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令和元年第3回定例会(第1日 9月 6日)

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  1. 愛南町議会 2019-09-06
    令和元年第3回定例会(第1日 9月 6日)


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    最終取得日: 2022-12-18
    令和元年第3回定例会(第1日 9月 6日)            令和元年第3回愛南町議会定例会会議録(第1号)                    招集年月日 令和元年9月6日(金曜)                    招集場所 愛南町役場議場                    開会 9月6日 10時00分宣告 1.議事日程  日程第 1 会議録署名議員の指名  日程第 2 会期の決定  日程第 3 諸般の報告  追加日程第1 発議第2号 吉村議員に対する議員辞職勧告について  日程第 4 所管事務調査の件  日程第 5 一般質問  日程第 6 報告第 3号 平成30年度愛南町の健全化判断比率の報告について  日程第 7 報告第 4号 平成30年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の               報告について  日程第 8 認定第 1号 平成30年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定について  日程第 9 認定第 2号 平成30年度愛南町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の               認定について  日程第10 認定第 3号 平成30年度愛南町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算               の認定について
     日程第11 認定第 4号 平成30年度愛南町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定               について  日程第12 認定第 5号 平成30年度愛南町小規模下水道特別会計歳入歳出決算の               認定について  日程第13 認定第 6号 平成30年度愛南町浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算               の認定について  日程第14 認定第 7号 平成30年度愛南町温泉事業等特別会計歳入歳出決算の認               定について  日程第15 認定第 8号 平成30年度愛南町旅客船特別会計歳入歳出決算の認定に               ついて  日程第16 認定第 9号 平成30年度愛南町公共用地先行取得事業特別会計歳入歳               出決算の認定について  日程第17 認定第10号 平成30年度愛南町上水道事業会計決算の認定について  日程第18 認定第11号 平成30年度愛南町病院事業会計決算の認定について  日程第19 承認第 8号 専決処分第4号の承認を求めることについて(愛南町廃棄               物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部を改正する条               例)  日程第20 第42号議案 愛南町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正につい               て  日程第21 第43号議案 愛南町税条例の一部改正について  日程第22 第44号議案 愛南町水道事業給水条例の一部改正について  日程第23 第45号議案 愛南町消防団員の定数、任免、給与、服務等に関する条例               の一部改正について  日程第24 第46号議案 愛南町手数料徴収条例の一部改正について  日程第25 第47号議案 愛南町立あいなん幼稚園条例の一部改正について  日程第26 第48号議案 愛南町漁港管理条例の一部改正について  日程第27 第49号議案 R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約について  日程第28 第50号議案 R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約について  日程第29 第51号議案 R元国道整第1号町道平山北線道路改良工事請負契約につ               いて  日程第30 第52号議案 公用車(あいなんバス)購入契約について  日程第31 第53号議案 令和元年度愛南町一般会計補正予算(第3号)について  日程第32 第54号議案 令和元年度愛南町国民健康保険特別会計補正予算(第1号               )について  日程第33 第55号議案 令和元年度愛南町介護保険特別会計補正予算(第1号)に               ついて  日程第34 第56号議案 令和元年度愛南町病院事業会計補正予算(第2号)につい               て  日程第35 諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦について  日程第36 諮問第 3号 人権擁護委員候補者の推薦について  日程第37 同意第 2号 愛南町固定資産評価審査委員会委員の選任について  日程第38 同意第 3号 愛南町固定資産評価審査委員会委員の選任について  日程第39 同意第 4号 愛南町固定資産評価審査委員会委員の選任について  日程第40 同意第 5号 愛南町固定資産評価審査委員会委員の選任について  日程第41 同意第 6号 愛南町固定資産評価審査委員会委員の選任について 2.本日の会議に付した事件  議事日程第1から日程第31 3.出席議員(15名)   1番 金 繁 典 子       2番  欠   番   3番 鷹 野 正 志       4番 原 田 達 也   5番 佐々木 史 仁       6番 坂 口 直 樹   7番 山 下 太 三       8番 中 野 光 博   9番 浜 本 元 通      10番 内 倉 長 蔵  11番 宮 下 一 郎      12番 山 下 正 敏  13番 那 須 芳 人      14番 吉 村 直 城  15番 土 居 尚 行      16番 西 口   孝 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者の職氏名    町長          清 水 雅 文    副町長         岡 田 敏 弘    教育長         中 村 維 伯    総務課長        児 島 秀 之    企画財政課長      嘉喜山   茂    消防長         松 本 正 人    会計管理者       本 多 幸 雄    税務課長        山 本 光 伸    町民課長        中 田   章    農林課長        吉 村 克 己    水産課長        長 田 岩 喜    建設課長        近 田 正 二    商工観光課長      横 山 修 治    環境衛生課長      浅 海 宏 貴    水道課長        金 繁 末 廣    保健福祉課長      浜 田 庄 司    高齢者支援課長     立 花 慶 司    学校教育課長      岩 井 正 一    生涯学習課長      清 水 雅 人    防災対策課長      藤 井 裕 久    国保一本松病院事務長  赤 松 邦 彦    内海支所長       西 口 源 一    御荘支所長       藤 井   求    一本松支所長      尾 﨑 弘 典    西海支所長       吉 田 潤 一    監査委員        西 村 信 男 6.職務のため出席した者の職氏名    事務局長        早 川 和 吉    局長補佐        大間知 伸 一    局長補佐        小 松 一 恵                 午前10時00分 開会 ○議長(内倉長蔵) ただいまの出席議員は15名です。定足数に達しておりますので、これより、令和元年第3回愛南町議会定例会を開催します。  まず、会議に先立ち、去る7月25日に松山市で開催されました愛媛県町村議会議長会創立70周年記念議員研修大会において、吉村直城議員が愛媛県町村議会議長会第45代会長として地方自治の振興に寄与したことに対し、感謝状を贈呈されましたことを報告しておきます。  町長より招集の挨拶があります。  清水町長。
    ○町長(清水雅文) 皆さん、おはようございます。  本日は、令和元年第3回愛南町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多忙のところ、全員の御出席をいただき、まことにありがとうございます。  まず、先月中旬に各メディアで報道され、議員全員協議会の場でも御説明をしております宇和海特殊海中資源群指定区域内での無許可工事の件につきまして、改めて町議会初め町民の皆様に対しまして、心からおわびを申し上げます。  本件につきましては、現在は、工事の施工現場において天然記念物の保存状況を調査する準備をしている段階で、その調査結果を県の文化財保護審議会に諮り、適切な対応及び処置をいたしたいと考えております。  今後、二度とこのようなことがないよう、再発防止に万全を期し、職員一同、信頼回復に向け全力で取り組んでまいりますので、御理解のほど、よろしくお願いをいたします。  次に、今週水曜日に新聞紙上に掲載をされたアコヤ貝大量死については、町としても随時、情報は入手しており、大変憂慮しているところであります。現在、関係機関とともに原因を調査中でありますが、真珠養殖業の根幹であります稚母貝養殖業が衰退してしまうことがないよう、町としての対策を検討してまいりたいと考えております。  さて、9月に入り、毎年この時期には、全国のどこかで大雨による災害が発生しておりますが、先週には、九州北部豪雨により多くの地域が冠水被害に見舞われました。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。  幸いと申しましょうか、今年は、本町では、災害をもたらすような大きな台風の影響を受けず、今のところ安堵しておりますが、まだまだ台風シーズン中であることから、油断することなく、町民の皆さんの安心・安全のため、備えを十分にしておかなければならないと考えているところであります。  その安心・安全の備えとして、先月25日に、一本松地区を中心とした町総合防災訓練を実施をいたしました。昨年に開催予定でありましたが、天候不順により今年の開催となったもので、沿岸部が被災したという想定で、後方支援に対する訓練が主な内容でありました。  訓練に参加した小中学生及び地域住民の皆さんは、いざというときの心構えが醸成できたものと推察をしております。  災害への対応という面では、さきの議員全員協議会でも報告いたしましたが、国が定めた地域防災マネージャー制度のもと、防災対策課に10月から、防災の専門性を有する元幹部自衛官を危機管理専門官として配置することといたしました。  この方は、今年3月までの9年間、今治市で危機管理室長として勤務をした経験を持ち、被災時はもちろんのこと、防災啓発・教育及び自主防災組織の育成・運営面に、大いに活躍をしていただけるものと期待をしているところであります。  8月7日から9日にかけては、姉妹都市の丹波篠山市から12名の小学生が本町を訪れ、本町の小中学生とともに、シーカヤック、シーボンアート、そしてユメカイナの乗船などを体験をいたしました。海のない丹波篠山市の小学生は、本町のすばらしい海を十分に堪能していただいたようでありました。  この小学生交流事業は、隔年で相互の市、町を訪問しており、小学生には大変好評でありますが、この事業のほかにも姉妹都市交流としてさまざまな事業を実施をしており、よい意味でお互いに刺激を与え合い、それぞれの市・町の発展につながるよう交流を深めていきたいと考えております。  さらに、この夏には大変うれしいニュースが入ってきました。御荘中学校相撲部城辺中学校男子剣道部が、それぞれ団体の部において愛媛県大会を制し、さらに、城辺中学校女子テニス部が、個人の部において四国大会で準優勝をし、全国中学校体育大会への出場を果たしたというニュースであります。  本町の中学校が3部門で全国大会に出場することは大変な快挙であり、その競技力の高さと、生徒の頑張り、教職員や指導者の取り組みに対し心から敬意を表するものであります。  また、先月17日に高知県安芸市で開催されました、第12回全国商い甲子園で、南宇和高校が、愛南産かんきつの新商品を持ち込んで、昨年に続き優勝したことも大変うれしいニュースでありました。メンバーからは、3連覇を目指すとの頼もしい発言もあり、今後の活躍に期待が集まっております。  さて、本町の大きな課題となっております、四国横断自動車道津島道路の整備及び宿毛-内海間の早期事業化につきましては、7月の8日に愛媛県知事、10日に国土交通省四国地方整備局長、そして29日に国土交通省本省及び地元選出の国会議員へ要望活動を実施をいたしました。  特に、宿毛-内海間につきましては、津波避難場所としての機能も有する真に命の道として少しでも早い事業化に向け、これからも機会あるごとに要望活動を展開したいというように考えております。  さて、本定例会に提案いたします議案は、報告事項2件、決算認定11件、専決処分1件、条例改正が7件、契約4件、補正予算4件、諮問2件、同意5件の合計36件であります。それぞれの議案につきましては、提案の際に詳しく説明させていただきますので、よろしく御審議をいただきまして、適切な議決を賜りますようにお願い申し上げまして、招集の挨拶とさせていただきます。 ○議長(内倉長蔵) 挨拶が終わりました。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――             ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(内倉長蔵) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、15番、土居議員と、16番、西口議員を指名します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第2 会期の決定 ○議長(内倉長蔵) 日程第2、会期の決定を議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期については、議会運営委員会に諮り、本日6日から13日までの8日間としたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日6日から13日までの8日間とすることに決定しました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(内倉長蔵) 日程第3、諸般の報告を行います。  議長の活動状況報告については、お手元に配付のとおりです。  次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月現金出納検査の実施報告が提出されております。それによると、適正に事務処理並びに管理がなされておりますので、報告しておきます。  次に、本日までに受理した陳情等については、会議規則第94条の規定により、お手元に配付した陳情等一覧表のとおりです。  議会運営委員会の審議の結果、議長預かりとします。  なお、趣旨に賛同する議員は、既定の賛成者をもって議案として提出願います。  最後に、議員派遣結果報告についてですが、お手元に配付のとおりです。  以上で諸般の報告を終わります。                (発言をする者あり) ○議長(内倉長蔵) 山下正敏議員。 ○12番(山下正敏) 動議の提出をいたします。  動議の内容は、吉村議員に対する辞職勧告決議です。 ○議長(内倉長蔵) ただいま、山下正敏議員から、吉村直城議員への辞職勧告決議が提出されました。  本動議に賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  所定の賛成者がありましたので、本動議は成立しました。  よって、本動議を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  起立多数であります。  よって、本動議を日程に追加し、追加日程1として議題とすることに決定しました。  暫時休憩いたします。               午前10時12分 休憩            ―――――――――――――――――               午前10時33分 再開 ○議長(内倉長蔵) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――     ◎追加日程第1 発議第2号 吉村議員に対する議員辞職勧告について ○議長(内倉長蔵) 追加日程第1、議員辞職勧告決議動議を議題とします。  地方自治法第117条の規定により、吉村議員の退場を求めます。             (14番 吉村直城議員 退場) ○議長(内倉長蔵) 提出者の説明を求めます。  山下正敏議員。 ○12番(山下正敏) それでは、説明をさせていただきます。  某新聞において、連載報道しておりますので、皆さんも御承知とは思いますが、県外出身で愛南町に移住していた資産家男性Iさんの遺産相続をめぐり親族の相続人が、吉村議員に対して起こしていた自筆遺言書無効確認請求裁判について、今年の4月に相続人である原告側の実質勝訴と思われる裁判上の和解が成立したと聞いております。  この件で、私にも多くの町民からの問い合わせがあり、議会議員としてどうなの、全て批判的な内容でした。また、議長宛にも数件の投書が届いていると聞いております。  裁判の内容は平成29年の暮れに亡くなった県外出身の資産家Iさんの死去後に発見されたという、全財産を吉村直城に与えると記された遺言書をめぐるものであり、遺言書は故人が書いたものではなく、吉村議員が手を添えて書かせたものだとの主張をして、Iさんの親族が裁判を起こしたものであります。  裁判になるまでに、親族は葬儀用の写真でもあればとIさんの自宅に入りたかったが、遺言書があるからと言って鍵も渡してもらえず、立ち入りを拒否されていることや、Iさん家とは宗派が違うことを知りながら、宗派の違うお寺に勝手に通夜、葬儀の手配をしていることなど、吉村議員に対する疑念が拭えず、裁判を起こしたものだとお聞きをしております。  裁判では、双方が正当性を主張し、筆跡鑑定も原告、被告それぞれが出し、全面的に争いましたが、今回の裁判は民事裁判であり、白黒はっきりさせるものではないとはいえ、結果的には原告側の実質勝利と思える吉村議員の主張は退けられたものと思います。  もし仮に本人のものであったとしても、そこは親族の方と話し合いをして穏便に解決するのが常識のある普通の人間のすることであると私は思います。ましてや吉村議員は町民から選ばれた議会議員であり、私たち議会議員の立場から考えても信じられません。  我々議会議員が、常識を持って議会、議員活動を行うことは当たり前です。亡くなった方の親族から裁判を起こされてまで、他人からの財産を相続しようとするその行為は、まさに私は私利私欲に走り、議会議員としてではなく、人として決して許されることではないと思います。町民から付託を受けて活動する議会議員の資格はありません。  今回の吉村議員の裁判は、議員品行の毀損であり、愛南町議会、そして愛南町議会議員の信頼を大きく失墜させました。  最後に、私は今回の動議の提出に悩みました。議員が議員を辞職させる動議の提出をするのですから。しかし、今回、私の背中を押してくれる先輩議員の言葉がありました。それは、吉村直城議員が常に言っている、議員は是々非々、いいことはいい、悪いことは悪い、おかしいことはおかしい、このスタンスで議員活動に取り組まなければいけない、この言葉でした。  以上、説明とさせていただきます。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。  賛成か反対か。              (「賛成です」と言う者あり)              (「反対討論」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) では、反対の中野議員から討論をお願いいたします。 ○8番(中野光博) 反対の討論をいたします。  風評による情報により出された本決議は、本人に対する名誉毀損、本人の尊厳を傷づける行為であります。よって、本決議に反対の討論をいたします。 ○議長(内倉長蔵) 次に、賛成の討論を。
     佐々木議員。 ○5番(佐々木史仁) 今回の件、吉村議員は政治家として倫理的に愛南町議会の権威と品位を著しく低下させた責任は重い。一部新聞報道でもありましたが、町民に与えた不信感など、愛南町民への社会的影響は少なくないと思います。  よって、山下議員への賛成討論といたします。 ○議長(内倉長蔵) ほかに討論ありませんか。  反対討論ありますか。             (「賛成討論です」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 賛成討論ですか。反対はございませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 先ほど出されました吉村議員に対する議員辞職勧告決議に対して、私、驚いております。この決議の内容なんですけれども、自筆遺言書無効確認請求裁判というのを吉村議員が起こされて、裁判では原告側が実質勝訴で裁判上の和解が成立したと聞いておりますと書かれております。  しかるにですね、そもそも民法の遺言という制度は何のためにあるか、個人の意思を尊重するためにあります。先ほど議員の中で話し合ったときに、吉村議員のほうから、実はこの裁判の中でこの自筆遺言書が本物だったと裁判所が認定したという主張がありました。ですので、ここに書かれている実質勝訴という内容と、そして自筆遺言書が有効だったのか無効だったのか書かれてないんですけれども、本物であったのかどうか、ここに基本的な事実に食い違いがあります。  ですので、今、きょうここで議員辞職勧告決議に至るのではなく、やはりきちんと事実を確認することが、議員として一番大事じゃないかなと思います。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) ほかに。  山下太三議員。 ○7番(山下太三) 私は賛成の立場で討論をさせていただきます。  今回の件は、他人の資産をゾウヒする行為であります。ここに先ほども自筆遺言書無効確認請求ということで訴えられとるわけです。先ほど言われたように、これが本物やと言うたけど、これは結論は出てません、はっきり言うて。これ出せない。けど、聞いたところによると、うそとは言いません、に近いということはある人から聞いております。  私が言いたいのは、民事で和解が入ったからこれで済んだというものではないと思います。議員のモラルの問題で、本当にそういう、先ほど言われた、吉村議員が言われたようなことがあるならば、あのときに辞退をするべきです。裁判まで持ち込まれたということは、何かがあるから持ち込まれたわけです。  だから、これは一議員の問題ではなくて、愛南町議会の問題になってくると思います。我々も品位が、議会の品位が下がったと言われるのは大変迷惑です。  よって、議員は自分の立場というものにけじめをつけるべきだと私は思います。  ということで、賛成の討論をします。 ○議長(内倉長蔵) ほかに討論ございますか。  反対の討論ありますか。  賛成討論は。  宮下議員。 ○11番(宮下一郎) 私は、山下正敏議員の勧告案に賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  風潮や、先ほど協議会室で御本人の意見も聞きましたが、私は風潮ではなく、ある弁護士さんに、かかわった弁護士さんに聞きました。自筆遺言書、白黒はっきり判決は出ていないそうです。灰色ですということを弁護士さんに聞いたので、そういう状況ですから、議員としてあるまじき行為であったという考えのもと、賛成といたします。 ○議長(内倉長蔵) ほかに討論ございませんか。  ないようでありますので、これで討論を終わります。  これより、議員辞職勧告の動議の採決を行います。                (発言をする者あり) ○議長(内倉長蔵) わかりました。                (発言をする者あり) ○議長(内倉長蔵) わかりました。土居議員の退席を許可します。             (15番 土居尚行議員 退席) ○議長(内倉長蔵) お諮りします。  本動議のとおり決することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  起立多数であります。  よって、議員辞職勧告動議は可決されました。  吉村議員の除斥を解きます。             (14番 吉村直城議員 入場)             (15番 土居尚行議員 入場) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――              ◎日程第4 所管事務調査の件 ○議長(内倉長蔵) 日程第4、所管事務調査の件を議題とします。  総務文教常任委員会から、所管事務調査の報告を行います。  委員長の報告を求めます。  佐々木総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(佐々木史仁) 所管事務調査報告をいたします。  愛南町議会 議長 内倉 長蔵 殿  総務文教常任委員会 委員長 佐々木 史仁  所管事務調査報告書  総務文教常任委員会の所管事務の調査を実施したので、愛南町議会会議規則第76条の規定により、その結果を下記のとおり報告いたします。  第1回  日時、令和元年7月1日、午後1時半から。  開催場所、議員協議会室。  出席委員は、以下のとおりであります。欠席委員はありせん。  調査事項  防災、減災に関する調査研究  説明員の職氏名は記載のとおりであります。  調査内容  防災対策課長より、大規模災害が発生した場合の災害対策本部の設置運営などについて、愛南町地域防災計画、愛南町災害対策本部条例、愛南町災害対策本部規定及び愛南町災害対策本部設置運営マニュアルに定めるところにより行っている旨の説明や、本町の業務継続計画などについて説明を受けた。  当委員会からは、地震など大規模災害ではなく、豪雨災害など、多様な災害に対応できるマニュアルの整備が必要である旨の指摘を行った。  第2回  日時、令和元年8月8日、午後1時15分から。  2 視察地  宇和島市役所  3 参加者は記載のとおりでございます。随行者も記載のとおりでございます。  4 調査事項  宇和島市議会における災害対応の取り組みについて  平成30年7月豪雨災害における宇和島市議会の対応について調査・検討し、本町議会の防災対応のあり方や、愛南町防災対策関連事業のより一層の充実・強化を図るための一助とする。  5 視察内容は、記載のとおりでございます。  帰庁後、各委員より愛南町の状況について防災対策課長への質疑あり。その後、取りまとめを行った。  6 調査結果報告(まとめ)  当委員会は、所管事務調査として災害時における議会対応のあり方や、愛南町防災対策関連事業のより一層の充実・強化を図るため取りまとめたので、その結果を報告するものである。  昨年7月の豪雨災害において、甚大な被害が出た宇和島市の状況を踏まえ、執行部はもとより、議会や関係団体の連携など、災害への備えが大切であることを改めて痛感した。  災害時の活動組織として自主防災組織が挙げられるが、宇和島市において、災害時に実際に機能しなかったケースが多いことから、形式的な訓練ではなくリアリティーのある訓練に努めるべきだと思います。  災害ボランティアについては、社会福祉協議会が運営する組織と、民間が運営するボランティア組織との違いについて住民の理解を得るとともに、運用指針を作成すべきと考える。また、本町においては、災害ボランティア受け入れの経験がないことから、今後、さまざまなケースを想定した訓練の必要性を感じた。また、災害時に行うボランティア活動などは、議員が個別に活動するのではなく、議会としてとるべき対応を明確にするための要綱や指針など、早急に整備する必要があると考える。議会としては、仮称でありますが、防災対策等検討特別委員会の設置など、今後の課題とすべきと考える。  なお、本町における防災体制の現状を検証すべきではないかとの意見もあった。  そのほかに、地理的な要因を考えると、雨量情報など各地域単位でのきめ細かな情報が入手できる環境整備をすべきとの意見もあり。また、災害井戸の登録など、断水時の水の確保についても検討すべきとの意見があったことを申し添える。  以上、総務文教常任委員会の意見を集約した調査結果の報告といたします。  続きまして、所管事務調査報告書、もう1件の分を報告いたします。  愛南町議会 議長 内倉 長蔵 殿  総務文教常任委員会 委員長 佐々木 史仁  所管事務調査報告書  総務文教常任委員会の所管事務の調査を実施したので、愛南町議会会議規則第76条の規定により、その結果を下記のとおり報告いたします。  第1回  令和元年7月1日、1時半から。  場所、議員協議会室。  出席者、欠席者は記載のとおりであります。  調査内容  愛南町の将来ビジョンにおける学校教育施設のあり方について  6番の説明員の職氏名は、記載のとおりでございます。  7 調査内容  学校教育課長より、平成18年度の愛南町学校統廃合検討委員会からの答申を受け、統廃合に関する基本方針を示した上で、統廃合推進計画に沿って統廃合を進めてきた経緯について説明を受けた。なお、僧都小学校については、僧都中学校の統合の直後ということで、地域に与える影響も大きいため、改めて統廃合の年度を検討中とのことです。  今後の動きとして、PTAや地域住民を含め統廃合に関する意見の集約や学校施設の長寿命化計画、複式学級など今後の小規模校のあり方を十分に検討していく必要がある旨の説明がありました。  その後、少子化に対応した活力ある学校づくりに向けての文部科学省の手引の概要説明を受ける。  第2回
