令和4年11
月定例会 令和4年11月18日(金曜日) 午前10時0分
開会 ─────────────────── 出 席 議 員(35名) 2番 坂 本 康 郎 (
公明党宮崎県議団) 3番 来 住 一 人 (
日本共産党宮崎県議会議員団) 4番 山 内 佳菜子 (
県民連合宮崎) 5番 武 田 浩 一 (
宮崎県議会自由民主党) 6番 山 下 寿 ( 同 ) 7番 窪 薗 辰 也 ( 同 ) 8番 佐 藤 雅 洋 ( 同 ) 9番 安 田 厚 生 ( 同 ) 10番 日 髙 利 夫 ( 同 ) 11番 川 添 博 ( 同 ) 13番 中 野 一 則 ( 同 ) 14番 図 師 博 規 (無所属の会 チームひむか) 15番 有 岡 浩 一 (郷中の会) 16番 重 松 幸次郎 (
公明党宮崎県議団) 17番 前屋敷 恵 美 (
日本共産党宮崎県議会議員団) 18番 岩 切 達 哉 (
県民連合宮崎) 19番 井 本 英 雄 (
宮崎県議会自由民主党) 20番 徳 重 忠 夫 ( 同 ) 21番 外 山 衛 ( 同 ) 22番 山 下 博 三 ( 同 ) 23番 濵 砂 守 ( 同 ) 24番 西 村 賢 ( 同 ) 25番 右 松 隆 央 ( 同 ) 26番 日 高 博 之 ( 同 ) 27番 井 上
紀代子 (
県民の声) 28番 河 野 哲 也 (
公明党宮崎県議団) 29番 田 口 雄 二 (
県民連合宮崎) 30番 満 行 潤 一 ( 同 ) 31番 太 田 清 海 ( 同 ) 33番 日 髙 陽 一 (
宮崎県議会自由民主党) 34番 横 田 照 夫 ( 同 ) 35番 野 﨑 幸 士 ( 同 ) 36番 星 原 透 ( 同 ) 37番 蓬 原 正 三 ( 同 ) 38番 丸 山 裕次郎 ( 同 ) 欠 席 議 員(2名) 32番 坂 口 博 美 (
宮崎県議会自由民主党)
公務出張 39番 二 見 康 之 ( 同 ) ───────────────────
地方自治法第121条による
出席者 知 事 河 野 俊 嗣 副 知 事 日 隈 俊 郎 副 知 事 永 山 寛 理
総合政策 部長 松 浦 直 康 政 策
調整監 吉 村 達 也 総 務
部次長 小 牧 直 裕
危機管理統括監 横 山 直 樹
福祉保健 部長 重黒木 清
環境森林 部長 河 野 譲 二
商工観光労働部長 横 山 浩 文
農政水産 部長 久 保 昌 広
県土整備 部長 西 田 員 敏 会 計
管理者 矢 野 慶 子 企 業 局 長 井 手 義 哉 病 院 局 長 吉 村 久 人 財 政 課 長 高 妻 克 明 教 育 長 黒 木
淳一郎 公 安
委員長 島 津 久 友 警 察
本部長 山 本 将 之
代表監査 委員 緒 方 文 彦 人 事
委員長 佐 藤 健 司 ────────────────────
事務局職員出席者 事 務 局 長
渡久山 武 志 事 務
局次長 坂 元 修 一 議 事 課 長 鬼 川 真 治
政策調査 課長 伊 豆 雅 広
議事課長 補佐 関 谷 幸 二
議事担当 主幹 佐 藤 亮 子 議 事
課主査 川 野 有里子 議 事
課主査 内 田 祥 太
議事課主任主事 山 本 聡────────────────────
△
開会
○
議長(
中野一則) これより
令和4年11
月定例会を
開会いたします。 本日の
会議を開きます。────────────────────
△
会議録署名議員指名
○
議長(
中野一則)
会議録署名議員に、
山下寿議員、
井上紀代子議員を指名いたします。────────────────────
△
議会運営委員長審査結果
報告
○
議長(
中野一則) まず、
会期の
決定について議題といたします。 本
定例会の
会期日程に係る
議会運営委員長の
審査結果
報告を求めます。
議会運営委員会、
濵砂守委員長。
◆(
濵砂守議員) 〔
登壇〕 御
報告いたします。 去る11月11日の
議会運営委員会において、本日招集されました
令和4年11
月定例会の
会期日程等について協議いたしました。 本
定例会に提案されます
知事提出議案は合計23件、その内訳は、
補正予算2件、
条例7件、
予算・
条例以外13件、
報告承認1件であります。このほか1件の
報告がございます。 また、国の
総合経済対策に係る
補正予算や
職員の
給与改定等に係る
議案が
追加提案される予定となっております。 これらの
提出議案の
内容等を踏まえ、当
委員会において
審査した結果、
