるから、一つ一つ事象があるたびにいろいろな臆測が町民の間を駆け巡るんじゃないかなと思いますけど、その辺のところはどうですか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 臆測ということでおっしゃってますけども、なかなかそこ、さっきから申し上げておりますけども、うまく真意が伝わりにくいというところでのもどかしさというのはあります。それは私が説明してもそうですし、それから職員が説明しても同じことが起こってくる。で、コミュニケーションという話も出てくるんですけども、なぜこういうふうにするのかということを丁寧には説明いたしますし、また、それに取り組んでいかなくちゃいけないと思いますが、浄化槽の話は、もう槽、合併浄化槽が全く修理が利かなくて、一番の問題は、今の建物に合ったこの大きさで、小さくすることはできないということでした。そこのところでじゃあどうするのかということでいろいろと知恵を絞りながら、配管は今年のうちに下水でできればそれをする。そうすれば少しでも早く、春先には当初予算で宅内配管をするということで、早急にしていくということであります。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) ですから、この住民説明会のときには多分、町長も出ておられてそういうことを言われれば、そこで済んだ話じゃないかなと思いますけど、やはり課長を挟んで、上がってきて、お金がかかるから、ちょっとまだそれは駄目だよって、それをそのまま言ったら住民も何だこりゃということでなった。それ、簡単なことじゃないですか。ですから、説明を果たしていく、何で分かってくれないのかなと言う前に、足を立てて説明するようなことはされたんですか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 案件はいろいろあります。全て私が出て説明するということには物理的にならないと思いますし、今回のところは社会教育課に任せて、そこのところの説明をしていると。ただ、そこの説明がうまくと言われれば反省はしますけども、全部が全部、私が出て説明するわけにはなりませんし、詳細の細かいことはやはり担当課が説明していくことになると思います。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) 地域との合意形成が重要だということは昨日の議会でも町長言われておりました。私もそのとおりだと思います。町民の意見を聞きながらじゃなくて、先に結論というのが何かあって、こういったことになっているのかなと、私も何かおかしいなというので勘ぐっちゃうようなときもあるんです、はっきり言ったら。町長が就任当初にこれはやられていたような、住民や職員と向き合っているような姿勢が変わってきているんじゃないか。私はこれが心配なんですけど、それは一貫して変わっていない、大丈夫ですって言えますか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 変わっておりませんし、それを情報発信して、変わっていないということの情報発信がちょっと足りないのかもありますけども、私は考え方としては一つも変わっておりません。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) 変わっていないということでしたら、これからも説明責任を事あるごとに私は果たしていただきたいと思うんですけど、やはりいろいろネットでとかQRコードとかって言われますけど、そうすると、階層的にここの情報は取れたけど、こちらは見てないとかっていうことが連鎖的に起きてくると思うんですよ。説明会があったけど、方針は変わって、実は公民館と、それからこども園が合併するという話がなくなっちゃって、今はこういうことで話が進んでますというのも、途中から聞いた方はびっくりされるというのは、そういったことだと思います。下にあるテントの話もそうでしょう。いろんなことが、私は入ってくる情報というのがずっと継続して、何ていうかな、分かりやすいように出していくということが必要だと思いますけど、あれだこれだということで出していくと、やはり混乱するというか、受け手のほうが、どこまでそれをきちんと正確に取っているかというのは、なかなかそれは分からないところがあると思います。そういったことがいろいろ何か変なことをしているんじゃないかとか、そういう臆測までなってきて、議員に相談したりとかということが起きているんじゃないかなと思いますけど、その辺のところをちょっと解決するように、町長のほうも何か内部のほうでも協議したりとかということを考えられませんか。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今の発言の中で、議員に相談するって、私は議員に相談したことはありません。今の一時点でいけば、とにかく合併浄化槽が壊れたということで、それを修繕する話が何か違うというか、私の思っている方向と違う、公民館の合併問題だとか、何かそういうふうにいってしまっているということは不徳の致すという話になるんですけども、最近その話を聞いてて、論語の中にこういう言葉があるんです。民、由らしむべし、知らしむべからずということで、なぜこういうふうにやっているかということを、民というのは町民と言っていいと思いますけども、お知らせすることはなかなか難しくて、知らしむべからずというのは、これ、間違って知らせないほうがいいって解釈する人はあるんです。そうではなくて、知らせることはなかなか難しいもんだよなということがあります。まさに今そのことを考えながら、本当に丁寧に説明しているつもりではあるけども、いろんな考え方を持っていらっしゃる方があって、それにどう応えていくのかということは難しい問題だということが今の論語の中の言葉であります。 ○議長(小椋 正和君) 大平高志君。 ○議員(5番 大平 高志君) これから内部でいろいろそれをどうやって分かっていってもらえればいいのかという手だてのほうを検討していただきたいと思います。  私の質問は以上で終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) ここで暫時休憩いたします。4時15分まで休憩いたします。                 午後3時59分休憩       ───────────────────────────────                 午後4時11分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。  通告12番の質問が終わりましたので、通告13番、桑本始君。 ○議員(14番 桑本 始君) そうしますと、かねて2問通告しておりますので、1問目として、2020年農林業センサスによる農業振興策について質問いたします。  2020年農林業センサスの結果の概数値が農林水産大臣官房統計部より11月27日に公表され、基幹的農業従事者は136万1,000人と、5年前に比べ39万6,000人、22.5%減り、比較可能な2005年度以降最大で、高齢で農業を辞める人が多いことが影響し、担い手の確保が大きな課題の急務になっております。65歳以上が占める割合は69.8%となり、昭和60年時点の346万人の農業従事者から一貫して減少傾向です。基幹的農業従事者、個人的経営の平均年齢は0.7歳上昇して67.8歳、農地の集約は、1経営体当たり耕地面積は3.1ヘクタールとなり、着実に規模拡大が進んでおり、要因は、団体経営体3万8,000、法人経営体3万1,000、企業経営体の法人の増加であります。鳥取県では、農業経営体1万4,496人のうち、個人経営体1万3,999、団体経営体497、また法人経営体は315、経営体の耕地面積は1.5ヘクタール、65歳以上が1万3,867人となっています。70歳を超えると離農するか統計対象とならない規模に経営を縮小する傾向にあります。全国市町村のデータが来年3月頃に発表とか。2020年、琴浦町の基幹的農業従事者も全国の比較しての減少率から見て15%以上が減少する、基幹的農業従事者は1,600人弱になるのではないかと予測しております。  そういう中で、本町農業の現状と将来予測について、2番目に、人口予測から、特に中山間地域に特化した地域農業構想を提言をさせていただきます。  農業をベースに多様な働きかけ方で暮らす人の受入れ、例えば半農半Xについて、町長はどのように思われておるのか。また、藤山先生の人口予測の中で、特に人口減少率の高い中山間地域、以西、安田、上郷、古布庄、2020年の農林業センサスの数値をソフトに入力し、基幹的農業従事者の人口予測と新規就農者数の算出、この資料を基に、中山間地、各地区のワークショップ等により、地域ごとの農業活性化プランの作成についてはどのようにお考えでしょうか。  3番目に、県普及所、JA、町、地域推進チームでもうかる作物、中山間地の戦略的作物を策定し、現地に出向き、地区農政懇談会を開催されてはどうでしょうか。  また、4番目に、最終的に琴浦版の農政懇談会を設立してはどうかを町長にお伺いします。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 2020年の農林業センサスの、農業振興についてということでありますけども、まだ、県のトータルは出ておりますけども、町のものは来年にならないと出ないということで、傾向は同じだろうと思っております。先ほどの話で、67.8歳の3.1ヘクタールという耕地面積ということで、ちょっとそんなに増えたのかというのが3.1ヘクタールという、規模拡大されておるんだなというのは分かりましたし、それだけ集約されていっているところ、気になるは、統計を取るたんびにその年数だけ年齢が上がっていくという、新規参入が少なくなっているということの表れかと思っておりますけども、リタイアする人が多く、その後入ってくる人が少ないということだと思います。  お話ありました後継者問題ということについての町の取組としては、スマート農業ということで、昨年から、若い方で、親元就農も含めて、新たな農業に取り組みたいという方が、ミニトマトを中心に、ブロッコリー、そういう農家になりたい、あるいは農業をしていきたいという方たちが出てきております。そういう方のアドバイスをするのに、やはり数字があって、こういう数字を見ながら、ここは肥料が足りないとか、一番はハウスの中の状況だと思いますけども、環境が整備しやすいところでそういうお話をしていきながら、先ほども出ておりましたけど、スマートスーツ、アシストスーツというようなことで、労力がかかって、もう腰が痛くて仕方がないというようなことの軽減になるようなことも含めて考えていかなくちゃいけないと思っております。  農業での半農半Xということも、以前から桑本議員がおっしゃっているところで、そのこともあっての藤山浩さん、昨年から来ていただいております。提言のありました農業版の人口のプログラムというもの、センサスの数字が出れば、また入りやすいことかとは思いますけども、それも考えていくべきかと思っております。  いずれにしても、高齢化が進む中で、新規就農の若者が一つのチームとなって、やはり一人でやる農業ではあるんですけども、仲間同士での助け合いといいましょうか、そういうことも通じて、農業改良普及所、JAとかの指導も受けながら新たな展開を考えていけたらなと、人材育成はそういう点で考えておるところです。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 暫時休憩いたします。                 