     令和元年8月21日、午前10時から。  2 視察地  四万十市役所  参加者は記載のとおりでございます。随行者も記載のとおりでございます。  4 調査事項  小中学校の統廃合に関する取り組みについて  四万十市で、平成20年3月に策定した四万十市立小・中学校再編計画に掲げる将来的な再編目標に向け取り組んできた経緯や学校再編の必要性を含め、四万十市教育委員会としてのさまざまな観点から将来の学校設置を検討した結果などの取り組み事例を通して、少子化が進む本町における小中学校等の将来計画のあり方の参考とする。  5 視察内容は記載のとおりでございます。  その後、再編計画までの問題点や、地域との調整など質疑があり、帰庁後、各委員より愛南町の状況などについて学校教育課長への質疑があり、その後取りまとめを行った。  6 調査結果報告(まとめ)  当委員会は、所管事務調査として、今後の愛南町の人口ビジョンをもとに、小中学校のあるべき姿を検証し、それぞれの地域の実情に応じた最適な学校教育環境の実現を図るために取りまとめたので、その結果を報告するものであります。  愛南町における小中学校の児童生徒数は、合併直後の平成17年4月時点で小学校1,515人、中学校787人でありました。現在では小学校709人、中学校415人、令和7年には、将来的な予想ではありますが、小学生585人、中学生359人と大幅に減少することが予想されております。現在の出生率からも、今後、ますます児童・生徒数が減少し、それに伴い地域的な偏在が加速するものと予測されています。  本来、児童・生徒が集団の中で、多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて、一人一人の資質や能力を伸ばしていく学校の特質を踏まえ、小中学校では一定の集団規模が確保されていることが望ましいが、本町においては、極小規模校が多く最適な学校教育環境とは言いがたい状況であります。  そのような中、今回、学校再編に取り組んでいる四万十市の事例からも、行政の立場、保護者の立場、地域の感情などさまざまな意見があったが、何より子供の将来を考える視点から、多くの地域での理解を得るということは、本町においても今後の再編に係る取り組みの参考とすべきと考えます。  地域コミュニティの衰退、核家族化やひとり親世帯の増加、世帯当たりの子供の減少といったさまざまな背景の中で、家庭や地域といった本来子供の社会性が育成される場でその機能が弱まっている上、学校が小規模化することは、より一層顕在化しているとの指摘がある。  なお、通学条件については、スクールバスを初め、コミュニティバスを含め、多様な交通機関が通学に活用されていることから、それぞれの地域の実情に応じた最適な学校教育のあり方や学校規模を主体的に検討する必要があると考える。  学校規模の適正化については、さまざまな要素が絡む困難な課題であるが、あくまでも児童・生徒の教育条件の改善の観点を中心に捉え、学校教育の目的や目標をよりよく実現するために行うべきものである。学校の統廃合の適否については、具体的にどのような教育上の課題があるのか総合的な観点から分析を行い、保護者や地域住民と共通理解を図って行くべきとの意見があった。と同時に、学校施設は各地域のコミュニティの核であり、防災・保育・地域の交流の場としての機能もあわせ持っていることから、行政が一方的に進めるものではなく、児童・生徒の保護者や将来の受益者である就学前の子供の保護者の声を重視しつつ、地域住民の十分な理解と協力を得るよう願います。  以上、総務文教常任委員会の意見を集約した調査結果報告といたします。 ○議長(内倉長蔵) 報告が終わりました。  ここで、防災・減災に関する調査研究についての報告に対する質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、次に愛南町の将来ビジョンにおける学校教育施設のあり方についての報告に対する質疑を受けます。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで総務文教常任委員会の報告を終わります。  続きまして、産業厚生常任委員会から所管事務調査の報告を行います。  委員長の報告を求めます。  鷹野産業厚生常任委員長。 ○産業厚生常任委員長(鷹野正志) それでは、所管事務調査報告をいたします。  愛南町議会 議長 内倉 長蔵 殿  産業厚生常任委員会 委員長 鷹野 正志  産業厚生常任委員会の所管事務の調査を実施したので、愛南町議会会議規則第76条の規定により、その結果を報告いたします。  日時は、令和元年7月11日、午後1時からでございます。  開催場所、出席委員、欠席委員は記載のとおりです。  調査事項は、本町における再生可能エネルギーについてです。  説明員の職氏名、調査内容は記載のとおりでございますので、お目通し願います。  調査結果報告です。  当委員会は、所管事務調査として再生可能エネルギーにおける本町の現状と今後の活用について取りまとめたので、その結果を報告いたします。  平成23年3月11日東日本大震災に起因して発生した福島第一原子力発電所の事故を受け、原子力発電から再生可能エネルギーを含めた多様なエネルギー源の活用が求められることとなりました。  本町において再生可能エネルギーの導入を推進する上で、地域の活力の向上及び持続的発展を図ることを目的として、愛南町豊かな自然と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する条例を制定し、事業者における適切な導入指導を行ってきました。  今回、愛南町での再生可能エネルギー事業の取り組み事例として、まず初めに、昨年度末に設置工事が完了し、今年4月から四国電力への売電を開始した僧都ウィンドシステムを、次に農業水利施設(大久保山ダム)が有し、エネルギーの有効利用を図るとともに維持管理費への売電収入を充当することにより、大久保山土地改良区の負担軽減を図る目的で設置された小水力発電を、そして、最後に営農を継続しながら上部空間に太陽光発電設備を設置する方式の営農型太陽光発電設備の現地視察を行いました。  風力発電事業においてはブレードから出る風切音や低周波に対する地元住民の声を聞き、事業所に対し適切な対応をする旨、所管課を通じて指導・助言すべきとの意見のほか、耐用年数終了後の施設の対応について、透明性を図ってもらいたいとの意見もありました。  営農型太陽光発電施設においては、変電所の騒音等周辺住民への環境に配慮することは当然のこと、本施設が営農型にもかかわらず、雑草が多く、榊の生育も悪く、とても営農とは言いがたい現状であり、今後、日陰に強い作物を検討すべきではないかとの意見がございました。  また、今回の施設は交通量の多い道路に面していなかったものの、太陽光パネルの反射が通行車両等周辺に悪影響を及ぼすことも懸念されることから、設置に対し十分な配慮が必要との意見もありました。  今回視察した太陽光、風力及び水力といった再生可能エネルギーは、発電量が季節や天候に左右される上、エネルギー密度が低いため大きな施設が必要で、周辺住民や自然環境に与える影響も多大であります。そしてそれらに配慮した指針等を早急に確立すべきものであると考えます。  当委員会としても、今後も引き続き住民目線に立ち、その動向を注視していく必要があると考えます。  以上、産業厚生常任委員会の調査結果といたします。 ○議長(内倉長蔵) 報告が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで産業厚生常任委員会の報告を終わります。  以上で所管事務所調査の件を終わります。  暫時休憩いたします。  10分間休憩いたします。               午前11時12分 休憩            ―――――――――――――――――               午前11時21分 再開 ○議長(内倉長蔵) 休憩前に引き続き会議を始めます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第5 一般質問 ○議長(内倉長蔵) 日程第5、一般質問を行います。  初めに、鷹野議員の質問を許します。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) それでは、早速、通告書に従いまして一般質問をいたします。  まず、1番目に通学路を含めた学校における子供の安全確保の取り組みについてお伺いいたします。  文科省では、学校保健安全法に基づき、平成29年3月に第2次学校安全の推進に関する計画を策定しました。  近年、小学校において不審者が侵入し、児童や教職員に危害を与える事件や、登下校中の児童が殺害される事件、また、通学路にあるブロック塀が崩れたり、横断しようと信号を待っている園児に車が突っ込む事故など、学校や通学路における事件が大きな問題となっております。このため、文科省では子供の安全確保のための取り組みが行われるよう、警察庁など関係省庁と連携をとりながら、学校安全に関するさまざまな施策を推進しているところであります。  本町においては、これまで大きな事故・事件はないものの、有事になる前に現在どのような取り組みをしているのかお伺いします。  1、各学校では、毎年通学路の安全点検を実施していますが、毎年危険箇所がどのくらい委員会に上がって、補修・修繕しているのか、未処理の箇所はあるのか。昨年度からの推移と現在の状況をお伺いします。  2、登下校の安全対策として、地域の方々が子供見守り隊として毎日天候を問わず、登下校の安全を確保していただいておりますが、各小学校で、それぞれの登校班に何人ぐらいの見守り隊の方がいるのか。また、保護者の皆さんは順番制とかで毎日横断歩道など、危険箇所に立っていただいているのかどうか。PTAと交通安全のかかわりの現状をお聞きします。  3、学校の教科書等、子供の荷物が多く、特に低学年の児童は登下校だけで疲れ、見守り隊の方が荷物を持ってあげている光景をよく見ます。特に雨が降っている日は非常に大変そうです。大雨のときなど、保護者の車で乗り合わせての送り迎えの許可など、町として何か対応をとっているのかどうか、現況をお聞きします。  4、最近、通学路で猿が出たとか、保育所の屋根を猿が渡っていた、学校周辺に猿が出るとの猿情報をよく耳にします。また、最近は余りありませんが、変質者、不審者が出た場合など、緊急を要する事案の場合、学校では保護者への情報周知や対応をどのようにとっているのかお聞きします。  5、学校施設における防犯対策として、防犯監視システム、防犯カメラ・センサー・インターホン等の設置、整備について、現状と町は防犯管理のシステムをどのように捉えているのか、今後の方向性をお聞かせください。  以上、5点についてお伺いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 鷹野議員から、答弁分割での質問がありました。  通学路を含めた学校における子供の安全確保の取り組みについて、理事者の答弁を求めます。  中村教育長。 ○教育長(中村維伯) 鷹野議員の質問にお答えします。  まず、第1の質問、通学路を含めた学校における子供の安全確保の取り組みについて、1点目の通学路の危険箇所がどのくらい委員会に上がり、補修・修繕しているか。また未処理箇所についてですが、現在、通学路の安全点検を年2回実施しております。メンバーは、国・県・町の道路担当課、警察、学校、教育委員会で、現場の点検を行い、その場で具体的対応を協議し、その後、通学路安全推進会議の中で各関係機関が対応や進捗状況を報告しながら確認を行っております。その後も危険箇所情報があれば、順次、現場を確認し、関係機関で対応をしております。  平成30年度は、行政機関が対応できるもので、各学校から52カ所の報告があり、全て対策済みです。今年度は、現在21カ所の報告があり、順次、対応をしており、全て今年度中に補修等が行われる予定となっております。  2点目の登下校の各小学校の見守り隊の人数と、保護者やPTAの交通安全へのかかわりについてですが、まず、見守り隊、地域ボランティアの皆様におかれましては、日々、子供たちの登下校の安全面に御支援をいただき、厚く感謝を申し上げます。  さて、町内12校の小学校において、見守り隊等の通学路ボランティアに、合計120名ほどの方が登録していただいており、特に登校時の見守りを行っていただいております。また、保護者が順番で、毎日、横断歩道に立つということはありませんが、多くの学校においてPTAの専門部等の役員により、毎月、日を決めて登校班の見守りをしていただいております。  学校では、年度初めに、子供と見守り隊の方々との顔合わせ会を行ったり、年度末に感謝の気持ちを伝える会を持ったりして、交流が深められるよう努めております。  3点目の教科書等の荷物が多く、登下校が大変であることへの町としての対応、大雨のときなどの保護者の車での迎え、乗り合わせの許可についてですが、まず、教材等については、町内統一で、学校に置いて帰ってよい教材等を定め、そのリストを配布して負担軽減に努めております。  また、大雨などのときは、気象情報などで安全を確認した上で集団下校させ、必要に応じ教員が下校指導をしております。車での迎えについては、特段の制限はしておりません。  4点目の不審者等への緊急を要する場合の情報周知と対応についてですが、まず、猿の出没については、大変苦慮をしているところではありますが、関係課に協力を依頼し、さまざまな手だてを講じているところであります。頻繁に出没する通学路では、登校ボランティアの方に下校時の支援も協力をお願いしたところ、猿の出没は少なくなったと聞いております。  また、不審者事案などが発生した場合には、「マチコミ」と呼ばれる携帯電話システムで、学校から保護者へ一斉に通知を行い、必要に応じて住民には防災無線で周知を行っております。あわせて警察署にも連絡することで、現場の状況確認や児童・生徒等への聞き取り、パトロールなどが迅速に行われております。  今後も緊急時の情報周知については、防災無線や携帯電話システム等を活用して、積極的に行ってまいります。  5点目の学校施設における防犯対策としての防犯監視システムの現状と捉え方、今後の方向性についてですが、まず、来訪者には、玄関先で受け付けをし、名札をつけてもらうなどの、人的な監視体制をとっております。  防犯監視システムとしては、警備保障システムを導入し、教職員退庁後の夜間や休日の、侵入者対策に努めております。日中は、金融機関などにも設置している、非常通報装置を全学校に設置しております。不審者等の侵入があった場合は、ボタンを押すことで警察に通報されるシステムになっております。  また、現在も不審者対応の訓練を行っておりますが、今後においても、警察、スクールガードリーダー、学校運営協議会、地域の方々との協力と連携を得ながら、訓練を実戦的に充実させ、子供たちのさらなる安全対策を図ってまいります。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 鷹野議員、1の1について再質問はありませんか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) まず、通学路の安全対策の件ですが、毎年教育委員会、修繕等必要なところがあれば随時修理・補修はやっております。ただ、ここで何でこの質問をしたかといいますと、30年度の実績が31年の9月になってもまだホームページでアップされていない、その辺の問題があったからです。  また、教育委員会のホームページを見ましても、各箇所、例えばいじめストップ、食育、防災教育、道徳教育、また、体力づくり、学力づくり、各項目ここ1年以上ずっと準備中でした。 ○議長(内倉長蔵) 鷹野委員、再質問は口上は要りませんので、もう少しコンパクトに。
    ○3番(鷹野正志) わかりました。  交通安全プログラムの中にも修理の様子はホームページあるいは学校だよりで報告するというふうにあります。半年たった今でも報告されておりませんでした。この点、やはりやるべきことはやっていただきたいと思うのですが、いかがですか。 ○議長(内倉長蔵) 中村教育長。 ○教育長(中村維伯) お答えします。  鷹野議員御指摘のとおり、教育委員会のホームページに更新ができていない分野がありました。この件につきましては、教育長として真摯に反省をいたしますとともに、皆様にお断りを申し上げます。大変申しわけありません。  これまで、分野ごとに担当の責任で随時更新を実施しており、全体の更新確認が総括できておりませんでした。先般、御指摘をいただき、鋭意更新中でありますが、今後はこのような事案が発生しないように、ホームページ全体の統括する担当を決めて、適切な更新に努めてまいります。 ○議長(内倉長蔵) 鷹野議員、1の2について再質問ありますか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 子供見守り隊の件ですが、天候を問わず毎日朝夕、子供のためにですね、子供への声かけ、あるいは挨拶等で地域社会が子供を見守り育てる、このボランティアである見守り隊の方々には、私のほうからも本当に大変だと思いますし、敬意と感謝を申し上げるところですが、PTAとのかかわり、最近、月に1回程度ということでございましたが、やはりこういう見守り隊の存在というのは、かなり貴重だと思います。今からやっぱり地域が子供たちを守るということが必要だと思います。  そこでですね、学校では地区懇談会を開催しておると思いますが、その地区懇談会のときにですね、地区の区長さん、あるいはボランティアをしている見守り隊の方、あるいはまもるくんの家の方、老人クラブの方、そういった地域の方も一緒になって懇談会をする。そういうことをすることによって、やはりコミュニティスクールの一助になるんじゃないかと思いますけど、そういう地区懇談会にそういう地域を巻き込む、そういった取り組みをすればいいんじゃないかと思いますが、どうお考えでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 失礼します。私のほうからお答えさせていただきます。  今、鷹野議員のほうから非常にありがたい御提言をいただきましたので、これ、まず学校のほうとも相談しまして、ぜひ実現するようにやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(内倉長蔵) 鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 今、PTAとか家庭教育、脆弱化ということをよく言われております。今からですね、やっぱり子供の教育を考えた場合に、家庭教育、そして学校教育一緒になって考えていかなきゃいけないというふうに私は考えております。  そこで、教育委員会として、そういう子供のですね、家庭教育、あるいはそういった道徳、そういったことに関して、教育委員会が何かやっているような施策とか、そういう研修とか、そういうものがあればお聞かせください。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 今、御提案いただいたように、家庭教育でありますとか、子供に伝わるような家庭とのあり方というのは本当に大切だというふうに思っております。  今年度、まだ2校程度ですけれども、学校でそういった子育てに関する意識であるとか、考え方の意識であるとか、そういった方の高揚につながるような講師を呼んで授業の中でやったりしておりますので、その辺、有効性とか実用性なんかを検証して、ぜひそういうものが有効であるようでしたら、またほかの学校にも取り入れていっていただくようなことをやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(内倉長蔵) 質問はありませんか。ないですね。  では、鷹野議員、1の3について、再質問はありませんか。 ○3番(鷹野正志) ありません。 ○議長(内倉長蔵) 1の4について、再質問はありますか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 猿対策につきましては、迅速な対応をとっていただいております。ここで、私が言いたいのは、子供たちが駆け込む、まもるくんの家の件なんですが、まもるくんの家があっても子供たちがここが本当に逃げ込むとこだよということを知らなければ、何ぼあっても意味がないと思うんですね。ですから、まもるくんの家、だから年に1回、2回ぐらいはですね、その担当の登下校の集団下校のときに、まもるくんの家に立ち寄って、どういう方がまもるくんの家なのか、話を聞くなり、やっぱりその人と仲よくといいますか、顔の見えるつき合いがないと、子供も駆け込むことができないと思うんですよ。  だから、このまもるくんの家の存在というのを、今後、やはり顔の見える地域づくりといいますか、そういうふうな捉え方で、もうちょっと充実した箇所にしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) まもるくんの家については、現在、愛南町で150数カ所あるというふうに認識しております。年度当初に学校を通じてプリントは配っておりますけれども、それとあと、そういった担当の先生が御挨拶に年度当初に行っている学校もございますが、全てではありません。また、その辺は各学校に努力していただくように周知し、また、子供たちもぜひそういった顔合わせというか、そういうことを行うようにしていって、さらに顔の見える関係を深めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 質問ありませんか。 ○3番(鷹野正志) ありません。 ○議長(内倉長蔵) では、鷹野議員、1の5について再質問はありますか。 ○3番(鷹野正志) ありません。 ○議長(内倉長蔵) それでは、次に2の質問を許します。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) それでは、2番目の質問をお伺いします。  2、2020年度小学校における新学習指導要領の全面実施に向けての町の対応についてお伺いします。  最近、テクノロジーの発展やグローバル化の進展など、社会の変化はスピード化しており、このことを背景に、文科省では学校教育の情報化を推進すべく、2018年度から2022年にかけての学習指導要領の大規模な改訂を予定しております。  そこで、この新学習指導要領にどのように対応するのか、町の方針をお聞きします。  1、来年度から、小学校では3・4年生から外国語活動が始まり、小学校5・6年生では新しく英語が必修科目として始まります。本町では、ALT、外国語指導助手の導入である程度は対応すると思いますが、学級担任制を基本としている中、小学校の教員で英語の免許資格を持っている教員は何人いるのか。質の高い英語教育を推し進めるに当たり、愛南町として、今後、どのように取り組んでいくのか。また、今でも授業時間が多い中、5・6年生は年間70時間、3・4年生は35時間英語の授業が増えます。授業の時数確保はできるのかどうか、お聞きします。  2、今回の改訂の中に、プログラミング教育がうたわれております。生活がどんどんデジタル化し、AIなどの新たな技術が生まれる中、子供たちにコンピュータを受け身でなく積極的に活用する力やプログラミング的思考、論理的思考力を身につけるというものですが、小中学校のパソコン、タブレット、電子黒板、実物投影機、デジタル教科書などのICT、情報通信技術機器やインターネット回線及び無線LANなどのネットワーク環境の整備はどの程度進んでいるのか。また、今後町として、ICT機器の整備にどのように取り組んでいくのか、計画があればお聞かせください。  3、新学習指導要領では、情報学習のほかに地域学習として地域の伝統文化に関する教育の充実とあります。本町の取り組み方についてお伺いします。  