会期は本日から12月7日までの20日間とすることに
決定いたしました。 なお、
会議日程は、お
手元に
配付されております
日程表のとおりであります。 本
定例会は、11月24日から5日間の
日程で
一般質問を行います。
一般質問終了後、
人事案件を採決し、その他の
議案・
請願について、
所管常任委員会への付託を行います。 12月1日から2日間の
日程で各
常任委員会を開催し、7日の本
会議で、付託された
議案・
請願の
審査結果
報告及び採決を行います。 なお、
議員から提出される
議案の
取扱い及び
特別委員会については、
日程表に記載のとおりであります。
議員各位におかれましては、円滑な
議会運営に特段の御
協力をいただきますようお願いいたします。 以上で当
委員会の
報告を終わります。〔降壇〕
○
議長(
中野一則)
議会運営委員長の
報告は終わりました。 質疑の通告はありません。────────────────────
△
会期決定
○
議長(
中野一則)
会期についてお諮りいたします。 本
定例会の
会期は、ただいまの
議会運営委員長の
報告のとおり、本日から12月7日までの20日間とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
中野一則) 御異議ありませんので、そのように
決定いたしました。 本日からの
日程は、お
手元に
配付の
日程表のとおりであります。〔
巻末参照〕────────────────────
△
議案第1号から第22号まで及び
報告第1
号上程
○
議長(
中野一則) 次に、お
手元に
配付のとおり、
知事から、
議案第1号から第22号まで及び
報告第1号の各
号議案の送付を受けましたので、これらを一括上程いたします。〔
巻末参照〕────────────────────
△
知事提案理由説明
○
議長(
中野一則) ここで、
知事に
提案理由の
説明を求めます。
◎
知事(
河野俊嗣君) 〔
登壇〕 おはようございます。
令和4年11
月県議会定例会の
開会に当たり、ただいま提案いたしました
議案の御
説明に先立ち、2点御
報告を申し上げます。 1点目は、
本県の
新型コロナウイルス感染症対策の
状況についてであります。 この3年間の知見や海外の
感染状況等を考慮すると、これから
年末年始に向けて、
新型コロナ感染の再
拡大に加え、
季節性インフルエンザとの
同時流行が懸念されております。全国的には、既に北日本を中心に
新規感染者数が増加し、第8波が現実のものとなりつつあり、
本県でも10月中旬以降、
感染の
拡大傾向を示しています。 現在、
本県では、県独自の
医療警報を発令しているところであり、
県内の景気も持ち直している中で、
社会経済活動の
回復の
歩みをより確かなものとしつつ、引き続き、
感染の再
拡大や
医療の逼迫を防いでいくため、
県民の
皆様に対し基本的な
感染防止対策の徹底を呼びかけながら、必要な
医療提供体制の確保に努めてまいります。 また、
ワクチンについては、9月下旬から
オミクロン株対応ワクチンの
接種が開始され、従来の
ワクチンを上回る
重症化予防効果と、
オミクロン株に対する
発症予防及び
感染予防の
効果が期待されております。県におきましては、
年末年始の再
流行を見据え、10月から実施している
集団接種を12月まで延長し、
ワクチン接種を一層加速化させるなど、今後とも
感染拡大防止に万全を期してまいります。 2点目は、
高速道路の
整備についてであります。 去る10月29日に、日南市及び串間市におきまして、
東九州自動車道油津・
夏井道路の
着工式を、
中野議長はじめ
関係議員の
方々にも御
出席をいただき開催いたしました。 この
道路は、
南海トラフ地震等の
津波浸水域を回避し、
災害時の
救援活動や、その後の
復旧・
復興を支えることはもとより、
木材輸送などの
産業活動を
支援し、
県南地域の
観光振興に寄与する安全で円滑な
高速ネットワークを形成する路線として、大きな期待が寄せられています。 これまで、
着工に向け力強い御
支援をいただきました
県議会の
皆様をはじめ、御尽力いただきました
国土交通省や
関係者の
皆様に、心から
感謝を申し上げます。 今後とも、
県内高速道路の一日も早い
全線開通を目指し、私が先頭に立って
全力で取り組んでまいります。 それでは、
議案の
概要について御
説明いたします。 初めに、