午後4時19分休憩       ───────────────────────────────                 午後4時19分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。 ○町長(小松 弘明君) 失礼しました。漏れがありましたので。  農政懇話会ということでの、先ほどのチームを含めて考えていく中で、いろんな方の意見交換とかということで、確かに以前に農政懇話会というのがあった名前を、あの形ではないであろうなと思いながら、でもやはり人が集まって意見交換したりするというのは非常に大事なことだと思っておりますし、それをぜひ考えていきたいと思います。  チームのことでいきますと、琴浦町農地中間管理事業の情報連絡会というのがありまして、人・農地プランの中ではあるんですけども、集落における農業の担い手とか、今後どうしていくのかということを地域や関係者で定期的に会議を行っていらっしゃるようです。通称チーム会議と言っておりますけども。今回の質問があって、こういうチーム会議というのがあるということも承知いたしましたので、できれば、機会があれば、そういうところでの若手の方の御意見をお聞きしたいと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 桑本始君。 ○議員(14番 桑本 始君) まず、市町村版は3月でなけな出ませんですけど、私もいろいろ農協の営農センターに行ったり現場に出たり、ちょっと調べてきまして、当初は、平成元年から平成7年というのは、鳥取県の農業産出額は1,000億ありました。米が3分の1、果樹、野菜が3分の1、畜産が3分の1、大体350億ぐらいあったと思います。これ、平成7年で農業産出額が1,010億、近況で平成30年、鳥取県の農業産出額は743億であります。そのうち平成30年でJA鳥取中央で販売額は168億ということで、743億のうちの22.6%をJA鳥取中央が仕切っている。そこの中にはもちろんブロイラーとか大乳さんとか東伯ミートとか、こういうのは入っていません。農協さんの純然たる去年の総代会の決算書で168億の販売品販売高の事業があったということでございます。
     県も当初、令和5年を900億ということにしておりましたけども、2年延長して、令和7年、2025年に900億、農業算出額を。1,000億も3年後の2027年にこの間申請をされたというふうに聞いております。  そこの中で、特に今年度、梨の関係で見ますと、昨年対比5,000万のマイナスでございます。今年8億1,881万7,036円、昨年の梨の販売、全総額8億6,800万から8億1,800万で、5,000万のマイナスが出ております。それから、面積につきましては5.3ヘクタールの減少ということで、この鳥取中央農協の販売品販売高でも平成28年、169億、平成29年、170億、平成30年、169億、令和元年、平成31年で168億というふうなことになっております。  また、作物別に見ますと、ブロッコリーが74戸で140町歩の面積の中で、昨年、4億1,800万上げておられます。ミニトマトが66戸で10町歩、2億5,200万。主立ってちょっと大きいもんです。白ネギが52軒で16町歩、1億4,900万というような形。それから、スイカが26軒で8町2反で1億1,600万ということで、これも令和2年の実績は1億7,000万でございますので、昨年より1,000万ほどスイカが少ないということも調べてまいりました。柿、ブドウ、栗、全てあるわけですけども、それでですね、町長、琴浦町の農業で、高齢者になってリタイアされるのも多いし、10年前に青申も四、五百人おられたのが、今、青申が200人しかいない。なぜか。高齢化で全部農業をリタイアという話なんですね。  それで、実際に、この分を見てみますと、売上げが平成30年で100億行っているんです、この町。私、調べました。平成30年で100億行っております。令和元年で、農協さんの昨年の資料で畜産も入れて43億、東伯ミートが24億、大乳が25億、あとは米久さん足したらもう100億飛んでるんですよ。今、県下一番でないかなと。昨年のデータで。農業算出額ですよ。こういう状態。例えば大乳さん、琴浦の37戸の酪農家が2万1,000トン、大乳に出されてます。生乳で。これに34.7%の付加価値をつけて34億で売られているんですよ。そういう格好でして、県全体で5万9,000トンのうちの琴浦町の酪農家だけで生乳で2万1,000トン仕切っている。こういう格好で計算してみると100億行くんですけども、これ、どう思われますか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今聞いた数字がちょっとその場で、今、メモを取りながら聞いておりました。やはり琴浦の特徴が出ているなというのは、畜産の関係の話がありましたし、それから、新たにブロッコリーが伸びているなというところは思いました。4億1,000万。ミニトマトが2億、スイカが1億1,000万ということで、これは本当に大産地だと思います。大産地というのは、量もありますけども、質もいいだろうと思ってます。梨がちょっと残念なのは、今年の春先の着果がなかなかうまくいかなかったということで、玉が小さかったということは聞いておりますけども、また全体の売上げについては4月になるでしょう。その前に2月に集落座談会ということで、農協が集計された数字が出てくると思います。100億円という数字を先ほどおっしゃってましたけども、そういう点では、地域の産業の一つのベースといいましょうか、基礎になっていると思っております。それをいかに、農協経由でもあるんですけども、販売を、付加価値をつけて売っていくのかということだと思います。なかなか、農産物というのはそのときによって収量が変わってきたりしますけども、安定的に畜産の和牛、それから乳牛、ブロイラー、ブロイラーって米久さんですけども、今までの施設整備があったおかげでこういうことが起こっているという認識を持っております。 ○議長(小椋 正和君) 桑本始君。 ○議員(14番 桑本 始君) ①、②、もう続けて言っちゃいますから。今の半農半X、これ農水省が、島根県が中山間地の先生ですから、隣県では、ここの中で農水省が認めたっていうんですね、半農半Xを。農業の新しい政策のいろいろな、働き方改革も含めて、新しい農村政策の在り方検討委員会の座長が明治大学の小田切先生ということで、これは田園回帰の本格的議論だということで、半農半Xをモデル、1経営体、年間所得400万ということで上げておられるんですね。だけ、奥さんと夫婦で来られたら、奥さんは農業をいきなりするのではなくて、サラリーマンの農外所得を求めて来られる。奥さんがそれをやられて、その農業の足し前は選果場に出たりというふうな格好の中で、これはもうモデル地区を農水省が島根県のやつをやったということ。ぜひこれをうちに取り入れてほしいですけども、どう思われますか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 明治大学の小田切教授の話ですけども、去年の全国町村大会のときに小田切先生がこの半農半Xの話、さわりだけだったですけども、こういう考え方でいくんだということをおっしゃっていました。短時間だったのでちょっと内容がよく分からなかったところもあるんですけども、それを受けて農林水産省が次期対策ということで取り組むというお話だと思います。状況を見ながら、また様子を聞いて、チャンネルとしては、小田切教授もそうですし、藤山浩さんもあるところですので、そういう方たちの知見を借りながら、また琴浦の農業の発展を考えていきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 桑本始君。 ○議員(14番 桑本 始君) それでね、今、ソフト、2020年の3月にできれば、今の人口分析のやつに入れれば、もうすぐ出ますよ。特に私は中山間地の農業がどうなっていくかというのを心配しているというのは、平場よりも中山間地の人口減少率が藤山先生の分析で早いんです。古布庄が一番早い。人口減少率が。次に以西、次に安田、上郷、こういう順番になっています。ですから中山間地の農業の人口減少率が早いということで、人口も少なくなれば、基幹的農業従事者も少なくなっていく。その農地をどうするか、集落営農だ、なら中山間地に戦略的作物があるのか、もうかるものがということを本当に考えていかなければ、これはJAだけの話じゃなくて、行政もそれはJAさんと組んで、普及所も、県の農林振興局も、中部の、これも組んで、私は地区に出ていって座談会をするべきじゃないかというふうな格好で思っているんですけど、どう思われますか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 地区に出かけて座談会という話で、その話のたたき台といいましょうか、材料としての、今、農業版の人口分析という話がありました。そういう形で、やはり個別に行かないといけないなというふうには思っておりますし、ちょっと話がずれて申し訳ないんですけども、自治センターがまさに藤山先生が人口分析していただいたもの、それを地区で皆さんでどうかと。昨日の答弁を考えながら、やはり出かけていかないと、あるいは時間をかけないと、こういう数字がありますよということでまずは話を進めていかないと進まないことなんじゃないかなということを、今、考えているところです。 ○議長(小椋 正和君) 桑本始君。 ○議員(14番 桑本 始君) それでね、町長、今、中山間地のことを言いました。基幹的農業従事者、例えば一番多い13.9%年々減りよる古布庄、2045年の古布庄の2005年の農林業センサスから比較して、2045年、25年先、古布庄の農業しとる人は何人になるか。16人なんですよ。16人。人口は336になりますよ、2045年。次に、以西。以西が2045年に89人しかなりません。基幹的農業従事者が。人口が359人。全部ちょっと分析してみました。以西は11.2%わて減ってます。上郷は7.1%で、上郷は2045年に、上郷が一番率が少ないですけど、93人おられる。2045年に。人口が225、半分ですよ、今の。それで、安田地区。安田地区はマイナス9.8ですから、安田地区が2045年に73人しかいない、もう、農業する人が。人口が557になります。それで、琴浦町全体で、2015年、1,765の農業就業人口、今のうちの減り方で、何にもしなければ農業する人が1,000人ですよ、2045年で。こういう結果になってきます。  これは私が旧市町村の2005年の、例えば古布庄が2005年に266人、以西が253人、上郷が241、安田が201人、これが実際に基幹的農業従事者で、中四国農政局が持っとったもの、ちょうど2005年のバージョンを私が持っていました。そこから計算して人口の減少率をしたんです。そういうことになってくる。それはぜひソフトを入れて、そういうことで、それは農協のすることではないか。それは普及所の技術指導もあるし、農協の営農普及員もおる。行政も農協も役場もおれば、JAの営農センターも参画しながら、そこの中山間地の中で地区座談会というのを私はしていったら面白いことになるではないかなというふうに思います。それはもちろん補助金やノウハウも、地区の人の農業や農地をどうするんだ、後継者はどうするんだというふうな形で、ぜひ令和3年度事業予算に上げていただきたいと思いますけど、どう思われますか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 予算の話はまた検討していかなくちゃいけないところですけども、藤山先生のところの、藤山先生そのものと言ったら失礼ですけど、藤山先生に来ていただくというのは大変難しいのかなと思いますけども、研究所の職員の方、今もそういう方が来ていただいておりますけども、そういう力を借りてやっていかなくてはいけないと、今、思います。  