4、今、教職員の多忙化が問題になっております。文科省では、昨年12月、学校における働き方改革に関する緊急対策として、解消策の方針を出しております。  そこでお聞きします。教育委員会、また各小中学校では、時間外勤務の短縮に向けた業務改善計画は策定しているのかどうか。また、実際に取り組み、効果的な成果が上がっている点があればお聞かせください。  以上、4点についてお伺いします。 ○議長(内倉長蔵) 2の2020年度小学校における新学習指導要領の全面実施に向けての町の対応について、理事者の答弁を求めます。  中村教育長。 ○教育長(中村維伯) 次に、第2の質問、2020年度、小学校における新学習指導要領の全面実施に向けての町の対応について、1点目の小中学校の教員に英語免許資格を持っている教員は何人かについてですが、授業を行える英語教科免許を持っている教員は、小学校が5名、そのうち2名が教頭、中学校が10名、そのうち1名が教頭です。  次に、今後、質の高い英語教育をどのように取り組んでいくかについてですが、教員の研修として、平成27年度から5年間、愛媛県の外国語指導力向上研修に全ての小学校の英語教育の中核となる教員を参加させ、授業実践に向けた準備を進めてまいりました。受講者は、自校で他の教員に伝達講習を行ったり、町内の小学校間で、英語学習の公開授業を重ねて研さんを積んでおります。  また、昨年度から民間会社と契約し、ALTを増員しておりますが、そのALTから教員に対し、英語教育の研修もできますので、活用しながら教員の資質向上を図ってまいりたいと考えております。また、愛媛県へは、非常勤職員になりますが、外国語専科充実の配置枠などを要請し、人員の確保を図るなど、質の高い英語教育を目指してまいります。  次に、授業の時数確保はできるのかについてですが、来年度からは、小学校において、中学年以上で授業時数は増えますが、カリキュラム編成を工夫しながら確保をしてまいります。なお、警報などで臨時休校が発生する可能性もありますので、状況を見ながら、時数が不足する場合については、このたび議会の御理解を得て各学校にエアコン整備をいたしましたので、長期休暇を利用することもできると考えております。  2点目の小中学校のICT機器等やネットワーク環境整備がどの程度進んでいるか。また、今後の整備をどのようにするかについてですが、児童・生徒用のパソコンですが、パソコンとタブレットの両方で使用するクレードル型タブレットを小学校246台、中学校148台、電子黒板と実物投影機を各学校1台整備しております。デジタル教科書は導入しておりませんが、無線ランは持ち運び型を導入しております。  ネットワーク環境は、インフラ整備の関係と安全性の確保のため、使用状況によって、通信速度が低下することがあります。そのため、映像等の通信に影響が出ることが課題となっております。  今後の機器整備やネットワーク環境については、学校教育課と教職員で構成される情報化推進委員会の中で、協議を進めていく計画であります。  3点目の地域の伝統文化に関する教育への本町の取り組みについてですが、これまでも総合学習の中で、各学校区の地域の特色を生かしたふるさと学習を行ってまいりましたが、さらに伝統文化を意識し、地域の方々を講師に招いて、取り組みを深めてまいります。  また、現在、小学校の社会科副読本「わたしたちの愛南町」を改訂するため、小学校教員と役場職員が協力して編集作業を進めております。その単元に「郷土の伝統・文化と先人たち」がありますので、この機会に内容の充実を図ってまいります。  4点目の学校における働き方改革に関する緊急対策についてですが、時間外勤務短縮のための業務改善計画については、本町においても、愛媛県教職員業務改善方針と今年度の計画を参考に、今年度の取り組むべき事項を作成し、各学校に周知しており、取り組みについて指示をしております。  実際の取り組みとしては、校務支援システム、通称「愛サポ」と呼んでおりますが、教職員の学校事務をサポートするシステムを愛南町独自で開発し、事務負担軽減を大いに果たしております。また、このシステムは、宇和島市、松野町にも広まっており、人事異動の際にも事務負担軽減につながると考えております。  人的負担軽減としては、昨年度から、授業準備やプリント印刷などの補助を行う、スクールサポートスタッフ制度を県が創設し、愛南町でも取り入れ、教員の負担軽減につながっております。これは、県内でも評価の高い取り組みとなっております。ほかにも中学校では、今年度から、部活動外部指導員の導入を行っております。  また、夏季長期休暇においては、全小中学校において、一斉に閉庁日を3日間設け、教職員の心身のリフレッシュを図っております。  今後も業務改善については、引き続き取り組んでまいります。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 鷹野議員、2の1について再質問はありませんか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 英語指導能力を備えた人材の確保の件なんですが、今、いろいろ研修されて、大丈夫だということもわかりました。しかしですね、保護者が一番心配しているのはですね、今まで中学校で1,200単語を大体習得するのに、小学校でその半分、600単語ぐらいをマスターしなきゃいけない。そして、例えば小学校の英語学習やったら「Do you like 何?」というのが、6年生になったらオリンピック・パラリンピックについて述べよというカリキュラムとかもあります。「What sports do you want to watch?」とか、その辺、保護者からちょっと聞いた話なんですが、こういうことを小学校で本当に教えられるのかどうかという、そういう意見も多々あります。  そこで、もちろん英語の授業が増えれば1週間ずっと6時間授業になる。そしたら集団下校の時間は大丈夫なのかとか、それに伴い欠点とかも出てこようと思いますが、本当にですね、今から、9月からですね、実際英語の教育にしても、担任に英語専門教師をつけて2人体制でちょっと試験的にやっているような学校も今あります。そういった創意工夫をしながらですね、町も進めていっていると思いますが、本当に4月完全実施に万全だと言えるんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 私のほうからお答えさせていただきます。  万全かと言われる分に関しましては、絶対大丈夫とまではちょっと今の時点では申しかねますけれども、先ほど申し上げたとおり、準備とか取り組みは進めていっておりますので、4月からの実施に向けて万全は尽くしていくというふうに考えております。  それで、実践の中でやはり新たな問題や課題が出てくることは十分考えられますので、その辺は学校現場と連携しながら、ほかの自治体で取り組んでいる部分でうまくいっているところとか、そういった情報も集めながら、工夫改善もしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(内倉長蔵) 鷹野議員、質問ありますか。 ○3番(鷹野正志) ないです。 ○議長(内倉長蔵) では、鷹野議員、2の2について再質問はありますか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) プログラミング教育ということで、初めて聞いた方もいらっしゃると思いますが、どういうのがプログラミングというか、私の子供に聞いたらアプリでビスケットというのがあるらしいんですよね。総務省、文科省、経産省、そしてIT企業との共同でやった未来の学びコンソーシアムというウエブサイトなんですが、その中にあるような、それを実際にもうやっているような学校も出てきております。  今、今後の新教育指導要領になりますと、今まで教える教育、教わる教育から、今度、主体的、能動的、自主的なアクティブラーニングといいますか、本人が自分でプログラミングしていく能力を養う、そういった授業にシフトしていくことだと思います。将来の子供たちを考えた場合、本町においてもICT教育というのは絶対欠かせません。やはり自分で生きていく能力を養う思考力、そして判断力、そして表現力、これが新たなICT教育だと思うわけですが、今後ですね、町としてこのICT教育にかかわるインターネット環境とか、あるいはさっき出た電子黒板、あるいはデジタル教科書、デジタル教科書なんかは韓国は5年前からやっているんですね。そういった、見据えた情報学習をしなきゃいけない時代になっている、町としてもっともっとICT教育に力を入れるべきだと私は思うのですが、その辺いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) まさにおっしゃるとおりだというふうに思っております。  昨年度、西条市のほうに、西条市は本当にICT教育、県下でも進んでいるとこというところで、教職員の方々とうちの担当の者も視察に行かさせてもらいました。その中で、やはり環境がちょっと違うなというところがありまして、その辺は十分参考になる部分がありまして、その辺を先ほど教育長から答弁させていただいた情報化推進委員会の中でも、実際に具体的にできるのかどうかを考えていくようになっております。また、その辺、ぜひ進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 再質問ありますか。ありませんか。  では、鷹野議員、2の3について、再質問はありますか。 ○3番(鷹野正志) ありません。 ○議長(内倉長蔵) 2の4について、再質問はありませんか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 文科省は、こういった英語学習あるいは情報学習、地域学習といろいろカリキュラムを増やしてきている。反対にですね、厚生労働省は働き方改革をせよ、一種の矛盾しているところだと思います。ただですね、教員の効率的な削除とかそういったことはもちろん考えていかなきゃいけないところであると思いますが、例えば小学校も7時以降は学校にいちゃいけない、仕事を家庭に持ち込んではいけないというふうな、もしそういう業務改善がなされたとしたら、先生も次の日の授業の準備、まあいいかというふうになって、ここでその学力の低下が生じたら、もうこれは意味のないことだと思うんですね、教育を教える以上。  だから、この働き方改革も一つの手段でありますけど、そういったことのないように、やはりそういうカリキュラムをつくるとか、そういう計画をつくる、これが今からの教育にも必要になってこようかと思いますが、先ほど答弁に愛サポ、業務支援システムですか、ということを言われました。これも1つの効率的な1つの手段だというふうに思うわけですが、その愛サポについて、もうちょっと詳しくお聞かせください。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 教職員の業務改善については、やはり単なる時間外の短縮ということだけではなくして、やっぱりモチベーションを保ちながら子供にとって有効なものでなくてはならないというふうに、やはり私も考えております。  それで、今の校務支援システムについてなんですけれども、学校の教職員がやる事務として、児童・生徒の成績処理でありますとか、通知表をつくったりするもとになる指導要録でありますとか、学齢簿とか、日誌でありますとか、文書の受け付け管理、そういった学校に、あと徴収金の事務であったり、保健・健康、子供たちの健康に関する処理であったりとか、そういった学校で行う事務処理を全部システム化してやるものでございます。これは、愛南町独自で平成24年度から開発しまして、27年度に全部の業務が完成して、学校現場においては非常に助かっているというふうに聞いておりますし、他の地域から来た先生が、こちらでそういったものを使って、また地元に帰ったときに、愛南町の取り組みは非常にすごいものだというふうな評価も受けておりますので、またさらにそういうものが、まだまだ改善する余地はあろうかと思いますので、また業務改善につながる方向でやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(内倉長蔵) 再質問はありますか。 ○3番(鷹野正志) ありません。 ○議長(内倉長蔵) これで、鷹野議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。               午後 0時00分 休憩            ―――――――――――――――――               午後 1時30分 再開 ○議長(内倉長蔵) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、金繁議員の質問を許します。
     金繁議員。 ○1番(金繁典子) それでは、質問させていただきます。  まず、1、愛南町の天然記念物指定区域における無許可工事の原因と、今後の対策等について。  8月13日、県が文化財保護条例で指定した愛南町の天然記念物、宇和海特殊海中資源群の指定区域で、10年間にわたり町が無許可工事を行っていたことが報道されました。天然記念物、宇和海特殊海中資源群は、由良半島から愛南町全域の海域約210キロメートルに及び、サンゴやイソギンチャクなど、多数の約100種類の生物が対象となっています。  この海域は、国が指定する生物多様性の観点から重要度の高い海域とも広く重なっております。生物多様性の観点から重要度の高い海域は、海洋の生物多様性の保全と持続可能な利用の推進に資することを目的に、我が国の周辺海域の生物多様性を保全していく上で、重要度が高い海域を、生態学的及び生物学的観点から、科学的そして客観的に明らかにしたものです。  抽出された海域は321カ所、そのうちのほとんどが沿岸域で271カ所、これは全体の84.1%になります。そして、沖合表層域20カ所、沖合海底域30カ所となっており、愛南町の海岸が全国的に見てもいかに希少な生物多様性豊かな海域であるかがわかります。  生物多様性が豊であるということは、水産業の豊かさにもつながります。  そこでお伺いします。  1、今回、報道された内容は、天然記念物、宇和海特殊海中資源群の指定区域で2009年度以降、防波堤や護岸改修など34事業60件が行われ、そのうち町は33事業55件の工事で、必要な許可申請や届け出を行っていなかったというものです。  2009年度以前において、同指定区域内で無許可もしくは無届けの工事は行われていましたか。その件数と内容について、わかる範囲でお答えください。  2、無許可無届け工事が見逃されてきた原因について、どのように分析されていますか。次の点も含みお聞かせください。  ①文化財の管理責任を負う第一義的な部署はどこになりますか。  ②教育委員会と水産課、環境衛生課など関連部署との情報共有、連携はどのようにされていましたか。  ③文化財について、町民への情報共有についてはどのようにされていましたか。  3、無許可工事による環境への影響調査の実施、その結果の公表と町民への説明が必要と考えますが、これについては、どのようにされる予定ですか。  4、今後このようなことが二度と起こらないよう、具体的にどのような対策を講じる予定ですか。  以上、1つ目の質問です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員から、答弁分割での質問がありました。  愛南町の天然記念物指定区域における無許可工事の原因と今後の対策について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) それでは、金繁議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、愛南町の天然記念物指定区域における無許可工事の原因と今後の対策等について、1点目の2009年度以前の工事においてその件数と内容についてですが、愛南町文書整理保存規程により2009年度以前の文書は保存年限を過ぎており確認できない状態のため、県条例に基づく手続の有無は不明であります。  2点目の今回の原因をどのように分析されていますかについてですが、①から③までを含めて答弁をいたします。  まず、文化財の管理責任を負う第一義的な部署についてですが、文化財の管理については、所有者がすることとなっておりますので、今回の宇和海特殊海中資源群については、愛南町と愛媛県になります。また、許可申請等の許認可については、県指定の文化財でありますので、愛媛県文化財保護課がその権限を持ち、愛南町生涯学習課は、許可申請や届け出を行う際の進達機関ということになります。  生涯学習課は、開発行為を行う水産課、農林課、建設課などに、関連資料の配付や開発行為を行う場所に、文化財が所在していた場合に協議する旨の通知などにより、庁舎内におけます文化財保護の連携をとっておりましたが、水産課においては、埋め立てを伴うような大規模な開発工事については手続を要するが、既存施設の修繕や改良については不要であるという認識でありました。また、生涯学習課についても、長年にわたって、手続が必要なもののみが提出されていたという認識でありました。  このように、進達機関である生涯学習課及び事業課である水産課の愛媛県文化財保護条例の認識不足が、今回の原因であるというように考えております。  文化財の町民への情報共有については、町ホームページにおいて、愛南町に所在する文化財の紹介をしております。  3点目の無許可工事による環境影響調査の実施、その結果公表と町民への説明が必要と考えるが、これらについてはどのようにされる予定なのかについてですが、今回の案件については、県漁港課と町水産課及び生涯学習課が、県文化財保護課の指導のもと、現地において速やかに工事の施工状況や天然記念物の保存状況等を調査をし、その結果を県文化財保護課に報告し、県文化財保護審議会での審議を経て、調査結果等の公表を行う予定としております。  4点目の、今後、どのような対策を講じる予定かについてですが、今後は、関係各課の連携及びチェック体制の強化を図るとともに、県文化財保護課の指導のもと、変更手続等のマニュアルを作成し、再発防止に努めたいと考えております。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、1の1について再質問はありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) では、1つ目の質問、2009年度以前において無許可の工事が行われていたかどうかなんですけど、文書の保存期間を過ぎているということで、10年の保存期間を過ぎていることで確認できないということでした。文書はないにしても、当時の水産課長であるとか、生涯学習課長であるとか、今残っていらっしゃる職員の方に聞き取りなどをして、ある程度の事実関係は洗い出せるのではないかと思うんですけれども、その点に関してはお調べにはなられましたでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 水産課のほうからお答えをさせていただきます。  県教育委員会文化財保護課への申請が行われていたかどうかにつきましては、書類で確認をする必要があるというふうに思っております。したがいまして、曖昧な記憶とか推論では正確な確認ができないというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、質問ありますか。 ○1番(金繁典子) いいです。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、1の2について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 今回の無許可工事が見逃されてきた原因とその分析についてお伺いしました。所有者としては愛南町と県ということで、県、生涯学習課及び水産課等がそれぞれの責任を負っているということだったんですけれども、文化財の、済みません、私、先ほど町長がおっしゃっていた生涯学習課が担当しているその責任の内容についてよくわからなかったので、もう一度お伺いできたらと思います。  そして、連携について認識不足等もありということでした。生涯学習課のほうでよくこの文化財全体の中で、歴史・文化に関しては生涯学習、勉強会などを町民に対してよくされていてすばらしいと思っています。ぜひ自然とか環境についても町民の意識を広める意味で、ぜひ今後、検討していただけたらと思っているんですけれども、その点に関してはいかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 清水生涯学習課長。 ○生涯学習課長(清水雅人) お答えします。  確かに、今回の自然関係の海中資源群のことについての周知というのは、余りホームページ上でも紹介のみであって、その手続であるとかというのは、先ほど金繁議員が見せられた他の文化財に比べては劣っていたというような認識はございますので、今後はですね、そういう周知も含めて、ホームページ等の改良をして、知らせていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、質問ありますか。 ○1番(金繁典子) いいです。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、1の3について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 3番目の質問は、今後、影響調査の実施をされるか、その公表と町民への説明をどのようにされる予定ですかという質問でした。それに対して、速やかに状況を調査して、結果を報告しますという回答をいただきました。大変期待しております。  その結果の報告なんですけれども、例えば町民が目にしやすい広報ですとか、ホームページですとか、ケーブルテレビとか、具体的にもし考えていらっしゃったらお答えください。 ○議長(内倉長蔵) 清水生涯学習課長。 ○生涯学習課長(清水雅人) お答えいたします。  町民への説明ということになると思うんですけども、これはですね、調査結果によってまた変わってくると考えておりまして、今の段階ではですね、被害が及んでいないということになりますと、ホームページでの結果の公表をもって説明にかえたいと考えておりますが、被害が発生しているということになればですね、またその際、検討させていただいたらと思います。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 質問ありませんか。 ○1番(金繁典子) いいです。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、1の4について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 4番目、私の質問は、今後このようなことが起こらないように、具体的にどのような対策を講じる予定ですかという質問に対し、町長のほうから、今後、各課の連携を強化しチェック体制、マニュアル作成などをしていくという、具体的な対策を伺いました。大変期待しております。  さらにですね、先ほどの町民への情報共有とも関連するんですけれども、ぜひ自然環境面での専門家、中にいらっしゃらなくても、南水研とかいらっしゃるところで、情報、私たち愛南町が、いかにすばらしい海洋財産を持っているかということを住民の方々にも深く理解していただくために、専門家の力をかりながら、予算もつけて勉強会などしていただけたらと思うんですけれども、この辺はいかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 清水生涯学習課長。 ○生涯学習課長(清水雅人) 先ほどのちょっと答弁と重複するかもしれませんけども、確かにこの海中資源群につきましてのですね、周知というのはですね、余りできていないというのは認識しておりますので、その周知については、今後力を入れていきたいと思いますが、これはまた県とですね、所有者である県との協議のもと、どのようにできるかというのをですね、検討したいと考えますが、今のところ、勉強会とかのですね、予定はありません。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 質問はありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 今のところ予定はないということで、もちろんです。今後のことです。ぜひ前向きに考えていただけたらというのが私の質問です。  この文化財、今回の宇和海特殊海中資源群が指定された時期というのは、昭和40年ということで、ちょうど国立公園の指定の機運も高まってて、住民の間でも熱が盛り上がっていたと聞きます。そのころに比べると、今、この愛南町にいかにすばらしい資源があるかということを、余り情報共有ができていないのかなと思っています。生物多様性を保護するということは、水産業の豊かさにもつながりますので、ぜひ、前向きに将来の世代のためにも勉強会などをすることを前向きに考えていただけたらと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 清水生涯学習課長。 ○生涯学習課長(清水雅人) お答えいたします。  貴重な資源であるということは、承知しておりまして、文化財保護という観点で、大切なことだということは認識しております。今後、南水研の専門家の先生などの意見を聞きまして、強化していきたいと考えます。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、質問はありませんか。 ○1番(金繁典子) 大丈夫です。 ○議長(内倉長蔵) 次に、2の質問を許します。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) それでは、2つ目の質問です。  非正規職員の処遇改善、男性職員の育児休暇取得と男女共同参画に関する行動計画、庁内の推進体制について伺います。  1、女性活躍推進法に基づき、地方自治体にも特定事業主として行動計画の策定が求められ、愛南町でも平成27年から平成32年度まで、6年間を計画期間とする前期行動計画が策定されています。  特定事業主行動計画の策定には、常勤職員はもとより、臨時・非正規職員を含むというのが国の方針ですが、愛南町の行動計画の中には、非正規職員についての言及が全くありません。  そこで、その理由と、非正規職員については、どういう形で女性活躍推進につなげているのかお聞かせください。  2番目、男性の育児休業取得率について、国は成果目標として地方公務員においては13%、平成32年までの目標です、としています。愛媛県でも目標を13%と定め、既に11.8%を達成しているようです。平成29年度までの達成値です。  しかし、愛南町の行動計画では、こういうような目標さえ設定されておりません。実際に育児休暇を取得した男性職員は、平成27年度から29年度までゼロとなっています。  この点について、町のお考えをお聞かせください。  3つ目、愛南町の行動計画などには、男女別データの掲載が非常に少なく、他の自治体が公開しているような男女別のデータ、例えば残業時間や勤続年数、年齢別職員数、職位別の職員数、昇任試験の状況、採用状況、超過勤務の状況など、男女別にほかの自治体では掲載されているところが多いんですけれども、愛南町ではこれらが公開されておりません。  国が推進しているジェンダー統計の考え方について、どのように受けとめていますか。  4つ目、男女共同参画を推進するための庁内体制とその具体的活動内容について、ジェンダーの主流化についてのお考えとともにお聞かせください。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 2の非正規職員の処遇改善、男性職員の育児休暇取得と男女共同参画に関する行動計画、庁内の推進体制について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、非正規職員の処遇改善、男性職員の育児休暇取得と、男女共同参画に関する行動計画、庁内の推進体制について、1点目の特定事業主行動計画の中に、非正規職員についての言及がない理由と、女性活躍推進にどうつなげているかについてですが、特定事業主行動計画は、次世代育成支援対策推進法と女性活躍推進法を踏まえて策定をしており、非正規、今後は有期雇用と呼ぶことといたしますが、この方たちを含めた全ての女性職員の活躍推進を目指しておりますので、計画中の数値目標等は、有期雇用職員を含めたものを採用していることから、特別に正職員と有期雇用職員を区別しての言及は行っておりません。  本町では、女性職員が行政運営における重要な担い手となっていることから、有期雇用職員にも夏季休暇や子の看護のための休暇を付与したり、ほとんどの職種で月給制を採用するなどして、より安定的に安心して働くことのできる職場環境を整備し、女性活躍推進を図っております。  2点目の男性職員の育休取得についてですが、育休取得率の目標設定については、年間の出生件数が限られていることや、経済状況や育児環境が家庭ごとに異なることから、現時点では目標に掲げる予定はありません。  なお、本年度は男性職員による育休の取得が1件ありました。  男性が育児休業や育児のための特別休暇等を取得することは、本人にとって子育てに能動的にかかわる契機として重要であるとともに、組織にとっても子育てに理解ある職場風土を形成する観点から重要であるというように考えております。  3点目のジェンダー統計の考え方をどのように受けとめているかについてですが、本町の特定事業主行動計画の中には、女性活躍推進法で定められた情報公表の基準に沿った、県下の他市町と同程度の数値目標等の公開となっております。  今後は、ジェンダー統計の考え方である、男女別データを把握し、年齢別も把握できるよう努めるとともに、その公表に努めることにつきましては、事務的負担を勘案しながら、可能な限り実施をしてまいりたいと考えております。  4点目の男女共同参画推進体制と具体的な取り組みについてですが、まず庁内の推進体制についてですが、愛南町男女共同参画推進計画の中で、特定事業主行動計画の立案及び推進は、総務課が担当することとなっております。