補正予算案についてであります。
補正額は、
一般会計が13億8,053万円であります。この結果、
一般会計の
予算規模は7,244億7,795万3,000円となります。 今回の
補正予算による
一般会計の
歳入財源は、
使用料及び
手数料940万9,000円、
国庫支出金2億2,030万1,000円、繰入金10億6,647万6,000円、諸収入644万4,000円、
県債7,790万円であります。 以下、今回の
一般会計補正予算案に計上しています
事業の
概要について、御
説明申し上げます。 まず、
国庫補助決定に伴う
補助公共・
交付金事業として、都城市高崎町における水路の
復旧や、高千穂町等の
山間地域の林業や生活を支える
林道整備を行うものであります。 次に、「わくわくひなた
暮らし実現応援事業」は、
本県への
移住を促進するため、
市町村が実施する
移住支援金の
支給件数増に
対応し、増額するものであります。 次に、「
臨床調査個人票等電子化推進事業」は、
難病指定手続の
オンライン化を推進するため、
医療機関が実施する
業務システムの
改修等を
支援するものであります。 次に、「
屋外型トレーニングセンター開設準備事業」は、
屋外型トレーニングセンターの
供用開始に向けて、
施設利用に必要な資機材の購入や
資材等の
高騰に伴う費用などを措置するものであります。
最後に、主な
債務負担行為の
追加についてであります。「
県有スポーツ施設整備事業」につきましては、建設中の
陸上競技場及び体育館に係る
工事費増額分について、
債務負担を
追加するものであります。 なお、国において、
物価高騰等への
対応を柱とする
総合経済対策を盛り込んだ
補正予算案が閣
議決定され、現在、
臨時国会において
審議が行われる見込みであります。
本県としましても、国と一体となって、
地域経済の
再生とさらなる
県土の
強靱化に向けて、適時適切に
対応してまいります。 それでは次に、
予算以外の
議案について御
説明いたします。
議案第3号「
宮崎県
税条例の一部を
改正する
条例」は、
地方税法の
改正により、登記の申請をした場合には、不動産の取得に関する申告または
報告が不要となること等に伴い、
関係規定の
改正を行うものであります。
議案第4号「
職員の
退職手当に関する
条例等の一部を
改正する
条例」は、
地方公務員法の
改正等により、
職員の
定年を引き上げることに伴い、60歳を超える
職員の
退職手当の
取扱い等の
改正を行うものであります。
議案第5号「
宮崎県
個人情報の
保護に関する
法律施行条例」は、
個人情報の
保護に関する
法律の
改正に伴い、関係する
手数料等について必要な事項を
整備するため、
条例の全部
改正を行うものであります。
議案第6号「
宮崎県
情報公開条例の一部を
改正する
条例」は、公文書の
開示請求権において、権利を濫用してはならない旨の
規定の
追加等を行うものであります。
議案第7号から第9号につきましては、
地方公務員法の
改正に伴い、
職員の
定年を段階的に65歳に引き上げる等、
関係規定の
改正を行うものであります。
議案第10号から第12号につきましては、
社会資本整備総合交付金事業等の
工事請負契約の締結及び
変更について、
議会の
議決に付すべき
契約に関する
条例の
規定により、
議会の
議決に付するものであります。
議案第13号につきましては、
県立宮崎病院で発生した
医療上の事故に係る
損害賠償額を定めることについて、
宮崎県立病院事業の
設置等に関する
条例の
規定により、
議会の
議決に付するものであります。
議案第14号から第16号につきましては、
宮崎県
屋外型トレーニングセンター等の公の
施設に係る
指定管理者を指定することについて、
地方自治法の
規定により、
議会の
議決に付するものであります。
議案第17号につきましては、
令和5年度の
全国自治宝くじ及び
西日本宝くじの
本県発売金額を定めることについて、
当せん金付証票法の
規定により、
議会の
議決に付するものであります。
議案第18号につきましては、
県立看護大学の第2期
中期目標について、
地方独立行政法人法の
規定により、
議会の
議決に付するものであります。
議案第19号につきましては、
宮崎県
道路公社が行う一
ツ葉有料道路の
事業内容の一部
変更に係る
同意について、
道路整備特別措置法の
規定により、
議会の
議決に付するものであります。
議案第20号は、