集落座談会ということで、考えてみたら、農協は大体1月と2月に集落座談会をやっているはずというか、やっていらっしゃるけども、そこが町が入ることによって、あんまり小さな単位になると大変ですけども、一つの大きな単位のところでということで、農協も含めて座談会ということがあっていいと思います。また、そういうことを検討していくべきかと思います。  今の人数という話で、私、ちょっとふと思い出したのが、ちょうど20年前にそういう統計物を扱ったことが私自身がありまして、そのとき農政課にいて、統計の解析をしていくと、なくなるという話になったんです。これおかしいなといって何度もやってみるけども、なくなっちゃうんです。人数がいなくなっていく。それを農政課長に言ったら、こんなことはあるわけないと言われたんですけども、今、20年前から考えてみると、あるわけないことが何かこれから20年先にありそうな感じが出てきます。でもそれは何もしないでということではなくて、何かしなくてはいけないという話で、農業というところでいったときに、畜産の大型の農家で売上げが1億近く行く話と、それから土地に立脚したものを作る話とは単価が違ってきますので、人数と、イコール売上げがどれだけという話は、なかなかそこは一致はしないとは思いますけども、人がいる間にそこの方向性を見つけるということが必要だと思ってます。 ○議長(小椋 正和君) 桑本始君。 ○議員(14番 桑本 始君) 今言われた地域農業就業人口の予測と必要な新規就農の目標算出ができるんですよね、そのソフトに入れれば。その数字をもって、農協さんも今、部落の座談会はされませんから、地区で集められますから、地区でやればいいと思いますよ。そういう格好でぜひ農業就業人口予想プログラムで見える琴浦の中山間地の地域の未来というふうな形でやっていただきたいというふうに思います。  あと一つ、平成12年10月28日、亡き花本先生が大成団地8町歩、粥盛団地2町歩、梨モデル団地を造られました。そのとき、鳥大の林学長、北浦勉さん、農政懇話会の会長、これが新植をされまして、私も行ったんですけども、それで、今、心配されるのが、梨が69町歩ぐらいになっちゃって、梨がなくなってしまうでないか、20年、25年先には琴浦の梨はどがあなるだいというようなことで、今、新甘泉のジョイントのやつについては4町歩ほど王秋と併せてやっていますけども、それも含めて、八頭町が経営モデル団地を造ったっていうんですね。これすごいんですよ。それで、これはなぜスーパー団地でなかったか。湯梨浜が同じ名前を使わあいけんけえ、八頭の経営モデル団地を造って、4分の3の補助金で、農家負担は15%でいい。4メートルの鉄柱を立てて、新甘泉を植えるんです。新甘泉を植えて、大きくなってくると枝の接ぎ木をして、上に網かけをするんです。こうすれば2年生の苗木で5年で梨が取れる。通常だったら8年から10年かかる。1年生を木を植えていると。これが今、功を奏して、20代、30代の方が飛びついて梨を生産していく。もちろんこのもとが栽培面積、それから高齢者で梨のリタイア、八頭町が北栄町のイチゴや、それから湯梨浜町の梨スーパー団地を見に行かれて、思いつかれて、11月25日、定植されました。これが12月1日の読売新聞に載ったんです。それで、こういう格好でこれは増やしていくことができるということで、農家負担も15%、これはぜひ、うちの梨のモデル団地も今、新甘泉や王秋のジョイントもいいですけども、こういうやり方をして、これは何をされたかというと、廃園になった梨園をその方が55で、土建屋におられて、土建屋を辞めて、おやじの後を継ぐと言って、廃園になったやつを継いで、そこがもとで、全部町がするでない。町と農協と普及所が組んで、平成18年から2年間、全国で募集で集めて、集めたんが3人で、それからやりましょうと言ったのが今年の事業だったんですよ。町長、これぜひ、3月議会の常任委員会であれば、総務産業で現場に行ってみたいですね。こういう格好の中で増やしていくというようなことは考えられませんか、町長。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○議員(14番 桑本 始君) 勉強も含めて。 ○町長(小松 弘明君) 何を含めて。 ○議員(14番 桑本 始君) 勉強。 ○町長(小松 弘明君) 勉強。失礼しました。  今おっしゃった大成の梨団地、モデル園ということで、当初の考え方というのは、梨の苗を植えて、すぐに梨ができるわけじゃないので、そこで何年か研修も含めて梨を作ることを勉強して、そしてその出来上がったというか、何年かしたらそれはあなたのものになりますよという育成団地ということだったと思っております。いろいろ問題があって今の状況になっているとは思いますけども、おっしゃるように、それはもう以前にやったことではあって、今、同じことを新甘泉という新しい品種で高く売れる、1玉500円以上するような梨ということで、これは県の品種改良したものですから県外にはないということで、それで湯梨浜でやられ、それから八頭でやられているということで、承知はしております。研究はしてみたいと言ってはあれですけども、実はそういう声はかかっておるところがありまして、ただ、一番の問題は、誰が作るのか。作るというのは栽培ですね。新規就農という方の。今、農業の見方が変わってきておりますので、以前から鳥取県は梨の産地だから梨が作りたいという県外の人たちはいました。それがなかなか定着しないのはなぜかということも考えながら、誰でもというか、割とできやすいジョイント栽培ということも新たに取り入れられております。