     具体的な活動内容といたしましては、年休や育休の取得推進、育休が取りやすい環境の整備、全職員に一人一人の気づきを提案してもらう職員提案制度の実施、職員研修の実施などとなっております。  日本社会全体の労働人口の減少に伴い、女性が働き続けることの重要性は年々高まっております。性別にかかわらず、1人の個人として生き生きと働き、自己実現を図ることのできる環境づくりに向けて、職員へはもちろんのこと、各部署や町民の皆様とも連携をしながら、愛南町全体の男女共同参画を推進してまいります。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、2の1について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) それでは、1について、非正規職員については、女性活躍推進にどのように庁内の処遇改善が実現されているのかという質問に対して、町長のほうからある程度の職場環境の整備はしているという回答をいただきました。確かにある程度はされております。  ただ一方でですね、やはり介護休暇、それから育児休業に関しては、まだ保障されておりませんし、退職手当についてもないような状況です。フルタイムの女性が大変、非正規の中で女性の占める割合が非常に高い中、85%ですかね、フルタイムの中で女性が占める割合。役場の職員の中でも、女性の数というのは半数を超える中、やはりもっともっとしっかりと体制を整えていただきたいと思います。来年度、年度任用制度の導入もありますので、それに向けてしっかりと対策をとっていただきたいと思うんですけども、それに向かって、できればというか、国のほうが推奨しているんですけれども、職員に対するアンケート調査、意見交換など実施して、職場の実情の的確な把握、状況の把握が望まれるということなんですけれども、このようなことはされているんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) 私のほうからお答えをさせていただきます。  議員御指摘の各職場に対するアンケート、これについては、直接的なアンケートというのは実施をしておりません。ただ、町長の第4の質問の答弁にもあったと思いますけれども、職員提案とかいうのを毎年求めておりますので、その中で、問題があるような点につきましては、提言が出てきております。そのようなことも踏まえて、来年度からの会計年度任用職員の制度の構築を、現在他市町と共同しながら検討をしているところでございます。そのような点で、職場環境の改善を図っていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 再質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 今、児島課長のほうから提案などを受けているということでした。ぜひすばらしい取り組みで続けていただきたいと思うんですけれども、それは非正規の職員に対してされているということですかね。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) お答えいたします。  アンケートにつきましては、正規、そして有期雇用を含めて、アンケートではありません、提案については、正規職員、また有期雇用職員、誰でも提案ができるようにはしておりますし、また、先ほど申しそびれましたが、職員の自己申告書というふうな物も毎年徴取をしております。そのような中で意見を吸い上げていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 再質問は。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 有期雇用の方も提案制度の中には含まれているということだったと思うんですけれども、一方で来年の任用制度に向けて、その説明などはもうされているということですか、その意見聴取とかはされていますか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) お答えいたします。  来年度の会計年度任用職員の制度内容そのものについて、まだ本町の部分については完全にでき上がっておりません。でき上がっておらない制度を説明をすることについては、現在のところいたしかねております。近いうちに、ある程度まで煮詰めましたら、まず、各管理職のほうに制度の内容について説明をし、各職員、これは正規職員、有期職員全てですが、説明を周知をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、2の2について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 2はですね、男性の育児休暇についてお伺いしました。育児に関しては、家庭ごとに状況が異なるので、目標値を設定していないということでした。ただですね、全く目標を定めないというのは、この男女共同参画の目的からすると、理解しがたいように思うんですけれども、もちろん家庭ごとの状況は異なりますし、とることが難しい家庭もあると思いますが、繰り返しますが、その男女共同参画の目的について、どのように捉えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) お答えをさせていただきます。  男性職員の育休取得というふうな側面に限ってお答えをさせていただきます。  確かに町長答弁の中に、経済状況や育児環境が家庭ごとに異なるというのも答弁ありましたが、年間の出生件数が限られているというふうに答弁をしたはずです。過去3年間の平均で職員に係る出生件数、平均で7件です。母数が7件程度の部分でありましたら、もう育休1件取得、2件取得でどの程度のパーセントになるか御承知のとおりと思います。  そのような面で、まず目標値の設定の中に入れていないというのが現状です。  これについては、目標をどのような形で設定をしていくかについては、先ほど町長答弁にもありましたとおり、女性活躍推進法の中で、情報公表の基準というので、本町の部分についてはそれにのっとった形で公表しておりますので、決してこの男性の育休取得が載っていないからといって、男女共同参画の理念にもとるというふうなものではないと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 私も設定していないこと自体をもとるとは言っていません。男女共同参画の推進、特に女性活躍推進法の目的について、どのように考えていらっしゃるのかということをお伺いしたかったということです。  この女性活躍推進法の目的なんですけども、個人個人の活躍、女性にとっても男性にとっても活躍しやすい社会にするというだけではなくて、やはり社会全体が活力ある社会になるようにという目標があります。個人個人だけではなく、活力ある社会のためには、女性が活躍していく必要もあり、そのことは結局男性にとっても暮らしやすい社会になるということだと思います。  そうすると、やはり件数が、年間の出生数が限られているから、この国が設定を推奨している男性の育児休業取得率を、目標値を設定しないというのは、説得力に欠けると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) 答弁は先ほど答弁したとおりでございます。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、いいですか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 次回の計画、行動計画を来年度ですかね、つくることになるんだと思うんですけれども、今回は設定していなかったということですが、ぜひ次回、設定を考慮していただけたらと思います。いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) お答えいたします。  厚労省のほうから上がってきとる目標設定として掲げております項目は、この男性職員の育児休業のみではなく、恐らく20項目近くあったと思います。その中で、取捨選択をして目標設定をすればよいということでありますので、それらを踏まえて、検討はさせていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、2の3について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 3つ目は、男女別データの掲載が愛南町の場合とても少ないので、国が推進しているジェンダー統計の考え方についてどのように受けとめていますかという質問をさせていただきました。それに対して、今後、把握に努めて公表するということでした。  ほかの自治体でも、私は公表されていると言っているんですけども、町長のほうからはそうでもないというふうな内容だったかと思います。  例えば宇和島市とか、隣の町でもしっかりと、先ほど私が上げたような項目について上げておりますので、ぜひ次の、この点に関しても、次の計画では上げるようにしていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) 答弁は先ほど町長が答弁したとおりになるんですけれども、私どもが調べた結果では、この特定事業主行動計画というそのものについては、本町の目標数値の上げ方については、他市町と同じ程度であったように考えております。何か違うところを見られてるのかなとは思いますけれども、それはわかりませんが、よってジェンダー統計の考え方であります、できるだけ公表するということを事務的負担も勘案しながら、可能な限り実施してまいりますというふうに町長のほうで答弁しております。その答弁のとおりでございます。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、質問ありますか。 ○1番(金繁典子) いいです。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、2の4について再質問ありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 4番目の質問は、男女共同参画を推進するための庁内体制とその具体的内容について伺いました。  先ほど出てきました提案制度ですとか職員研修など、いろいろとされているということで、すばらしいと思います。  一方で、この庁内推進体制として、この第2次愛南町男女共同参画推進計画の中に、体制の図が載っていますよね。これによると、愛南町の男女共同参画推進庁内連絡会議というのがありまして、これと連携をとりながら、愛南町男女共同参画推進庁内連絡会議担当者会というのがあり、調査、資料収集等をして計画施策推進など確認していくという会議が設定されているようなんですけれども、これはいかがなんでしょうか、これ設定されてから年間どのぐらい会議をされて、具体的に施策をつくりそれをレビューして次のことに活かしていくという、各課のジェンダーに関する課題があると思うんですけれども、どのぐらい頻繁にこのような会議を持たれているんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) この男女共同参画庁内連絡会議につきましては、これまで開催はしておりません。ただ、その計画とかそういった段階において、担当者ごとの情報共有は図っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 他に質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) じゃあ、1度も開いていないということでしょうか。この計画ができたのが何年前ですか、これの前の第2次の前から、たしかこの体制はつくられていたんじゃないかと思うんですけれど、1度も開かれていないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) そのとおりで、1回も開いておりません。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) わかりました。  庁舎の中で男女共同参画を進めようと情報共有等はされているでしょうし、先ほどおっしゃっていた提案とか、いろんな試みもされているとは思います。  ただ、やはり大事なのは、この推進体制なんですね。国が推進体制をつくることを推奨しており、愛南町もだからこそつくったんだと思います。ぜひ、これを実質的に効果的に動くようにしていただけたらと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) 今、議員言われたとおりですね、今後については、会議を開いて、その推進体制の充実を図っていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 次に、3の質問を許します。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 3つ目の質問です。予算の公開と住民参加について。  地方自治の本旨である住民自治は、地方における行政を行う場合に、その地方の住民の意思と責任に基づいて処理するという原則ですが、中でも自治体のお金の集め方、使い方を住民意思に基づいて決定するという財政民主主義は、その重要な要素です。そのため、予算について行政には一層の透明性と説明責任が求められます。また、全国の多くの自治体で少子高齢化、人口減少により財政が厳しくなる中、住民への財政の見える化が強く求められています。  そこでお尋ねします。  1、予算書の公開について。  愛南町は、予算の概要をホームページに掲載しており、住民一般にわかりやすく見せる努力が伺われます。一方で、概要にあるような大枠だけではどのような事業にどれだけ税金を使うのか知ることができません。  住民がいつでもどこからでも予算の情報を見えるように、予算書をホームページに掲載する自治体が非常に多くなっています。実際、愛媛県内の人口2万人以上の町で予算書を公開していないのは、ホームページで公開していないのは愛南町だけです。愛南町でも早急に予算書をホームページに掲載するべきではないでしょうか。  2、予算編成過程における情報の公開と住民参加について。  予算編成過程における情報の公開と住民参加の取り組みが、全国各地の自治体に広がっています。予算編成過程の情報公開については、首長の予算編成方針から予算要求の状況、予算要求の査定、予算案の決定まで、その全部または一部が公開され、さらに情報公開だけでなく、予算編成過程へ住民が直接参加する自治体も増えています。  これは、地方分権の推進を図る地方分権一括法の2004年4月施行により、中央政府と地方自治体の関係を主従関係から対等関係に移行し、中央政府主導の行政システムから住民自治を基本とする制度に転換されたこと、また、自治体が限られた予算の中で多様化する住民ニーズに応えるために、住民の合意を重視する必要が出てきたことも要因と言われています。  愛南町では、予算編成過程の情報公開と住民参加について、どのようにお考えかお聞かせください。 ○議長(内倉長蔵) 3の予算の公開と住民参加について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、予算の公開と住民参加について、1点目の予算書の公開についてですが、愛南町におけます予算の公開については、これまでも国の規定に基づき、広報誌、ホームページ等により公開をしてきたところであり、概要版などを住民にわかりやすいよう工夫し、ホームページ等に公開をしております。  予算書の公開については、現在、議長から要望を受けており、検討後議長に回答することとしております。このようなことから、現段階においては、これまでの方針を変更することは考えておりません。  2点目の予算編成過程における情報の公開と住民参加についてですが、議員も御承知とは思いますが、本町の予算は、国・県の補助等による事業、総合計画に沿った町の独自事業、地区等からの要望により実施をする事業等から成り立っており、地区要望については、担当課において取りまとめて予算に計上をしております。  町全体に係る施策については、当初予算編成前に、議会に対し議会として実施を要望する事業を照会し、議会として要望する事業や、行政協力員や地域審議会委員の意見を勘案した事業を予算に計上し、その結果については、それぞれ広報誌等によりお知らせをしているところであります。  またこれらの予算については、住民の代表である議会で十分に審議していただいた後、議会の議決を経て執行しております。  これまでも本町においては、予算編成過程における住民の参加や情報の公開には配慮しているところであり、今後もその方針に変更はなく、住民が主役の予算編成を心がけてまいりたいと考えております。
     以上、第3の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、3の1について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 私がこの1番でお聞きしたかったのは、予算書の公開ということで、明確にしなかった点もあるかもしれませんが、議会の議決を受けた予算の詳細のことです、予算書です。今の町長からいただいた御答弁は、議決前の予算案の段階のものについてのお答えだったのかなと思うんですけれども、議決を経た予算についてはいかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) この点についても、同じ、先ほどの町長の答弁と同じで、議決後の予算書についてもですね、私どもとしてはやはりわかりやすい予算を住民に説明するという観点から、単なる予算書で載せるんじゃなくて、それにグラフとか説明を加えたりして載せることのほうが重要であると考えておりますので、今後もその方針に変更はありません。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 今の課長の御答弁ですと、わかりやすくグラフとか概要をつくっているのでそのほうが重要ということで、私もそれは重要だと思います。わかりやすくすることも大事です。  ただ一方で、あの概要ではどのような事業があって、何に幾ら使われているのか、住民が知りたいと思っても知ることができません。窓口には議決された予算書を置いていると聞いているんですけれども、窓口まで行ける人というのはなかなかおりません。みんな働いている方は平日行くことができませんし、お年を召した方、足の不自由な方も行くことができません。そういう意味で、先ほど町長が言われた住民が主役であることを心がけるのであれば、住民目線でインターネットに予算書を上げることは当然のことだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) 先ほど町長からも答弁をいたしましたとおりですね、まずは議長から要望を受けておりますので、今後、検討後、議長に回答をしたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 議長にお願いしたのは、予算案の段階のものだと…… ○議長(内倉長蔵) 立って。 ○1番(金繁典子) いや、回答になってはいないので、もう一度お答えをお願いします。議会の議決を通ったものについて聞いています。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) 先ほども答弁させていただきましたけど、その件については、これまでの方針に変更はなく、わかりやすい概要版について公開をしたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) じゃあ逆にですね、予算書を住民にインターネットで見せない理由は何ですか。何がまずいんですか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) そのものを載せることについてはですね、それだけを見て住民の皆さんが全て理解されるかというと、それは疑問に思っております。  したがいまして、現在のところ、それをそのまま直接公開することは考えておりません。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、3回済みました。  金繁議員、3の2について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 2つ目の質問は予算の編成過程、ですから、議会で予算案が議決される前の予算ができていく課程についての情報公開と住民の参加についてお伺いしました。  地区要望なども聞いていらっしゃるということで、確かにその点、住民の方の意見は反映されているとは思います。ただですね、この質問書の中にも書きましたけれども、やはり地方分権一括法が2000年に施行されてから、どんどんと住民への予算の情報公開、それから参加の体制というのがいろんな自治体でできてきています。これは住民自治を実現するためにも大変重要なことですし、財政民主主義を実質化するためにも、非常にすばらしい取り組みだと思います。  愛南町のほうでは、ホームページにも予算案も公開しません。ましてその前の段階、首長の予算編成方針とか予算要望とか査定、全く住民は見ることができません。そして、できた後の事業の企画案ですとか、事業の結果についても知ることはできません。これでは財政民主主義、全うしてるとは言えないと思います。いかがでしょうか、もう一度お伺いします。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) 先ほど町長も答弁しましたように、それぞれの担当課が年間を通して要望や委員会等において意見を聞いて政策予算に反映しておりまして、その住民の意見は適切に反映させ、必要な場合は住民の代表である議会の意見を聞いておると考えております。  したがいまして、その議会・住民の要望等は十分に聞いておりますので、今後もその方針に変更はなく、これまでどおりの方針でいきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 現段階で、もう既に愛南町としては住民の声は十分に聞いているという見解だということはわかりました。  じゃあ、仮にそうであるとしてもですよ、住民に対する情報公開、これについてどうでしょう。情報公開、情報共有がなければ参加することはできません。地区要望で要望を出すことはできても、全体の情報を知ることができなければ、本当に必要なもの、そうでないものを住民が意見することはできません。今、問題になっているのは、多くの自治体でなぜ情報共有と住民の参加、予算への参加が行われているかといえば、人口が減少して財源が限られてくる、その中で、やめていく事業もやはり整理していく事業も出てくる、どうしてもしないといけない。そういう必要性もあるために、やはり住民の納得も得ないといけないという面も大きいようです。  実際ですよ、今回の本議会に出されている歳入歳出決算審査意見書を見ても、やはり、財政力指数、悪くなっていますね。平成30年度、93.3%に一般会計のほうですけれども、経常費のほうが上がってきています。やはり事業の整理というのも大切になってきます。  そういう意味で、やはり早い段階から、予算をつくる段階から、できるだけ早い段階から可能な限り、もちろん事務の量も増えてくるので、全てを一遍にやることは難しいと思いますけれども、せめて予算案の段階、それから町長の予算編成方針ですとか、そういう情報を住民に明らかにしてはいかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) その予算編成方針とかそういったものに関しましては、現在のところは、内部に対する予算編成方針、こういったものを示しておりまして、その情報がちょっと住民の方に必要なのかどうかというのは、ちょっと疑問に思うんです。  ただ、これまでも住民の参加や情報の公開には配慮しておりまして、これ以上配慮するといっても、なかなか私どもとしてはこれ以上のものはないというふうに考えておりますので、先ほどの町長の答弁のとおりですね、方針に変更はありません。