教育委員会委員、
木村志保氏が
令和4年12月23日をもって
任期満了となりますので、その
後任委員として、同じく
木村志保氏を任命いたしたく、
地方教育行政の組織及び
運営に関する
法律の
規定により、
議会の
同意を求めるものであります。
議案第21号から第22号につきましては、
収用委員会委員、
大迫敏輝氏及び
岩本愛氏が
令和4年12月28日をもって
任期満了となりますので、その
後任委員として、同じく
大迫敏輝氏及び
岩本愛氏をそれぞれ任命いたしたく、
土地収用法の
規定により、
議会の
同意を求めるものであります。 以上、今回提案いたしました
議案の
概要について御
説明しました。よろしく御
審議のほどお願いいたします。
最後に、本
議会は私の
任期中、
最後の
県議会定例会でありますので、
県政に対する私の所信の一端を申し上げ、
議員及び
県民の
皆様の御
理解を賜りたいと存じます。 私は、
知事就任以来、3期12年にわたり、「
対話と
協働」「
現場主義」の
基本姿勢の下、国や
市町村、
関係機関等との連携を深め、
県勢発展に邁進してまいりました。
任期の1期目は「
口蹄疫等からの
再生・
復興」を掲げ、2期目では「
復興から新たな
成長へ」を、3期目では「安心と希望あふれる
未来へ」を、それぞれ
県政運営のテーマとして掲げ、その時々の
状況に応じた
県政運営に
全力で取り組んでまいりました。
口蹄疫や
新燃岳噴火、
東日本大震災など相次ぐ
災害からの
復興、さらには
人口減少対策や
県勢発展の
土台づくりなど、困難な
課題にも
真正面から向き合い、
県民の
皆様と苦しみや喜びを共有しながら、ひたすら
宮崎県の
発展のため取り組む日々でありました。 その結果、
東九州自動車道等の
インフラ整備や、
フードビジネス振興、
企業誘致など、将来の
発展の礎となる様々な
成果を上げることができ、各種の指標が
右肩上がりの
成長軌道を示すなど、
県政は着実に力強く前に進んでいるものと考えております。 その中でも、
口蹄疫終息後の平成24年、長崎での
全国和牛能力共進会で再び
日本一を獲得したときの感激は格別のものがあり、多くの方と共に歓喜の涙を流した、私にとって忘れ難い瞬間でありました。これでしっかりと
復興の
歩みを進めることができると、確かな手応えと自信を手にしたところであります。そして、今年の
鹿児島大会、かつてどの県も達成したことのない4
大会連続で
日本一に輝き、
宮崎牛が「おいしさ
日本一」のお
墨つきを得たことは、
口蹄疫からの
再生・
復興を掲げてスタートした12年の
歩みを象徴する
成果であり、将来に向けた希望の光が差したものと受け止めております。 一方、この3年間は、
新型コロナの世界的大
流行(
パンデミック)に、日々向き合ってまいりました。
新型コロナという
感染症の
特性ゆえに、
県民の命と健康を守るための取組と
県内経済の
回復という、2つの相反する命題のはざまで悩み、考え抜き、決断する毎日でありました。その際にも、立場の異なる様々な
方々との
対話の中から、その都度、解決の糸口を一つ一つ見いだしてまいりました。
本県は、これまでも
危機に瀕したときに、
市町村、
関係団体、
県民の
皆様が心を一つに立ち向かってきた、しなやかな強さを備えた県だということを改めて実感しております。 この100年に一度と言われる
コロナ禍、そして
原油価格・
物価高騰等から、
県民の
暮らしや
経済を取り戻して
宮崎再生を図り、
ふるさと宮崎の希望ある明るい
未来を切り開いていく。このことが、私が果たすべき最大の使命であり、3期12年にわたり、
県民の
皆様との絆を大切にしながら着実に実績を積み重ねてきた私だからこそ実現できるものと考えております。 これまで
県議会をはじめ、
県民の
皆様からいただきました温かい御
理解と御
協力に、改めて心から
感謝を申し上げます。これからも困難な
課題に
真正面から向き合い、さらなる
本県の飛躍に向けて全身全霊を傾け取り組んでまいる所存でありますので、なお一層の御
支援を賜りますようお願い申し上げます。以上であります。(拍手)〔降壇〕
○
議長(
中野一則)
知事の
説明は終わりました。 明日からの
日程をお知らせいたします。 明日19日から23日までは、
議案調査等のため本
会議を休会いたします。 次の本
会議は、24日午前10時から、
一般質問であります。 本日はこれで
散会いたします。 午前10時17分
散会...