今まででしたら梨の剪定、これから冬場にかけてやるところも、3年先の花芽を見ながら剪定するというようなことをその当時の指導者たちは言っていらっしゃったようですけども、なかなか今はそれでは若い人は、3年先といったって、目に見えないことでは分かりませんので、それでスマート農業という話もさせていただいているところです。関係者の中でちょっと今そういうことが取り組めないかという話題は出ておりますし、視察ということであれば、またそれも必要かとは思います。 ○議長(小椋 正和君) 桑本始君。 ○議員(14番 桑本 始君) ぜひ、言われたように、中間保有のことですね。中間保有で農協さんがあの当時をやられとって、合併しちゃって、今は支所になってしまって、これからはもう不採算部門は農協さんはしまわれる。出張所も廃止になる。栄の出張所も廃止になるようですから、もうそういうことで統廃合されていく、JAも。そのうちJAも一本だろうと私は思いますけども、今、いきなり新規就農して、それをして、投資をしてということじゃなくて、農外所得も求めながら農業生産法人もつくっていただくなり、そこでもうけたお金で新規就農に取り組んでいく。Iターンが梨がええって来て、全部補助金の2分の1だったらもう借金だらけになりますよ。そういうことはしない。それは農協おって私がよく分かっている。借金農家のことは。そういうことにさせないために、いきなり投資はさせない。最低でも、独身の方だったら500万は現金を持ってこな、夫婦だったら1,000万持ってきてもらわないけん。それを資金がないのに、補助金だあれだ、農協だ、営農指導だ、行政だっていうような格好だったら失敗しますよ、農業は。恐らくそうですよ。みんな。制度資金ぐるみだったら失敗します。自然栽培の中で当たり前で農業がもうかっとる。自然が、災害があったらもうパーですよ、それは。そういうことはぜひ、この梨の経営モデル団地のことも検討をしていただきたいというふうに思って、次の質問に行きます。  次は、コロナ禍の心のケア、まちなか保健室の開設ということでございますけども、現代社会の物質的な満ち足りといいますか、心の面でそれについていけない状況でもあり、人間関係の希薄化現象は、自死や犯罪など悲劇的な結末に至ることも珍しくなく、また、孤独感、不安感や挫折感、喪失感などを訴える人が増えてきております。医療や福祉はそれぞれの現場で心に病を抱かれた人たちと向き合っていますが、その試みにも限界があることが分かってきました。高度技術化、情報化の著しい進展によって、心の荒廃が大きな社会問題となっている中にあって、心の手入れをする必要があると思います。そして自分の生きがいをはっきりと認識させてくれるような存在を求めることにもなり、現代人にとっても大切なもので、その温かな存在こそが自らの生きる意欲につながってきます。  コロナ禍の中、雇用や日々の生活に深刻な影響が広がり、今年の夏以降、全国で自死が急増。1月から6月まで減少していましたが、7月、8月、9月、10月、11月、大幅に増加。特に女性が多く、児童虐待やDV、健康被害や経済的困窮などの先の見えない不安が広がっており、寄せられる相談は様々、悩みが複合的に重なるケースが多く、鳥取県いのちの電話もコロナによる社会的不安で自死傾向が増えていると聞いております。島根県ではいのちの電話回線がパンク状態で、コロナ相談増と人手不足に陥り、県は緊急に相談者の人材確保に向け、県西部地区での講習会を開催されていると聞いております。  そこで、1、本町のコロナ禍におけるメンタルケアの取組はどのようにされているのか。  2番、複合的な悩み、脱縦割りのワンストップ総合相談窓口、断らない相談窓口、まちなか保健室を開設してはどうかお伺いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) コロナ禍の心のケア相談ということであります。  今おっしゃった話のコロナの恐ろしいというか、皆恐れるのは、コロナウイルスが目に見えないものであるということと併せて、最初はこのウイルスによって死亡するということが起こるのではないか。世界的には何万人という方が亡くなっているということも含めて、国内で幸いに医療関係が充実していることもあって、亡くなられる方は頭打ちかなと思っていましたけども、この第三波で、今、幾らですか、2,000人ぐらいあるんでしょうか、ということで、死ぬということが恐ろしいということの感染症ではあったんですが、そのときにやはり言われてたのが、経済が停滞することによって、今おっしゃってた自死ということが増えるのではないか、経済が破綻まではしないとしても、雇用とかいろんなことを考えたときに、そういう死亡される方が増えるのではないかということが今おっしゃった中に、新聞報道の中ではあるとは思いますけども、そういうことが出てきているということだと思います。  このコロナは緊急的な話ではありますけども、心の病ということで考えたときに、従来、生活保護のこともありますけども、平成27年から町の直営で生活困窮者の自立支援事業ということで実施しておるところですし、それから、社協も含めてですけども、そういう窓口はあるということで、先ほどワンストップというお話がありました。ワンストップの前に、これは桑本議員からの提言もあってのひきこもり対策ということで、令和2年の4月からそういう多機関の協働による包括支援体制構築事業ということで、まずは相談窓口を設置して、今、町内を、全戸を回らせていただいて、ひきこもりの状況を確認をさせていただいているところです。ワンストップ相談ということでいいますと、今、福祉あんしん課を窓口に、自立相談支援窓口、それから多機能の先ほどの包括的相談支援窓口、同じ場所にありますので、それぞれ相談員とか推進員を設置して、窓口を設置しているということであります。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 桑本始君。 ○議員(14番 桑本 始君) まず、議員各位も新聞報道で見られておるとおり、12月1日、総務省は、完全失業率3.1%。