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) これ以上、情報公開するものはないとおっしゃいますけど、例えば砥部町のホームページ、この後ぜひごらんになって見てください。予算書も載っています。それから議会の前に予算案も載せるそうです。ほかの多くの自治体で、こういうふうに情報公開するところが多くなっております。愛南町はまだまだ公開しないといけない情報ばかりです。私から見るとそういうふうに思えます。ぜひ、ほかの自治体の状況を見て、いかに愛南町の情報公開がおくれているかということを認識していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) ただいま、愛南町の情報公開がおくれていると言われましたけど、私どもとしては、情報公開がおくれているという認識はありませんので、これまでと同様にですね、同じ方法で住民へ積極的に情報の公開を続けていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) これで、金繁議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。  2時40分から再開いたします。               午後 2時28分 休憩            ―――――――――――――――――               午後 2時40分 再開 ○議長(内倉長蔵) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、土居議員の質問を許します。  土居議員。 ○15番(土居尚行) まず初めに、庁舎でのワンストップサービスの実現はいつになるのかお伺いします。  愛南町のこの本庁庁舎は、それまで使っていた旧城辺町役場の老朽化と合併による本庁職員の増加に伴い新築し、完成から3年がたちました。建築前は、教育委員会、水道課など、他にもありましたが分散していた業務を本庁で一括して行うことで、住民にワンストップサービスが提供できることを大きな目標として建設をいたしました。  しかし、現在も福祉業務の一部は保健センターで行っているのが現状です。  建設議論の中で、議会から保健センターは新しい建物だから、引き続き使用して福祉の業務をしてはどうか、そうすれば庁舎の建設規模も少し小さくできるのではないかという意見に、ワンストップサービスの提供という説明が何度もあり、現在の庁舎の建設に至ったわけです。いまだ実現していない町民に説明し約束したワンストップサービスはいつ実現するのか、お伺いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員から答弁分割での質問がありました。  庁舎でのワンストップサービスの実現はいつかについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 土居議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、庁舎でのワンストップサービスの実現はいつかについてですが、新庁舎建設によって、他の施設に分散をし業務を行っていた部署も本庁舎で業務を行うことになり、また、本庁舎の1階に住民の利用頻度の高い部署である町民課、税務課、保健福祉課及び高齢者支援課などを配置することで、町民に説明をさせていただいたワンストップサービス化は、既に実現できていると認識をしております。  議員御指摘のとおり、新庁舎建設に合わせて、当初は城辺保健福祉センターで保健・福祉業務に携わっていた保健福祉課、高齢者支援課、地域包括支援センターの職員約60名全員を、本庁舎に集約する方向で検討を行っておりましたが、保健福祉課の保健師・栄養士については、実働の活動体制やセンター管理の必要性なども考慮し、再度検討を行った結果、担当業務を本庁業務とセンター業務に分け、センター業務に携わる保健師・栄養士10名余りについては、そのままセンターに配置することとし、現在に至っております。  このことによるワンストップサービスへの影響はないと考えますが、センターでも本庁でも、各種受け付けや保健サービスが可能な体制をとっております。  また、センターに保健師・栄養士が常駐していることで、プライバシーへの配慮が一層求められる心や体の相談に町民が訪れやすいといったメリットも大きく、センターへの保健師・栄養士の配置が、本町の健康増進事業の効率的、効果的な推進につながっているというように考えております。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員、再質問はありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 今の説明では、ワンストップサービスは実現していると。そう言いながら、60名の職員全てこの本庁に入れるつもりだったけど、再度見直したら10名は向こうへ行った。それははっきり最初の計画がずさんだったということですよ。それなら、最初から議会が言うたように、保健業務向こうに行っとったら、向こうで一括のものができて、庁舎ももう少し小さいものができた。その見直した、全部をこちらに入れるというつもりだったけど見直したということ、この庁舎建設に承認した議会にも説明がないんですよ、いまだに。情報公開はすごくやっているというさっき説明がありましたが、少し私ね、これはおかしいんじゃないか、それならそれで、こういう目的なので向こうで計画してなかったけど業務がしたいということを言うのが普通じゃないですか。  お答えを願います。 ○議長(内倉長蔵) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  今の御指摘は、まさにそのとおりだと思いますが、こちらのほうの説明不足があったことはお断りしたいと思います。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 案外お断りしたら全て済むんですけど、御存知のように、次の質問にもありますけど、人口はどんどん減少していきます。当然それに伴い職員も減っていくと思います。その10名の職員、こちらでも十分になる時期も来るんじゃないかというように私は思うんですが、いつまでも保健センターは保健センターで使わなければならないのか、その時期を言っとるんです。いかがですか。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) 私のほうからお答えをさせていただきます。  御存知のように城辺保健福祉センターにつきましては、町民の健康増進と福祉の向上のために設置された施設でございます。その目的に沿って、現在、各種健康増進事業を行うとともに、関係会議とか学習会とかを開催しております。  現在の使用の状況なんですけども、学習の場としてはですね、年間、平成30年度の実績でございますが、192回、約2,600人近くの方に御利用をいただいているところでございます。それを含めてですね、さまざまな事業の管理運営を行う必要があるということで、センターのほうに職員を配置させていただいております。  現在、保健福祉課で行っている健康増進事業でございますが、保健師・栄養士が担っている事業でございますが、現在、事務事業の数としては50ほどございます。それぞれの事業を行う場として、町民とのかかわりをつくる場として、センターを活用して、今後もですね、それぞれの事務事業の運営管理、効果的な執行につなげていきたいと。そのために、職員については配置して事業のほうは行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 実績を聞けばなるほどなと納得するような説明なんですが、それだけの事業があそこで必要だというのであれば、まだ3年ですよ、当然当初からそのような計画があったと思うんですよ、保健センターの活用の。けど、何度も言いますが、まさかあそこに職員が残るとは思わなんだのが本音です。職員をあそこに残すような話はなかったんですよ。当初からそういうことにするつもりだったんですか。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えいたします。  平成26年の5月ごろに第1回の新庁舎の建設作業部会が開催されまして、そこで新庁舎でのワンストップサービスの実施に向けた協議が始まったというふうに把握しております。その後ですね、関係課とかですね、その作業部会などにおいて検討が重ねられまして、先ほど町長のほうからも説明ありましたけれども、センターへの職員配置につきましては、必要性があるということで、本庁に保健師等も配置されますので、ワンストップサービスへの影響もないということで、町民の健康増進事業の推進のためには配置が必要だと判断しまして、平成27年7月に開催した政策調整会議のほうで、配置が決まったというふうに把握をしております。  以上です。                (発言をする者あり) ○議長(内倉長蔵) 次に、2の質問を許します。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 愛南町の人口減少問題をどのように捉えているのかお伺いいたします。  町村合併の議論が始まった平成13年ごろの愛南町の人口は、直近の国勢調査で2万9,660人、約ですが。それまで市になるための要件の5万人が合併推進で国のほうも3万人に引き下げ、あと300人ちょっとで市になれるのに何とかならないかという話し合いを持ったことを懐かしく思い出すんですが、小さな市より大きな町のほうがいいではないかとの、何の根拠もなく納得をいたしました。
     5カ町村の発展を願って平成16年10月1日愛南町が誕生しましたが、それから15年、愛南町の人口は予想以上のスピードで減少し、現在約2万1,000人です。この間減少した8,500人という数字は、現在の御荘地区、城辺地区の総数よりも多く、一本松、西海、内海を合わせた人口よりも多い数字です。  ちなみに、1920年、大正9年に第1回の国勢調査が開始され、そのときの日本の総人口は5万5,000人だったんです。100年前です。5,500万人。  南宇和の人口は、今の人口の半分以下ですから、どれだけ少ないのかなと思って調べたら、その100年前でも当時の7つの村で3万2,670人おるんですよ。現在よりもはるかに多い数字です。南宇和の人口のピークは、昭和25年から30年ごろの4万9,000人、5万人にちょっと切れるぐらいの数字ですね。  こういうことで、今後、町は経験したことのない人口減少に直面しなければなりません。1つの集落がなくなったというような実例は、まだ聞いてないんですが、全地域で住民が減少しているので、これだけの人口減少が実感として感じられにくいのが現状です。しかしこの流れをとめるのは困難で、今からの15年後には1万5,000人を大きく割り込む予想です。  周辺地域では、以前のような活動ができなくなっている地域も出てきていますし、今後、現在のような区長を中心とした地域の運営も困難になる地域が発生することが予想されます。中山間地域では、既に始まっている農地の荒廃が今後も急速に進むと思われます。とかく前例主義の行政は、過去に前例のない大きな課題に直面することになると思います。そこで質問します。  将来の町の姿をどのように捉えているのか。そして、今後のまちづくりをどのように考えていくのか。  2番目として、合併は均衡ある5カ町村の発展を目指したものでしたが、実現されていると思いますか。  人口が減少していく中で、地域経済の維持や外部の人との交流には、高速道路の早期完成が不可欠であり、これまでもいろいろな方面に要求、要望してきましたが、以前にも質問いたしました、工事中の内海-津島間の完成はいまだめどが立たないのですか。また、内海-宿毛間の展望をお聞きします。  町長は就任当初、将来は四国州になり南宇和は宇和島と一緒になるようになるだろうと発言されましたが、この人口減少、3期務められて直面されておると思いますが、現在はどのように感じておられるのかお伺いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 2の愛南町の人口減少問題をどのように捉えているのかについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、愛南町の人口減少問題をどのように捉えているかについて、1点目の将来の町の姿、今後のまちづくりをどのように考えているかについてですが、人口減少の抑制と人口減社会への対応として、平成28年3月に策定をした愛南町まち・ひと・しごと創生総合戦略及び愛南町人口ビジョンにおいて、人口の現状分析、将来人口の推移と分析を行い、それに対する戦略を立て、人口の将来展望を行っております。  その中で、将来の方向性として、本町の持つ特性・魅力を生かし、人口、経済、地域社会等の課題に一体的・持続的に取り組み、人口減少を抑制し、人々が安心して住み続けられる、住み続けたいと思えるまちづくりを目指すこととしております。  具体的には、本町の基幹産業である1次産業の振興を図ることによる雇用の創出、誰もが安心して子育てができる環境の創出を中心に、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。  現在日本は、東京一極集中が進み、地方は人口減少、衰退しており、本町においても人口減少は避けようのない状況でありますが、来年度から策定作業に入る次期愛南町まち・ひと・しごと創生総合戦略と一体とする第3次愛南町総合計画にこれらの対策を盛り込み、間断なく人口減少社会への対応策を講じてまいりたいと考えております。  2点目の合併により均衡ある5カ町村の発展が実現されているかについてですが、当時、市町村合併は最大の行政改革とも言われ、南宇和郡5町村においては、地域の将来を見据え、平成15年3月に5町村を廃止し、その区域をもって新しい町を設置をする新設合併、対等合併として合併協定書に調印し、平成16年10月に愛南町が誕生をしております。  現在においても、当初の対等合併という趣旨を踏襲しており、具体的には、内海、御荘、一本松、西海支所の配置、集会所などのコミュニティ施設機能の充実、行政協力員や地域審議会委員からの多様なニーズの酌み取り、コミュニティバス運行による生活交通の維持など、さまざまな施策を講じてまいりました。  しかしながら議員御指摘のように、合併時に描いた均衡ある発展を実現できているとは言いがたく、このことは全国の合併市町村においても同様であり、今後の施策において取り組むべき課題と認識をしております。  3点目の、現在工事中の内海-津島間の完成のめど、また、内海-宿毛間の展望についてですが、現在工事中であります、津島道路、津島岩松インターチェンジから内海間10.3キロについては、平成28年度より、用地買収が完了した箇所から計画的に工事に着手をしております。  今年度は、津島側においては、仮称ではありますが津島南インターチェンジランプトンネル工事を、内海側においては、高速道路の本線となる改良工事を計画していると聞いておりますが、現在も用地買収を行っているところであり、完成のめどは立っていない状況であります。  また、内海-宿毛間29キロメートルについては、昨年度、計画段階評価手続が終了し、ルート帯並びに本町においては3カ所のインターチェンジの設置が決定をしており、今年度より、新規事業化を図るため、都市計画、環境アセスメントを進めるための調査を実施をしている状況であります。  議員御指摘のとおり、本町の地域経済の発展並びに南海トラフ地震等災害時における命の道として、高速道路の早期完成は必要不可欠でありますので、今後も、国土交通省など関係機関に、積極的に要望活動を行っていく所存であります。  4点目の町長就任当初、将来は四国州になり南宇和は宇和島と一緒になるとの発言について、現在はどう感じているかについてですが、私が町長に就任した当時は、住民に身近な行政を支える市町がみずから考え、判断し行動する仕組みをつくり、道州制の導入による地域活性化、地方経済の再生などを考慮した場合、道州制と連動した合併はあるものと考えておりましたが、地域の視点、住民の視点で考えた場合、規模の拡大は住民自治の否定につながる恐れもあり、拙速に推進の立場をとるのは時期尚早で、慎重な議論が必要というように考えております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員、2の1について再質問はありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 人口減少社会、将来見据えて町の特性を生かし、魅力ある安心できる町をというのは、多分どこの自治体も言われる言葉で、ほたらその特性は何かいうて言うたら1次産業。しかし、この1次産業が今でさえ働き手が少なく、かんきつ業者なんかは、そのミカンの取り手がなくて、とても規模拡大は無理だと。  将来ではなくて、長い将来ではなくて近い将来でさえそれが言われているところで、本当にこれが実現できるのかというようなものなんですよ。将来は、私は今何地区あって何人の区長さんがおられるかわかりませんけど、地区の合併も必要になることもあるかもしれませんし、現在ある集会所もそのままで更新すべきかどうか、多分それもそうなると数戸の住民が集会所も使用し管理をしなければいけない時代が、そんなに遠くない時期に来ていると思います。そう言いながら、人口は減っても水道なり道路なり、ライフラインの延長は変わらないと思います。かかるコストはほとんど変わらないと思います。  そして、今は住民に任されているところもあります、町道・農道の管理なんかも、まず無理で自治体がしなければできなくなると思います。  計画で夢を語ることはすごくいいんですけど、やはり実現、実際のものに目を向けていかなければならないと思います。私は、今、実際住んでおられる住民に、10年後にあなたは愛南町に住んでいますか。10年後にあなたの家庭はどうなっていますか、それが今例えの10年を言いましたが、5年後、10年後、15年後どうなっていますかという、実際、私も15年後にこの愛南町に生活しているかどうかわからない。わからないのが皆さんなんですよ、本当にここに住んでいるのか。子供の状況によってどこに行くかわかってないのがほとんどの方ですよ。  そういうことを調査し、アンケートというような形ででも調査して、現状の把握をして、先ほど述べたようなことを考えていくべきではないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(内倉長蔵) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  議員が今言われたように、調査する必要があるのかなと思います。将来どのようになるかをですね、いろいろと調査をして、それによってまた計画を立てるということが必要なことではないかと思います。 ○議長(内倉長蔵) 2の1についてはありませんか。いいですね。  では、土居議員、2の2について再質問はありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 国民が平等に使用できる建物、平等の権利を持っていると言いましても、そのような建物は東京に集中しているんですね、首都圏に。県民が自由に平等に使える建物はどこにあるかといったら、ほとんど松山なんですよ。それと同じようなことが愛南町で起きてないか。  私は、先ほど申しましたけど、5,500万人のときに、3万2,600人愛南町に人口がいたんです。しかし、今1億2,000万になっとるのに2万1,000人しかおらん。いかに先ほど町長も言われたように、首都圏に集中しているか。この原因は、やはり一極集中を進めるようなやはり政策もあると思います。確かに都会のほうが便利なんです、住んでみたら。愛南町にも、奥や端のほうにおったらいけんど、この役場周辺に出てこいというような政策になっていないかというような危惧がするんです。なっていないと言われるでしょうけど、そのことが周辺地域の人口減少につながっているんではないかと思うんです。  均衡ある発展はできていないと思う、できているとは言えないというような答弁でした。確かにできていないと思いますし、もし合併していなかったら、もしのことを言うてはいけませんけど、周辺地域ももう少し人口が残っていたかもしれません。  中心部はほっとっても人が集まる、発展していく。周辺地域に何かの手だてを・・・なんだら、過疎は進む一方です。その意見について、何か先ほどと違う意見がございますか。 ○議長(内倉長蔵) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  議員言われたように、確かに都会に住めば便利もいいし、どんどん人口が流れて行く可能性は、もちろんこれは否定できないと思いますが、ただ、常に言うんですけど、愛南町の特徴としたら、やっぱり農林水産と。都会のほうの食卓の食料なり、それはどこで賄うかというと、やはり田舎である我々のところでですね、1次産業が十分できるところの、やっぱり生産能力のあるところがしっかりと生産して、それを都会のほうの食卓のほうを賄うという、この構図というのは変わらないんではないかというように思います。  ですから、そのためには先ほどの質問の答弁にもありましたように、高速道路を早く南予に延伸していただいて、そして、物流の便利さ、そういうことをですね、しっかりと行って、一日も早くそういう形を現実としてですね、そして、都会に対しての我々の責任というか、責務を果たせるんではないかというように考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 愛南町の特性を生かした農林水産業と言われましたけど、どれだけ農業、水産のことは私、余りよくわかりませんけど、農業の置かれている現状がおわかりなのか。今、農家では、よかったね、うちは田んぼが少なくてと言われるぐらいで、田んぼを持っている農家ほど大変なんで、その田んぼもつくってくれる人もない。売るにも売れない。不便なとこは、ただであげる言うてももらい手がない。いや、これ冗談じゃないです。本当なんです。そういうような状況の中で、今のままでは農林業の発展いうのは厳しいと思います。とんでもないことを考えるか何かしなければ。ただ衰退だけ。  それは、この中にも農家出身の方もおられると思いますが、自分の田んぼが荒れて草ぼうぼうになっとる課長さんも大分おられますよ。そらもう、言うのはたやすいけど現実がそうなんですよ。  そのための高速道路、余り意味がないと思いますが、先ほど言われた地域の農林水産業の特性の発展をと言われましたが、そしたら担当課の農林課長、水産課長、何か将来に向けてこれだというようなものはありますか。 ○議長(内倉長蔵) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) 農林課からお答えいたします。  現在、農業の発展という形についてという御質問ですけど、現状につきましては、議員がおっしゃるとおりなかなか進むものではないとは考えております。そのかわり、今、国が施策として人・農地プランの実質化というものを進めております。今年度から各地域、愛南町におきますと18地域に区分をしておりますけど、その区分についてアンケート調査を行い、また、年齢別で今耕作している土地の区分等色分けをして、それをもって地域におりて、地域での担い手探しから始めまして、地域でどうやって農業を今から残していくかと、発展というよりかはどうやって維持して、また残していこう、それがまた地域の疲弊感をなくすという形を考えながら、この今年度からその事業について行うこととしております。  また、その結果につきましては、各地域地域、違うところはあると思いますけど、地域によって地域の考えを農林課としましては、地域の考えに即したものとして、前向きな発展につなげていければと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 水産課からお答えをさせていただきます。  周辺地域についてはですね、周辺地域の活性化なくして町の活性化はないというふうに考えております。周辺地域については、豊かな自然とかコミュニティ、こういったものがたくさん残っていて、水産業にとっても非常に重要な基地、拠点だというふうに思っております。  その中で、愛媛県においては疲れたら愛媛ということで、違った意味の生き方、自然とともに生きるというふうな施策等も打ち出されているということもございます。  水産課におきましては、現在、漁船漁業を中心にですね、担い手、養殖業もそうなんですけれども、担い手が不足しているというふうな現状がありますけれども、やはりそういった都会のほうからですね、漁業体験をすることによって、人を呼び込むような施策が打てないかなということで、現在検討しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(内倉長蔵) 2の2については再質問ないようなので、土居議員、2の3について再質問はありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 愛南町だけが一生懸命頑張ってもなかなかどうすることもできないのでしょうけど、この道路。本当に再々言いますけど、昭和43年に東予で高速道路の一部が開通して、それからずっと何年も愛南町はこの8の字道路の促進に協議会で出てきましたが、なかなか進むとできたところの市長、町長は関心が薄れて出てこなくなる。そうするうちに、ここがつながらないうちに、きのうの新聞ですかね、4車線化の実現にいうて大きく出て、多分、そら当然大きい町が後ろについとるので、それのほうが早くなる。これなんか実現めどの日程まで出とる。何年をめどにとかいうて。松山道、特に松山から大洲とかいう道路は早期に、もう工事も始まっていますし、2車線化になるでしょうけど、もう工事の始まっている内海-津島間でさえなかなかめどが立たない。住民はあれいつ抜けるのというのが本音なんですよ。  変な質問ですけど、町長と私は1つ違いで、町長は元気なんで長生きされるかもしれませんけど、内海-宿毛間は、町長、自分で道路が見れると思いますか。 ○議長(内倉長蔵) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  先のことなんでちょっとわからんのやけど、確かに完成して自分が車に乗って運転することはできないだろうと、それはもう間違いないんじゃないかと思います。ただ、長生きしたら、助手席にぐらい乗れるんではないかなというぐらいの、まだまだ先であるなという感じはしておりますけど、ただ、一つ追い風になったのはですね、東北の方には申しわけないけど、東北の大地震が未曽有の大地震と言われたのがあって、今度、南海トラフの地震もそのうち起きるだろうと言われる中でですね、やはり本当に命の道として救助の道とか、またいろいろと食料を運んだりとか、いろいろ避難する道として、それは以前に比べてここに来て急激に追い風になってきているのは肌で感じているところです。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員、2の4について再質問ありますか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 私たちも合併したころに道州制の話が出ていました。そうかなと思うとる。