1%完全失業率が増えると自死が2,300人増えるんです。完全失業者数は215万人。有効求人倍率が1.04。鳥取が1.2。非正規労働者2,111万人、正規労働者3,535万人、大体6,000万人ぐらいです、両方合わせて。ところが、鳥取県で既にもう321人、飲食、宿泊、製造業、小売業、雇い止め、解雇。島根で521人。もう始まっております。コロナ禍の解雇、12月4日現在7万5,341人、これはハローワークから調べた数字であって、潜在的をすれば12万人おられるという話でございます。そのうちの非正規が50%、パート、アルバイト含め、7万5,341人のうちの50%が非正規です。そういうことで、企業倒産が12月8日に768件、1,000万以上の負債で。一部上場会社の退職募集、上場90社、総計1万数千人がまだここに入ってませんよ。一部上場会社ですらそりゃあもう退職希望者、リストラが始まっております。こういうのを含めた中で、今現在、景気動向が、短観が出ましたけど、若干自動車が上向いてきただけの話です。企業の設備投資もまだまだです、実際に。  それで、この3月、大学を卒業した子どもたちが、内定取消しが9月末で201人おるんですよ。内定取消しの大卒が。それまでが自宅待機、リモート。会社の景気が悪いけえ辞めてくれですわ。ところが、9年前、東日本大震災、このときには大方1,000人おりましたよ。今、201人です。東日本大震災のときには大方内定取消しがおられたんです、これは。それから、県内の高校の就職率は10月末で64%しか伸びていない。こういう状況。  それから、中小企業、全国の話です。中小企業の融資が94万件で、無利息無担保、15兆7,000億出てますよ、11月26日現在。日本政策投資銀行は73万件、14兆円。琴浦町の企業融資でも40億弱。琴浦町でも40億弱借りてますがな、お金を。利子補給が5年間で4,700万ですか。こういう状態の中で、心の鬱とか精神疾患とか、教員の世界も精神疾患がある。そこが自死に結びつく。  で、11月末に県の保健福祉部の保健対策課に、私、行ってきた。どういう状況になっとるか、県はということで見ましたら、出てるんですね、数字が。鳥取県で6月末までに33人が自殺されてますよ。これは警視庁から分かる数字です。あと7、8、9は8人、9人が自殺されてます。だけどもそこに割と女性の人が多いというんですね。全国の流れは女性の自殺者のほうが40%ぐらい増えているというふうな格好に今なっております。  それで、琴浦町の社協でも、昨日現在、小口融資18件、総合融資資金17件、合計で35件あります。それから、鳥取県全部の緊急小口資金、社協の関係ですけども、1,898件、3億1,500万出ている。それから、総合支援資金が1,369件、7億3,500万。両方合わせて10億ちょっと出てますよ。島根と両方合わせれば21億出とる。こういう状態がコロナの生活貧困状態に向けた特別融資になっている。  これは家庭の実態はどうなっているのかという話です。家庭では、今度は児童虐待、DV、それからヤングケアラー。町長、ヤングケアラーって知っておられますか。これは、幼き介護、ヤングケアラーなんですね。これは中学生、高校生が祖父母、母、兄弟を面倒見てるんです。ケアを。これは埼玉県で実地が起こりました。ケアの頻度は毎日が35.3%。ここのストレスから精神疾患になっている、子どもたちが。学校へ行く子どもたちが。中学生、高校生ですよ。小学生が介護しておる。こういう実態。これが全部精神疾患に結びついて、鬱になったり、自死になったり、はたまたほかの部門での何か、生活保護もありますけども、一歩救済の前のセーフティーネットもあるけども、そういうようなことを含めての私は、まちなか保健室とは違う、それを私は本庁舎じゃなくて分庁舎の離れたとこでやれって言ってんですよ。本庁舎はね、行政のレベルが高いんですわ、本庁舎は。そういうことが物語っているんです。結局、本庁舎であれば。だけ、行政の相談室の窓口はハードルが高いって言われております。行きづらい。だから別の場所の相談室を設けてもらわな、そこには保健師、看護師、精神保健衛生士、こういうのも全て、うちの足らんところはソーシャルワーカー、臨床心理士、公認心理師、弁護士さん、そういう格好になるでしょう。それ、どう思われますか。 ○議長(小椋 正和君) ここであらかじめ本日の会議の時間延長をいたします。  小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 全国的な話をされておりましたので、その部分と、それから、今、それが町内で起こっているかどうかということもあるかと思います。そういう事例が、さっき埼玉って言われたでしょうか、そういうところであるということは事実だと思いますが、今の町内の状況ということについて、福祉あんしん課長に答えさせますが、まちなか保健室の話で、何か今おっしゃったことが、今のフルスタッフが分庁舎にという、位置は分かりますけども、そのスタッフが手当てができるのか、新たに雇用しなくちゃいけない話なのかということもあるかと思います。新たなことになるのはちょっと財政的に苦しい話ですけど……。失礼しました。まなタンの話になれば、またちょっと話が違ってきまして、まなタンのリニューアルは、もう今、進んで、今月の末、中間的な話を聞くところになりますので、そういう形でできるかというのはちょっと今、もう進んでいるところで、まなタンですか。それはちょっと今、厳しい話かな。いずれにしても、それだけのスタッフが別行動としての別部屋をつくる話になれば、ちょっと来年というわけにはならないなと思います。  詳細については福祉あんしん課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 渡邉福祉あんしん課長。 ○福祉あんしん課長(渡邉 文世君) 自死についての御質問ですけれども、すこやか健康課のほうが、保健師のほうが管理をしております。