また合併してからは、道州制なんかこれはと思って全国の町村議長会でも、どこの団体でもですけど、合併、道州制への早期導入はということを言われましたが、しかし、今考えてみると、今度、15年、20年後の人口減少を考えたら、今になってみたら多分そのころには道州制を考えないけん時期も来るのではないかと、改めて感じました。  と同時に、道州制になり、ここがどういう枠組みになるか知りませんけど、仮になった場合ですよ、それが一番高速道路の延伸に結果的に早くなるんではないか。この小さい町よりも大きいところと一緒で、四国が一つの州になれば、一つの州を8の字で結ぶ高速道路となった。それは私の考え方かもしれませんが、将来的にはそうならなければならないぐらいの人口減少が起こるであろうということを認識されておりますか。 ○議長(内倉長蔵) 清水町長。 ○町長(清水雅文) 将来的なことなんで、確かなことは言えませんけど、確かに議員言われたようなことは徐々に起きていると、そういう形に進んでいるんかなという気はしますけど、ですけどやっぱり我々は、この愛南町という町をしっかりとできるだけ一生懸命皆さんで知恵を絞り出して、そして、支えてまちづくりをしていかなければならないという気持ちでおります。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) これで土居議員の質問を終わります。  次に、西口議員の質問を許します。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 日本共産党、西口孝です。  私は町民の皆さんから寄せられた声をもとに、通告書に従いまして今回は2点質問をいたします。理事者におかれては、明快な答弁を求めます。  質問に入ります前に、先月の台風9号、10号、その後の連日の豪雨による災害に罹災をされた地方の皆さんに、心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧をお祈りしたいと思います。  それでは質問に入ります。  1点目、消費税10%への値上げに伴う町民・町財政への影響と対策について伺います。  10月1日からの消費税10%への増税まで1カ月を切りました。生活苦が広がる中、それに追い打ちをかけるような消費税増税に対する町民の不安が高まっています。政府によれば、税率8%から今回2%引き上げに伴う税収というのは、約5兆6,000億円、高齢化社会における社会保障の財源と説明をしますが、消費税が導入をされてから30年、同じ説明を繰り返し聞いてまいりました。  しかし、その間、社会保障分野の切り捨てが続いてきたことを町民は身をもって体験をしています。  このまま10月からの消費税増税が実施をされれば、これまでとは桁違いの悪影響が広がり、深刻な景気悪化と中小事業者には事務負担の増加で大混乱が予想されております。  政府においては、さまざまな対策が打ち出されておりますが、果たして本当に町民にとって有効な施策と言えるのでしょうか、その対策の有効性等についてお伺いをいたします。  1つ、町財政への影響額はどのくらいと予測をされておられるでしょうか。  2つ目、政府の示している増税への対策、軽減税率制度はどのようなものがあるのでしょうか。各家庭にも解説のパンフレットが送られているのではないかと思いますが、難しくてわからないという声があふれています。町がかわって町民に対してわかりやすくお示しをいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員から、答弁分割での質問がありました。  消費税10%の値上げに伴う町民・町財政への影響と対策について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 西口議員の質問にお答えいたします。  まず、第1の質問、消費税10%の値上げに伴う町民・町財政への影響と対策について、1点目の町財政への影響額についてですが、消費税率の引き上げに伴う町の歳入への影響については、地方消費税の税率が1.7%から2.2%に引き上げられることから、増税割合に基づく単純な試算ではその分増額となる見込みでありますが、国の動向が不透明であることから、現時点での算定は難しい状況にあります。  地方交付税や地方消費税交付金などについては、今後、国から示されます地方財政計画等において明らかになってまいりますので、その内容を確認した上で予算に適切に反映をしてまいりたいと考えております。  一方、歳出については、増税分を考慮して令和元年度当初予算に計上しており、その影響額は、約5,800万円であります。  2点目の政府の増税への対策についてですが、消費税増税に伴う主な対策については、1点目として、消費税率を10%に引き上げた後も、日々の生活において購入している食料品の一部を除き、税率を8%に据え置き、家計への影響を緩和することを目的とした軽減税率の導入、2点目として、待機児童の解消と、当初予算にも計上しております3歳児から5歳児の認可保育所などの利用料を無料とする幼児教育無償化、所得が低い家庭の子供に対する高等教育の無償化、3点目として、クレジットカードなどでの決済時に5%を還元するキャッシュレス決済時のポイント還元、4点目として、当初予算に計上しております、低所得者、子育て世帯の消費に与える影響を緩和をし、地域の消費喚起、下支えを目的に、2万5,000円の買い物が可能な商品券を2万円で購入できるプレミアム付商品券事業、5点目として、所得が低い年金受給者の方に対します年金生活者支援給付金の支給、その他税制面において、自動車に係る減税等各種減税が行われることとなっております。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。
    ○議長(内倉長蔵) 西口議員、1の1について再質問はありませんか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 歳入に対する消費税のあれは一括で来るんでしょうが、歳出の部分で建設や農林関係、それから水産関係とか、こういう公共事業分のそういうものの変化、民生関係の変化、教育関係の変化、そういうものをどういうふうに捉えておるんか、それぞれお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) その10%になることの影響額なんですけど、各課それぞれではなくて、費目ごとには集計しておりますので、これをお知らせいたします。  需用費で930万円程度、役務費で200万円程度、委託料で2,100万円程度、工事請負費で2,300万円、備品購入費とかその他で150万円程度となっております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員、再質問ありますか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 工事費なんかでも結局何月までに入札した分はその現行でいくとか、そういうふうな詳しい何かがわかっておるんですか。何か本当に今回のこの消費税の値上げについては、一般の町民にとっても、そういう地方自治体にとっても、まだまだ不透明な点があるのではないかというふうに危惧をするんですけれども、そういうことは一切もう心配ない、2%値上げは粛々とということで進んでいきよるということでいいんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) 町における2%の適用についてはですね、これについては各課それぞれ理解していると思っておりますので、その対策はとれていると考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 質問ありますか。 ○16番(西口 孝) いいです。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員、1の2について再質問はありませんか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) それでは、2の民間、町民にとって具体的というか身近な問題としての消費税について、若干お尋ねをしたいと思います。  今、どういう増税に対する政府からの補助というか、いろいろな対策が講じられることが今言われましたけれども、子育てに対する問題、制度、無償化の制度とか、ああいうものは本来消費税のかわりというか、にするものではなくて、福祉の立場でとか、教育の立場で行っていく、本来政策だと私は理解をしておりますが。それから一般市民向けのプレミアム商品券、これは予算は国が出すわけですけれども、運営は町が行うことになっております。住民税の非課税世帯と子育て世帯を対象に交付をするという事業ですが、非課税世帯はそのとおり非課税世帯でいいんですが、子育て世帯の考え方で、2016年4月の2日から2019年の9月30日生まれの子供さんのみが対象となるようであります。したがって、2016年の4月1日以前に生まれた子供や、2019年10月1日以降に生まれた子供さんはその対象にならない。これらもすごい不公平な税制になってくるのではないか、対象から漏れた人と受かった人の違い、それから準備が非常におくれておって、商品券の購入場所や使用できる店舗が不明だという自治体もまだあると聞いておりますが、本町ではどのようになっておりますか、お尋ねをいたします。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) プレミアム商品券の子育て世帯の子供なんですけども、一応3歳未満が今回対象となっておりますので、先ほど議員言われた2016年4月2日から2019年9月30日までの間に生まれた子が対象ということになっております。  それと、プレミアム商品券が取り扱いできる店舗でございますが、町内、一応各お店のほうに照会をさせていただきまして、現在43のお店が申請をしていただいているという状況でございます。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員。 ○16番(西口 孝) その子供の関係なんですが、あとまだ今月いっぱいは対象の、生まれた赤ちゃんはなるということなんですが、どれぐらいの人数になりますか、愛南町では。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えいたします。  約300人ほどと見込んでおります。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員。 ○16番(西口 孝) その場合に、これは生まれた赤ちゃんに皆さん通知をされて、2万5,000円分を2万円でという商品券を配るというか、買う、買わない方も当然出てくるということで理解をしていいんですかね。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えをいたします。  町のほうからですね、対象者に対して申請書等の様式を送付いたしまして、まず、引きかえ券に対する申請をしていただきます。申請が出ましたら内容を確認いたしまして、引きかえ券を対象世帯に配付すると。その方が引きかえ券を持って、今、郵便局ほうでプレミアム商品券購入できる体制をとっておりますが、郵便局のほうに行ってもらって、商品券を買っていただくと、そのような流れで考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 次に、2の質問を許します。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 第2の質問、加齢に伴う病に対する公的支援を求めることについてお伺いいたします。  高齢化社会を迎え、誰もが体験をする、疾病ではないけれども日常生活に支障を来したり、身体的障害に対して、これの改善のための手術、器具を購入、治療を行う、こういったことに対する支援を求めるものです。  その1つ、白内障に対する支援についてお伺いをいたします。  手術代、通院のための交通費や宿泊等への助成について。  眼内レンズ挿入においては、よい性能のものを求めて保険適用外の高額なものまで、その負担というのは非常に大変なようであります。こういった点についての助成はいかがか。  2つ目、加齢性難聴に対する補聴器購入への支援について。  この補聴器についても、ピンからキリまであるそうですが、その人に合ったものを探すのは難しいようです。欧米先進国に比べ日本人の補聴器装着者数は非常に低く、生活上の不便、安全上の問題が指摘をされております。これらに対して、助成を行う考えはありませんか、お伺いをいたします。 ○議長(内倉長蔵) 2の加齢に伴う病に対する公的支援を求めることについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、加齢に伴う病に対する公的支援を求めることについて、1点目の白内障に対する支援、手術代、通院のための交通手段等への助成についてですが、保険適用される白内障の手術については、医療保障制度に基づく公的支援は行われており、負担すべき医療費が、所得区分等に応じた自己負担額を超える場合には、高額療養費として支給をしております。  通院のための交通手段等に対する助成についてですが、70歳以上か2級以上の身体障害者手帳等の交付を受けている方で、乗り合いバスとコミュニティバスの停留所から300メートル以上家が離れている方については、福祉タクシーの補助券を年間50枚を限度に交付しており、現時点で新たな助成については考えておりません。  2点目の加齢性難聴に対する補聴器への支援についてですが、聴覚障害により身体障害者手帳6級以上の認定を受けた方については、補聴器の購入に対して9割の助成を受けることができます。また、低所得者については自己負担なしで購入することができます。  具体的には、障害者手帳6級以上の認定は、日常生活に支障が生じる70デシベル以上の音が聞こえない方が対象となり、医師の診断を経て申請をしていただくことで、その認定を受けることができるようになっております。  既にこの制度を活用し、補聴器を購入されている高齢者も多数おられますので、現時点で新たな助成については考えておりません。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員、2の1について再質問はありませんか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 第2の質問全体についてでやらせていただきます。  私も、今の答弁で現行以上の補助制度はないし行う考えはないということであったというふうに思いますが、私も自分のことは自分の責任でということは理解できますが、質問の最初にも申し上げましたように、年をとることによって、誰もが体験をする、全員することでありますので、町単独で財政面において無理であるというならば、これは国に対して意見具申を行っていただいて、国の制度としてこうした誰もが通る高齢者への支援というものを、もっと楽に暮らせように、そういうことをぜひ求めていただきたいと思いますが、この点について最後にお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えいたします。  加齢性難聴の問題になるんですけども、今、国のほうの話もされました。加齢性難聴によるさまざまな影響や問題についてですね、今年3月に開催されました国の参院の財政委員会のほうで取り上げられているようでございます。国はその対策として加齢性難聴による認知症への影響に対する補聴器を用いることの予防効果などを検証するために、平成30年度から日本医療研究機構において研究を進め始めたということでございますので、町としてはですね、その国の動向等を今後も注視していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) これで、西口議員の質問を終わります。  暫時休憩をいたします。  3時50分から再開いたします。               午後 3時41分 休憩            ―――――――――――――――――               午後 3時50分 再開 ○議長(内倉長蔵) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ◎日程第6 報告第3号 平成30年度愛南町の健全化判断比率の報告について   日程第7 報告第4号 平成30年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の報告について ○議長(内倉長蔵) お諮りします。  この際、日程第6、報告第3号 平成30年度愛南町の健全化判断比率の報告についてから、日程第7、報告第4号 平成30年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の報告についての2件について、続けての報告としたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 異議なしと認めます。  これより、直ちに議題とします。  報告を求めます。  嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) 報告第3号及び第4号について、一括して説明をいたします。  この2議案については、いずれも地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、報告するものであります。  それではまず初めに、報告第3号、平成30年度愛南町の健全化判断比率について、報告をいたします。  この比率については、4つの指標が定められておりますが、1つ目の実質赤字比率については、一般会計等における実質赤字額を標準財政規模に対する割合であらわしたもので、実質赤字は、実質収支が赤字という意味であり、本町の実質収支は黒字ですので、該当はありません。  2つ目の連結実質赤字比率については、公営企業会計も含めた全会計における実質赤字額及び資金不足額を標準財政規模に対する割合であらわしたもので、これにつきましても、本町の全会計において実質赤字額及び資金不足額はありませんので、該当はありません。  3つ目の実質公債費比率については、公債費による財政への負担割合をあらわしたもので、特別会計や一部事務組合の公債費への繰出金や負担金なども含めた指標であり、平成30年度は6.4%で、昨年度より0.3ポイントの上昇となっております。  最後に、将来負担比率については、一般会計等の地方債の年度末残高や一部事務組合等に対する負担見込み額等、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債を標準財政規模に対する割合であらわしたもので、平成30年度は0.2%で、昨年度よりも6.1ポイントの減少となっております。  これら4つの指標については、早期健全化の対象となる基準値を1つでも超えると、財政健全化計画の策定などが義務づけられることとなります。  次に、報告第4号、平成30年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率について報告いたします。  この比率については、公営企業会計ごとに資金の不足額を事業の規模に対する割合であらわしたものでありますが、経営健全化の対象となる基準値である20%を超えると、経営健全化計画の策定が義務づけられることとなります。  議案に記載の2つの事業会計と3つの特別会計については、資金の不足額はありませんので、該当はありません。  なお、これら2件の議案に係る監査委員の意見については、別紙のとおりでありますのでお目通しをお願いいたします。  以上、報告第3号及び第4号の説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 報告が終わりました。  ここで、平成30年度愛南町の健全化判断比率の審査意見について、監査委員に対する質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  報告第3号、平成30年度愛南町の健全化判断比率の報告について、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで報告第3号、平成30年度愛南町の健全化判断比率の報告についてを終わります。
     次に、平成30年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の審査意見について、監査委員に対する質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  報告第4号、平成30年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の報告について、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで、報告第4号、平成30年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の報告についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ◎日程第 8 認定第 1号 平成30年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定について   日程第 9 認定第 2号 平成30年度愛南町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について   日程第10 認定第 3号 平成30年度愛南町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について   日程第11 認定第 4号 平成30年度愛南町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について   日程第12 認定第 5号 平成30年度愛南町小規模下水道特別会計歳入歳出決算の認定について   日程第13 認定第 6号 平成30年度愛南町浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について   日程第14 認定第 7号 平成30年度愛南町温泉事業等特別会計歳入歳出決算の認定について   日程第15 認定第 8号 平成30年度愛南町旅客船特別会計歳入歳出決算の認定について   日程第16 認定第 9号 平成30年度愛南町公共用地先行取得事業特別会計歳入                歳出決算の認定について   日程第17 認定第10号 平成30年度愛南町上水道事業会計決算の認定について   日程第18 認定第11号 平成30年度愛南町病院事業会計決算の認定について ○議長(内倉長蔵) お諮りします。  この際、日程第8、認定第1号、平成30年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第18、認定第11号、平成30年度愛南町病院事業会計決算の認定についてまでの11議案について、続けて行いたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 異議なしと認めます。  これより、直ちに議題とします。  認定第1号、平成30年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第9号、平成30年度愛南町公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について、提案理由の説明を求めます。  本多会計管理者。 ○会計管理者(本多幸雄) 認定第1号、平成30年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第9号、平成30年度愛南町公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの9議案について、一括して説明をいたします。  今回、提案させていただきますのは、地方自治法第233条第3項の規定により、平成30年度の各会計の決算認定をお願いするものであります。  各会計の歳入歳出決算書に監査委員の歳入歳出決算審査意見書、主要施策の成果に関する報告書など、決算関係書類をあわせて提出しておりますので、御確認をお願いします。  なお、決算の詳細な内容につきましては、決算審査会において、説明がありますので、今回は、総括的な説明とさせていただきます。  まず初めに、認定第1号、平成30年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定について説明をいたします。  決算書の8ページから17ページであります。  一般会計の予算現額150億714万5,000円に対し、歳入決算額は147億1,904万2,266円、歳出決算額は137億9,731万3,024円で、前年度と比較して、歳入で30億5,033万9,916円、17.2%の減、歳出で30億7,390万487円、18.2%の減となっております。歳入歳出差引残額は9億2,172万9,242円ですが、歳入歳出差引残額のうち翌年度へ繰り越すべき財源として、繰越明許費繰越額が2億1,029万9,000円ありますので、実質収支額は7億1,143万242円となっております。  以上、認定第1号の説明とします。  次に、認定第2号、平成30年度愛南町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。  328ページから333ページであります。  国民健康保険特別会計の予算現額32億9,215万7,000円に対し、歳入決算額は31億8,750万3,527円、歳出決算額は31億7,825万9,665円で、前年度と比較して、歳入で7億4,081万7,609円、18.9%の減、歳出で6億7,248万1,494円、17.5%の減となっております。歳入歳出差引残額は924万3,862円ですが、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も同額となっております。  以上、認定第2号の説明とします。  次に、認定第3号、平成30年度愛南町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。  360ページから365ページであります。  後期高齢者医療特別会計の予算現額3億1,207万円に対し、歳入決算額は3億1,366万9,327円、歳出決算額は3億324万5,346円で、前年度と比較して、歳入で417万7212円、1.4%の増、歳出で399万7,097円、1.3%の増となっております。  歳入歳出差引残額は1,042万3,981円ですが、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も同額となっております。  以上、認定第3号の説明とします。  次に、認定第4号、平成30年度愛南町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。  382ページから387ページであります。  介護保険特別会計の予算現額31億8,461万4,000円に対し、歳入決算額は31億9,122万2,845円、歳出決算額は31億2,258万7,502円で、前年度と比較して、歳入で92万6,251円、0.03%の減、歳出で1,680万6,014円、0.5%の減となっております。歳入歳出差引残額は6,863万5,343円ですが、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も同額となっております。  以上、認定第4号の説明とします。  次に、認定第5号、平成30年度愛南町小規模下水道特別会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。  420ページから425ページであります。  小規模下水道特別会計の予算現額1億5,656万4,000円に対し、歳入決算額は1億5,712万8,860円、歳出決算額は1億5,582万1,418円で、前年度と比較して、歳入で2,290万3,755円、17.1%の増、歳出で2,377万3,593円、18%の増となっております。歳入歳出差引残額は130万7,442円ですが、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も同額となっております。  以上、認定第5号の説明とします。  次に、認定第6号、平成30年度愛南町浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。  444ページから449ページであります。  浄化槽整備事業特別会計の予算現額1億2,610万円に対し、歳入決算額は1億2,651万9,922円、歳出決算額は1億2,538万6,999円で、前年度と比較して、歳入で1,941万8,135円、13.3%の減、歳出で1,948万2,786円、13.5%の減となっております。  歳入歳出差引残額は113万2,923円ですが、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も同額となっております。  以上、認定第6号の説明とします。  次に、認定第7号、平成30年度愛南町温泉事業等特別会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。  468ページから473ページであります。  温泉事業等特別会計の予算現額8,220万円に対し、歳入決算額は8,171万7,876円、歳出決算額は8,019万6,389円で、前年度と比較して、歳入で385万8,527円、4.5%の減、歳出で353万3,715円、4.2%の減となっております。歳入歳出差引残額は152万1,487円ですが、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も同額となっております。  以上、認定第7号の説明とします。  次に、認定第8号、平成30年度愛南町旅客船特別会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。  490ページから495ページであります。  旅客船特別会計の予算現額1,810万円に対し、歳入決算額は1,810万1,001円、歳出決算額は1,807万9,225円で、前年度と比較して、歳入で709万5,106円、28.2%の減、歳出で700万7,613円、27.9%の減となっております。歳入歳出差引残額は2万1,776円ですが、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も同額となっております。  以上、認定第8号の説明とします。  最後に、認定第9号、平成30年度愛南町公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。  510ページから515ページであります。  公共用地先行取得事業特別会計の予算現額2億5,283万7,000円に対し、歳入決算額は2億5,154万3,754円、歳出決算額は2億1,593万7,769円で、前年度と比較して、歳入で1億1,314万754円、81.8%の増、歳出で7,822万86円、56.8%の増となっております。  歳入歳出差引残額は3,560万5,985円ですが、翌年度へ繰り越すべき財源として、繰越明許費繰越額が3,425万6,000円ありますので、実質収支額は134万9,985円となっております。  以上、認定第9号の説明とします。  以上をもちまして、認定第1号から認定第9号までの、9議案の説明を終わらせていただきます。 ○議長(内倉長蔵) 次に、認定第10号、平成30年度愛南町上水道事業会計決算の認定について、提案理由の説明を求めます。  金繁水道課長。 ○水道課長(金繁末廣) 認定第10号、平成30年度愛南町上水道事業会計決算の認定について、その概要を説明いたします。  この決算につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定により、認定をお願いするものであります。  それでは、監査委員の意見書のほか、関係資料を添えて提出しておりますので、よろしくお願いいたします。  まず、経営活動に伴い発生する収益的収入及び支出について説明しますので、6ページをごらんください。  収入でありますが、第1款水道事業収益は、決算額7億4,602万9,084円で、前年度に比べ6.4%、5,082万695円の減少となっております。  事業収益の主たる収入源であります水道使用料金は、4億9,276万7,870円でありました。  次に、支出でありますが、第1款水道事業費用は、決算額7億2,433万629円で、前年度に比べ4.4%、3,314万7,660円の減少となっております。  次に、サービスを維持するための設備投資である資本的収入及び支出について説明しますので、8ペ-ジをごらんください。  収入でありますが、第1款資本的収入は、予算合計額1億4,434万4,000円に対して、決算額は1億4,124万3,000円であります。  次に支出でありますが、第1款資本的支出は、予算合計額3億8,816万1,000円に対して、決算額は3億8,046万9,094円となっております。  建設改良費は、老朽配水管更新事業等1億2,327万9,990円、及び建設改良繰り越し事業4,560万7,000円、合わせて1億6,888万6,990円となっております。  資本的収入額が、資本的支出額に対して不足する額2億3,922万6,094円は、当年度分消費税、及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、及び減債積立金で補填しております。  次に、剰余金処分について説明しますので、12ページをごらんください。  平成30年度決算では、当年度純利益863万2,470円を計上しておりますので、未処分利益剰余金の処分として、愛南町水道事業の設置等に関する条例第5条第1項の規定により800万円を減債積立金に積み立てすることとしております。  また、議会の議決による処分として、その他未処分利益剰余金変動額200万円を資本金へ組み入れる予定であります。  以上、認定第10号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(内倉長蔵) 次に、認定第11号、平成30年度愛南町病院事業会計決算の認定について、提案理由の説明を求めます。  赤松国保一本松病院事務長。 ○国保一本松病院事務長(赤松邦彦) 認定第11号、平成30年度愛南町病院事業会計決算の認定について説明いたします。  この決算につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定により、認定をお願いするものであります。  まず、平成30年度における病院事業の概況について説明いたしますので、50ページをごらんください。  一本松病院においては、平成28年度末まで内海診療所の所長を務めていただいた医師を副院長に迎え、常勤医師2名、非常勤医師2名の4名体制で医療を行っております。また、内海診療所は、自治医科大学卒業医師1名の配置を受け、安定的な地域医療を行うことができております。  昨年11月に福浦地区が無医状態になったことに伴い、一本松病院において、福浦地区へ週1回の巡回診療を行っております。また、県立南宇和病院の医師不足による医師の負担軽減のため、一本松病院から、週1回の診療業務、月2回の夜間当直及び月1回の日直業務、南宇和郡医師会による南宇和病院の急患コーナーでも月1回の診療業務を行っております。また、内海診療所においても、月1回の日直業務による診療支援を行っております。  医療機器整備については、一本松病院において、ガスフライヤー、巡回診療用医師オーダリングコンピュータ、遠心分離機、電動診察ベッド、ストレッチャー車椅子、造影剤自動加温器、全自動血圧計、デジタル身長計付体重計、ナースコール設備、手動式除細動器、内視鏡DICOMコンバータ、医療用ベッド20台、及び福浦出張所医事・電子カルテコンピュータを購入しております。  内海診療所においては、自動体外除細動器、携帯用心電計、小型尿分析器、デスクトップパソコン、血液凝固分析装置、超音波診断装置、臨床化学分析装置、解析付心電計、及び車椅子を購入しております。
     施設整備については、一本松病院の外構改修工事、外構改修工事設計委託業務、外構改修工事施工監理委託業務、及びスプリンクラー設置工事設計委託業務を実施しております。  業務では、入院患者数が前年度に比べ783人の減少となり病床の利用率は82.8%で3.6%の減少となっております。一方、外来患者数においては年間522人の増加となり、1日平均患者数も55.6人と前年度に比べ3.6%増加しております。  それでは、改めて決算書について報告いたしますので、5ページ以下をごらんください。  決算総額のみ申し上げます。  まず、収益的収入及び支出についてですが、第1款事業収益は、6億2,039万155円の収入に対して、第1款事業費用は、6億1,218万8,920円の支出となっております。  次に、資本的収入及び支出については、7ページ第1款資本的収入はなく、第1款資本的支出は、4,681万780円の支出となっております。  その不足額4,681万780円につきましては、過年度分損益勘定留保資金及び当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額にて補填しております。  次に、財務諸表について説明いたします。  損益計算書については、9ページ下から4行目にありますように、30年度は104万4,698円の純利益となっております。  前年度繰越利益剰余金の1,761万5,188円と合わせると、当年度未処分利益剰余金は、1,865万9,886円となっております。  最後に剰余金処分計算書(案)について説明しますので、12ページをごらんください。  上段の右にあります未処分利益剰余金、年度末残高において、資本金への組み入れに50万円、利益積立金への積み立てに50万円を剰余金の処分として提案いたしております。  14ページ以下、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、収益費用明細書等につきましては、お目通しをお願いいたします。  以上、認定第11号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(内倉長蔵) 認定第1号、平成30年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第11号、平成30年度愛南町病院事業会計決算の認定についてまでの説明が終わりました。  本11議案の質疑、討論、採決は、最終日に行います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ◎日程第19 承認第8号 専決処分第4号の承認を求めることについて               (愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部を改正する条例) ○議長(内倉長蔵) 日程第19、承認第8号、専決処分第4号の承認を求めることについて(愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部を改正する条例)を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  浅海環境衛生課長。 ○環境衛生課長(浅海宏貴) 承認第8号の専決処分の承認を求めることについて、提案理由の説明をいたします。  愛南町のごみ袋については、平成29年4月の宇和島広域事務組合環境センターでの広域処理の開始に伴い、組合を構成する4市町で同じ規格のものを使用しておりますが、事務手続のおくれなどにより、可燃用の指定ごみ袋(小)が在庫不足となったことから、臨時的に広域でのごみ処理の開始前に使用していた指定ごみ袋を使用することとしたため、愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の改正が必要となりましたが、議会を招集する時間的余裕がなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により、令和元年7月1日付で専決処分しましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認をいただきたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明いたしますので、3ページの新旧対照表をごらんください。  一般廃棄物の処理手数料を規定する別表に備考第3項として、臨時的に使用することとしたごみ袋の手数料を1枚10円とする規定を加えます。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は公布の日から施行しております。  以上、承認第8号の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、承認第8号を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、承認第8号、専決処分第4号の承認を求めることについて(愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部を改正する条例)は、原案のとおり承認されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第20 第42号議案 愛南町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第20、第42号議案、愛南町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  中田町民課長。 ○町民課長(中田 章) 第42号議案、愛南町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について提案理由の説明をいたします。  今回の改正は、女性活躍推進の観点から住民票、個人番号カードへ旧氏を併記できるようにするための住民基本台帳法施行令が本年11月5日に施行されるのに伴い、印鑑登録証明事務処理要領の一部も改正され、氏に変更があった者の住民票に旧氏の記載がされている場合は、旧氏での印鑑登録が可能となったこと、また、性同一性障害など性的マイノリティの人権に配慮し、印鑑登録証明書の男女の別欄の記載を削除すること、あわせて、印鑑登録申請時の本人確認書類について見直しを行うため、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、3ページの新旧対照表をごらんください。  第2条、登録の資格では、改正法に合わせて文言の整理を行っております。  第4条、登録申請の確認事項のうち、第2項第1号では印鑑登録時の本人確認書類の写真の「割印したもの」の文言を削り、第2項第3号は本人確認書類として規定されている転出印鑑登録証明書について、多くの自治体で条文を削除しており本人確認書類として取り扱いしていないので、条文を削ります。  第6条、印鑑登録原票の登録事項のうち、第1項第3号では氏に変更があった者に係る住民票に旧氏が記載されている場合の氏名と当該旧氏を加え、次に4ページ、第5号の男女の別を削り、第6号から第8号を1号ずつ繰り上げます。  第7条、登録できない印鑑事項、並びに第14条、印鑑の消除事項は、改正法に合わせそれぞれ旧氏に関する文言を加えております。  第15条、印鑑登録の証明事項は、参照条項の整理であります。  2ページの改正条例にお戻りください。  附則として第1項では、この条例は令和元年11月5日から施行することとしております。  第2項では、施行の日の前日において印鑑登録を受けている方の取り扱いに関する経過措置を規定しています。  以上、第42号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第42号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第42号議案、愛南町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第21 第43号議案 愛南町税条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第21、第43号議案、愛南町税条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  山本税務課長。 ○税務課長(山本光伸) 第43号議案、愛南町税条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、令和元年10月から導入される、軽自動車税環境性能割に係る非課税の対象範囲を定めるに当たり、愛媛県と同一の取り扱いとするよう改正するため提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  内容は、県知事が自動車税の環境性能割を課さない自動車に相当するものとして、町長が定める三輪以上の軽自動車に対しては、軽自動車税の環境性能割を課さないとするものでありまして、具体的には、日本赤十字社が所有する巡回診療、患者輸送、救護資材運搬及び血液事業の用に供する軽自動車も非課税の対象とするものであります。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は、令和元年10月1日から施行することとしております。  以上、第43号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。
                  (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第43号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第43号議案、愛南町税条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第22 第44号議案 愛南町水道事業給水条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第22、第44号議案、愛南町水道事業給水条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  金繁水道課長。 ○水道課長(金繁末廣) 第44号議案、愛南町水道事業給水条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、水道法の一部を改正する法律及び水道法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備及び経過措置に関する政令が10月1日より施行されることに伴い、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容の説明をいたしますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  第9条(工事の施工)第4項、及び第5項、並びに第38条(給水装置の基準違反に対する措置)第1項中、アンダーラインで示していますとおり、第5条を第6条に改めます。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は、令和元年10月1日から施行することとしております。  以上、第44号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第44号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第44号議案、愛南町水道事業給水条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎日程第23 第45号議案 愛南町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第23、第45号議案、愛南町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  松本消防長。 ○消防長(松本正人) 第45号議案、愛南町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、成年被後見人等を資格・職種・業務等から一律に排除する欠格条項規定等を設けている各制度について、その措置の適正化等を図るため6月14日に公布されました成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の中で、地方公務員法の一部が改正されたことに合わせ、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  第5条で消防団員の欠格条項を規定しておりますが、このうち第1号「成年被後見人又は被保佐人」を削り、第2号から第4号を1号ずつ繰り上げます。  また、地方公務員法と同様の表記とするため、同条第2号中「禁錮」及び「終わる」の表記を改め、同条第3号中「免職」を「懲戒免職」に改めます。  なお、第5条の各号を繰り上げたことにより、第6条第2項第1号中「前条第3号」を「前条第2号」に改めます。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は公布の日から施行することとしております。  以上、第45号議案の提案理由の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第45号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第45号議案、愛南町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第24 第46号議案 愛南町手数料徴収条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第24、第46号議案、愛南町手数料徴収条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  松本消防長。 ○消防長(松本正人) 第46号議案、愛南町手数料徴収条例の一部改正について提案理由の説明をいたします。  本案は、消費税及び地方消費税の税率の引き上げに伴い、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する法律が施行されることから、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  別表、2の部2の項、金額の欄中「158万円」を「159万円」に、「194万円」を「195万円」に、「226万円」を「227万円」に改めます。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は令和元年10月1日から施行することとしております。  以上、第46号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) この愛南町に設置されとる危険物のタンクで、一番大きい貯蔵量いうたら何ぼのタンクがあるのか。 ○議長(内倉長蔵) 松本消防長。 ○消防長(松本正人) 現在、愛南町で設置されとるタンクは1,850キロです。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 他にございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第46号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                    (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第46号議案、愛南町手数料徴収条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第25 第47号議案 愛南町立あいなん幼稚園条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第25、第47号議案、愛南町立あいなん幼稚園条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 第47号議案、愛南町立あいなん幼稚園条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、子ども・子育て支援法等の一部改正によって、令和元年10月1日からの幼児教育・保育の無償化に伴い、愛南町立あいなん幼稚園の利用料を無料とするため、愛南町立あいなん幼稚園条例の一部を改正いたしたく提案するものです。  それでは、改正内容について説明をいたしますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  第4条の見出しを「保育料」から「利用者負担額」に改め、条文も利用者負担額を無料とする規定に改めます。また、第5条から第7条までに規定する保育料に関する減免、還付及び滞納に関する措置の条文を削り、第8条を第5条に繰り上げます。  議案にお戻りください。  附則として、第1項では、この条例は令和元年10月1日から施行することといたします。また、第2項では、保育料に関する経過措置を規定しています。  以上、第47号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第47号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第47号議案、愛南町立あいなん幼稚園条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  時間内に本日の全日程審議を終了することができないと思われますので、本日の会議時間を1時間延長したいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 異議なしと認めます。  