現在の状況では、琴浦町自体がコロナで増えたということはないということでございます。  分庁のほうでやったほうがいいじゃないかという御意見、ありがとうございます。(発言する者あり)まなタンのほうでという御意見、ありがとうございます。  実は、来年度は、ひきこもり対策の2年目ということで、3年計画を立てているんですけれども、来年は2年目ということで、少し本庁舎以外のところで相談を受けてみようかなという話をしているところでございます。今、全町3割程度の戸数を回っております。また月例報告等で数値等は報告させていただきますけれども、来年度は半ばぐらいで全戸の訪問を終えまして、後半は少しまなタンなり分庁なりに出かけて相談を受けようかなというお話をしているところでございます。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 桑本始君。 ○議員(14番 桑本 始君) 今、渡邉課長が言われたひきこもりが、来年4月、社会福祉法の改正になりますね。それで、いわゆる介護、貧困、障害、複合的な課題を抱えて、これが伴走型支援ということで補助金がつくようになるんですね、社会福祉法で。改正になってですね。これ115万人のひきこもりの話ですよ。ぜひこれも、とにかく居場所をつくって、出して、それに見合った給料で、そこで働かせて、普通であればうちのハローワークで、普通の民間会社に勤めてでもいいし、障害者の軽度であっても、B型作業所もあるんですけども、とにかく家から出して、居場所をして、ひきこもりの対策、予算もつくでしょうけえ、来年2年目ですか、そういう格好でぜひやっていただきたいというふうに思っておりますし、それから、今言った女性の自死のことですね。これ、6月、501人、女性の自死ですよ、全国で。7月、645人、8月が650人、9月、639人、10月、585人、11月、629人、前年対比40%から五、六十%。30代、20代の女性です。これが現状ですよ。だからこれも含めて対策も、鳥取県下のことでいえば、7月、5人、8月、7人、9月、9人、自殺されてますよ。自死を。県下のことになれば。これは10月18日の山陰中央です。ですから、これは新聞社に情報公開されますから、県はされますから、この人数。ただ、それは警察さんが司法解剖して分かっている数字の話であって、死亡者でもここに上がらんのも随分あるという話です。  そういうことを含めて、町長、虐待でも610件、県下で起こっているんですよ。610件。琴浦にも私は虐待はあると。今日は教育長にはしませんけども、昨年のいじめ、問題行動、暴力含めて1,043件あったでしょう、鳥取県で。そのうち小、中、高、特別学校ですか、そういう形の子どもたちも、不登校が特に、学校へ行くのが大儀くなって、鬱的になったりというのも関係があるです、これ、実際に。全国で19万3,780件のうちの鳥取県が610件ですけどね、全国的な数字では心理的虐待、身体的虐待、ネグレクト、育児放棄、性的虐待、これが全国の事例ですよ。実際に内訳は、鳥取県の、身体的虐待が一番多いです。身体的虐待。心理的虐待、暴言を吐いたり子どもの前で暴力を振るう。次にネグレクト、育児放棄の順番で続いてますよ、610件は、実際に。そういう現状がありますから、それも含めて、そういう家庭の方の精神疾患の鬱的なもの。だから相談に来られたりいのちの電話をされるというのはまだいいほうなんです。来られんというのは困りますけども。そういうようなことについてどうなのかと。最後で終わります。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) ひきこもりの話は、先ほど課長が説明しましたように、今年2年目になっての新たな展開を考えておるところですけども、その話とまた別のことだと思いましたけども、ネグレクトとか虐待とかということについては、こども園で子どもの状況を見ながら確認をしているところですけども、今の町内の取組について、子育て応援課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 財賀子育て応援課長。 ○子育て応援課長(財賀 和枝君) 児童虐待については、子育て応援課のほうで担当をしております。子育て世代包括支援センターのほうに虐待担当を置きまして、こども園や小・中学校と連携しながら早期発見に努めているところです。定期的に情報交換などを行っておりますし、緊急の場合はすぐに支援会議を行うなどして、早急な対応が取れるように連携して行っているところです。 ○議長(小椋 正和君) 通告13番の質問が終わりました。  以上で通告のあった全議員の質問が終わりましたので、町政に対する一般質問を終了いたします。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第2 休会の議決 ○議長(小椋 正和君) 日程第2に進みます。  お諮りいたします。議事の都合により、明日16日から21日までの6日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小椋 正和君) 御異議なしと認めます。よって、明日から21日までの6日間は休会とすることに決しました。       ─────────────・───・───────────── ○議長(小椋 正和君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。  次の本会議は22日午前10時に開きますので、定刻までに議場に御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。御苦労さんでした。                 午後5時04分散会       ───────────────────────────────...