1時間延長いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――     ◎日程第26 第48号議案 愛南町漁港管理条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第26、第48号議案、愛南町漁港管理条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 第48号議案、愛南町漁港管理条例の一部改正について提案理由の説明をいたします。  本案は、漁港施設の有効活用にかかる規制緩和により、国が定める模範漁港管理規定例の一部が改正されたことに伴い、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明をいたしますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  第9条第3項の占用期間を、一月(工作物の設置を目的とする占用に当たっては3年)を10年に改めます。  議案にお戻りください。  附則として、第1項では、この条例は令和元年10月1日から施行することとしております。  第2項では、施行前に許可した事務に関する経過措置を規定しております。  以上、第48号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第48号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第48号議案、愛南町漁港管理条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第27 第49号議案 R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約について ○議長(内倉長蔵) 日程第27、第49号議案、R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 第49号議案、R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約について、提案理由の説明をいたします。  本事業は、網代漁港の養殖漁業、漁船漁業の振興を目的に防波堤を整備することで、静穏な水域を確保し、漁業作業の円滑化による漁業経営の安定を目指して計画したもので、平成28年度から着手し、令和2年度の完成を目標に防波堤61.0メートルの整備を行うものであります。  本契約は、そのうち防波堤の基礎工についてのみ施工するもので、令和元年8月21日に入札を執行しております。  工事の内容については、添付図面により説明をいたしますので、2ページをごらんください。  施工場所は、網代漁港、本網代地区であります。  次に、3ページから5ページに平面図、縦断図、標準断面図を添付しております。  まず、3ページの平面図をごらんください。  赤く着色している部分が今回の工事実施部分であります。  工事概要については、4ページの縦断図をごらんください。  赤く着色している部分が実施部分になります。概要は、基礎捨て石7,717立方メートルを施工いたします。  この工事については、8月21日に入札を執行しました結果、株式会社末廣組が6,985万円で落札をしましたが、この工事の予定価格が5,000万円を超えており、議会の議決が必要なため提案するものであります。  議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的は、R元網代漁港漁村再生交付金工事、2の契約の方法は、条件付一般競争入札による契約、3の契約金額は、6,985万円、4の契約の相手方は、南宇和郡愛南町須ノ川700番地、株式会社末廣組、代表取締役、末廣修康であります。  この入札に係る参加業者は、町内の業者で、株式会社酒井組、株式会社明正建設、株式会社末廣組の3社となっており、落札率は、94.94%、工期については、契約の翌日から令和2年2月28日までを予定しております。  以上、第49号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) この工事は、宇和海特殊海中資源群における土木建築工事、許可なく着手されていた工事とは違うんですか。 ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) お答えします。  この工事も継続事業でございまして、33件の事業の中の1つでございます。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) そうだとするとですね、先ほど町長から御答弁いただいたように、既に許可なく工事に着手してしまっている工事については、速やかに工事の状況を調査して、結果を報告するという回答をいただきました。これについては、どのようにされる御予定でしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。
    ○水産課長(長田岩喜) お答えします。  今現在、環境にどのような影響があるかというふうな調査を行っております。その調査結果に基づきまして、再度この33件については、新たに許可の申請を行って、許可をいただいてから工事をするということになってございます。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 既に工事に着手されて、工事が完了している部分もあるんですよね。それについての環境影響調査もされる予定ですか。それが私は必要だと思うんですけれども。 ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 既に終わっております33件55の工事について、全て調査をする予定でございます。予定というか、調査をするようになってございます。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) きょう、議会が通りゃ契約結べるんですけど、実際着工はいつできるんですか、これ。 ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 既に県の文化財保護課が指定する専門家によります調査に着手しております。9月中にはその意見書と申請書を県の文化財保護課のほうに提出をしまして、県の文化財保護審議委員会のほうで10月に審議がなされます。その審議の結果で工事が着工できるというふうになってございます。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) そのことは、着工がおくれるよというのは、業者にも伝えとるということで、10月には間違いなく着工できるということですか。 ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) この網代漁港の防波堤工事につきましては、既に海中というか海底ですね、の調査を行っておりまして、海中資源群がないということですので、確実に、確実というか着工ができる見込みだというふうに考えております。                (発言をする者あり) ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 業者のほうにもお伝えはしております。 ○議長(内倉長蔵) 他にございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第49号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第49号議案、R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第28 第50号議案 R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約について ○議長(内倉長蔵) 日程第28、第50号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 第50号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約について、提案理由の説明をいたします。  本事業は、魚神山地区において既存の離岸堤の天端高不足から、近年の台風の大型化に伴う高波浪より背後地の浸水被害が生じていることから、離岸堤のかさ上げを実施することにより、背後地の人命、資産等を波浪、越波から防護することを目的として計画したもので、平成29年度から着手し、令和4年度の完成を目標に離岸堤244.5メートルの整備を行うものであります。  本契約は、そのうち離岸堤の基礎工及び消波ブロック製作のみを施工するもので、令和元年8月21日に入札を執行しております。  工事の内容については、添付の図面により説明をいたしますので、2ページをごらんください。  施工場所は、魚神山漁港、真浦地区であります。  次に、3ページから5ページに平面図、縦断図、標準断面図を添付しております。  まず、3ページの平面図をごらんください。  赤く着色している部分が今回の工事実施部分であります。  工事概要については、4ページの縦断図をごらんください。  赤く着色している部分が実施部分になります。概要は、基礎捨て石7,577立方メートル及び消波ブロック製作24基を施工いたします。  この工事については、8月21日に入札を執行しました結果、株式会社末廣組が7,590万円で落札しましたが、この工事の予定価格が5,000万円を超えており、議会の議決が必要なため提案するものであります。  議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的は、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事、2の契約方法は、条件付一般競争入札による契約、3の契約金額は、7,590万円、4の契約の相手方は、南宇和郡愛南町須ノ川700番地、株式会社末廣組、代表取締役、末廣修康であります。  この入札に係る参加者は、町内の業者で、株式会社酒井組、株式会社明正建設、株式会社末廣組の3社となっており、落札率は、95.11%、工期については、契約の翌日から令和2年2月28日までを予定しております。  以上、第50号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) この工事も先ほどの説明と同じような状況と考えていいんですか。それとも、既に契約を済まされて着工しとる工事で、いわゆる海洋資源の問題、影響の出てる工事はないんですか。 ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) お答えします。  この離岸堤の工事につきましては、今、33件55工事の中には含まれてございません。今年度より海の中に着手します。ですので、新規に申請を上げて、許可をいただくというふうな形で進めております。その既に工事をやっているところについての影響ですけれども、今のところ影響があるというふうな情報等は入ってございません。  以上でございます。 ○議長(内倉長蔵) 他に。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 確かにこの魚神山の漁港に関しては、宇和海特殊海中資源群の対象にはなっていないということなんですけれども、来年度にかけてかなり広範囲な海岸工事になりますよね。前回、平成29年度に、私、この魚神山の工事について質問させていただいております。そのときに申し上げたのは、工事による濁った水が海に入っていったり、潮の流れが変わることによって生態系に影響があるのではないか、そういう調査をしてもらえないですかという質問をしました。  お答えとしましては、海をさわる場合については、必要な技術資格もあり、注意をしながら業者がしていると。職員が現場監督をしているということでした。ただですね、やはり専門家、生物多様性ですとか環境の専門家の調査なくして、環境への影響がどのようなものかというのはわからないと思います。これまで全くしてこなかったかもしれませんけれども、今、真珠の被害も大きく報道されているように、慎重に対応していく必要が、今後あると思います。その点に関していかがでしょう、今後、環境的専門家の意見をこのような大規模な海岸変更を加える場合には、検討されるお考えはないでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) お答えをいたします。  この魚神山の海岸保全工事につきましても、宇和海特殊海中資源群の形状変更の申請許可が要ります。この形状変更の申請許可をとるには、専門家の意見、意見書を添付して申請をするということになってございますので、もちろん専門家に調査をしていただいて、その意見をもって申請をするというふうな形をとらさせていただきます。 ○議長(内倉長蔵) ほかにございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第50号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第50号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第29 第51号議案 R元国道整第1号町道平山北線道路改良工事請負契約について ○議長(内倉長蔵) 日程第29、第51号議案、R元国道整第1号町道平山北線道路改良工事請負契約についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  近田建設課長。 ○建設課長(近田正二) 第51号議案、R元国道整第1号町道平山北線道路改良工事請負契約について、提案理由の説明をいたします。  本事業は、町道を整備することにより、住民の利便性に加え道路の代替性、多重性確保による安全性の向上を図り、町内道路環境満足度の向上を図ることを目的として、御荘平山地区において全長443メートルの道路改良を計画したものであります。国庫補助事業の、地方創生道整備推進交付金を充当し、平成29年度から測量設計や用地の購入等を行い、平成30年度より工事に着手しております。  本契約は、そのうち平成30年度の施工区間を除いた298メートル区間のブロック積工、水路工、舗装工について施工し事業の完了を図るもので、令和元年8月21日に入札を執行いたしました。  工事の内容については、添付の図面により説明をいたしますので、2ページをごらんください。  施工場所は、御荘地域の御荘平山地区であります。  次に、3ページから4ページに平面図、標準断面図を添付しております。  まず、3ページの平面図をごらんください。  赤く着色している部分が、今回の工事実施部分であります。  工事概要については、4ページをごらんください。  ブロック積工を1,048平方メートル施工、水路工で、道路側溝を299.6メートル施工し、舗装工でアスファルト舗装を1,695.3平方メートル施工するものであります。  この工事については、8月21日に入札を執行いたしました結果、株式会社広瀬建設が8,910万円で落札しましたが、この工事の予定価格が5,000万円を超えており、議会の議決が必要なため提案するものであります。  最初のページにお戻りください。
     契約の内容については、1の契約の目的は、R元国道整第1号町道平山北線道路改良工事、2の契約の方法は、条件付一般競争入札による契約、3の契約金額は、8,910万円、4の契約の相手方は、南宇和郡愛南町御荘平城4052番地1、株式会社広瀬建設、代表取締役、広瀬昌弘であります。  この入札に係る参加業者は、町内の業者で、株式会社久保建設、株式会社広瀬建設の2社となっており、落札率は、97.6%。工期については、契約の翌日から令和2年3月31日までを予定しております。  以上、第51号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) まあまあ大きい工事なんですけど、2社しか参加業者がなかった。落札率が97.6か。この97.6というものは、低い数字ではない。2社しか参加しなかった原因と、この97.6をどのように思っているかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(内倉長蔵) 近田建設課長。 ○建設課長(近田正二) 土居議員の質問にお答えいたします。  まず、2社しか参加業者がなかったという点でございますが、入札の参加資格としまして、Aランク、Bランク、Cランクとランクがあります。この入札に関しましては、Aランクの業者が対象になっております。また、97.6%、入札でございますが、これは業者の関係であります、努力でありますので、お答えのしようがございません。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) Aランクが町内に何社あるのか。答えようがないって、感じよ、これ。答えようがないのはこれが正当やと思うのか、ちょっと高いと思うのかということを聞きよるので。感じを聞きよるので、感じがないということはないはずなんで。 ○議長(内倉長蔵) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  Aランクについては、今のところ数えてわかるのが6社なんですか、6か7ぐらいやったと思います。正確にはまた調べないとわからないんですけど。  それから97.6については、正直なところ高いと思います。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 6社ある中で、いわゆる御荘地区の2社しか参加してない。業者が話して地区分けしよんのやないかな。 ○議長(内倉長蔵) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  その辺については関知しておりません。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 他に質疑はございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第51号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第51号議案、R元国道整第1号町道平山北線道路改良工事請負契約については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――     ◎日程第30 第52号議案 公用車(あいなんバス)購入契約について ○議長(内倉長蔵) 日程第30、第52号議案、公用車(あいなんバス)購入契約についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) 第52号議案、公用車(あいなんバス)購入契約について、提案理由の説明をいたします。  この公用車(あいなんバス)の購入は、本年度6月補正予算にて計上しております事業でありまして、本年4月1日より運行を開始しております、コミュニティバス中浦・城辺線で使用するための車両を購入するものであります。  車両装備、附属品などにつきましては、2ページの資料のとおりであります。  車両の基本的仕様は、25人乗り、ショートボディ、2WD仕様としております。  本契約は、8月21日に入札執行いたしましたが、その予定価格が700万円を超えるため、議会の議決をいただきたく提案するものであります。  契約の内容は、1の契約の目的は、公用車購入事業(あいなんバス)、2の契約の方法は、指名競争入札による契約、3の契約金額は、808万3,160円、4の契約の相手方は、愛南町蓮乗寺63番地、中谷モータース、代表者、中谷龍生です。  この入札に係る参加業者は、町内の指名願のある業者で、有限会社南郡モータース、有限会社平山自動車、有限会社御荘ダイハツ、中谷モータース、有限会社樫田自動車商会、株式会社オートファクトリー、三原産業株式会社南宇和営業所の7社となっており、落札率は94.4%です。納期については、令和2年3月4日としております。  以上、第52号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いをいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第52号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第52号議案、公用車(あいなんバス)購入契約については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第31 第53号議案 令和元年度愛南町一般会計補正予算(第3号)について ○議長(内倉長蔵) 日程第31、第53号議案、令和元年度愛南町一般会計補正予算(第3号)についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) 第53議案、令和元年度愛南町一般会計補正予算(第3号)について、提案理由の説明をいたしますので、7ページをお開きください。  今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ、2億8,568万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ144億750万7,000円とするものであります。  それでは、歳出から説明しますので、27ページをお開きください。  2款総務費は、交通安全対策費において、ガードパイプ等の設置のため、交通安全対策工事費497万円の追加、防災対策費において、緊急避難路整備工事費350万円及び僧都川の洪水ハザードマップ作成業務委託料398万円のそれぞれ追加、地域活性化対策費において、敦盛集会所トイレ改修工事費等の320万7,000円及び地区集会所備品整備事業補助金500万円の追加等であります。  31ページに飛んで、3款民生費は、介護保険事業費において、低所得者の保険料軽減強化による軽減対象段階を第1段階から第3段階まで拡大するため、介護保険特別会計へ繰出金2,842万7,000円の追加、保育所費において、御荘保育所外部木部塗装改修工事費894万3,000円の追加等であります。  33ページ、4款衛生費は、じんかい処理費において、し尿処理施設解体工事に伴う設計委託料567万9,000円の追加等であります。  6款農林水産業費は、農業振興費において、鳥獣被害防止総合対策事業費補助金672万1,000円及び認定農業者経営発展支援事業費補助金295万4,000円のそれぞれ追加、農地費において、農道測量設計委託料507万1,000円を初め、町単独事業として実施する農道維持補修事業費1,612万1,000円、35ページ、町内11カ所のため池の浸水想定区域図作成のための業務委託料399万3,000円を初め、町単独事業として実施する水路維持補修事業費1,613万円及び農地等工事材料費支給事業費308万円のそれぞれ追加、37ページ、漁港管理費において、漁港施設維持管理事業費2,251万4,000円の追加等であります。  8款土木費は、土木総務費において、四国横断自動車道宿毛-内海間についての防災機能や地域交流機能をあわせ持った休憩施設の概略パース図を作成するための業務委託料135万円の追加、39ページ、道路維持費において、町道篠山小岩道線ののり面崩落対策のための地質調査委託料200万円を初め、町単独事業で実施する道路維持整備事業費6,530万7,000円の追加、道路新設改良費において、町道貝塚長洲線ほか3件の道路改良工事に伴う土地購入費653万8,000円の追加、河川維持費において、町内一円の河川維持補修工事費3,055万円の追加、41ページ、9款消防費は、常備消防費において、地域防災専門官配置に伴う賃金270万円の追加であります。  47ページに飛んで、11款災害復旧費は、昨年被災した農地等の復旧のため、単独事業として実施する、農業用施設災害復旧工事費1,126万4,000円の追加、林業施設災害復旧費において、国庫補助事業として実施する、林道シュウシャブ線災害復旧工事費174万3,000円の追加、河川災害復旧費において、国庫補助事業として実施する名元川河川災害復旧工事費300万円の追加であります。  49ページ、13款諸支出金は、基金費において、森林環境譲与税基金積立金1,131万1,000円の追加であります。  次に、歳入について説明いたしますので、19ページをお開きください。  2款地方譲与税は、森林環境譲与税1,131万1,000円の追加、14款民生費国庫負担金において、介護保険料軽減措置事業費負担金1,306万2,000円の追加、21ページ、災害復旧費国庫負担金において、河川災害復旧事業費負担金199万7,000円の追加、総務費国庫補助金において、洪水ハザードマップ作成事業費補助金162万5,000円の追加等であります。  15款県支出金は、民生費県負担金において、介護保険料軽減措置事業費負担金653万1,000円の追加、農林水産業費県補助金は、農村整備事業費補助金において、ため池浸水想定区域図作成事業費補助金300万円の追加、認定農業者経営発展支援事業費補助金166万2,000円の追加等、23ページ、18款繰入金は、町単独の地区集会所備品整備事業補助金の財源として繰り入れる、地域活性化基金繰入金500万円の追加であります。  19款繰越金は、前年度繰越金2億1,006万3,000円の追加であります。  25ページ、20款諸収入は、給食事業収入において、保育所給食費保護者負担金478万円、過年度収入において、後期高齢者医療療養給付費市町負担金過年度精算金2,876万2,000円の追加であります。  町債は、過疎対策事業債ほかで、780万円の減額であります。  以上、第53号議案の提案説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  お諮りします。  第53号議案、令和元年度愛南町一般会計補正予算(第3号)について、提案理由の説明が終わったところですが、本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて延会することに決定しました。  なお、明日7日から12日までの休会中、決算審査の議員全員協議会を9日午前10時から議場で開催することになっております。また、11日午前10時から図書館等建設検討特別委員会を開催することになっております。9月13日最終日は、午前10時より会議を開きます。  本日はこれで延会します。
                  午後 5時30分 延会 上記のとおり会議の次第を記載して、その相違ないこと証するため署名する。        議     長  内 倉 長 蔵        会議録署名議員  土 居 尚 行        会議録署名議員  西 口   孝...